モーラナイフの黒錆加工をやってみた!加工方法と必要な物!

備忘録

キャンプで大人気のナイフ「モーラナイフCompanion Heavy Duty

薪を細く割る”バトニング”やちょっとした調理などキャンプでの様々な場面で活躍するナイフです!大量生産により安価でありながら、初心者でも扱いやすいサイズのナイフでキャンプでは定番中の定番アイテムです。

でも素材が”カーボンスチール”のナイフなのでそのまま使用していると非常に錆びやすいナイフなんだそう。

そこで「黒錆加工」という加工をナイフに施すことで、赤錆の発生を防ぐことができると紹介されていました!

ということで今回は「黒錆加工」に必要なものと加工方法についてまとめてみました!!

〈記事の内容〉

  • 『黒錆加工』とは?
  • 黒錆加工に必要なもの
  • 黒錆加工の手順!

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バトニング用にモーラナイフを買った!

キャンプでのバトニング用にモーラナイフ Companion Heavy Dutyを購入しました!!

キャンプで特に焚き火をされる方には定番中の定番のナイフです!

「バトニング ナイフ」などで検索すると、ほぼほぼこのナイフが検索上位にランクインしていると思います!

ということで初心者であるブログ主も定番アイテムを購入♪

カラーはオレンジ色もありましたが、やっぱりカッコいいミリタリーグリーンを選びました!

大量生産することでコストを抑えたナイフなのでブログ主のようなキャンプ初心者にも手が出しやすいナイフですね♪

ラバーハンドルでハードな使用でも滑りにくく、手にしっかり馴染みます。刀身の短いナイフですが刃厚も3.2mmと丈夫なので、バトニングにも使用しやすいナイフです!

スペック!!
  • ブレード素材:カーボンスチール
  • ハンドル素材:ラバー
  • 刃長:約10.4cm(全長22.4cm)
  • 刃厚:3.2mm
  • 重量:約101g

このナイフの素材はカーボンスチールで、ステンレス製のナイフよりも加工しやすく、初心者でも研ぎやすくて粘り強く切れ味を維持できるメリットがあります。

でもこのカーボンスチールという素材はとにかく錆びやすい…。ちょっと使用しただけでもサビ付いてしまうようです。

そこでブログ主は使用する前に「黒錆加工」を施すことにしました!

『黒錆加工』とは?

モーラナイフHeavy Dutyの素材”炭素鋼(カーボンスチール)”は非常に錆びやすい素材です!

このサビはいわゆる”赤錆”と呼ばれるもので、使用後にナイフを手入れしないままにしておくと簡単に錆びついてしまいます。

黒錆加工は簡単に言うと、赤錆ができる前に”黒錆”で覆ってしまうこと

事前に黒錆で刀身を覆ってしまうことで、赤錆の発生を防ぐ加工になります!!どちらも”サビ”だけど、そのサビをコントロールして有益に利用する逆転の発想!

黒錆加工の方法は何通りかありますが、今回は家庭にあるものだけで手軽にできる”紅茶パック”を使った黒錆加工に挑戦します!

黒錆加工に必要なもの!

まずは”黒錆加工”に必要なものを準備!

  1. ナイフ
  2. 紅茶パック(5つほど)
  3. ポッカレモン or お酢
  4. 容器(ペットボトルなど)

その他:中性洗剤・スポンジ

それぞれご紹介します!!

加工するナイフ

今回はもちろん新しく購入した「モーラナイフ Heavy Duty」を黒錆加工します。

黒錆加工は”炭素鋼=カーボンスチール”のナイフに施す加工なので、材質が同じであれば他のメーカーのナイフの防錆加工にも有効です!

たとえばモーラナイフと同じくキャンプで大人気の「オピネル」のナイフにも黒錆加工する人が多いですね。※カーボンスチールのモデル

紅茶

紅茶は自宅にあったリプトンの紅茶パックを使用しました!安く手に入る紅茶パックならなんでもOKです!

アウトドア好きの方々の間では”日東紅茶”を使用すると黒錆加工がきれいに仕上がるという意見が多いらしいですよ!

また黒錆加工に必要なのは紅茶などに含まれる”タンニン”という成分なので、同じくタンニンを多く含む緑茶やコーヒーなどでもできるみたい。

でも殆どの方が紅茶で黒錆加工しているのであえて別の物で加工するメリットはないかな~と思います。

ポッカレモンorお酢

黒錆加工に必要な溶液は、紅茶とレモンを混ぜたもの

いわゆるめっちゃ濃い”レモンティー”にナイフを漬け込み黒錆を付けます!

なかなか生のレモンを必要な量絞るのも大変なので、ポッカレモンが使いやすいと思います!

ブログ主は自宅にポッカレモンがなかったので、今回は”お酢”で代用しました!!

ペットボトルなどの空き容器

加工溶液を入れる為の容器は、ナイフがしっかり浸かる程度の大きさのものならなんでもOKです!

