雲山峰・地蔵山に登山!紀伊駅道→四ツ池道・鉄塔コースで紀伊水道が一望できる展望台へ!

登山・トレッキング

2023年7月中旬、今回は『雲山峰・地蔵山』に登ってきました!

『雲山峰・地蔵山』は和歌山県和歌山市にある山!大阪・和歌山を隔てる『紀泉アルプス(和泉山脈)』内に並んでいる山々となります!

縦走コースが人気の紀泉アルプスですが、稜線上の各山へ通じる登山コースも非常に豊富で、麓のJR路線を利用した単体登山も楽しめる山域となります!

雲山峰・地蔵山の山頂付近には紀伊水道を一望できる展望広場があり、絶景を眺めて登山を楽しめる魅力的な山!

今回はそんな山々へ、JRの「紀伊駅・六十谷駅」をスタート&ゴールに設定した周回ルートで散策してきました!

『雲山峰・地蔵山』
  • 標高:雲山峰(489.9m)・地蔵山(446m)
  • 場所:和歌山県和歌山市(紀泉アルプス)
  • 2万5000分の1図:淡輪・岩出

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『雲山峰・地蔵山』の登山コース!

代表的なルート

『雲山峰・地蔵山』の代表的なルートは、

  • 銀ノ峰コース(紀泉アルプスの縦走路)
  • 紀伊駅道
  • 四ツ池道・鉄塔コース
  • 役行者堂・墓の谷コース
  • 八王子跡道
  • 地蔵林道
  • 鳥取池コース

などのルートがあります!

『紀泉アルプス』は稜線に合流するルートが非常に豊富で無数に枝分かれしているため、上記のルートもその中のほんの一例となります!

紀泉アルプスの縦走路としては『銀ノ峰コース』がメイン!!

『雲山峰・地蔵山』への単体登山の場合は、紀伊駅・六十谷駅を起点とした南側からのコースが豊富で、特に「紀伊駅道」や「四ツ池道・鉄塔コース」などがよく登られている印象があります!

紀泉アルプスの縦走『銀ノ峰コース』はこちら↓

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今回のプラン

今回は麓の駅から『紀伊駅道↑・四ツ池道(鉄塔コース)↓』の周回プランで登ってきました!

紀伊駅をスタート!阪和道の高架をくぐり『紀伊駅道』の登山口へ!登山口から少しの間は薄暗い竹林を登り、以降は、緩やかな尾根を辿って三差路に出合います!

三差路から六角堂を経て、地蔵山・雲山峰に往復します!帰りに展望広場で紀伊水道を眺めながら休憩♪

下山は『四ツ池道(鉄塔コース)』をたどります!各鉄塔からの展望を楽しみながら緩やかに下ると、千手川に出て登山口に到着!あとは川沿いの林道を進み六十谷駅にゴール!!

このプランでの総距離は約12.5km

標準コースタイムは約5時間です!

〈今回のプラン〉

  1. 紀伊駅道↑:紀伊駅(5:33)→登山口(5:50)→三差路(6:37)
  2. 山頂往復:六角堂・展望広場(6:52)→地蔵山(6:58)→雲山峰(7:13)
  3. 四ツ池道・鉄塔↓:三差路(7:50)→登山口(8:45)→六十谷駅(9:05)

山行データ!
  • 天候:晴れ♪
  • 距離:12.8km
  • 活動時間:3:32

登山口の駐車場とアクセス

マイカーの場合の駐車場

マイカーの場合は、

  • 紀伊駅・六十谷駅前のコインパーキング
  • 四ツ池道・鉄塔コース登山口近くの駐車スペース

にそれぞれ駐車場があります!

スタート&ゴール地点の各駅にそれぞれコインパーキングが多数あります!

コインパーキングの相場は『400円~650円』ぐらいでした!

また『四ツ池道・鉄塔コース』の登山口付近の林道に駐車スペースがあります!

