熊野古道「大辺路」を行く!②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し

登山・トレッキング

2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!

前回のパート1では、大辺路の起点「闘鶏神社」から田辺市内を散策し、富田川を渡って紀伊富田駅まで歩きました!

パート②の今回は、大辺路の最初の難所「富田坂」に挑戦です!

富田坂は草堂寺から標高約400mの安居辻松峠を越える約7kmの峠道!登りごたえのある峠を越え、白浜の海や周辺の山々の展望を楽しみ、自然豊かな山道を進みます♪

この日は続けて「仏坂」も歩いたので、「富田坂」編は前半の記事となります!

大辺路1回目「紀伊田辺駅~紀伊富田駅」はこちら↓

パート③「仏坂」安居の渡し~周参見駅をアップしました!

熊野古道「大辺路」を行く!③「仏坂」安居の渡し~周参見駅
2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!前回パート②では、大辺路で最...

今回の熊野古道「大辺路」プラン!

2回目は「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し

今回は「紀伊富田駅~安居の渡し場」の区間を歩きます。

前回のゴール地点”紀伊富田駅”からスタート!富田川を渡り熊野古道に合流します。国道から逸れて住宅街を抜けて禅寺”草堂寺”へ。

草堂寺の石垣を横目に「富田坂」を登り始めます。

林道を登り詰めると「七曲がり」の急登が始まり本格的な峠越えになります。尾根に出ると次第に緩やかになり安居辻松峠に到着!

林道合流すると一転して急な林道の下りとなります。下りきると「祝の滝」への分岐。少し寄り道して往復します。

あとは林道を進んでゴールの「安居の渡し場」へ!

このコースの総距離は約14.4km!

標準コースタイムは約5時間30分!

今回のプラン・山行データ

  1. 紀伊富田駅(6:54)→草堂寺(7:19)→峠の茶屋跡(8:37)
  2. 安居辻松峠(8:56)→林道合流(9:05)→「祝の滝」往復(9:41-10:05)
  3. 三ヶ川バス停(10:43)→安居の渡し場(11:03)
山行データ

天候:晴れ♪

距離:16.1km

活動時間:4:09

アクセス・駐車場

マイカーの場合は紀伊田辺駅周辺のコインパーキングへ!

マイカーでアクセスする場合の駐車場ですが、紀伊富田駅周辺にコインパーキングはありませんでした!

駐車場は紀伊田辺駅周辺で探すといいかもです!

また”安居の渡し”から「仏坂」も歩く場合は、周参見駅前に町営駐車場があります!

今回ブログ主も「富田坂」+「仏坂」の2コースを併せて歩いたので、周参見駅前の駐車場を利用しました!

詳しくは次回の「仏坂」編で!

紀伊富田駅へのアクセス!

〈公共交通機関の場合〉

  • JR紀勢本線「紀伊田辺駅」→「紀伊富田駅」
  • 運賃:240円

〈マイカーの場合(紀伊田辺駅)〉

  • 阪和自動車道「南紀田辺IC」から約8分

「安居の渡し」からの帰り

”安居の渡し”からの帰りは、「三ヶ川」or「安居」バス停から「紀伊日置駅」へバスを利用します。

この路線は「白浜町コミュニティバス三舞線」となりますが、利用には事前予約が必要です!!

詳しくは白浜町のHPでご確認ください!

白浜町HP:http://www.town.shirahama.wakayama.jp/kurashi/koutsuu/1452760017432.html

熊野古道「大辺路」②「富田坂」紀伊富田駅~安居の渡し

紀伊富田駅→草堂寺→峠の茶屋跡

〈6:54〉それでは紀伊富田駅から大辺路旅スタート!!

駅前の通りを真っすぐ進みます!

富田坂の起点”草堂寺”までは2kmちょっと!約20分ほどです。

今回は「仏坂」も午後から歩くので、始発に乗って少し早めの時間帯からのスタートにしました。

組み合わせると、なかなかのロングコースとなるのでゆっくり歩けるように計画!

富田橋で富田川を渡ります。

まだ日が登る前の朝の富田川。いい天気になりそうですね♪

橋を渡ると国道42号線に突き当たります。ここで熊野古道に合流!

ちなみに橋には”富田坂”の看板があります。

国道を渡って、ガードの隙間から民家の方へ下ります。

住宅街を抜けていく!

