伊那佐山にハイキング!キリシタン大名の城跡と神武東征伝説の里山!

登山・トレッキング
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2018年7月下旬に伊那佐山へハイキングに訪れました!

この日は午前中の予定が突然ぽっかり空いたので、半日で登って帰ることができる山がないかな~と自宅で考えていました。山深い場所はそもそも移動に時間がかかり半日では帰ってくることができないし、登ったことのある山に行っても新鮮味がないしな~とか思いながら、ガイドブックと登山地図を並べて悩んでいました。

何冊かのガイドブックを見比べていると、そのうちの一冊に伊那佐山が紹介されていました。読んでみると、歴史が深い里山として紹介されていて、しかも比較的短時間で歩けそうだったので今回の山旅を計画しました!

伊那佐山は奈良県宇陀市にある標高637mの里山です。

山中には戦国時代のキリシタン大名であった高山右近の居城の城跡「沢城址」があり、神武東征伝説の中にも伊那佐山の名前が登場するなど歴史情緒あふれる山です。

近鉄榛原駅からも今回の山行とは逆ルートになりますが徒歩で登山口に向かうことができるため、初心者向きのハイキングコースとしても人気があります!

 

伊那佐山へのハイキングコースと想定タイム!

伊那佐山ハイキングコース!

伊那佐山は沢城址から北に伊那佐山山頂、井足岳へとピークが連なっています。

伊那佐山へは伊那佐文化センター近くにある竹橋から、山頂にある都賀那岐神社への参詣道を通って登るのが最も整備されていて歩きやすいコースになります!

でも今回は「沢城址」へも立ち寄りたいので、竹橋の少し先から「ダリオとジョストの道」を通って沢城跡へ登り、そこから北へ進んで伊那佐山山頂に向かいます。山頂からは更に北へと進み井足岳に縦走して榛原へ向かうコースを歩きました。

  • 伊那佐文化センター~沢城址~伊那佐山~井足岳~榛原

榛原町に降りてからは、今回駐車場を利用させてもらった伊那佐文化センターまで徒歩で歩いて戻ります。

※「ダリオとジョストの道」の「ジョスト」とは正義という意味で、高山右近が12歳の頃の洗礼名です。

想定タイム

  • 伊那佐文化センター~沢城址~伊那佐山 1時間30分~2時間
  • 伊那佐山~井足岳~榛原 1時間30分~2時間
  • 榛原~伊那佐文化センター 1時間

伊那佐文化センターから榛原までのハイキングコースとしては約3時間~4時間。そこから駐車場まで戻るのに1時間ほど掛かるとして、全体では4時間~5時間ほどのコース想定して計画しました。

ガイドブックで調べた感じではこれぐらいのコースタイムですが、ブログ主はこの日トレランの装備で、軽くジョギングしながらコースを進んだので実際はこれほど時間はかかりませんでした!

 

アクセス・駐車場

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関をご利用の場合は、近鉄「榛原駅」から奈良交通バスの菟田野行きを利用して比布バス停で下車して登山口へ。

もしくは榛原駅からスタートして、井足岳から南に伊那佐山、沢城跡を巡る今回の逆コースでハイキングを楽しむのもオススメです!その場合は、比布バス停からバスで榛原駅に戻るといいですね。

どちらにしてもバスの便数はあまり多くないので、事前に時刻表を確認してから計画するようにしましょう!

 

駐車場「伊那佐文化センター」

マイカー利用の場合は「伊那佐文化センター」の駐車場利用することができます。

登山口からほど近く、榛原駅からも車で10分ほどの距離にあり、ハイキングに訪れる方には嬉しい立地です。ブログ主は今回榛原駅から歩いて帰りましたが、上記のバスを利用してこの駐車場へ戻るのが一般的です!

 

それではハイキングの様子をご紹介していこうと思います!

 

伊那佐山ハイキング

伊那佐文化センター~沢城跡~伊那佐山

伊那佐文化センターからハイキングスタートです!

