橋杭岩|和歌山県串本町 奇岩群の景勝地を散策!

お出かけ・観光

2020年4月中旬に、和歌山県串本町の景勝地「橋杭岩(はしぐいいわ)」に立ち寄りました!

前日まで熊野古道を2日間歩き、その後、潮岬の「望楼の芝キャンプ場」で車中泊しました。この日は朝早くにキャンプ場を出発して自宅に帰るだけ。

そのまま帰ってもいいけれど、キャンプ場にあった周辺マップで「橋杭岩」が紹介されていて、ちょうど帰り道にあるということで、寄り道しました♪

今回は「橋杭岩」の散策とアクセス・駐車場、周辺スポットについてまとめました!

「潮岬望楼の芝キャンプ場」についてはこちら↓

スポンサーリンク

橋杭岩とは?

橋杭岩は和歌山県東牟婁郡串本町の海岸沿いにある奇岩群の景勝地

串本から大島に向かい、海中に約850mの列を成して、まるで”橋の杭”のような岩柱が大小40余りもそそり立っています!

規則的に一直線に立ち並ぶ姿が”橋の杭”にそっくり!そのことから「橋杭岩」と呼ばれています。

橋杭岩は1500万年前の火成活動により、泥岩層の間に流紋岩が貫入したもので、海の侵食によって柔らかい泥岩が取り除かれ、硬い杭状の石英斑岩が残されたため、このような姿になったそうです。

橋杭岩は吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されています

道の駅にある橋杭岩の説明板。

橋杭岩は、その昔”弘法大師空海”が作ったという伝説があります!

弘法大師が天の邪鬼と串本から沖合の島まで一夜にして橋をかけることができるかの賭けを行いました。

弘法大師が橋の杭をほとんど完成させた所で、負けてしまいそうな天の邪鬼はニワトリの鳴き真似をして、もう朝が来たと勘違いさせました。

負けたと勘違いした弘法大師は、作りかけの橋を残してその場をさり、あとには橋の杭だけが残りました。

弘法大師さまの伝説は紀伊山地にたくさん残っていますが、橋杭岩の伝説は茶目っ気があって、ちょっと可愛らしさがあります!妖怪の天の邪鬼がニワトリの鳴き真似するのもおとぎ話っぽさがありますね。

橋杭岩の場所・アクセス

 

マイカーの場合

  • ナビの設定は「橋杭岩」or 道の駅「くしもと橋杭岩」
  • 串本駅から国道42号線を東に5分

公共交通機関の場合

  • JR紀勢本線「串本駅」からバスor徒歩
  • 串本町コミュニティバス(佐部・上田原方面行き)→「橋杭岩」バス停
  • 串本駅から徒歩:1.8km 約25分
  • 紀伊姫駅から徒歩:1.2km 約15分

道の駅「くしもと橋杭岩」が併設

橋杭岩には道の駅「くしもと橋杭岩」が併設されています

駐車場もこちらの道の駅を利用します

こちらの道の駅は、周辺の観光情報を発信する「橋杭観光センター」の他に、物産販売所ソフトクリーム・カフェなどの軽食コーナー、2階は展望台となっている人気の道の駅です!

弘法大師ゆかりの地、串本町の名産「ポンカン」を使ったソフトクリームなどが名物!

道の駅「くしもと橋杭岩」

 

住所:和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川(くじのかわ)1549-8

Google Mapへ!

TEL:0735-62-5755

駐車料金:無料(普通車49台・大型バス6台)

営業時間:9:00~18:00(10-3月は17:00まで)

定休日:年中無休

駐車場は大型バスも駐車できるだけの広さがあります!(普通車49台・大型バス6台)

駐車料金も無料で、道の駅は営業時間がありますが、駐車場・トイレは24時間利用できます!

景勝地「橋杭岩」を散策!

それでは道の駅から散策開始!

橋杭岩は「干潮時」に訪れると、海岸を降りて近くまで散策することができます

この日は朝の7時30分ごろに訪れたので、まだ観光客の方々も少なめでした!混雑していたら駐車場を占領するのが申し訳なくてゆっくりできないけど、これならのんびり散策できそうです♪

ちなみに橋杭岩は崩落の恐れがあるためあまり近づきすぎないように注意!といっても橋杭岩の真下は深さのある海の中なので、そこまで近づくのは水着でもなければ難しいと思う。

干潮時に露出した岩の上を歩いて散策!マグマが固まった岩なのかな?

見た感じだと滑りやすそうな岩肌ですが、実際歩いてみると意外にも滑りにくい岩でした。海藻類が付着してるとこだけ気をつけて下さい。

ちょっと曇り気味の天候ですが、風もなく春っぽい陽気♪

規則的に並ぶ橋杭岩は迫力があります!橋杭岩もすごいけど、転がっている岩も結構大きいものが多くて、なんだか不思議な光景(゚∀゚)

あっちの島まで行ってみます。あの島は”弁天島”という島で、島の反対側(西側)には朱色の鳥居があります。

また鳥居をくぐると小道があり、少し登ると祠があって参拝することができます。

お!貝殻発見!!それにしても海の透明度が高い!

