明神平(明神岳・笹ヶ峰)に登山!明神谷ルートで原生林にある「森のベンチ」へ!

登山・トレッキング

2018年7月中旬に明神平から明神岳、笹ヶ峰に登りました!

明神平は奈良県と三重県の県境に位置する台高山脈の北部にあるなだらかな平原で、明神平を起点に周辺の様々な山へ登ることができるので、北台高への登山の拠点としてたくさんの登山客でにぎわいます。

北側は水無山・国見岳・伊勢辻山から高見山まで、東側は桧塚・桧塚奥峰、西側は薊岳・大鏡山、南側は今回登った明神岳(1432m)笹ヶ峰(1367m)から池木屋山・大台ケ原「日出ヶ岳」へと1400m前後の山々が続く山深い山域です。

また、明神平は平坦な地形と、水場に恵まれているので関西ではとても人気のあるテント場としても有名です。

明神平と笹ヶ峰の間の尾根はとても広々とした原生林の尾根が広がり、その途中には今回の目的地でもある倒木の森のベンチがあります。

以前、雑誌だったかブログの記事だったかでそのベンチがあることを知って、ずっと訪れてみたかったのですが、なんやかんやその機会に恵まれず、ずっと温めてきた山旅でした。今回は梅雨も明けて天気も良くなったのもあり、「森のベンチ」でまったりとしたひとときを過ごそうと計画しました(*´∀`*)

追記:夏にテント泊しましたー!

冬も明神平に訪れましたー↓

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登山ルート・想定タイム

明神平への代表的なルート

明神平へのルートはいくつかあるので、とりあえず大きく分けるとするなら、

  • 台高山脈縦走路
  • 奈良県吉野郡大又からのルート
  • 三重県松阪市飯高町からのルート

と分けることができます。

台高山脈縦走路の南側は途中に山小屋などが少なく(大台ケ原のみ)、テント泊装備での山行になり、歩いている方もあまり多くないので、途中に迷いやすい箇所がある経験者向きのルートになります。

縦走ルートを歩くなら、台高山脈の北側、高見山からの縦走ルートが人気です。しかし高見山からの縦走ルートもロングコースなので、明神平でのテント泊か登山口での前夜泊が一般的です。

三重県側からのルートはマナコ谷から桧塚・桧塚奥峰を経て明神平に向かうルートが一般的です。マナコ谷の登山口から奥山谷を通って直接、明神平へも登ることができますが、道中に崩落している危険箇所があるので、荒れた登山道になります。

今回は奈良県側、大又からのルートを紹介していこうと思います。大又からの登山ルートは、

  • 薊岳ルート 大又~大鏡山~薊岳~前山~明神平
  • 伊勢辻山ルート 大又~伊勢辻山~国見山~水無山~明神平
  • 明神谷ルート 大又林道終点~明神谷~明神平

の3つのルートが代表的です。

薊岳ルート伊勢辻山ルートはどちらも大又集落入口にある笹野神社付近に登山口があり、笹野神社を起点に周回することができるルートです。

薊岳ルートは大又集落の南側にある支尾根を歩くルートで、大鏡山、薊岳を縦走して台高山脈の主稜に合流し明神平へと歩くルート。

伊勢辻山ルートは大又集落の北側にある支尾根を登り、伊勢辻山から台高山脈の縦走路を赤ゾレ山、国見山、水無山を経て明神平へと至るルートです。

明神谷ルートは大又林道終点から登る奈良県側の最短ルート。明神谷の沢沿いを歩くルートで、おそらく最も登山者の多い人気のルートだと思います。途中に滝があったり、何度か沢を渡ったりと登山の魅力に溢れた、歩くのが楽しいルートです。

今回のルート・想定タイム

今回は大又林道終点から明神谷ルートで明神平に登り、そこから前山に立ち寄って明神岳、笹ヶ峰へと縦走しました!降りは明神谷ルートを往復します。

  • 明神谷ルート 大又林道終点~明神谷~明神平
  • 明神平から笹ヶ峰 明神平~前山~三ツ塚分岐~明神岳~笹ヶ峰

笹ヶ峰から明神平に戻るときは前山には行かず三ツ塚分岐から戻ります。前山に立ち寄る以外は大又林道終点~笹ヶ峰の単純往復ルートです。

明神谷ルートは谷沿いのルートなので、雨のあとは荒れている事が多いので注意が必要です。

想定タイムは

  • 明神谷ルート(登り) 1時間30分~2時間
  • 明神平~笹ヶ峰往復 1時間30分~2時間
  • 明神谷ルート(下り) 1時間~1時間30分

休憩込みでトータルで4時間30分~5時間30分ほどのルートとして計画しました!

