トレッキングソックス|登山で愛用しているおすすめ靴下の紹介!

道具レビュー

長時間、登り下りを繰り返しながら歩き続ける登山では「登山靴選び」が大切だと言われています!自分の足にあったシューズに出会えると山に出かけるのもより楽しみになりますよね♪

登山で快適に歩き続けるためには登山靴だけじゃなく、同じく足元を保護する「トレッキングソックス」の選択もとても重要!直接、足に触れるものだからしっかりしたフィット感とクッション性がある”高機能のソックス”を選ぶと心強い味方になります!

今回はブログ主が愛用している登山用の靴下の紹介!

今まで履いてきたトレッキングソックスの中で今も愛用し続けているオススメのトレッキングソックスをご紹介します!

紹介するソックス

  • finetrack(ファイントラック)
  • Smartwool(スマートウール)PhD
  • FITS(フィッツ)ラグドブーツ&クルー
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愛用しているトレッキングソックス!

こちらがブログ主が愛用しているトレッキングソックスです!

購入した順番に並べると、

  1. finetrack メリノスピンソックス
  2. Smartwool PhDアウトドアミディアムクルー
  3. Smartwool PhDアウトドアヘビークルー
  4. FITS ヘビーラグドブーツ
  5. FITS ミディアムラグドクルー

の順番に購入しました!

ファイントラックは約7年前、スマートウール2足は約4年前、フィッツは約1年前に購入

トレッキングソックスは普通の靴下に比べるとけっこう高価ですが、この7年間をほとんどこの5足で歩いてきたと考えると未だに現役で使用できるので、耐久性を考慮すればコスパがすごいですね!

実際、試しで購入したスポーツ用のソックスなどで登山してみたこともありますが、数回の使用ですぐにヘタったり、穴が空いたりしました。

色々工夫しながら登山で使用してきた結果、この5足が残りました♪

ということで今回はこちらの5足のトレッキングソックスを購入したメーカー順にレビューしていきます!

finetrack(ファイントラック)メリノスピンソックス

まずは7年前に購入したfinetrack(ファイントラック)メリノスピンソックス!

かれこれ7年前に購入したソックスなのでモデル名を忘れてしまい、ネットで調べてみましたが情報が見つけられず、はっきりしなかったので現行モデルの名前を拝借しました。スパイラルフィル?だったかな?

このソックスはブログ主が初めて購入した本格的なトレッキングソックス。それまではポリエステルメインの速乾性の高いスポーツソックスなどを使用していましたが、このソックスで登山での”靴下”の重要性に気付かされました!

正直、靴下なんて消耗品だし安いものでも一緒だろうと思ってたけど、このソックスを履いてその考えが一転しました。

まずはスペックから↓

スペック!

 

原産国:日本

厚さ:中厚手

生地:ウール36%、ナイロン31%、ポリエステル31%、ポリウレタン2%

※スペックは現行モデルの数値

ややウールの割合は低く設定し化学繊維の割合を高くすることで、ウールの弱点である耐久性を補い、ポリエステルの速乾性を高めたモデル

ファイントラックの調べでは、ウール製だけのソックスより約3倍以上も耐久性があるようです!さすがに7年間使用したので、若干ヤレてきた感じがしますが、それでも現役だから耐久性は驚異的!

それでいてウールの特徴はしっかり残し、ポリエステルの速乾性とウールの保温性の特性をダブルで生かしたモデルです!

finetrack(ファイントラック)は日本国内の登山用品メーカーで、海外ブランドにはない”日本の山岳環境に適応するウェア”を販売されているメーカーさんです!

特にウェアを重ね着して快適性を実現する”レイヤリングシステム”を提唱するメーカーさんとして人気ですよね!ドライレイヤーの”スキンメッシュ”はブログ主も愛用しています!

行動中のウェアの場合は”5レイヤリング”を提唱していて、汗などで体を濡らすこと無く、ベストなコンディションで行動できるように製品を開発されています!

トレッキングソックスの場合もレイヤリングシステムを推奨していて、長時間の山行でもドライレイヤーと重ねることで常にドライ感を得ることができます!

フィット感についてはレイヤリングを前提としたソックスなので、単体ではフィット感がやや緩めな印象です!

ファイントラックのソックスレイヤリング!

  1. L1.スキンメッシュソックス
  2. L2.メリノスピンソックスなど

スキンメッシュソックスはこちら↓

おすすめポイント1

 

長時間使用しても匂いが残らない!

