新宮市観光|熊野速玉大社・神倉神社などぐるっと散策!

お出かけ・観光

2020年7月下旬に和歌山県の新宮市周辺を散策してきました!!

熊野三山の一つである「熊野速玉大社」を中心に、熊野信仰・熊野古道に関連するスポットがたくさんある新宮市。熊野三山の門前町として栄えた地域なので、魅力的な観光スポットが豊富です!

海・山・川に囲まれた歴史ある海辺の街。今回はそんな新宮市のスポットをじっくり観光してきました!

今回は徒歩での観光でしたが、各スポットの詳細・駐車場などの情報もまとめつつご紹介します!

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新宮市の観光マップ!

新宮駅前にある観光スポットの看板

神々しい熊野の山々と熊野川、広大な海に囲まれた自然豊かな新宮市。

熊野三山・熊野古道に関連するスポットは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されており、とっても魅力的なエリアです!

世界遺産のスポットが多いということで、海外からもたくさんの観光客が訪れます!

〈新宮市の主な観光スポット〉

  • 熊野速玉大社:世界遺産・熊野三山の1つ
  • 神倉神社:世界遺産・熊野信仰発祥地
  • 浮島の森:国の天然記念物
  • 徐福公園:徐福の墓
  • 阿須賀神社:世界遺産・阿須賀王子跡
  • 新宮城跡:国の史跡「新宮城跡附水野家墓所」

などなど

散策マップ(今回のGPSログ)

こちらは今回、ブログ主が実際に歩いたGPSログです!

熊野速玉大社をスタート&ゴール地点にして反時計回りに散策してきました!!

〈散策経路〉

熊野速玉大社→神倉神社→浮島の森→新宮駅・徐福公園→新宮城跡→熊野速玉大社

今回、車ではなく徒歩で散策しようと思ったのは、事前に観光情報を調べている際、Google Mapで新宮市を眺めていると、各スポットがきれいに円を描くように等間隔にあり、ぐるっと一周するコースがとても魅力的に感じられたからです♪

前日の熊野古道旅の際に「阿須賀神社(阿須賀王子跡)」へは訪れていたので、この日の観光では立ち寄っていません。阿須賀神社も世界遺産に登録されているので、新宮市を観光される際はぜひ立ち寄ってください!

散策データ

 

起点・終点:熊野速玉大社

散策時間:2時間44分

距離:5.6km

前日に歩いた熊野古道「高野坂」熊野速玉大社~那智駅の記事はこちら↓

駐車場はあるの?

今回は徒歩での散策でしたが、各スポットに専用駐車場が設けられています

〈各スポットの駐車場〉

  • 熊野速玉大社:参拝者用駐車場(無料)
  • 神倉神社:参拝者用駐車場(無料)
  • 浮島の森:専用駐車場(無料)
  • 徐福公園:利用者用駐車場(有料※
  • 新宮城跡:丹鶴城公園駐車場(無料)

※徐福公園の駐車場だけ有料ですが、公園利用者は1時間無料となっています!徐福公園は新宮駅のすぐ目の前ですので、立地では一番利用しやすいです!!

また新宮駅周辺には市営駐車場・コインパーキングも豊富ですので、徒歩で各スポットを周る場合は駐車場を拠点にスポットを巡っていくといいでしょう!※今回、ブログ主もコインパーキングを利用しました。

各駐車場の詳細は本編でご紹介します

新宮市観光!徒歩で散策!

熊野速玉大社

コインパーキングに車を駐めて、熊野速玉大社の鳥居前から散策スタート!

まずは熊野速玉大社にお参りしましょう!

熊野速玉大社の参道。こちらに訪れるのは今回はたしか5回目。ちなみに前日も熊野古道を歩く際にお参りしています。

また数年前に熊野三山を車で巡った際にも、もちろん参拝しました。

ということで今回はさらっとお参りだけして、新宮市の観光名所を巡っていきましょう!