アクセス・駐車場

明神谷ルートを登る場合は、大又の集落を通過して林道を終点まで進んだ場所にある大又林道終点駐車場が便利です!

Google Mapコード

 

34.376490, 136.068318

20~30台ほど停めることができるので広い駐車場ですが、紅葉などのシーズンには訪れる登山者も多いので、注意しましょう。

大又林道は細くカーブの多い山道なので安全運転を心がけましょうね!

公共交通機関で訪れる場合は、近鉄「榛原駅」から奈良交通のバスに乗り、菟田野町で乗り換えて大又バス停へ。そこから徒歩で大又林道終点まで1時間ほど歩きます。

バスの便数も少ないので利用する場合は事前にしっかりと時刻表を確認しましょう。特に帰りは最終便の時刻がけっこう早いので、日帰りでの利用は難しいかもしれません。

それではさっそく登山の様子を紹介していこうと思います(・∀・)

明神平から明神岳・笹ヶ峰

明神谷ルート 大又林道終点~明神平

駐車場すぐの林道終点の車止め。ここから林道を歩いて登山口を目指します。

以前はこの林道もかなり荒れていたんですが、所々修復されているのか歩きやすくなりました。

登山口に到着です!登山口には登山届のポストもあるので、きっちり提出してから登るようにしましょう。

登山口からは舗装されたコンクリの道を歩いて進みます。山道に入るまでのこの登りがかなりきつい(´;ω;`)

でも道沿いに流れる沢の水がとんでもなくきれい(*´∀`*)あ~川泳ぎしたいよ~!

きつい登りが終わると少し荒れた道になります。

このあたりから段々と山道らしくなってきました。でもかなり荒れてますね。山道を覆うように倒れている木々は数年前に初めて明神平を訪れた頃にはすでに倒れていたので、この登山道ではいつもの風景です。

初めて訪れたときは崩落していて通れないかと思いました(´・ω・`)

道も落ち着いてきて、すっかり登山道という感じになりました。

ここからは沢沿いに歩き、何箇所か沢を行ったり来たりしながら登っていきます。

最初の渡渉箇所。ロープが張ってありますが、あまり当てにしないほうが良いかもです。ブログ主はロープの手前の箇所から沢を渡りました。

足元の岩は濡れていてかなり滑りやすいので、できるだけハイカットのシューズのほうが良さそうです。

沢を渡るとすぐに、次の渡渉箇所。気をつけて渡り、木のはしごを登ります。渡るときロープがザックに引っかかって焦りました!笑

雨の後の増水時は注意しないとですね。

まだまだ早朝の時間帯なので明神谷には朝日が差し込まず、薄暗い中を進みました。

薄暗い中を歩いているときに限って怪談とか思い出しちゃうんですよね。ブログ主はネットで怪談を聞いたり、読んだりするのが好きなんですが、かなりのビビリです(´・ω・`)

またまた沢を渡ります。ここは他に比べると渡りやすかったです。小さな渡渉箇所も何箇所かありましたが、ここで紹介したロープが張ってある3箇所がこのルート内では比較的注意が必要な箇所です。

渡り終えるとここからは谷の核心部までまっすぐ登っていきます。

谷をぐんぐん登っていくと、

明神谷に到着です!登山口からここまではおよそ50分ほどかかりました。

明神谷に流れる明神滝。明神滝のすぐ近くまで登ることができます。滑りやすいので足元に気を付けて登ります。特に日が差し込む時間帯なら幻想的な山深さを堪能できるスポットなので、休憩するのにもオススメの場所です(*´∀`*)

明神谷を過ぎると、少し登山道が細くなります。

山腹を横切る道で、少しザレているので注意して歩きましょう!

木の橋が掛けてあるので、危険箇所はきっちり整備されている印象です。

登山道から薊岳方面が見えました。谷沿いはまだまだ暗いですが、この様子だとかなり天気が良さそうです(・∀・)

橋を越えるとベンチがありました。ここはちょうど明神滝の真上ぐらいの位置です。

ベンチからは少し下り。

谷の最上部あたりを渡ります。

ここの木製の橋は少し腐っているので踏み抜かないように注意しましょう!

谷を過ぎると、ここからは歩きやすい登山道になります。明神平まではこのようななだらかな道をジグザグに行ったり来たりを繰り返しながら歩いていきます。

美しい自然林の中を歩きます。谷を抜けたので少し明るくなってきました!