伊那佐文化センターは今はもう文化センターとしての運営はされていないようで、体育館の貸出だけのようです。

伊那佐文化センターからはこれから登る伊那佐山の山容が正面に見ることができます。

道路を東に進んでいくと、竹橋があります。

竹橋の歩道橋。ここを渡ると、

伊那佐山への参詣道の標識がありますが、今回は沢城址へ向かいたいのでここではスルーして車道沿いに進んでいきます。

 

しばらく進むと、左手に沢城址への道案内がありますので、ここを左に登っていきます。

「ダリオとジョストの道」もここからスタートのようです。それにしてもダリ”ヨ”なのかダリ”オ”なのかどっちなんですかね^^;?ガイドブックではダイオと表記されている方が多いみたいですが…。

ダリオとジョストの道を沢城趾に向かって歩きます。ここから1.2kmなので伊那佐文化センターからは2kmほどの距離でしょうか。

こちらの分岐は右側に進みます。

しばらく進むと道路脇に山道への入口があるのでここから山へ入っていきます。

登り始めは少し荒れている印象ですが、すぐに歩きやすい登山道になります。

お稲荷さんかな?山の神様を祀っている祠がありました。

植林の道を沢沿いに歩きます。この日は曇っていてけっこう蒸し暑く、ジトジトと汗が滲んできました(´・ω・`)

しばらくすると池畔に出てきました。ここからは少し急坂が続きます。

登り終えると、分岐のある峠があります。左へ進むと伊那佐山方面への縦走路が続いていきます。真っ直ぐ進むと沢城址があるので立ち寄ってから、ここへ戻ってきます。

沢城址までは歩いて数分。

沢城址に到着です!伊那佐文化センターからは30分ほどで到着しました。今回はトレラン装備で荷物も身軽にして、半分ジョギングしながら登ってきたので思っていた以上に早く到着しました。

ここは本丸ではなく「出の丸跡」という場所のようですね。

城の建物があったであろう場所は今や植林が立ち並ぶだけで、広く台地になっている以外は特に形跡はありませんでした。でも、こんな山の中に城が建っていたんだと思うと感慨深いものがありますね。

再び、分岐のある峠へ。今度はここを登り側に進み伊那佐山を目指します。

少し登ると、また分岐があり、標識がない正面の踏み跡を進むと伊那佐山へとハイキングコースが続いていきます。

うっすらマジックで伊那佐山への案内が書かれているので、見落とさないように注意!ここからは伊那佐山、井足岳へと稜線の縦走路になります。

伊那佐山方面へ入ると、ササに覆われた登山道になります。

蜘蛛の巣が顔に引っかかる(;´Д`)あまり人が歩いていないのかな~?

と思いましたが、ササに覆われた箇所はほんの少しで、すぐに木の階段が整備された歩きやすいコースになりました。

植林の中を進みます。所々にブナなどの自然林も増えてきて、少し歩くのが楽しくなってきました♪

道が交差している箇所に到着しました。ここは正面の登りに進みます。

写真で見た感じは迷わず正面に進むのがわかると思いますが、右側に続く道が山仕事で使う道なのか、よく踏まれているので迷い込まないように注意が必要です!ブログ主はここで地図を開いて道を確認してから進みました。

しばらくはきつい登りが続きます。道を境に植林と自然林が分かれていておもしろい(*^^*)

植林と自然林の位置が反転!

登り終えると岩場の展望台があります!

岩のテラスから先程立ち寄った沢城址方面が伺えます。

正面には麓の集落が見えました。天気が良ければ音羽三山、多武峰方面が見渡せるようですがこの日はあいにくの曇り空(´・ω・`)ぼんやりと山の形が見える程度でした。

この展望台は天狗岩というみたいですね。ガイドブックなどには名前が載っていなかったので、確認できてよかった♪

ここからは登山道の景色も変わり、すっかり自然林に囲まれるなだらかな道になりました。

少し進むと、竹橋から続く参詣道と合流です!ここから山頂まではあと少し!

参詣道と合流してからは広々とした歩きやすいハイキングコースに。

少しですが雲の合間から日差しが入り込んで山道を照らし始めました。天気予報ではこれから快方に向かうようだったので、いいお天気になればいいな~♪

少し晴れてきたので気分良く足を進めていると、木々に囲まれた伊那佐山が見えてきました!

伊那佐山山頂に到着!山頂の都賀那岐神社の境内は広々としていました。沢城址からここまではおよそ30分。伊那佐文化センターからここまでは1時間ほどで到着です!