境内にある「熊野詣 奉八度”の記念碑」

江戸時代の中期に奥州南部八戸領久慈の吉田金右衛門という人物が8度目の熊野詣(くまのもうで)の際に奉納したとされる記念碑です。

右面に「宝永五年子七月日」と刻まれています。宝永五年は1708年のこと。その時代に奥州から往復するには数ヶ月はかかるらしい…^^;

しかもそれを8度も!!熊野三山への信仰心が伺えますねー。

本殿入口。

熊野速玉大社は神倉神社のゴトビキ岩に降臨した”熊野権現”を祀るため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。

和歌山県の熊野周辺のエリアは”現代日本サッカー”の発祥地でもあるので、JFA(日本サッカー協会)のエンブレムは、神武天皇を導いた「ヤタガラス」です!

”速玉”という名前から、オリンピックやワールドカップの前に日本代表の選手・協会の方々が”必勝祈願”に訪れることでも有名ですよね♪

熊野三山では「JFAのサッカーお守り」もあるので、サッカーファンの方へのお土産にもオススメですよ!

速玉大社の本殿へお参り!

本殿内にある世界遺産の石碑。

熊野御幸の石碑。

熊野古道を歩いていると、よく目にする「熊野御幸(くまのごこう)」

熊野の名が広く知られるようになったのは、”上皇”による熊野御幸が行わるようになってからです。「御幸」とは上皇・法皇・女院の外出のことを指します。※天皇の外出は「行幸」

熊野に初めて詣でたとされるのは「宇多法皇」でしたが、そのときは一度だけの参詣だったため、熊野信仰がそれほど広がることはなかったようです。

熊野信仰が特に広がるきっかけとなったのは「白河上皇」の熊野詣。白河上皇は熱心に9回もの熊野御幸を行い、そのことがきっかけとなり熊野信仰が広がっていきます。

熊野御幸の際にメインルートとされたのが熊野古道「中辺路」。現代でも一番人気があるコースです!!

境内にある御神木「梛(なぎ)の大樹」

平重盛の手植えの木であると伝わっています。左右対称の葉の形から夫婦円満のご利益があるそうです。

天然記念物に指定され、樹齢は約1000年にもなるんだそう!

速玉大社の主祭神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神だからご利益ありそうですよね!

神宝館の前に立つ「武蔵坊弁慶」!

弁慶はまだまだ謎に包まれている部分が多い人物ですが、一説には速玉大神に仕えた三党の1つ”鈴木一族”が出自とされています。

速玉大社への参拝を終えて正面の鳥居へ。ここを起点に新宮市のスポットを巡っていきましょう!

「熊野速玉大社」詳細

  • 場所:和歌山県新宮市新宮1番地
  • TEL:0735-22-2533
  • 拝観時間:日の出~日没(授与所は8~17時)
  • 定休日:無休
  • 駐車場:あり(無料)
  • 拝観料:境内自由(神宝館拝観500円)
  • 公式HP:http://kumanohayatama.jp/

駐車場

国道42号から熊野速玉大社の鳥居へ進み、鳥居前で右折して脇道へ入ると駐車場があります。

参拝者用の駐車場で、無料で開放されています。トイレあり!

神倉神社・ゴトビキ岩

熊野速玉大社から次は熊野信仰の起源とされる神倉神社へ向かいましょう!

鳥居の前から、千穂ヶ峯・権現山・神倉山の山裾にそって進みます。散髪屋さん?の角を曲がる。

基本的に神倉神社まではまっすぐ!

道案内もしっかりされています。速玉大社~神倉山までは約900m!10分ほどです。

山裾にそって進む。天気が良くなってきたー(⌒▽⌒)

実はこの日はまだ梅雨中。梅雨終わり際の晴れた日で、まだ梅雨明け宣言はされていません。でも結局この日から関西は晴れ続きだったのでようやく梅雨も終わりを迎えました♪

途中に「渡御前社」への案内があったので寄り道。

こちらが「渡御前社」。山の麓にあるお社でした。

渡御前社の拝殿。

渡御前社の説明板。神武天皇を祀っているお社のようですね!