途中にある小川を渡って、しばらく行ったり来たりの登りを進むと、

水場があります。

水量はあまり多くなくチョロチョロとしか流れていませんが、この日の水場はこれでも量が多いほうです。

水場を過ぎると明神平まではもうすぐです!

空も開けてきて尾根ももうすぐそこまで見えてきました!

やっと日差しが入り明るくなりました(*´∀`*)この分岐はどちらに進んでも大丈夫です。左に登ると、

明神平に到着です!今まで薄暗い中を歩いてきたので、朝日が眩しい!登山口からここまでは1時間30分ほどで到着しました!

登山地図ではここまでのコースタイムが1時間15分ほどとされている地図が多いですが、正直そのタイムでは登るのは難しいと思います。

というのもコースのスタート地点が地図やガイドブックによってまちまちだからで、スタート地点が登山届のポストがある場所からの地図もあれば、それよりも先の路面が山道になる地点からの地図もあって、初めて訪れる方は混乱するかもしれません!

ブログ主は大又林道終点駐車場からだいたい1時間30分~2時間のルートとして計画するようにしています!

明神平はなだらかな平原。広々とした開けた場所です。

ログハウス風の建物はあしび山荘。大阪府立天王寺高校の宿泊研修施設で残念ながら一般の方には非公開の山小屋です。

あしび山荘の向こう側に見えるピークが水無山で、そこから国見山、伊勢辻山、高見山へと台高山脈の縦走路が続いていきます。

明神平はふかふかした芝生になっています。関西では特に人気が高いテント場として有名です!

薊岳や伊勢辻山、桧塚奥峰などの山々に囲まれていて、明神平を起点に周辺の山々へのルートが非常に豊富なので、何度でも訪れるリピーターさんがとても多いテント場です。

ブログ主も何度か明神平でテント泊しましたが、先程の水場の他にも、ここから5分ほどの距離に水場があるので、とっても過ごしやすいテント場でした(*´∀`*)

できればこの夏の間にもまたテント泊に訪れたいと思います♪

明神平~明神岳・笹ヶ峰往復

しばらく明神平でのんびり休憩して、ここから明神岳・笹ヶ峰へ向かいます。その前に少しルートを離れて、写真の右側に見えるピークの前山に立ち寄ります。明神平からは15分ほどの距離です。

明神平から南に進みます。

振り返って明神平の全体を見渡します。右側にある小屋は天理大学の山小屋。天理大学の小屋の裏側の林の中もテントの張りやすい平地になっています。

ブログ主はテント泊するときはそちらに設営することが多いです。

明神平から少し登ると、明神岳方面と薊岳方面に道が分かれています。前山へは薊岳方面へ進みます。

前山へは開けたまっすぐの登り。

前山の開けた場所はかつて(50年ほど前)はスキー場だったようで、ゲレンデの面影が残っています。明神平周辺は樹氷もきれいなので、冬山登山も人気があります!

このあたりでソリ遊びとかできたら楽しいだろうな~(*´ω`*)

このあたりがスキー場だったんですかね?どうやってスキー場まで来たんだろう?まさか徒歩でスキー場まで登ってきたんでしょうか(´・ω・`)?

前山に到着しました!前山はゲレンデ方面以外は木々が立ち並んでいるので、展望が開けているわけでは無いみたいでした。薊岳へはここから西側に登山道が続いています。

前山から東に尾根を進んで明神岳を目指します。

三ツ塚分岐に到着!ここから明神岳までは15分ほど尾根伝いに進みます。

明神岳への登山道は少し痩せた箇所もありますが、歩きやすい尾根道です。

南側の展望が開け、台高山脈が見渡せました♪

三ツ塚分岐からしばらく進むと、道もなだらかに。

谷沿いの薄暗い登山道を歩いてきたので、日の当たる尾根道はやっぱり気持ちいい(*´ω`*)

ルンルン気分で歩いていると、明神岳に到着しました!

明神岳は縦走路の途中にぽつんと木の柱が立つピークです。休憩できるスペースが有るわけでもなく歩いていると突然あらわれます。

休憩せずに笹ヶ峰を目指します。

明神岳から20~30mほど進むと、桧塚と千石山の分岐があります。今回、向かう笹ヶ峰は千石山の一つ手前の山なので、ここはまっすぐ千石山方面(南方面)に進みます。

千石山方面へ台高山脈縦走路を進むと、展望が開けた場所があります。正面に見えるのはなんて山だろう?

軽快に尾根道を歩いていきます。

途中、木の根っこが露出した場所があったりしますが、危険箇所は無い登山道です。

しばらく進むと、だんだん尾根が広がってきます。

広々とした登山道なので、道を見失わないように、赤いテープを探しながら歩いていきます。

それにしてもきれいなブナ林です。天気がいいので緑が映える(*´∀`*)のどかで高低差のない森をのんびり歩きました♪

のんびり歩いていると、おっ!!!

