山上ヶ岳に登山!清浄大橋→大峯山寺→レンゲ谷で女人禁制の修験道を周回!

登山・トレッキング
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2018年5月上旬に山上ヶ岳に行ってきました

山上ヶ岳は奈良県南部から和歌山県へ続く大峰山脈の山で、標高は1719m

奈良県吉野から和歌山県の熊野本宮大社まで続く修験道「大峯奥駈道」の総本山で、頂上にある大峰山寺の毎年5月3日の戸開けから9月23日の戸閉めまでの間に日本全国から行者、登山者が訪れる名峰です。

大峯奥駆道と大峯山寺は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されています。

また山上ヶ岳には「女人結界門」があり、厳しい修験道として現在でも女性の立ち入りを禁じている全国でもめずらしい「女人禁制」の山としても有名です。

麓には天川村の川沿いの景観が美しい温泉地「洞川温泉」があって、登山と一緒に温泉も楽しむことができ、大峯の山から湧き出る名水「ごろごろ水は名水百選にも選ばれています!

一応、山上ヶ岳は300名山としてカテゴリー分けされていますが、百名山の一つである「大峰山」は山上ヶ岳を含めた周辺の山域を示しているとされています!※300名山の中でも山上ヶ岳は例外的な位置づけ。101つ目に数えられています!

「日本百名山」の著者である深田久弥さんは、天川村洞川から山上ヶ岳へ登り、宿坊で一泊して大峯奥駆道で大普賢岳、大峰山の最高峰である八経ヶ岳へと縦走したとそうです!

本来なら、修験道の本尊「大峯山寺」がある山上ヶ岳が百名山とされそうですが、この辺が微妙なところで、女性が登れないことも関係しているのかもしれないですね!

また山上ヶ岳のお隣の稲村ヶ岳は女性信者の為の修行の場として「女人大峯」と呼ばれることもあります。

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今回は洞川温泉を起点に周回するルートで山上ヶ岳で登ったので紹介したいと思います!

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山上ヶ岳への登山ルート!

山上ヶ岳への代表的なルート!

山上ヶ岳の代表的なルートとしては

  • 大峯奥駈道 
  • 清浄大橋ルート ←洞川からのメインルート
  • レンゲ谷ルート ←レンゲ谷を登る沢沿いのルート!
  • 伯母谷ルート

などがあります。

今回は清浄大橋ルート→レンゲ谷ルートで周回!

今回は清浄大橋から山頂へ登り、降りはレンゲ谷ルートを選択しました!

  • 登り:清浄大橋ルート 清浄大橋~洞辻茶屋~西ノ覗~山上ヶ岳
  • 降り:レンゲ谷ルート 山上ヶ岳~レンゲ辻~レンゲ谷~清浄大橋

登りの清浄大橋からのルートは登山者や行者さんなど利用者が多く、よく整備されているルートで、行場の鎖場や西ノ覗など見どころが多いルートです!

降りのレンゲ谷ルートは急な降りと、危険箇所があるので初心者向きではありません!レンゲ谷を通るときはしっかりとした装備と計画をして歩くようにしましょう!

登山地図などの標準タイムでは、

  • 登り:清浄大橋ルート 2時間30分
  • 降り:レンゲ谷ルート 2時間15分

とされているので、休憩も考慮して全体では5時間30分計画しました!

 

山上ヶ岳へのアクセスと駐車場!

登山口の清浄大橋へのアクセス!

山上ヶ岳の登山口「清浄大橋」へは近鉄「下市口駅」から国道309号線と県道21号線経由で、車でおよそ1時間ほど!

ナビの設定は「洞川温泉」に設定するといいかもです!洞川温泉からは、温泉地のメインストリートを突っ切って、林道を進んでいくと清浄大橋です!

 

駐車場は清浄大橋すぐ「大橋茶屋」の駐車場が便利!

天川村洞川温泉から林道を終点まで進むとある「大橋茶屋」の有料駐車場が便利です!トイレや売店、自動販売機もあって、利用料金は1日1000円

清浄大橋ルートやレンゲ谷ルートはどちらもこの駐車場へ戻るので、周回しやすいです!

その他にも清浄大橋から少し距離はありますが稲村ヶ岳登山口の母公堂の駐車場が利用できます。こちらも有料ですが、利用料金が少し安く、一日500円で利用できます!

 

山上ヶ岳に登山!

 

では駐車場から登山スタートです!駐車場の管理をされている「大橋茶屋」。ここでは軽食も食べることができます。

大橋茶屋すぐに清浄大橋があります。登山口はこの橋を渡ります!

ここから山頂までは5.5km。周回してくるまでは12km程でしょうか。

右側はレンゲ谷登山口への林道です。帰りはここへ帰ってくる予定です!

女人禁制の看板。

橋を渡るとすぐに女人結界門があります!これより先は男性しか入ることが許されていません。まさに修験道って雰囲気です!

美しい杉の林の中を歩いていきます。

ちょっとした広場。ここにもおそらく茶屋があったのかな?