道標に従って民家の間を進み飛鳥橋を渡ると、

”大辺路”の大きな看板があります。

〈7:19〉その看板の少し先が草堂寺です!

禅寺である草堂寺。円山応挙や長沢芦雪の障壁画を所蔵していることで知られるお寺です。

ですが残念ながら寺の内部は非公開となっています。

お城のような立派な石垣(゚∀゚)!

その石垣を回った角の脇道が「富田坂」の登り口となります!早速、進んでいきましょう♪

石垣を横目に登っていく!まさに古道!!!

石垣を過ぎると竹やぶ!緩やかな坂を少し登ると、

右手から林道が合流します。

〈7:33〉この合流点が一里松跡。その名前の通り一里をしめす松があった場所なんだそうです!

一里松跡から下っていきます。

するとすぐにまた林道。そのまま道なりにまっすぐ進んでいきます。

高速道路の高架。ここはまだ阪和道なのかな?それとも紀勢自動車道?

紀勢自動車道は南紀白浜ICから無料なのがうれしい!大辺路の沿線にあるから貧乏旅の味方!!

林道をしばらく進むと建物があります。

その裏手に馬谷城跡の案内板があります。

馬谷城跡は応仁の乱から20年ほど先の戦国時代、明応3年(1495年)に築かれた山城です!

分岐から5分ほど登ると、三の曲輪跡、本丸跡の広場に立ち寄れます。今回はロングなので体力節約のため立ち寄りませんでした。

でも安居の渡しに到着した時間が30分ほど予定よりも早かったので寄ればよかったかも…。

この小山が城跡なのかな?

林道をどんどん進んでいきます。沢沿いをのんびり登っていく!

富田坂のレスキューポイント!たしか三ヶ川バス停手前に22?23?までポイントがあります。

林道の斜面にシダがびっしり(゚∀゚)!!

〈8:05〉林道を登り詰めて終点に到着すると「七曲がり」の看板!

ここからの登りは「七曲がり」の名前の通りに九十九折の急登となります!

富田坂全体を通して傾斜のキツイいわゆる”難所”となる急登はここだけとなります!

何度もくねくね曲がりながら登っていく!

尾根を目指してもうひと踏ん張り!

「七曲がり」は富田坂の難所ではありますが距離はそれほど長くありません!

道が緩やかになると七曲がりも終了!

登りきったところで白浜方面の展望ポイントがります!

すっごく爽快な景色!やっぱり海を眺める古道っていいなー(*´ω`*)!

尾根に出るとのんびりした散歩道♪

木々の隙間から見えるピーク付近がおそらく今回のコースの最高点。安居辻松峠の少し先にある林道合流点はあの辺りだと思います。

熊野方面。多分あっちが中辺路のコース(潮見峠あたり?)だと思う。

駅を出発した時間帯はまだまだ薄暗かったけど、尾根に出たあたりから日が指し始めました。気持ちいい(*´∀`*)♪

のんびり歩いていると平坦な1本道!

〈8:37〉この1本道が峠の茶屋跡となります!この茶屋は大正8年(1919年)ごろまで営業されていたそうです!

道脇に丸太が転がっているので休憩ポイントです♪

安居辻松峠→林道合流→「祝の滝」往復

茶屋跡から行動再開!緩やかなアップダウンが続きます。

しばらく進むと右手から道が合流します。

〈8:56〉ここが安居辻松峠となります。道の傍らにお地蔵さんが建っていました!

この峠からは椿駅まで下れるみたい。でもここを分割ポイントにするのは次回が大変そう。

峠からも緩やかな道!

このあたりからは南東方面に展望が開けます!雲ひとつない快晴だー(^O^)

でも気温高すぎ!!今、1月だよね?

尾根に出てからやたらに暑くて、この日の行動中はずっとロンT1枚だけで余裕でした!しかも腕まくりして。

もう春になったみたい。

気持ちいい陽気だけど、今年もこのまま暖冬になっちゃうのかな?

今の所、厳しい寒波が来たのって年末年始だけのような気がする…。日本海側は雪で大変だってニュースでやってたのに。

〈9:05〉峠から10分ほどで林道が合流!ここがおそらく最高点だと思います。

合流地点にはトイレもありました!このトイレが山中にあるとは思えないほどキレイだった!!

で、ここからは山を一気に下る林道となります!

