熊野古道「大辺路」を行く!①紀伊田辺駅~紀伊富田駅

登山・トレッキング
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2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!

今まで「中辺路」「小辺路」「紀伊路」と熊野古道を歩いてきましたが、今回からは新たに「大辺路」に挑戦していきます!

大辺路は口熊野”田辺”から熊野三山”那智山”を繋ぐ紀南の海岸ルート!

踏破するまで何度も通って挑戦することになりますが、今回はその第1弾!「紀伊田辺駅~紀伊田辺駅」の区間を歩きました!

パート②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し

熊野古道「大辺路」を行く!②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し
2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!前回のパート1では、大辺路の...

ブログ主が歩いた熊野古道のその他のルートはこちら↓

熊野古道「大辺路」とは?

画像出典:Wikipedia

大辺路(おおへち)は熊野三山に通じる”熊野古道”の1つ!熊野の入口「口熊野」と呼ばれる”田辺”から那智山へ続くルートとなります!

マップを見ていただくとわかるように、紀伊半島の南端を海岸沿いに通じる古道です。

貴族や上皇が公式の参詣道(御幸道)として用いた”中辺路”に対し、大辺路は時間に余裕がある庶民・文人墨客などが風景を愛でながらのんびり歩いた道だったそうです!

道中は”四十八坂”と称されるほど多くの峠道がある厳しい道のりでしたが、そのおかげで現在も市街化や道路開発を免れ、往時の景観を残すところも少なくありません!

現代で”大辺路”とされている区間は田辺市~那智勝浦町までの約120km

非常にロングコースとなりますが、枯木灘や熊野灘の海明かりがする風景を楽しみながら古道を進む魅力的なルートです!!

熊野古道「大辺路」

起点:田辺・闘鶏神社 終点:那智勝浦・補陀洛山寺

総距離:約120km

その他:世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

第1回は「紀伊田辺駅~紀伊富田駅」まで!

大辺路旅の第1回目は「紀伊田辺駅~紀伊富田駅」の区間を歩きます!

この区間は田辺で”中辺路”と分岐してからたどる最初のコース!田辺市周辺を散策する区間となります!

紀伊田辺駅からスタート!大辺路は「闘鶏神社」が起点となりますが、中辺路との分岐である「道分け石」へ少し寄り道。

闘鶏神社にお参りして大辺路の旅路が始まります。

まずは県道31号沿いを進み大潟神社へ。大潟神社から小さな峠を越えて国道42号線に合流します。

そこから朝来駅前にある檪原神社へ参拝。駅前の住宅街を抜けると富田川に架かる潜水橋”山王橋”を渡ります。

橋を渡ると日神社までは富田川に沿ってを進みます。”保呂の虫喰岩”に寄り道して国道42号沿いを平間神社→日神社へと進みます。今回は日神社で熊野古道を離れます。

日神社から富田橋を渡り紀伊富田駅にゴール!

コースの総距離は約15km!

標準コースタイムは約5時間30分!

今回のプラン・山行データ

  1. 紀伊田辺駅(9:40)→闘鶏神社(9:59)→大潟神社(10:34)
  2. 檪原神社(11:27)→山王橋(11:47)→保呂の虫喰岩(12:15)
  3. 平間神社(12:47)→日神社(13:06)→紀伊富田駅(13:21)
山行データ

天候:晴れ♪

距離:15.6km

活動時間:3:41

紀伊田辺駅へのアクセス・駐車場

アクセス

〈マイカーの場合〉

  • 阪和自動車道「南紀田辺IC」から約8分

〈公共交通機関の場合〉

  • JR紀勢本線「紀伊田辺駅行き」
  • 天王寺駅から特急で約2時間!

〈帰り:紀伊富田駅→紀伊田辺駅〉

  • JR紀勢本線:運賃240円/約18分

紀伊田辺駅周辺にコインパーキングあり

マイカーの場合は紀伊田辺駅周辺に多数のコインパーキングがあります!

ブログ主も今回はマイカーでアクセスしたので、駅前の「紀伊田辺駐車場」というパーキングを利用しました!駅から徒歩5分。

紀伊富田駅からJRで帰るプランがオススメです!

田辺市は古くから紀南の交通の要衝として栄えた海沿いの街!海水浴場や紀南最大の飲食店街「味光路」など観光スポットが充実しています♪

紀伊田辺駐車場

場所:和歌山県田辺市湊47-47

Google Mapへ!