絵馬が掛けられている都賀那岐神社。立て看板には伊那佐山の標高なども書かれていますが、消えかかっていて読みづらい。

神武東征伝説の一説が書かれている石碑。伊那佐山の名前も登場するので、この山の歴史の深さが伺えます。

あっ!木の枝に伊那佐山山頂の看板が掛けられていました!標高は637mなので生駒山と同じぐらいの高さがあるんですね・ω・

麓からの標高差があまりないのでそれほど高さは感じませんでした。

伊那佐山には展望が開けているところに付近の景観が確認できるプレートがあります。

伊那佐山からの展望。音羽三山がうっすら。天気が良ければな~(´;ω;`)

ここまでの行程はスムーズに歩くことができるハイキングコースでした。沢城址から伊那佐山までは基本的に稜線伝いの一本道ですが、途中に数箇所ガイドブックや地図などに載っていない山仕事用の作業道が脇に伸びているので、迷い込まないように注意が必要な印象でした!

 

伊那佐山~井足岳~榛原駅周辺~伊那佐山文化センター

しばらく山頂で休憩したあと、井足岳へ縦走します。井足岳へのハイキングコースは都賀那岐神社の脇にあります。

ここが入り口です。ここからは少し急な下りが続きます。

井足岳への道標。消えないように板を彫ってありました!

しばらくは植林の中を縫うようにくねくねと降っていきます。

下り切ると林道と合流。榛原方面へ進みます。

林道を少し歩くと、脇に山道がありますので、そこから再度ハイキングコースへ。

林道脇の入り口付近は細い道で少し崩れかけているので注意。まぁ足を滑らせてしまっても2mも無いので大きな怪我には繋がらないと思います!

林道からハイキングコースに戻ると、稜線伝いの尾根道が続きます。このあたりは道幅が少し狭め。

しばらくは細い道を登ったり、

降ったりを繰り返します。

井足岳へ近づいてくるに連れ、次第になだらかな歩きやすい道になってきます。

所々、脇道が現れますが、しっかりと道標や木にテープが貼られているので、道迷いの心配はなさそうです。

イノシシよけかな?ここら一帯には網が張られていました。

細いハイキングコースから抜けてくると、一気に道幅が広がります。

しばらくは平坦な道ですが、井足岳の手前のピークの真下あたりからかなり急な登りが始まりまりました(;´Д`)ハイキングコース内ではおそらくここが一番しんどい登りだと思います。

一気に急坂を登りきり、手前のピークに到着すると、ここから井足岳へはきれいなブナ林をラクラク進むことができます。

ブナ林の中に少しだけ道が広がった場所があります。ここが井足岳の山頂。

井足岳の三角点?がありました。標高は550mなので伊那佐山山頂からはあまり高低差はないようですね。なだらかに降ってきたような印象です。でも最後の登りはきつかった(;´Д`)

静かな所やねぇ!たしかにそうやねぇ(*´ω`*)

展望はありませんが辺り一帯をブナなどの自然林が囲んでいるきれいな場所で風が木々を揺らす音とかすかな蝉の鳴き声以外はなく、がやがやした喧騒は聞こえませんでした♪

伊那佐山山頂から井足岳までは平坦な場所では少し走っていたので30分かからないぐらいで到着しました。歩くとすると40~50分ほどでしょうか。

しばらく静かな井足岳でのどかに過ごしたあと、榛原方面に向かって降ります。

しばらく降ると枯れた小川を渡って、正面のピークを東側に進み、谷沿いへと降ります。

このあたりから天気が良くなってきたのか木漏れ日が谷沿いを照らし始めました!

でもね。晴れるんならね。もっとね。早い時間にね。晴れてちょうだいよ(´;ω;`)どうして終盤に晴れるのさ!!

ここから登り側と降り側でコースが分かれていました。付近にテープも標識もなかったので地図を確認。ここからは谷沿いに出ていくみたいなので、降り側に進んでみました。

降り側に進むと、なだらかな沢沿いのコースです。

足元にシダが生い茂る小道を進んでいきます。

しばらく進むと木の橋がありました。渡った先にテープが続いているので、先程の分岐は登り側のコースが正規ルートのようです。でも降り側のコースも歩きやすい道があって、踏み跡もしっかりしていたのでどちら側でもいいみたいですね。

榛原駅方面へ進みます。

谷には巨大な岩がありました。苔が覆う迫力のある岩でした(*´ω`*)苔って良いよね♪

すこし腐りかかっている橋を通って、小川を渡ります。

沢の水も透き通っていてきれいでした!確か榛原から曽爾に向かう道中に給水所があった覚えがあるのでこのあたりの水はおいしい水なのかもですね!