富田坂の登りは非常に古道らしさがあって楽しい山道でしたが、ここから三ヶ川バス停までひたすら林道となります。

実はこのコースの辛いところはここからの急激な下りの方!足腰をいじめてくるキツイ下りが始まります。

舗装路と未舗装路が入り交じる林道。

しばらく下っていくと林道脇に広場がありました。山仕事用かな?

時たま林道が分岐しますが、道標がところどころに設置されているので辿っていきましょう!

厳しい下りですが、こんな素晴らしい展望が望める場面も!!麓の谷まで下ります。

峠から下っても山間の谷を安居の渡し場がある日置川までひたすら林道歩きです!

うーむ…。なかなかしんどい^^;

そして長い…。

〈9:41〉やっとのことで下りきりました。下ったところにあるゲートを正面に進むと安居の渡し方面ですが、

ゲートの前で右折すると「祝(しゅく)の滝」という滝があるそうなので寄り道しましょう!

祝の滝までは片道10分ほどです。

林道にそって流れる川の透明度がヤバい(゚∀゚)!川魚が群れで泳いでいました。夏なら泳ぎたい!

〈9:50〉林道を10分ほど進めば祝の滝!

たぶんこの岩壁が滝ぽいですが、水が流れていませんでしたorz

雨の多い時期は落差10mの飛瀑が見られる美しい滝なんだそう。

ブログ主はこの岩壁が滝だとわからず、その目前にある階段を下ってみましたが、砂防があるだけでした。

分岐へ戻ります。林道の静けさが秘境っぽい!この日はかなり暑い日でしたが、ここだけ涼しかったです♪

〈10:05〉ということでゲートのある分岐に戻ってきました。

ゲートはしまっていますが、脇から抜けられます!

三ヶ川バス停→安居の渡し場

ゲートをすり抜けて、三ヶ川バス停を目指して林道を進んでいきます!

林道の脇には大日・弥陀・勢至・観音など梵字(サンスクリット文字)で刻まれた梵字塔。

さらに進んでいくと庚申塔がありました。

沢沿いに石垣。廃村なのかな?

川沿いに林道を進む!途中で開けた場所がありました!正面に見える山並みが仏坂で越える峠だと思います!

ひたすら進んで道路に突き当たりました!

〈10:43〉この突き当りに三ヶ川バス停があります!

「仏坂」へ進む場合はこのまま「安居の渡し場」がある日置川へ!

分割する場合はここをゴールにすると次回の計画もスムーズだと思います

では安居の渡し場へ向かいましょう!

今回は「仏坂」へそのまま進むので、ここで「安居の渡し保存会」さんへ到着時刻の連絡をしました。

次回の記事で詳しくご紹介しますが、渡し船で日置川を渡る場合は事前予約が必要です!

仏坂で越える峠と日置川(ひきがわ)。山に囲まれた美しい川ですね!!

道路脇の小道(左)へ。ここから集落内へ入ります。

安居の渡しまで集落のど真ん中を通るは1本道!

畑や山に囲まれたのどかな安居集落♪

小中学校の前の商店には自動販売機!補給ポイントです♪

集落を抜けてそのまま真っ直ぐ進んでいくと、

〈11:03〉安居の渡し場に到着です!!

大辺路の旅の中で一番楽しみにしていた渡し船!

平成17年、地元の材木商が寄贈した舟を元に「安居の渡し保存会」の方々が半世紀ぶりに復活させた大辺路唯一の渡し船です!

今回の「富田坂」編はここまでにして、次回「仏坂」編で詳しくご紹介します♪

熊野古道「大辺路」を行く!③「仏坂」安居の渡し~周参見駅
2021年1月中旬、今回は熊野古道「大辺路」を歩いてきました!前回パート②では、大辺路で最...

まとめ

ということで今回はこの日の前半、大辺路②「富田坂」編でした!

大辺路最初の難所である「富田坂」は自然豊かな山坂と気持ちの良い尾根道が続き、古道感あふれるコースでした♪

大辺路は他の熊野古道コースと同じく、本来の姿が失われている箇所も多いですが、この「富田坂」は往時の姿を色濃く残る名コースだと思います♪

コース全体的に道迷いや危険箇所はありませんが、下りの林道はなかなか急なので足腰の負担がかかり体力的にはやや健脚向き。

体力温存でのんびり歩くのがオススメです!!

では後半、大辺路③「仏坂」編へ続きます!

「大辺路」についてまとめました!

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