料金:700円/24時間最大

熊野古道「大辺路」①紀伊田辺駅~紀伊富田駅

紀伊田辺駅→闘鶏神社→大潟神社

〈9:40〉紀伊田辺駅からスタート!

この日は早朝に自宅を出発したのですが、予定よりも2時間寝坊してしまい到着が遅くなってしまいました^^;

明け方は少し寒かったのですが、晴れていたのもありこの時間帯には気温が10℃ぐらいまで上がっていて、真冬だけどかなり暖かい♪

駅前の弁慶像!

駅を出発!大辺路の起点は闘鶏神社ですが、まずは中辺路・大辺路の分岐である”道分け石”を見に行きましょう!

駅から北へ、闘鶏神社と反対方面へ進みます。

駅前通りを暫く進むと交差点があります。この交差点を左へ。角に熊野古道の道標が設置されています。

ここを右へ進むと、高山寺の前で紀伊路・中辺路と合流します。

〈9:49〉道案内に従って路地を抜けると、北新町商店街に突き当たります。

突き当りの呉服店の前、赤丸で囲ったところに、

道分け石があります!!ここが中辺路と大辺路の分岐点!

この道標は安政4年(1857年)に建てられたもので、一面に「左くまの道」その下に小さく「すくハ大へち」、別の面に「きみゐ寺」と彫られています。

”すく”=まっすぐ

写真の角度から見て、左が中辺路、正面が大辺路となります!

呉服店で道分け石のストラップが販売されていました(゚∀゚)!

〈9:59〉道分け石から駅前の中心街を抜けて闘鶏神社へ!

熊野三山の別当「闘鶏神社」!かつては新熊野権現などと呼ばれ、熊野信仰の一翼を担ってきた古社です。

社殿配置が大洪水で流出する以前の熊野本宮とよく似ているんだそう。

境内に建つ、湛増・弁慶の親子像!

武蔵坊弁慶の父親とされる第21代熊野別当”湛増”。

『平家物語』には源氏・平氏の双方から援軍を求められた湛増は、どちらに見方すべきかを神に問うため、神前で紅白7羽の鶏を戦わせました。

その結果、源氏の白旗と同じ白い鶏が勝利したため、源氏に援軍を送りました!

そのことが”闘鶏神社”という社名に由来するそうです(゚∀゚)!

しっかり参拝をして旅の安全祈願!

それでは大辺路をスタートしましょう!鳥居を出て右手に進むと、

道路に出た所に大辺路の道標があります!まずは大潟神社へ!

大潟神社へは道標に従って県道31号線沿いを進んでいきます!

今回の区間はほとんどが舗装路のルートとなります。

前半はこの県道31号線、後半は国道42号線・富田川に沿って進んでいきます。

しばらくは県道31線沿いをまっすぐ。

15分ぐらい道なりに進むと、こちらの交差点で右側(海側)から県道211号線が合流する交差点があります。

ここで交差点を渡ります。

渡ったところに道しるべ。

県道に沿う旧道へ入ります。

しばらく道なりに進むと県道31号線に交差。渡って正面へ。

県道31号線は車通りが多いので歩道橋を渡ります。

歩道橋を降りると道標!大辺路の今回の区間は市街地内を抜けるコースなので道順は複雑ですが、道標がしっかり設置されていて順路はわかりやすかったです!

また旧道へ。

道なりに進んでいくと再び県道31号線に交差します。

旧道を進む途中に左手(県道側)に目をやると、突き当りに紀伊新庄駅が見えました。

旧道をそのまま進んで川沿いで県道31号線と再び交差。ここも正面へ横断します。

道標がわかりやすい!

川沿いを進みJAの前で橋を渡る。住宅街の路地を進んでいきます。

お!レトロなポスト(゚∀゚)!

住宅の間に突然現れる鳥居!

〈10:34〉ここが大潟神社です!