今日の目的であった、森のベンチの到着です!めっちゃいい場所やん♪

とりあえずここに荷物をおいて、笹ヶ峰の山頂へ向かいます。

目的地の森のベンチに無事たどり着くことができたので、気分も上々に山頂を目指します。ここからはおよそ10分ほどです。

木漏れ日が森を照らす、美しい登山道。これはここまで来た甲斐がありました♪

うわ~超気持ちいい(*´∀`*)森林浴ってこういう事なんだろうな~♪

笹ヶ峰手前のピーク。なんて書いてあるのかわかりませんでした^^;

三角点?がありました。「山」って書いてあるだけ(´゚д゚`)?

ピークから笹ヶ峰へは道が少し折れるのですが、少しわかり辛いかも。広い尾根は道迷いが起きやすいのでしっかり地図とコンパスで確認しながら進みましょう!

ここを登り切ると、

笹ヶ峰に到着です!登山口からここまでは2時間30分程かかりました。

こちらの看板は文字がうっすら消え掛けてる。

笹ヶ峰の山頂も森の中なので展望はありません。でもこの日の目的はこの美しい森と倒木のベンチなので全く問題なし(*´∀`*)!山頂では休憩せずに引き返します。

あ~癒やされるわ~(人´∀`)

展望の開けた山も好きだけど、ブログ主は深い森の中でぼーっとするほうが好みかも♪

森のベンチに戻ってきました!途中、きれいな森をうっとりと眺めすぎて、すこし通り過ぎてしまうというボケをかましてしまいましたが、正気に戻って再び発見できました^^;

気を抜くと迷ったりするので山ではきちんと気を引き締めないとですね。

ここでのんびりしたくて今回の山旅を計画したようなものなので、ここではまったり過ごしました(*´ω`*)

自宅で作ってきたおにぎりを食べ、食後に紅茶を飲みながら、何も考えない贅沢な時間を堪能♪

食後は付近を散策。

巨大なサルノコシカケ。直径で60cmぐらいありましたね。

夏も本番が近づき、セミの抜け殻がそこかしこにありました。蝉の鳴き声もうるさくない程度に聞こえるのどかな雰囲気でした♪

トンボも木に止まって休憩中かな?

付近を散策した後、結局1時間ほどぼーっと木のベンチに腰掛け過ごしました。次にここに来るときはマットと枕を持ってきて寝そべりながら過ごしたいです(*´∀`*)

本当にすごしやすい場所でした♪お気に入りの場所がまた一つ増ました(・∀・)

休憩の後は再度同じ道で明神平に戻りました!

明神平から笹ヶ峰まで往復するのに2時間30分程かかりました。森のベンチで1時間ほど休憩したので、行動時間は1時間30分ほどでした。片道40分~50分ですかね。高低差の少ない歩きやすい登山道でした♪

明神平~大又林道終点(降り)

明神平に戻ると、バイケイソウがきれいな白い花を咲かせていました。明神平付近はバイケイソウの群生地。新緑の季節にはなだらかな平原全体を彩ります。

明神平の屋根付きベンチの少し裏手にもテントの張りやすそうな芝生の平地があります。明神平のテント場は平原の真中付近、天大小屋の裏の林、そしてここの三箇所が特にテントが張りやすいポイントです!

ここからは登りに歩いた、明神谷ルートを降って、登山口の駐車場を目指します。

明神平から少し降って、水場で水分補給。とってもおいしい水でした♪何よりめっちゃ冷たい水だったので、夏の始まりの炎天下で火照った体をすーっと喉を潤してくれました(*´ω`*)

帰りの時間帯には谷筋のルートにも日差しが入り込んで幻想的な雰囲気に。

この日は本当にいいお天気♪

明神谷も光が差し込んで鬱蒼とした谷を照らしてくれています。

眩しいー!このあたりから登ってこられる方たちとすれ違うようになってきました。みなさんいいお天気だからなのかニコニコされていて、登りで疲れているだろうに挨拶するときも笑顔で返してくださいました(*´∀`*)

沢の渡渉箇所はなにやらファンタジー系の映画やゲームにでも入り込んだかのような、情緒たっぷりな景観になっていました。

谷の美しさに目を奪われますが、気を引き締めて最後の渡渉箇所を渡りました。下山時は事故が多いので最後まで気を抜かないようにしないとですね!