山上ヶ岳ではこのような橋が所々に整備されていて歩きやすい登山道です。

今日はいい天気だぞー♪

まずは一本松茶屋を目指します。

大峯奥駈道まではなだらかな登りなので、テンポよく進むことができます。

この端を渡ってしばらくすると

一本松茶屋が見えました!

中はこんな感じです!

ここから山頂へはおよそ4km!まだまだ先は長いですね。

本当によく整備されてるな~。

ここまで急な坂はまったくなく、距離の割に全然しんどくない。

連なった木の階段。

橋には木で滑り止めまでついているので、安心!

標高1300mまで登ってきました!山頂の標高は1700m程なのであと400m!

この橋を渡ると

お助け水に到着です!大峯奥駈道まではここで半分ぐらい進んだことになります。

石像が行方不明になっているようです。

お助け水を一口いただき、すこし休憩!

天川村周辺は名水百選に選ばれている「ごろごろ水」が名物なだけあっておいしい水です!

山頂まではあと2700m、登山口から山頂までおよそ半分歩いてきたことになります。距離としては半分ですが、ここからは急坂があったり岩場があるので時間はここまでよりもかかると思います!

お助け水をしばらく進むと

左手に小川がある道へ

小川を登り切ると

七曲りというくねくねとした登りになります。ここを登り切ると大峯奥駈道との合流です!

くねくねと曲がっている道を登る

大峯奥駈道が見えてきました!

世界遺産でもある修験道「大峯奥駈道」です!

合流地点の洞辻茶屋!

最盛期は売店で飲み物や軽食の販売もされます。

千と千尋の神隠しなんかに出てきそうな雰囲気の茶屋ですね~(^^)

ここから山頂まではあと2km!

ここからは行場などの見どころが多いので楽しみながら登りましょう♪

洞辻茶屋を抜けて大峯奥駈道を歩きます。

大峯奥駈道は景色のいい自然豊かな修験道!

ここはじゅるみ…じゅるみって何?・ω・?

陀羅助茶屋に到着!

陀羅助茶屋の中。昭和の路地裏を感じるレトロな雰囲気!

こういう雰囲気がブログ主は大好きです♪

陀羅助茶屋のすぐ咲きには松清店という陀羅尼助丸を販売している売店?があります。ここを過ぎると行場に入るので、気を引き締めて先へ進みましょう!

行場への案内板です。行場を進む場合はここを左へ進みます。行場への登山道は下りでは利用することができません!右側の平成新道で下山することになります。

また岩場などに不安のある人は右へ進み迂回することもできるので安心ですね!

行場へは階段を進んでいきます。

めっちゃいい天気!飛行機雲だー。

階段を進むと、油こぼしの岩場。油こぼしって滑りやすいって意味なのかな…?取り付きから岩場の前半は簡単ですが、後半はだんだん勾配が急になるので、高度感があります。ブログ主は高所恐怖症なので結構怖かった…^^;

でも見かけほど登るのは難しくありません!しっかり丁寧に三点支持を保って登りましょう!

最後の岩を登りきると、

階段が整備されています。

すぐ先にはもう一つの岩場、鐘掛岩があります。ここは先程の岩場より難易度が高めです。

今回はスルーして迂回路を進みます!

鐘掛岩は裏側の巻道からのてっぺんに登ることができます!

この階段を登るとてっぺん。

おー!景色が綺麗だー(・∀・)

チキンなブログ主は先っちょまで行くことができませんでした。

鐘掛岩をあとに進むと、先程分岐した下山路と合流。写真の左側は下山路。

右側が登ってきた鐘掛岩のある行場の登山道です。

難所も越えて、ほっとしながら足取り軽く先へ。

宿坊が見えてきました!山頂へはもうすぐです!

登山道から西ノ覗が見えました!すごい絶壁!あそこから行者さんに脚を抱えられながら身を崖に乗り出す、捨身行を体験することができます。

ブログ主は怖いからやりませんでした(´・ω・`)

それにしてもワイルド感な行場ですね。

西ノ覗へはここを右に進むとたどり着けます。

西ノ覗に到着この日は行者さんはいなかった。時間が早かったからかも!

西ノ覗からの展望。遠くに見えるのは金剛山系。

お隣の稲村ヶ岳。いびつなとんがりのピークが大日山でその奥が稲村ヶ岳です。

大日山は特徴的で見分けが付きやすいから家で振り返って写真を見たときに山座同定に助かります(・∀・)!

この稜線が歩いてきた大峯奥駆道です。

ここから山頂はもうすぐです。

山頂へのきつい階段。行者の格好で登られているご老人の方もいました。山上ヶ岳では、挨拶するときはようお参りと挨拶を交わします!

宿坊に到着です!行者さん優先ではありますが登山者も利用することができます。

大きな門をくぐって、

そして大峯山寺へ到着です!

たぶんきちんと身なりと心を整えて参拝しなさいって意味だと思う。

最後の階段を登りきると、

大峰山寺の本堂へ到着です!木造建築の大きな本堂。きちんと安全を祈願してお参りしてきました!

たぶん内部は撮影禁止だと思うので撮影は控えました!