このソックスを購入するまではポリエステル製のソックスで山を歩いていましたが、ポリエステル製のソックスは回数を重ねるごとにムレて匂いが気になってきます。

ですがファイントラックのソックスでは今まで一度も匂いが気になることがありませんでした

特にテント泊などで長時間行動しても全くというほど匂いが気にならなかったことに驚かされました!7年間使用した現在でも汗臭さやムレたあとの嫌な匂いは全然残っていません!

おすすめポイント2

 

さらさらして肌触りが良い!

このソックスは繊維が細くなめらかで肌触りが非常に良いです!ゴワゴワ感がなく、さらさらとした肌触りで気持ちいい履き心地です♪

しかも毛玉が全然できないのが素晴らしいポイント!7年間山登りで使用してきましたが、未だに毛玉はなく、気持ちのいい肌触りを保ってくれています!

おすすめポイント3

 

速乾性が抜群!行動中に全然ムレない!!

とにかく速乾性が優れていて、行動中にムレて不快になることがありません!特にスキンメッシュソックスと組み合わせるとドライ感が素晴らしいです!

もちろん単体で使用しても非常に速乾性が高く、今回紹介するソックスの中では1番ドライ感が得られるソックスだと思います!

足の甲やくるぶしの部分にはメッシュ生地のベンチレーションが配置されていて、汗を大量にかく真夏でも不快なムレを感じることはありませんでした♪

ソックスのムレに悩んでいる方や、汗っかきの方には特にオススメしたいソックスです!

現行モデルはこちら

Smartwool(スマートウール) PhDアウトドアクルー

次はスマートウールのPhDアウトドアシリーズの紹介です!ブログ主は厚手(ヘビー)と中厚手(ミディアム)の2種類のソックスを愛用しています!

Smartwool(スマートウール)はその名前の通り品質の高い”ウール製品”で人気のメーカーです!特にアウトドアで活躍するソックスやベースレイヤーが有名ですよね!

”メリノウール”の天然素材ならではのナチュラルな履き心地と登山などの過酷な環境でも活躍する高い機能性を両立させた製品を販売されています!

数多いスマートウールの製品の中で”PhDアウトドアシリーズ”はウールの特性とフィット感・クッション性が優れたソックスです!履き心地と機能のバランスが素晴らしい!

購入したのは約4年前で、まず中厚手(ミディアム)のモデルを購入しました!購入してすぐに登山で使用して、「これはいい!!」と感動して、下山後すぐに厚手(ヘビー)も購入しました。

それから最近までずっとメインで活躍してくれたソックスです!

履き心地がとっても気持ちいいので登山での使用はもちろん、キャンプや冬場の普段使いにも使用しています!

ますはPhDシリーズのスペックから↓

スペック!

 

原産国:U.S.A

素材

ヘビー:メリノウール73%、ナイロン25%、ポリウレタン2%

ミディアム:メリノウール63%、ナイロン35%、ポリウレタン2%

高品質なメリノウールが約7割も使用されているので、履き心地と保温性は抜群です!安物のウールにありがちなチクチク感も全くなく、ふわふわとした気持ちのいい履き心地♪

3割ほど化学繊維が混紡されていて耐久性も高いです!4年間使用でも全然ヘタっていません!

また匂いにも強く、複数日履いてもほどんど匂いは気になりませんでした。日帰りからテント泊まで幅広く使用できるオールラウンドなソックスだと思います!

おすすめポイント1

 

フィット感が抜群!行動中にズレない!

PhDシリーズのソックスを履いて1番驚いたのはフィット感の良さ

”4ディグリーエリートフィットシステム”という機能があり、2本の伸縮性の高い素材が足の甲をクロスする形で配置されているので行動中にソックスがシューズの中でズレることがなく、抜群のフィット感が得られます!

また踵の部分が立体的に裁断されていて、クッション性の高いヒールカップに踵がピッタリとフィットします!

表側からは分かりづらいので、ソックスを裏返してみました!

足の甲の部分にこのようなクロスのストレッチ素材が配置され、ズレにくく快適なフィット感があります!

また高いフィット感がありながら汗の排出機能も優れていて、足の甲やサイドにはベンチレーションも配置されています!長時間の歩行でもムレることなく快適に歩くことができます♪

おすすめポイント2

 

クッション性が高い!