境内の階段を登ると大潟神社の本殿。

大潟神社は”もと若一王子社”と称し、もともとは大辺路に面した山麓に鎮座していたものを、昭和の頃に山頂に神殿を造営して奉遷しました。

高台にある本殿からは周辺の街が見渡せます♪

ここから海は見えないけど、海沿いの街っていいなー(*´ω`*)

檪原神社→山王橋→保呂の虫喰岩

どんどん進んでいきましょう!大潟神社の鳥居を出てすぐ、この小道を進みます。

少し登る。

すると陸橋が見えてきます。

この陸橋の下には国道42号線が通っています。紀伊路もそうでしたが、今回の大辺路もこの国道42号線とルートが重複している場面が多く、今後の旅の中で何度も出合うことになります。

陸橋を渡って木のトンネルを抜けると、

道路に突き当たります。ここを右手に進み小さな峠を越えていきます。

峠とはいっても標高が50mにも満たない緩やかな登りです。

のんびり登っていき、カーブのところで右折。

峠からは海が少しだけ見渡せました(*´∀`*)!

それにしても気温が高い!少し前まで今シーズン最強の寒波が来てたのに、この日はまるで春先のようにポカポカした陽気でした!

ミドルウェアも脱いで、アウターの袖をまくっても、少し汗ばむくらいの暖かさでした。

東側を見ると熊野の山々。正面に見える山並みはおそらく中辺路の派生コース「潮見峠」付近の山々だと思います。

〈11:08〉峠から緩やかに下っていくと、紀勢自動車道の高架下で国道42号線と合流!

ここからは国道沿いを進んでいきます!

しばらく道なりに行くと、線路を通過する陸橋となります。登り口で左側の小道へ。

小道の先に歩道橋があります。

帰りに乗るJR紀勢本線の線路。紀伊路旅と同じく今回の大辺路でも行き帰りの移動に何度も利用することになります♪

海岸沿いの海が見える電車(*´∀`*)

歩道橋を渡って矢印の方向へ。

このあたりは朝来駅周辺の住宅街となります。

道なりに進んでいくと交差点の角に”熊野道”の石標があります。

田辺の道分け石を模したものかな?

石標がある交差点で右手を見ると、国道の向こう側に朝来駅があります。

今回のコースではここがちょうど中間地点。分割される場合はここをチェックポイントにすると次回の計画が立てやすいと思います。

〈11:27〉石標の交差点から駅と反対方面へ進むとすぐに神社が見えてきます。

ここが櫟原(いちはら)神社。

神社の隣には木造の学校のような建物がありました。調べてみると郷土資料館。

お参りして先へ進みましょう。鳥居を出て左へ。

ここから富田川へ抜けるのですが、順路が少し複雑なのと道標が少なめでした。

富田川を”山王橋”という潜水橋で渡るので、その橋を目印にマップを確認しながら進みましょう。とりあえず富田川に抜ければOK!

ちなみに道標は、

カーブミラーにこのように表示されています。

住宅街を抜けると県道311号線に突き当たります。正面へ横断。

重機が並ぶ建設会社と水産会社の建物の間の小道を進み富田川へ。

ちなみにここで横断する県道311号線は、富田川沿いに上流へ稲葉根王子→滝尻王子と繋がっています。中辺路の口熊野エリアのコースです。

〈11:47〉富田川へ抜けると山王橋!

潜水橋である山王橋!人とすれ違うにもヒヤヒヤするほど幅の狭い橋です。

でもその分、富田川の景色が開放的♪なんでこのタイミングだけ太陽が雲に隠れるんや…。

富田川は熊野古道の歴史に関わる非常に重要な川です。熊野御幸の旅人の水垢離場として、身と心の穢を払う大切な場所とされてきました!

潜水橋を振り返る!地元の方々は自転車でも渡ったりするみたい!

なかなか対向困難な幅の橋でした。

平間神社→日神社→紀伊富田駅

山王橋を渡ると今回の区間も後半戦!ここからは富田川沿いをひたすら下流側に向かって進みます!

しばらく進むと道路が合流。ここの交差点で左へと、

集落側に下っていきます。

村の中にある厳島神社。

その厳島神社すぐのところに道案内のマップが設置されています。

田んぼ道を進んでいく。左側に見える山の裾に、

階段があります。

〈12:15〉階段を登ると大日如来を祀るお堂があり。

お堂の目の前の山肌に”保呂の虫喰岩”があります!

なかなかの迫力(゚∀゚)!岩壁にたくさんの穴があいています!

保呂の虫喰岩は幅約30m・高さ20mの大岩壁!説明板を読んでみるとこの穴は”タフォニ”っていうみたい。

岩の表面をよく見るとパラパラとした砂の粒がみられます。この砂を体のできものに塗ると病気が治るとの言い伝えがあるようです。

お堂の脇から登って近づいて見る!なんかジュラシックパークとかにありそうな岩(゚∀゚)!