モーラナイフHeavy Dutyの場合は500mlのペットボトルが丁度いいサイズでした。黒錆加工をすると加工溶液が濁ってしまうので、使い捨てできる容器がいいと思います。

もちろん1Lのペットボトルなどでもいいですが、その分、加工溶液がたくさん必要になります。

ナイフの高さに合わせてカットしておきましょう!

黒錆加工に挑戦!

はじめる前に黒錆加工の手順をざっとご紹介します!

  1. ナイフの刀身をしっかり脱脂する
  2. 紅茶とお酢(8:2)で溶液を作る
  3. ナイフを加工溶液に漬ける:2~3時間
  4. 流水で溶液を流し、乾燥させる
  5. オイルを薄く塗って完成!

今回は新品のモーラナイフを加工していきますが、もしすでに使用していて錆びてしまっているナイフを加工する場合は、黒錆加工前にサビを落として研いでおくことをオススメします

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赤錆が残っていると黒錆がしっかり定着せず、仕上がりにもムラができます。

赤錆自体は表面に付いている簡単に取れるサビなので、耐水ペーパー砥石を使いきれいに研いでから黒錆を付けるようにしましょう。

手順1.脱脂する

まずはナイフの刃を脱脂します!

食器用の中性洗剤をぬるま湯に溶いて、ナイフを15分ほど漬けました!

その後、スポンジを使いしっかり洗います。何度も何度も気が済むまで洗いましょう!

きっちり脱脂できていれば、その分黒錆もムラなく定着してきれいに仕上がります。

さらに徹底的に脱脂したい場合は、パーツクリーナーやシリコンオフなどの工業用の脱脂剤を使うといいですね!

手順2.加工溶液を作る

次は加工溶液を作ります。

お湯が湧いたら紅茶パックを5つほど入れて2~3分ほど煮出して濃ーい紅茶を作ります!

紅茶とお酢(ポッカレモン)を8:2の割合で容器に注げば加工溶液の完成です!!

きっちり計量して作るべきだとは思いますが、ブログ主は面倒臭くて目分量で適当に混ぜちゃいました^^;

手順3.ナイフを溶液に漬ける

しっかり脱脂したナイフを加工溶液に漬けて数時間放置します!

事前に調べたところ、加工液に漬ける時間に結構バラつきがありました。

多かったのが2~3時間ほど漬ける方が多かったので、今回は3時間漬けることにしました!このあたりは様子を見つつでいいと思います。

ナイフを加工溶液に漬けはじめて30分ほどすると、刀身に細かな気泡がポコポコと浮かんできます。

1時間ほど漬けると加工溶液がコーヒー牛乳みたいに濁ってきました。

そして3時間後にはドブ…みたいな色に…。大丈夫かな(´・ω・`)?

手順4.溶液を流し、乾燥させる

取り出してみると、しっかり黒錆が!!かっこいい(*´∀`*)!

この時、絶対に刃に触らないでください!!

この段階では、まだ黒錆がしっかり定着していません!この後、しっかり乾燥させることで刃に黒錆が定着します。

加工溶液からナイフを取り出したら、まずは刃に残っている加工溶液を流水でしっかり洗い流しましょう!

加工溶液を洗い流したら、自然乾燥もしくはドライヤーを使って乾燥させます!

ナイフがしっかり乾燥したら”黒錆加工”完了です!!

一応、保管する際はナイフに薄くオイルを塗っていおくといいですね!ブログ主は”オリーブオイル”を薄く塗りました。

黒錆加工完成!仕上がりは?

仕上がりの確認!!ナイフの刃が黒光りしてカッコいい!まさに黒刀!

ブログ主の中二心をくすぐるナイフになりました♪なんか少年誌のマンガに出てきそう。

加工前と比較してみましょう!加工前はステンレスのようにキラッと光る、まさにナイフって感じですが、加工後は鈍く黒光りするナイフになりました♪

全く別物のナイフみたいですね。

ナイフの根本のあたりに少ーしだけムラができてしまいましたが、このナイフはバトニングなどのハードな用途で使うつもりだし、あまり神経質にならなくてもいいかもですね。

初めての黒錆加工でしたが、用意する物も自宅にあるものばかりだったし、加工方法も簡単でした♪ちょっとした手間でカーボンスチールナイフの悩みである”赤錆”が防げるのだから、使用前に加工しておいて損はないですね!!

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まとめ

ということで今回は「モーラナイフヘビーデューティーの黒錆加工」でした!

バトニングなどのハードな使い方をするつもりで購入したモーラナイフ。錆びやすいという弱点もありますが、事前に”黒錆加工”をしておくことで錆びが付きにくいナイフに早変わり!

黒錆加工は自宅にあるもので、実質作業時間は10分ほど(放置時間は除く)のちょっとした手間で簡単にできますし、何より加工後は見た目もカッコいい!

手間をかけてあげるとナイフにも愛着が湧いて早く使ってみたくなります♪キャンプ行きたい!

これから使用していく中で、切れ味が悪くなったり、刃こぼれしたりもすると思いますが、その都度きっちり手を加えて長く使っていければな~と思います。

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