道幅が狭い林道なので対向車に注意しましょう!

約10台ほど駐車可能です!

四ツ池道・鉄塔コース登山口

アクセス

〈マイカーの場合〉

  • 京奈和自動車道『岩出根来IC』から約15分
  • 阪和自動車道『和歌山北IC』から約10分

〈公共交通機関の場合〉JR阪和線

  • 和歌山駅→紀伊駅:190円
  • 天王寺駅→紀伊駅:880円
  • 六十谷駅→紀伊駅:170円

雲山峰・地蔵山に登山!

紀伊駅道↑:紀伊駅→登山口→三差路

〈5:33〉それでは紀伊駅からスタートしましょう!

ここ最近はあまりにも気温が高くて、日中に登るには暑すぎるので、熱中症対策で早朝スタートです!

まずは紀伊駅道の登山口に向かいます!

駅前の通りを西へ出て、

すぐ先にあるコインパーキングの脇から、右手の旧道に入ります!

少し進むと、T字路があるので右手に折れて、

踏切をわたります!

そのまま正面へ進んで突き当りで右折!

踏切を過ぎたあたりで東を見ると、紀泉アルプスから紀ノ川を挟んで対岸に並ぶ山々を見渡せます!

写真右手に見える山がおそらく船戸山(御茶屋御殿山)だと思うから、左の台形の山は紀州富士『龍門山』のはず!

その右肩あたりのやや小さめの山が、山腹に四国八十八ヶ所のミニ巡礼路がある『最初ヶ峰(百合山)』だと思います!

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踏切から住宅地を抜けてそのまま道なりに進んでいく!

すると、阪和自動車道の真下をくぐる高架があります!

高架を抜けて、ガードレールに沿ってスロープを登っていく!

そして2つ目の高架をくぐります!

高架の入り口で振り返ると、阪和道の『紀ノ川SA』が見えます!

〈5:50〉2つ目の高架をくぐれば、正面にフェンス!!

ここが『紀伊駅道』の登山口となります!

フェンスから登山道に入ると、竹林ゾーン!!

やや荒れている印象で、早朝だったこともあり薄暗く、少し進むのに躊躇してしまいますが、踏み跡自体はしっかりしているので、そのまま進んでいきましょう!

登山口から竹林を抜けるまではややキツめの急坂!

ですが、急坂区間は短く、

すぐにこのように登山道が落ち着いてきます!

登山口付近以降は目立った急坂はなく、山頂を目指して緩やかに登っていくコースとなります!

しばらく山腹を進んで、折り返すように登っていく!

ここから少しだけ急坂ですが、

〈6:11〉小ピークを過ぎるとまたフラットな登山道となります!

マップを確認してみると、左側の斜面上に、登山道から少し外れて「広西山(276m)」のピークがあるようです!

特に案内などは見当たらなかったので、踏めるかは不明です!

広西山を過ぎると、さらに緩やかになり、道幅も広くなってきました!

途中に盛り土のような道!

なんか熊野古道『長井坂』の段築みたい!

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道中にあった倒木!

コース上に何箇所か倒木はありましたが、どれも通行には問題ないタイプでした!

足の短いブログ主でも、難なく跨げたぜ!

しばらくのんびりと進んでいると、右手から『地蔵林道』が合流!

合流地点のすぐ先に分岐があります!

右手に登って小ピークを越えると、下山路に設定した『四ツ池道』との合流点の三差路があります!

ちなみに左の道はその四ツ池道へのショートカットです!

〈6:37〉分岐から下ってくると三差路に到着!

三差路にはベンチが並んでいました!ここで少し休憩♪

帰りは『四ツ池道(鉄塔コース)』を下るので、ここから地蔵山・雲山峰へピストンします!

山頂へ往復:六角堂・展望広場→地蔵山→雲山峰

それでは山頂を目指して登っていきましょう!