先程の道標に戻って神倉神社方面へ。

神倉小学校。体育館がかっこいい(゚∀゚)!

それにしても世界遺産の山が”裏山”ってすごいなー。

校庭横の道を歩く。突き当りが神倉神社の入口です。

神倉神社の手前にある妙心寺。

妙心寺の説明板。

神倉神社に到着!!

神倉神社は熊野の神々が降臨した熊野信仰の発祥地!

熊野三山に祀られる”熊野権現”が初めて地上に降臨したという伝承を持つ古社。

権現山の中腹に鎮座し、日本書紀で”天ノ磐盾(あまのいわたて)”と記された「ゴトビキ岩」をご神体として祀ります。

写真は境内にある天磐盾の顕彰碑。

神倉神社・ゴトビキ岩へはここから538段の急な石段を登って社殿を目指します!!

今回の観光で一番楽しみにしていたのが神倉神社への登拝でした♪

入口で杖を借りていざ出発!!

うわーめちゃめちゃ急や~。

苔むした石段はすごく美しいけど、これはサンダルとかでは無理ですね。今回はランニングシューズを履いてきました。

ちょっと急すぎない!?

急な坂とかいうレベルじゃなくて、ほぼほぼ垂直に近いような石段です…。

これ、写真じゃ伝えきれないかも!熊野古道のコースは今まで色々歩いてきましたが、この神倉神社への参道がダントツで一番急です!!!

登りはまだいいけれど、下りが怖そう…((((;゚Д゚))))

半分を過ぎたところあたりに千穂ヶ峯への登山口の案内がありました。

実は神倉山から千穂ヶ峯(権現山)への登山も考えていたのですが、今回は観光をメインにして見送りました。

追記:千穂ヶ峯に登ってきましたー!

参道が終盤に差し掛かると、ようやく少し道が穏やかになってきました。

神倉神社の鳥居が見えてきた。ここからは平坦です!

そしてゴトビキ岩!!!

ゴトビキ岩のある境内は展望スポットだと聞いていたけど、あれ?そんなに見晴らしよくない?

ゴトビキ岩のお社へ参拝。

大きな岩に圧倒されつつお参りして、振り返ると…、

この見事な展望(゚∀゚)!!なるほどそういうことか!

新宮市の市街地から、その向こうに広がる海!急な石段を頑張って登ってきたから、このご褒美はすごくうれしい!!

しばらく景色を眺めながら感動していました!

帰り道にカニ発見!

あ、そこが家なのね。世界遺産に住むカニ!!!!

参道の下りはめっちゃ怖い((((;゚Д゚))))

すれ違った女性は両手両足を使って登られていました。

毎年2月6日に行われる「御燈祭り」では、この急な石段を暗闇の中、松明を手に駆け下りるそうです!スゲー!

ということでなんとか麓まで下ってきました!神倉神社へ登られる方はくれぐれも歩きやすい運動靴で登るようにしましょう!

では次のスポットへ向かいましょう!!

「神倉神社」詳細

  • 場所:和歌山県新宮市神倉1-13-8
  • TEL:0735-22-2533(熊野速玉大社)
  • 拝観時間:境内自由
  • 定休日:無休
  • 駐車場:あり(無料)
  • 拝観料:境内自由
  • 公式HP:http://kumanohayatama.jp/?page_id=18

駐車場

神倉神社の鳥居前(神倉小学校の正門前)に参拝者用の駐車場があります!

神倉神社の駐車場は第1(7台)+第2(13台)の計20台まで駐車できます。利用時間は午前7時~午後7時までとなっています。

浮島の森

神倉神社の境内から次のスポットへ!しばらくしたところで振り返ると権現山が見えました!