足を濡らさないようにアミダ状の岩肌を伝っていくのがおもしろい!ルートを間違えると詰んじゃう!笑

ちょっと晴れてきたかな?写真だとわかりにくいですが、橋杭岩の1つ1つがかなりの大きさです!

橋杭岩の真下あたりは波が押し寄せる。干潮のピークになると真下ぐらいまで近づけるのかな?

透明度が高くて水があるのかないのか、わからないところがある!

島に上陸!

島から橋杭岩。ほんと見事に一直線ですね(゚∀゚)!不思議だー。

横に広い橋杭岩。

橋杭岩の上に生える木。たくましすぎるだろー!

夏なら泳ぎたいなー。もちろんここは遊泳禁止だけど。橋杭岩からすぐ近くに海水浴場もあります!

海水浴場から橋杭岩まで遊歩道が整備されているので、海水浴中に立ち寄るのも楽しそうですね!

道の駅方面。ずいぶん遠くまで来たなー。散策が楽しくて気付かなかった。

橋杭岩の間から見える島が”大島”。

実は今回の旅は、本来の計画では1週間ほどかけて熊野古道の様々なコースを歩く予定でした。でも新型コロナの影響で予約していたキャンプ場が臨時休業に…。

大島にある”リゾート大島”という海岸沿いのキャンプ場を利用する予定でしたが、そちらも臨時休業になっちゃいました。感染拡大を防ぐための決断だと思います。

そろそろ島から戻る。天気がだんだん良くなってきたー!もう少し遅めの時間帯に来るべきだったかな?

見事にそそり立つ杭状の岩!

こっちは鋭い二股の岩!RPGのラスボスがいる城みたい。

新宮~潮岬までの海岸線は「リアス式海岸」だから、車を運転していても窓から美しい景観がたくさん見られます。

その中でも橋杭岩の独特な姿は特に目を引きますね!

大島と潮岬を結ぶ”くしもと大橋”。

なんだこれ(゚∀゚)!一瞬、ライオンの顔に見えた!

サザエさんのフタ。貝殻がいっぱい落ちていて、探しながら散策するのが楽しい♪

ということで道の駅に戻ってきました!

道の駅オリジナルのソフトクリーム。きんかんソフト食べてみたい!

でも時間帯は営業前…。たぶん新型コロナの影響で臨時休業していたかも。

周辺スポット①弘法湯

橋杭岩の散策を終えたので、周辺も散策!道の駅から国道沿いを東に数分進むと、「弘法湯」という温泉があります!

この岩も橋杭岩?

弘法湯は弘法大使が突いたところから湧き出たと云われる温泉です!

弘法湯

 

場所:和歌山県東牟婁郡串本町姫572

TEL:0735-62-0654

営業時間:13:30~19:30

営業日:火曜・木曜・土曜・日曜

料金:大人500円/子供150円

隠れ家的な温泉ですね!!

家族風呂サイズの浴場が2つあるシンプルな温泉。窓から橋杭岩や太平洋が望めるみたいです!

ブログ主も利用したかったけど、時間外でしたorz

温泉は諦めて道の駅へ戻る。

ちょうど弘法湯と道の駅の中間あたりに鳥居があったので登ってみる。

登ると祠がありました。

祠の目の前から橋杭岩が見渡せます!絶好の撮影スポットだと思いますよ!!

周辺スポット②「おざきのひもの」

道の駅へ戻り、今度は反対側(西側)へ。

数分歩くと、干物屋さん「おざきのひもの」があります!販売所のすぐ横に製造所があり、できたての干物が店内に並んでいました♪

お土産に買って帰ろっと(*´ω`*)

ひもの屋さんへは道の駅から遊歩道が繋がっています。

その遊歩道をそのまま進むと、”橋杭海水浴場”まで続いています!

海水浴したいなー。夏になったらまた串本周辺を散策してみたいです!

遊歩道を歩いて道の駅へ戻る。

弁天島の西側にある鳥居。

お土産に干物をたくさん買って帰りました♪

みりん干しはしっかり甘くて火で炙ると香ばしく、トロアジは脂が乗っていて最高でした!

橋杭岩のお土産にオススメですよー!

まとめ

ということで和歌山県串本町の景勝地「橋杭岩」の散策でした!

火山活動と海の侵食によって織りなす、奇岩群の景勝地。串本周辺の海岸沿いにはリアス式海岸の素晴らしい景観が広がりますが、その中でも橋杭岩は独特で目を引きます!!

自然に見事な一直線に杭状の岩が並んでいるのが不思議。弘法大師さまの伝説が残るのもわかる気がします!

今回の熊野古道を含めて、和歌山県の自然の豊かさや海の美しさに魅了された旅になりました!今後も熊野古道を歩くため、何度も和歌山県を訪れると思いますが、その都度、お立ち寄りした場所をご紹介していければと思います!

タイトルとURLをコピーしました