といっても、これまでの道と同じく傾斜は緩め!三差路以降は、さらに道幅も広くなり歩きやすくなります♪

途中に階段のように足元も整備されている箇所あり!

階段っていうより岩盤のようになっている足元が、雨水の通り道になっているから、滑り止めで設置されているようです!

今回のコース上には、ここ以降、丸太の階段道もなく、ずっと一定の傾斜でのんびり登っていけるコースです!

距離はやや長めですが、高低差はそれほどなので体力的には優しいコースだと思います♪

〈6:52〉三差路から10分ほど進むと東屋が見えてきます!

ここが六角堂!!

紀泉アルプス全体のコースマップが設置されています!また展望広場ほどではないですが、少しだけ展望もありました!

六角堂を通り過ぎると、広場に出てきました!!

ここが展望広場!!

今回のプラン上で、一番の展望ポイントです!!

西側がバッチリ開けた展望広場(゚∀゚)!!

後ほどゆっくり休憩するので、チラ見して先に山頂を踏みにいきましょう!

〈6:58〉広場を過ぎると分岐があります!

雲山峰は右へたどりますが、左奥にベンチが見えます!

そのベンチ付近がおそらく地蔵山の山頂!

山頂看板や三角点が見当たらなかったので合ってるかわからなかったけど、GPSアプリではピークを示すマークがありました!

地蔵山のベンチからも紀伊水道が一望できます♪

展望広場の方が景色がいいけど、こっちは木陰があって涼しい(*´ω`*)

では、雲山峰へ向かいましょう!地蔵山からは40mほどしか高低差がないので、ほぼほぼフラットな道です!

地蔵山から5分ほど進むと分岐があります!

ここで北側の鳥取池からの登山道が合流!

ちなみに地蔵山からは紀泉アルプスのメインの縦走路『銀ノ峰コース』と合流しています!

分岐からのんびりと登っていけば、

〈7:13〉祠がある雲山峰の山頂に到着です!!

山頂の祠には『第3経塚 雲山峰 譬喩品』という案内柱が立っていました!

三等三角点の雲山峰!!

山頂付近はこのように木々に囲まれていて展望はありません!

三角点にタッチだけして展望広場に戻りました!

〈7:27〉ということで展望広場に戻ってきました!

休憩しつつ景色を眺めていきましょう!!

実は以前、紀泉アルプスを縦走した際に、なぜか展望広場に立ち寄るのをど忘れしちゃったんですよね~^^;

今回の山行は、ピークを踏むよりも、ここに立ち寄るのがメインだったりする!

真正面には紀伊水道が一望できます!!!

紀ノ川の河口と和歌山港!!!

素晴らしい展望ですね(゚∀゚)!!早朝だったこともあり、空気が澄んでいて遠くまでクッキリ!!!

和歌山港の少し南には章魚頭姿山!!!

名勝地『和歌浦』の中心をなす山ですね!!

山頂から片男波海水浴場も一望できるすっごく景色の良い山!桜の名所としても人気の山です!

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そこからさらに南を見れば、海南市周辺を一望できます!

左手前の山塊が『大谷山』だと思うから、その右にある形の整った山が西国三十三所の「紀三井寺」で有名な『名草山』です!

海側に見切れているのがマリーナシティですね!

その奥に連なる山並みが『鏡石山・熊尾寺山』などがある藤白山脈!山脈の右端の峠が熊野古道の名スポット『藤白坂』です!

そして最奥の山脈が「長峰山脈」!

熊野古道の『紀伊路』を歩いている際に、長峰山脈の「拝の峠」を越えるときが結構キツかった!

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素晴らしい展望を眺めながら、おやつタイム♪

早朝で人もほとんどおられなかったので、贅沢な眺めを独り占め♪

四ツ池道・鉄塔↓:三差路→登山口→六十谷駅

〈7:50〉展望広場をあとにして、三差路に戻ってきました!