楽しみにしていた虫喰岩は写真で見たよりも迫力満点で大満足でした♪コースの大きな見どころだと思います!!

虫喰岩からもしばらく田んぼ道を進み、

抜けると小学生の前を通過。

そして国道42号線に突き当たりました。

ここからは平間神社→日神社へと国道沿いを進んでいきます。

平間神社まで1.7km!ゴールの紀伊富田駅まではあと3~4kmほど!

今回、朝寝坊で自宅の出発が遅れてしまったので、予定していた電車の時刻も過ぎてしまっています。

この時間帯で乗れる電車は13:59発なので少し急ぎ足でここからは進みました。遅れると次は16時前になっちゃう…。

富田川の景色を眺めながら国道を進んでいく!

道路の観光案内!富田坂・仏坂・長井坂は大辺路の特に難所とされる峠!

難所とされるだけあって往時の景観がしっかり残っている山道となるので、とっても楽しみな峠越えでもあります♪

次回からの3回は古道らしい山歩きが楽しめそうです!また富田坂と仏坂の間では川を船で渡してもらう「安居の渡し」がある!

まぁコロナの関係でいつ来れるかまだ不明な部分もあるけれど、できれば近々挑戦できればなーと考えています。

紀勢自動車道の高架を潜ると、

〈12:47〉すぐに平間神社。

平間神社の本殿。

桃山時代から鎮座されている平間神社は地元民からの信仰が篤く、天佐具女命を祭神として、又、摂社には家内安全の守護神である大宮能売神を祀っておられます。

平間神社からも国道歩き!

お魚に乗ってる観音様(゚∀゚)!

石碑には”魚濫観音”と書かれていました。この富田川はオオウナギの生息地!オオウナギは天然記念物に指定されています。

国道をひたすら歩いていくと鳥居が見えてきました!

〈13:06〉富田川沿いに鎮座する日(にち)神社。

伊勢の天照大御神の御分霊を祀る神社です!平安時代に吉田少将藤原範秀が自ら所収している山林を開拓して御分霊を奉斎したのが始まり。

家内安全・無病息災・交通安全(車のご祈祷)・厄除け・縁結びなどなど。

山を背にした緑の美しい境内でした。予想よりも電車の時間に余裕があるので境内で少し休憩させていただきました。

ではゴールへ!今回は日神社で熊野古道を離れます。日神社から見える富田橋を渡って駅へと向かいましょう!

富田橋で熊野古道旅をセーブ!!

橋には富田坂の看板!次回は草堂寺から大辺路最初の難所”富田坂”に挑戦です!

富田川を眺めながら橋を渡る。

あのあたりの山のどれかが富田坂の峠ですねー。大辺路は富田坂→仏坂→長井坂を過ぎると、那智勝浦まで海岸ののんびりしたコースになるようなので、難所は前半部分に集中してるっぽい。

〈13:21〉富田橋を渡り道なりに下ってくるとゴールの紀伊富田駅に到着です!!

電車の40分前に到着!実はブログ主は腕時計の時刻を10分間早めているのですが、そのことをすっかり忘れていたので急ぎ足でこの日は歩いてきました。

もっとゆっくりできたやん…。

紀勢本線の線路!天候に恵まれた一日でした!

駅舎のイラストは紀勢本線の各駅共通っぽい!今回の道中でも同じイラストの駅舎を見かけました。

ということで電車が到着!紀伊田辺駅へ戻りました!

紀勢本線は一番前の扉だけ開くタイプ!駅に自動改札は無く、整理券を乗車時に取り、降りるときに運転手さんに運賃を支払うシステムです。バスとかと一緒!

ICカードが使えない駅もあるのでご注意を!

まとめ

ということで熊野古道「大辺路」の第1弾!紀伊田辺駅~紀伊富田駅でした!

すっかり虜となった熊野古道。今回から新しいルートに挑戦ということで今後の旅へのワクワクが膨らむ一日目でした!

今回はあくまでも前哨戦で、次回から本格的な大辺路の旅が始まります!

最近の情勢もあるのですぐに次回の富田坂に挑戦できるか不確かではありますが、折を見て挑戦していこうと思います!!

パート②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡しをアップしました↓

熊野古道「大辺路」を行く!②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し
2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!前回のパート1では、大辺路の...
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