左の出っ張ったところがゴトビキ岩がある社殿です。

新宮駅方面へ進む。新宮駅へは神倉神社の前の道で1本です。

今回は途中で左へ曲がり「浮島の森」へ向かいます。

梅雨もほぼ明けているので気温がぐんぐん上がってきました!この日は予報で33℃まであがる真夏日でした。

自販機で飲み物を買って水分補給!

浮島の森の広場に到着!石碑と女の子の銅像。その向こう側に権現山・千穂ヶ峯!

「浮島の森」は全体が沼池に浮かんでいる植物群落です!「新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落」として国の天然記念物に指定されています!

東西85m、南北60m、総面積約5000㎡の”泥炭(でいたん)”でできた島!泥炭は湿生植物の遺体が堆積して出来たマット状の浮遊体です。

そんな泥炭の島の上にある植物群落には、この地域の平均的な植物の他、北方系の植物や南方系の植物が多数混生している珍しい生態系となっています。

寒地暖地両方の植物が混在するだけでなく、都市のど真ん中にある温暖な低湿地に高原性の植物まで見られるという、植物学的に極めて珍しい混生群落として、現在も保全・研究が行われています。

浮島の森の料金表。大人110円/子供50円!

浮島の森に入場する前に、管理人さんによる浮島の解説を聞きました!

難しいことはわからないけれど、泥炭はとにかく良く浮くらしい。

昭和20年代頃までは、強い風が吹くと島全体が実際に動いていたとの記録があります。管理棟の中にも年代ごとの浮島の航空写真が飾られていて、写真によって位置が変わっているのがわかります。

その後、都市化が進むにつれて沼全体が陸地化し、現在は浮島が座礁している状態なんだそう。

天然記念物に指定されたのが昭和2年なのに、それ以降に都市化された理由として、管理人さん曰く、その当時の国内情勢や経済的な問題があったそうです。主に戦争による貧困。

でも座礁してしまった現在でも、台風などで増水すると浮島はその水位により上下するそうですよ(゚д゚)!

これが泥炭。触らせていただきましたが、見た目以上に軽い!

浮島のパンフレット!都市のど真ん中にこんな大きな島が浮いてるって不思議!

浮島の森を散策してきましょう!

浮島の遊歩道。

浮いたように見える島はよくあるけれど、実際に浮いている島を見るのは初めて。

鉄橋を渡り浮島の植物群落へ!

1999年~2000年にかけての調査では125種類の植物が確認されたそうです。

各植物には名前の札が掛けれらています。

こっちの植物は札の文字が赤色

札の文字色の違いは↓

  • 黒字:地域本来の植物
  • 赤字:暖地の植物
  • 青字:寒地の植物

豊富な植物に囲まれた遊歩道。

まるでジャングル。

これは巻き付いてる方の名前?どっち?

島の真ん中あたりにある「蛇の穴」

浮島には「おいの伝説」と呼ばれる伝説があります。

〈おいの伝説〉

この島付近に住む「おい」という娘が、父親とともに薪を採りに島へ渡った。

昼食時に弁当を開いてみると箸がないことに気づき、おいは木の枝を折り箸の代わりにしようと、森の奥深くに入っていったがなかなか戻ってこない。

父親が探しに行くと、まさに娘が大蛇に飲み込まれようとしているところであった。父親が急いで助けようとしたが、ついに娘は蛇の棲む底なし井戸に引き込まれてしまった。

この伝説の”底なし井戸”がこの「蛇の穴」であると言われています。

駐車場にあった女の子の銅像がおいちゃんかな?

上田秋成による『雨月物語』の一編「蛇性の婬」はこの伝説を題材にしたとされています。

伝説の底なし井戸。

底なし井戸を眺めて下を向いて歩いていると、これは…なんだ…?

もしかして忍者がいる(゚д゚)!?

島内から反対側へ出てきました。

こんな大きな島が浮いているってすごいなー!しかも沼地の周りは普通に住宅があって、市街地に囲まれてるのが不思議。

「浮島の森」の詳細

  • 場所:和歌山県新宮市浮島3-38
  • TEL:0735-21-0474
  • 営業時間:9:00~17:00(12-2月は~16:00)
  • 定休日:無休
  • 料金:大人110円/小人50円
  • 駐車場:あり(無料)

駐車場

受付前に専用駐車場があります。トイレあり!