PhDシリーズは”かかと”と”つま先”にクッション機能が付き、その他の部分より柔らかくて厚みのある生地が使用されています!登山で特に下山時にPhDシリーズのクッション性の高さが実感できます。

シューズとの相性もあると思いますが、このソックスで靴ずれなどの足のトラブルを抱えたことはなく、4年たった今でもしっかりとサポートしてくれます♪

おすすめポイント3

 

カラーバリエーションが豊富!

PhDシリーズは厚さのバリエーションも豊富ですが、様々なカラー・柄が展開されていて所有欲をそそります♪

カラーバリエーションが豊富なら他の人とかぶらなくていいですね!

スマートウールのPhDシリーズは見た目がスポーティーなタイプから女性も嬉しいかわいいタイプのソックスまで幅広く展開されているので、登山での”おしゃれ”も楽しめると思います♪

追記:メーカー内のシリーズ名が変わりました!

PhDシリーズの後継はおそらく『ハイク』シリーズだと思います!!

smartwool『ハイク ライトクッション』

smartwool『ハイク フルクッション』

FITS(フィッツ) ラグドブーツ&クルー

ラストはここ最近ハマっている”FITS(フィッツ)”のソックス

FITSはもともとスマートウールなどのメーカーから依頼されてソックスを製造していたアメリカの靴下工場が、その豊富なノウハウを活かして独立したソックス専門メーカーです!

様々なメーカーから依頼されてソックスを製造してきたノウハウと確かな技術力を持つ、ここ数年で特に大人気のソックスメーカー。

FITSのソックスは約1年前に購入しました!ずっと気になっていたソックスだったのでまずは評判が高かった厚手のモデルを購入!

以下で特徴を紹介していきますが、ブログ主にとってはあまりにも衝撃的なソックスだったので、続いて中厚手のモデルも購入しました!

現在はFITSのソックスをメインで使用しています♪

まずはFITSのラグドシリーズのスペックから↓

スペック!

 

原産国:U.S.A

素材

ヘビー:ウール74%、ナイロン13%、ポリエステル3%、ライクラ2%、アクリル8%

ミディアム:ウール69%、ナイロン23%、ポリエステル4%、ライクラ4%

スペック的にはスマートウールPhDと同じようなウールと化学繊維の割合ですが、ソックスのタイプとしてはぜんぜん違う物になります!

厚みを比較すると、PhDはスタンダートなヘビーソックスなのに対して、FITSのラグドはまさに”極厚”ソックスという感じです!

ミディアムラグドクルーの厚さもPhDのヘビーとミディアムのちょうど中間ぐらいの厚さがあります!

おすすめポイント1

 

クッション性が驚異的に優れてる!極厚パイル生地の内面!

FITSソックスの厚さの秘密は内側の極厚総パイル生地!!画像は裏返したものですが、ソックスを裏返すと体積がもこっと膨張したように感じるほど肉厚でふわふわです!

このパイル生地のおかげでこのソックスのクッション性は驚異的なほど高いです!!

パイル生地を拡大してみるとこんな感じ。足をふわふわの生地が覆い、フィット感とクッション性が優れています!

特に踵やつま先はさらに厚めの生地でクッション性を向上させているので、履き心地も抜群です!長時間の山行でも疲労が溜まりにくく、パイル生地で空間ができるので汗をしっかり吸い上げてくれます!とっても快適♪

おすすめポイント2

 

抜群のフィット感!

フィッツのソックスを持ち上げてみると、まるで中に足が入っているかのような立体感があります!自立するかと思った…^^;

この立体的な厚みのある生地がしっかり全体を包み込みフィット感が抜群!特にヒールはカップ状に裁断されていてふわふわなのにピッタリとフィットし、長時間の山行でもズレること無く保護していくれます!

平置きでもひと目で分かるほどヒールの裁断が立体的です!

またスネから足首にかけてもしっかりとフィットするタイトさ。かなりストレッチするのできつさはなく、それでいてずり落ちてくることもありません!

FITSのソックスは名前が少し間違えやすいので購入の際は注意してください!