渡り終えて、明神谷ルートを後に登山口まで戻ります。

登山口手前にある沢で顔を洗い火照った体を冷まします。ここではトレッキングポールや登山靴の汚れを落すことができるので、いつも帰りに立ち寄っています。

サワガニさんが歩いていました(*´∀`*)けっこう大きくてびっくりしました!このあたりは餌が豊富なんでしょうか?

登山口に戻りました♪ふ~疲れたー!山に登った後の体の疲れってなんであんなに心地いいんですかね(*^^*)

大又林道終点駐車場に戻って、無事下山!

朝はブログ主の車と、あと1台しか停まっていませんでしたが帰ってくると車も増えてきました。着替えている間にも何台か車が登ってきたので、やっぱり人気がある山域なんでしょうね♪テント泊の人は昼前後に登ることが多いので、まだまだ増えてきそうです。

明神谷ルートの降りは約1時間ほどで駐車場まで戻ることができました!ルート全体としては休憩込みで5時間ほどで往復してくることができたので、ゆっくり過ごせた割にはスムーズな山旅でした♪

帰り支度をして、周辺のスポットに立ち寄って帰路につきます。

お立ち寄り

七滝八壺

大又林道終点駐車場の少し手前にある「七滝八壺」に立ち寄りました!駐車場から10分ほど車で降った場所にあります。駐車場は無いですが、このあたりは道幅が広がっているので、道路脇に邪魔にならないように端に寄せて路駐しました。

七滝八壺は「伊勢辻山」を源として、大又川に流れる滝の総称。

「絶滅のかの狼を連れ歩く」って書いてありますね。明神平を含め、台高山脈一帯でかつてはニホンオオカミが住んでいたようで、絶滅前、日本で最後にニホンオオカミが目撃されたという話を聞いた覚えがあります。

七滝八壺の上部。段々になった美しい滝でした!

大又川の水はとってもきれいで、透き通っています。ブログ主は子供の頃からよくこのあたりで夏は川遊びを楽しんだ思い出があります。

川遊びのあとによく立ち寄っていた、やはた温泉にこれから向かいます。

やはた温泉

やはた温泉に到着!

やはた温泉は大又林道沿いにあり、七滝八壺から車で5分ほど。大又林道終点駐車場からは10分とほど近く、同じ道沿いにあるので山登りのあと立ち寄るのに最適♪

まだお昼前の時間帯で営業開始時間からあまり時間が経っていないので、ほぼ貸切状態でゆったり過ごせました!

浴場はブログ主が訪れたときはヒノキ風呂でしたが、一週間ごとに御影石の岩風呂と男女で交代するみたいなので、登山後の楽しみも増えますね(*´ω`*)

やはた温泉の裏では夏には川遊びが楽しめるようになっていて、テントサイトやバーベキュー施設もあります。

橋を渡ると100年前の学校の校舎を改装した「ふるさと村センター」があって、中の食堂では地元の食材を活かした郷土料理や昔懐かしい学校給食を再現したメニューなどを味わうことができるので明神平に訪れた際はお立ち寄りすることをオススメします!

やはた温泉詳細

所在地:奈良県吉野郡東吉野村大豆生720-2

営業期間:通年

営業時間:11:00~20:30(閉館21:00)

冬季 12月1日~翌3月15日は19:30(閉館20:00)まで

休業日:火曜

料金:大人(12歳以上) 500円/小人(6~11歳) 200円

駐車場:50台 無料

まとめ

今回はずっと行きたいと思っていたけどなかなか機会がなくて、ずっと温めてきた「森のベンチ」を訪ねる山旅で、美しい森が広がる尾根道をのんびりと進むことができた、達成感のある楽しい山旅になりました(*´ω`*)

明神平ルートは早朝出発だったので、日が差し込まず薄暗い中をビビりながら(オカルト的な意味で)進みましたが、帰路では幻想的な緑の広がる明神谷を楽しみながら歩くことができました♪

ルート内の渡渉箇所だけは少し注意が必要な印象です!ですが気を付けて渡れば難なく歩くことができると思います。ローカットシューズでは靴の中まで濡れてしまう恐れがあるので、防水のハイカットシューズで歩くようにしましょう!

明神平から明神岳、笹ヶ峰への縦走路は非常に歩きやすく、天候に恵まれたのもあってブナ林の登山道を森林浴を楽しみながら進むことができました。ルート途中はかなり尾根が広々としているので、テープなどの道標は見失わないように注意が必要です!

明神平は関西有数のテント場なので、この夏の間にもテント泊で周辺の山々を巡りたいな♪

今回は大満足の山旅でした♪

ではまた~(^_^)/~

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