新宮駅・徐福公園

浮島の森から新宮駅へ向かいます。こちらは新宮市役所。

新宮市役所から数分で新宮駅に到着しました!

神倉神社の「御燈祭り」の銅像。

駅前には観光協会・案内所があります。

駅前のコンビニで大きなサイダーを買いました!夏限定商品かな?関西人はやっぱりチェリオやで!

新宮駅の近くには新宮駅東市営駐車場『はまゆう』という駐車場があるから、新宮駅をスタート地点にしたほうがコース的には計画しやすかったかも。

和歌山県新宮市 新宮駅東市営駐車場『はまゆう』
市営駐車場『はまゆう』は新宮駅の東に隣接しています。(24時間駐車可)  出張、旅行や駅への送迎など...

駅前の交差点すぐにある徐福公園。

入口からは写りきらなかったので公園内から徐福公園の楼門。

徐福は秦の始皇帝に仕えた人物なので、中国の建物っぽい楼門。ちょっと琉球っぽさもある楼門ですね!

伝承によると、徐福は秦の始皇帝に仕えた人物で、東方にある蓬莱・方丈・瀛州にあるという不老不死の霊薬を求めて船出しました。

そのうち「蓬莱」に当たるとされるのがここ新宮です。

徐福はその後新宮に住み着いたとされ、大陸からの文化や捕鯨の技術を新宮の人々に伝えたとされています。

徐福さんの足元にある池には錦鯉が泳いでいました。人馴れしているのか近づくと口をパクパクさせて寄ってきてカワイイ(*´ω`*)

もともとこの地には徐福のものとする墓がありましたが、徐福公園はそのお墓を中心として整備された公園です。

徐福の渡来地伝承は全国に点在しますが、「徐福の墓」として存在するのは全国でここだけ!!

こちらが徐福のお墓。

徐福の墓の説明板。

昼も近くなり暑くなってきたので、さっき購入したサイダーを飲みながら休憩。

「徐福公園」詳細

  • 場所:和歌山県新宮市徐福1-4-24
  • TEL:0735-21-7672
  • 利用時間:8:30~17:00
  • 定休日:無休
  • 料金:無料
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式HP:http://www.jofuku.or.jp/(一般財団法人新宮徐福協会)

駐車場

徐福公園の駐車場は新宮駅と同じ通り(県道232号・新宮駅前交差点)にあります。

駐車料金は有料となっていますが、公園利用者は1時間無料ですので実質無料です。

徐福公園駐車場

 

  • 公園利用者は1時間無料
  • 30分毎:普通車50円/大型車510円

新宮城跡・丹鶴城公園

徐福公園から新宮城跡へ向かいましょう!

徐福公園から少し先にあるこの交差点を右へ曲がると「阿須賀神社」です。阿須賀神社は前日の熊野古道で立ち寄っているので、この日は向かいませんでした。

その一つ先の交差点で左折。

この右側の丘が新宮城跡です!

新宮城跡の東側入口。駐車場もこちらの入口から。

新宮城跡は、この地で生まれた詩人・作家の「佐藤春夫」が幼少期を描いた『わんぱく時代』の主要舞台となっています。

佐藤春夫の父が建てた「熊野病院」や家があったことや幼少時に城跡によく登ったことが描かれています。

東側の登城口から本丸跡へ登っていきましょう!

入口付近から見事な石垣!新宮城は2017年に”続日本100名城(167番)”に選定されている名城です!

途中で振り返るともうこの展望!本丸が楽しみ!!