最近(現行モデル)は名前が統一されてきましたが、少し前まで厚みによって名前が何度か変わって、特にネットショップで購入する際はちょっと混乱するかもです!旧モデルも名前が違うだけでソックス自体は同じものです。

FITSのソックスにはラグドシリーズとハイカーシリーズがあります!今回紹介しているモデルは”ラグドシリーズ”の厚手と中厚手のモデルです。

ハイカーシリーズはラグドシリーズよりウールの繊維が細いタイプで、里山や日帰り登山などの少しライトな環境で活躍するモデルです。

FITSの販売するモデル名

ラグドシリーズ←紹介しているのはこっち

  • 厚手:ヘビーラグドブーツ、ヘビーエクスペディションブーツなど
  • 中厚手:ミディアムラグドクルー、ラグドクルーなど

ハイカーシリーズ←繊維が細いタイプ

  • 中厚ライト:ミディアムハイカークルー
  • 薄手:ライトハイカークルー

実際に店舗などで手にとって見ると厚手と中厚手、ハイカーシリーズとの違いはすぐに分かりますが、ネット通販の際はしっかり確認してから購入したほうが良いと思います!

あと中厚手のモデルには”ブラック”のカラーがあり、厚手のモデルにはなかったのでブログ主は見分けのためにもブラックを購入しました。※2019年12月現在

おすすめポイント3

 

つま先のラインの色でサイズがすぐわかる!

続いて、FITSソックスのサイズの見分けとサイズ感についてです!

FITSのソックスにはつま先にカラーラインがあり、サイズごとに色分けされています!上記のサイズ表の色が各サイズのラインの色になります!

ソックスの適応サイズは、履いている登山靴のサイズではなく素足での実寸サイズを選択してください

ブログ主の例で言うと、

FITSのサイズ感

ブログ主の足のサイズの場合

  • 素足実寸:25.7cm
  • 登山靴:26.5~27.0cm(UK7.5~8.0)
  • スニーカー:スタンスミス27.0cm・オールスター27.5cm

FITSのソックスはMサイズ(ラインの色はブルー)でピッタリ!

※今回紹介した他のソックスもMサイズを着用。

またかなり極厚のソックスなのでタイト目のフィッティングをしている登山靴だと、ヘビーラグドブーツは合わない可能性があります

実際にブログ主のシューズの場合でもきつくて入らないものもありました!その場合はミディアムラグドクルーを選択しています!

  • ゆったり目のシューズ→ヘビーラグドブーツ
  • タイト目のシューズ→ミディアムラグドクルー

ブログ主はFITSのソックスにどハマリ中なので、おそらく次に登山靴を購入する際はこのFITSのヘビーラグドブーツを持参して(店頭で購入して)フィッテイングすると思います♪

厚手のモデル

中厚手のモデル

トレッキングソックスの使い分け

最後に愛用しているソックスの使い分けについてご紹介します!

ブログ主は基本的にクッション性重視で厚手(ヘビー)ソックスをメインに使用しています!中厚手(ミディアム)のソックスはサブとしてザックに入れて持ち運ぶ事が多いです。

また、ややタイトめにフィッテイングしている登山靴で出かける場合にはミディアムを選択することもあります!登山靴との相性によりますね。

登山用品店でシューズのフィッテングを行う際は、持っているソックスの中で一番厚手の物を持参してフィッテングさせていただいています。

ブログ主のソックス使い分け例

基本の使い分け

  • 3シーズン:FITSヘビー(スマウPhDミディアム)
  • 冬シーズン:FITSヘビー(スマウPhDヘビー)

タイトなシューズの場合

  • FITSミディアム(PhDミディアム)

トレランシューズ・軽量シューズ

  • finetrackメリノスピン(PhDミディアム)

※()内はサブ

上記はあくまでも一例で、シューズとソックスを色々組み合わせて相性を探りながら選ぶようにしています!

常にサブのソックスを持つことで、違和感を感じたらすぐに履き替えることもできますし、登りと下りで使い分けたり、気温によって厚みを変えたり重ね履きしたりと工夫することができます!予備があれば渡渉箇所などで水に濡れても安心♪

まとめ

ということで今回はブログ主が愛用しているトレッキングソックスの紹介でした!

登山で快適に歩くためには特に重要なアイテムの一つである”トレッキングソックス”。過酷なアウトドア環境でもしっかり足を保護してくれる頼もしい味方です♪

普通の靴下に比べると高価なソックスですが、耐久性に優れ、匂いにも強く長く愛用することができ、結果的にコスパに優れたソックスがたくさんあります!

これからも色々工夫しながらソックスを選んでいこうと思います!その都度、気付いた点などがあれば情報の更新を行いながら紹介できればと思います!

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