帰りは分岐を右手に降り、『四ツ池道・鉄塔コース』を下山します!

三差路から少し下ると、分岐があります!

この右手の道は『役行者堂』を経由する墓の谷コース!

六十谷駅側からは、わりとよく登られているコースです!

そのまま分岐を通り過ぎて進んでいきましょう!

山腹の狭めの道はあるものの、全体的に緩やかな尾根道が続きます!

〈8:03〉しばらく進むと頭上が明るくなり、鉄塔が見えてきました!

この鉄塔付近からも南側の気持ちの良い展望が眺められます♪

鉄塔の足元にある階段の下には「娘地蔵」の祠がありました!

ん~それにしても気持ちよく歩ける道だなー♪

紀伊駅道もかなり歩きやすかったけど、こっちはさらに歩きやすい!!

下山している間にも、たくさんの地元ハイカーさんとすれ違ったので、六十谷駅側からのメインルートになっているみたいですね!

少し急坂!

ここもしっかりとロープが張られて、非常に良く整備されている印象です!

のんびり下っていると道脇にお釈迦様が並んでいまいした!

そのお釈迦様の近くからも展望あり!

展望ポイントにベンチも並んでいました!

展望ポイントの少し先に分岐があります!

ここは右手に登っていきます!

この分岐はコース名にもなっている『四ツ池』と『鉄塔コース』の分岐となります!

どちらに下っても六十谷駅に下れますが、鉄塔コースの方が少し登山口から駅の距離は短め!

分岐の先には鉄塔があり、その脇を通過すると、

開けた場所に出てきます!

ここからは先程登った、雲山峰方面の山並みや、

その西側にある懺法ヶ峰や大福山など、紀泉アルプスの山々を眺めることができます!

さらにすすんで次の鉄塔の足元に分岐!

ここはどちらに下ってもOK!後に合流します!

左手に進むと『ゆるやかな谷筋コース』!真っ直ぐ進むと次の鉄塔があり、そこから『急坂コース』となります!

谷筋コースは途中に上人山への分岐があるようです!

このように紀泉アルプスには、GPSアプリや登山マップに載っていないようなマイナーコースも多数あり、本当にバリエーションが多い山域となります!

分岐からブログ主は次の鉄塔へ向けて真っすぐ進みました!

鉄塔からは『急坂コース』を下る!

急ではありますが、しっかりとロープも張られていました!

下り切って、ゆるやかな谷筋コースと合流!

そのまま谷に沿って下っていくと、

〈8:45〉千手川に出合います!

護岸壁に沿って進み橋をわたります!この橋が『鉄塔コース』の登山口となります!!

橋を渡って登山口のT字路を振り返る!

ここで大福山・井関峠からのコースや、三差路の先で分岐した役行者堂(墓の谷コース)とも合流です!

ではゴールの六十谷駅へ向かいましょう!

駅までの道順は単純で、千手川に沿って林道を下っていくだけ!

しばらく下ると住宅地が見えてきます!そのまま川に沿って進み、

線路が見えたら右手へ橋を渡って、線路沿いを進む!

〈9:05〉そして六十谷駅にゴールです!!

暑さがピークを迎える前にゴールできてよかったー!!この日も35℃を優に超える猛暑日!!

日中はかなり暑かったので、まだ涼しい時間帯にゴールできてよかったです♪

六十谷駅から、車をデポした紀伊駅に戻りました!

まとめ

ということで今回は雲山峰・地蔵山への周回ルートでした!

紀伊駅道・四ツ池道ともに、短い急坂はあるものの全体を通して傾斜が緩やかだったので、距離はやや長めなものの、体力的には優しく感じたコースでした!

よく整備されており、分岐ごとの道案内もわかりやすく、非常にスムーズな行動ができました!

展望広場からは絶景が広がり、紀伊水道や周辺の山々も見渡せ、とっても充実した一日でした!

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