大峯山寺の前の階段を上がると山頂です。

山上ヶ岳山頂に到着です!頂上お花畑は背の低い原っぱで視界が一気にひらけます!

ん~百名山って書いてあるけど山上ヶ岳は三百名山になっている。どっちなんだろう?

登山口からここまでは2時間とすこしで到着できました!見どころが多かったのでその都度寄り道していたけど、歩きやすかったのでいいペースで登ってくることができたんじゃないかな~。

うわ~天気めっちゃいい♪

山頂の湧出岩。

三角点はこの湧出岩の近くにありました!

遠くのひときわ高い山が弥山と八経ヶ岳。

稲村ヶ岳と大日山。ここから稲村ヶ岳へと続く尾根の間に、帰りに通るレンゲ辻があります。

開けた山頂で、シートを敷いてしばらく休憩しました。この日は風も穏やかで過ごしやすかった♪

時間がまだお昼には早かったので、昼食なのか朝食なのか微妙な時間に食事。結局、1時間ぐらい靴を脱いでゆっくりしました(^_^)

レンゲ谷ルートで下山!

しばらくゆっくりしから登山靴を履き直し下山開始です!まずは日本岩は目指します。

日本岩は稲村ヶ岳が真正面に見える好展望。

まぁ山頂からの景色と同じですけどね。右奥に見えるのが観音峰。

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日本岩をあとにレンゲ辻へ降ります。ここからは注意が必要!かなり急な下り坂を降っていきます。

尾根が広くないので高度感があります。

先程立ち寄った日本岩。

割と道が狭い。

所々にこのような鉄の階段が設置されています!

慎重に一歩一歩確かめながら下っていきます!

慎重に降るので神経が削られる…。

修験道の厳しさを感じるな~(´・ω・`)

危険箇所には鎖が整備されています。左側は切れ落ちているので慎重に渡ります。

この大きな岩は脇道で巻いて、

この鎖場を降りると、

女人結界門があるレンゲ辻に到着です!山頂からの距離は短いので20分ほどで下れましたが、けっこう急な道でした!

ここから谷へ降りずにまっすぐ尾根を進むと稲村ヶ岳です!

今回は西側のレンゲ谷へと降って清浄大橋へと戻ります!

さっそくレンゲ谷へ降ります。

バイケイソウが群生する斜面。

美しい森の中を谷に向かってしばらく降っていくと、

自然のベンチになっていました。ここで少し休憩(*´∀`*)♪

新緑が美しい。秋の紅葉の時期はこのへんきれいな赤に染まるんだろうな~。

ここから谷を一気に下ります。

途中何箇所か狭く滑りやすそうな道があります。

鎖が取り付けてありますが慎重に進みましょう。

まさに秘境って感じの景色。

しばらく階段を降りて、

谷底へと降って行く。

谷へ下ると、ここからは沢沿いを進みます。

森の緑がきれいだー。

沢の水の量がだんだん増えてきます。

ぷちケルン。

小さな滝。

きれいな小川です。ここで顔をバシャバシャと洗いリフレッシュ!

ここまで来るともうすぐで下山です。

ちょっと崩れてる橋を渡って、

この階段を降ると、

林道が見えてきました!

レンゲ谷ルートの登山口へ到着!

登山者へのお願いの看板。落石か何かで割れたのかな?

清浄大橋へは林道を歩いて戻ります。

宿坊への荷揚げのためのケーブル。

ケーブルを横目に進むと、

清浄大橋へ到着です!いやー疲れたー!でも心地の良い達成感でした♪

山頂からここまでは2時間弱で降りてくることができました!コース全体では休憩込みで5時間ほどの山旅でした♪

 

まとめ

 

この日は過ごしやすい天候だったのでスムーズに歩くことができ想定していた時間より早く下山することができました。

登りの清浄大橋からのルートは岩場などのスリリングな場所もあり、西の覗きや鐘掛岩など見どころの多いよく整備されたルートで楽しみながら登ることがきます。

下りのレンゲ谷ルートは山頂からレンゲ辻への降りは急坂で神経を使い疲れます。レンゲ谷も何箇所か危険を感じる箇所があったので、初心者向きではなく、散策気分での入山は危険だと感じました。

しっかり計画してから入山するようにしましょう!

帰りに洞川温泉に寄り道♪温泉に入って帰ろっと(*´∀`*)

 

洞川温泉に寄り道♪

洞川温泉センターで入浴♪

帰りに洞川温泉に立ち寄りました♪やっぱり山登りの後は温泉でまったりやわ(*´∀`*)

木の香がする湯船と露天風呂もある温泉で、疲れた体に染み渡るいいお湯でした~♪

洞川温泉センター詳細!

 

住所:〒638-0431 吉野郡天川村洞川13-1

営業時間:11:00〜20:00

定休日:毎週水曜日

料金:大人600円/小人200円

TEL:0747-64-0800

天川村HP:http://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/leisure/hotsprings/

 

この日は天気がよく本当に過ごしやすい一日でいい山旅を過ごすことができました(^o^)

次はどこの山へ登ろうかな♪

ではまた~(^_^)/~

 

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