天守台あたりの石垣。

新宮城は熊野川沿岸の小高い丘である”丹鶴山”に築かれた城です。築城主は浅野忠吉。

もともとこの地には源為義と熊野別当の娘の子である”丹鶴姫”の住まいがあったことにより別名「丹鶴城」とも呼ばれます。

江戸時代には紀州藩主の初代徳川頼宣の家老である水野氏が入城し、その後10代にわたり統治が続き、新宮はその城下町として栄えました。

本丸の広場。

本丸には「丹鶴姫之碑」があります。

本丸は絶好のビュースポット!

新宮市の市街地が一望できます!右端に見える山が権現山です。

真正面に見える建物はオークワ。駅前にあるデパート形式の珍しいスーパーです。今回は2泊3日のキャンプ旅行だったので、あちらのスーパーで買い出ししました。

東側には海が見渡せました♪夏らしいいい景色!

西側には熊野川と新熊野大橋。新宮市は和歌山県と三重県の境にある街なので、熊野川の対岸は三重県です。

熊野川の向こう側に紀伊山地の山々。ブログ主は熊野古道にハマってから熊野川のゆったりと流れる雄大な姿が大好きになりました。

鐘ノ丸跡の広場。ベンチも多いし景色も良い休憩スポットです!

ちょうどお昼頃だったので、お弁当買ってくればよかった…。

市役所の近くにすごく良さげなパン屋さんがあって、”サンドイッチ”の幟がかなり気になったのに、なんで買ってこなかったんやorz

昭和の頃、鐘ノ丸を中心として「二の丸」という民営の旅館が営業され、日本一短い”ケーブルカー”が運行していたそうです。ビアガーデンもあったらしい!

その後、城跡の主要部分を市が買い取り、丹鶴城公園として整備したんだそう。

城の中にある旅館ってかなり珍しいですよね。どんな旅館だったんだろう?泊まってみたかったなー。

ではそろそろ下りましょう。

今回はそのまま松ノ丸から下りますが、熊野川沿岸の水ノ手へ下ることも出来ます。

眼下に町並みを眺めながら下っていく。

すると西側の入口が見えてきました。

ここが西側の登城口の冠木門。

「新宮城跡(丹鶴城公園)」詳細

  • 場所:和歌山県新宮市新宮7691-1
  • TEL:0735-22-2840(新宮市観光協会)
  • 利用時間:自由
  • 定休日:無休
  • 料金:無料
  • 駐車場:あり(無料)

駐車場

駐車場は丹鶴城公園の東側入口(登坂橋付近)から少し登ったところにあります。台数は7~8台ほど。

熊野速玉大社にゴール+おまけ

今回はここから熊野速玉大社へ戻って観光は終わりとなります。

新宮城跡の入口から速玉大社までは西へ1本道となります。国道42号線は歩行者用の地下通路を通り横断。

そして熊野速玉大社へ戻ってきました!ここでちょうど一周!

速玉大社の駐車場前には佐藤春夫記念館があります。

佐藤春夫さんの作品はまだ読んだことがないので、また作品を読んでから記念館にも立ち寄ってみたいと思います♪

駐車場前にはお土産や飲食店が並ぶ川原家横丁という通りがあります!

川原町の説明板。

横丁!お昼ごはんにしよう!

横丁にある「暁屋」といううどん屋さん。

暑い夏はさっぱりとした「冷やしすだちうどん」を頂きました!

うどんの麺にしっかりとしたコシがあり、スッキリとした冷たいおダシで夏にピッタリ!すだちの酸味でサッパリしていて美味しかったです(⌒▽⌒)

お外のテラス席で、暑い中食べる冷たいうどんに夏を感じました!!

まとめ

ということで今回は新宮市観光でした!

今回は2泊3日のキャンプ旅で、熊野古道や観光、海水浴や川遊びまで夏を存分に満喫できた旅となりました!!

新宮市は熊野信仰に関連するスポットが非常に豊富!世界遺産や天然記念物、景色の良い名城や海山川など魅力的な観光スポットがいっぱいでした!

注意点として、神倉神社へ登拝される方はしっかりと履き慣れたシューズで登るようにしましょう!下りは特に注意です!

今回のキャンプ旅の記事

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