沢を抜けてハイキングコース入口へ。植林がびっちりまっすぐ立ち並ぶ中を進みます。

倒木がある箇所にテープと榛原への標識があるのでそちらへ向かいます。

すると山道を抜けて集落の庭?に出てくることができました!

ハイキングコースの標識などは無く、もし榛原駅からハイキングする場合はちょっと分かりづらいかも。

のどかな山村の集落を眺めながら榛原へ。

集落から降りてきてもハイキングコースへの道標がありません。これは初めての方はわからないんじゃないかな?逆コースを歩く場合は事前にしっかりと確認してから訪れるようにしましょう!

榛原町と曽爾村を繋ぐ、伊勢本街道の車道に合流。榛原駅方面はここを左に。

スタートからここまでは2時間と少し。ゆっくり歩いてハイキングするなら3時間~3時間30分ほどのコースだと思います。

ここから榛原駅までは徒歩で15分~20分ほど。

ここをまっすぐ10分ほど歩けば榛原駅です。でも今回は伊那佐山文化センターまで歩いて帰るのでここは橋の手前は左に曲がり。宇陀川沿いに歩いていきます。

左に曲がると、「墨坂神社」の鳥居があります。鳥居をくぐって伊那佐文化センター方面へ。

今回は立ち寄っていませんが、大きな神社のようですね。立ち寄っておけばよかったとちょっと後悔…。

ここからしばらくは宇陀川沿いに進んで、そこから宇陀川の支流の芳野川沿いに道を進みます。

 

途中大きな公園がありました。

榛原フレンドパークという公園みたいですね。

公園沿いを歩いていると、前を歩いていたおばあちゃんが突然、道路の縁石に座り込みました。ブログ主は熱中症ではと、おばあちゃんに声をかけましたが、ただ休憩されているだけのようで安心しました(^_^;)

というのもこの日は30℃をゆうに超える真夏日で、ブログ主の近隣の方も先日熱中症になり救急車で病院に行ったばかりだったので、びっくりしていまいました。

おばあちゃんは笑顔で応えてくださって、顔色も良さそうだったので一安心して、先へ進みました。熱中症は本当に怖いです。

榛原フレンドパーク越しには榛原の街並みと鳥見山。

のどかな川沿いを歩いて帰ります。

この日は風もあまり吹いていないで水面に空がキレイに写っていました(*´ω`*)

どこか懐かしい街並み。

登ってきた伊那佐山。青空も見えてきて、いいお天気になりました!

そして伊那佐文化センターに到着です!

榛原から徒歩では50分ぐらいかかりました。疲れた(;´Д`)さすがに暑すぎて帰りは走らずに歩いて帰りました。

コース全体では3時間ほどで周回してくることができました!途中のなだらかな山道では走って進んだりもしたので、思っていた以上に時間がかかりませんでした。

歩いてゆっくりハイキングを楽しむ方はあと1時間~1時間30分ほどは多めに見積もって計画するほうが良いと思います。というよりも榛原からはバスを使いましょう!笑

 

まとめ

 

今回は急に予定が空いたので短時間で登りたいということもあり、時間短縮のため山中を走って進みましたが、思っていた以上に早くコースを回りきることができたので、もうすこしゆったり歩いても良かったかな~という急ぎ足の山行でした!

キリシタン大名、高山右近の居城「沢城址」や神武天皇東征の伝説の中にその名が登場する「伊那佐山」など、古くから続く歴史の一端を感じられる見どころの多いハイキングコースで、道中も基本的に稜線伝いの歩きやすいコースでした(*´ω`*)

注意点としては、稜線を進んでいると所々に山仕事用の脇道が何箇所かあり迷い込まないように注意が必要な点榛原側からの登り口がわかりにくい点が挙げられます。

ハイキングされる方はマップとコンパスは必ず持っていくようにしましょう!榛原側からの登山口へは標識などがないので事前にしっかりと下調べしてから向かうといいですね!

その他は特に危険な箇所もないので、初心者でも安心して歩くことができるハイキングコースでした!

この日は曇り空で展望を楽しむことはできませんでしたが、それでもたくさんの見所を楽しむことができた楽しい山旅でした♪

こういった地元の人々に親しまれる里山歩きも一味違った面白味がありますね(*^^*)

ではまた~(@^^)/~~~

 

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