2019年11月下旬、滋賀県の鶏足寺へ紅葉見物に行ってきました!
今回は紅葉時期を迎えた滋賀県の長浜市周辺のスポットを巡ろうと、1泊2日のキャンプ旅行で訪れました!2日間でじっくり長浜市を散策する予定でしたが、2日目の天気予報が晴れマークから雨マークに…。
当初は2日目に予定していた、登山と鶏足寺の紅葉を1日目に変更して、急ぎ足で各スポットを周ってきました!
鶏足寺は「滋賀県 紅葉」などで検索すると上位にヒットする人気のスポット!予定がいっぱいだけど、せっかくいいお天気だから紅葉の名所へ!
ということで今回は紅葉の名所「鶏足寺(旧飯福寺)」の情報を少しまとめつつ、散策の様子をご紹介します!
紅葉の名所「鶏足寺」とは?
鶏足寺(旧飯福寺)は、735年に”行基”によって開基されたお寺です!山岳仏教の地として名高い「己高山」の中心寺院であった観音寺の別院の一つ。
いったん荒廃したものを799年に最澄が再興し、中世には僧兵を擁するほどの大寺でしたが、江戸時代の終焉と共に徐々に衰微し、1933年に寺が焼失したことで現在は事実上の廃寺となっています。
廃寺にはなりましたが、鶏足寺の仏像や境内は地元の方々によって管理されており、特に旧飯福寺は滋賀県でも特に人気の「紅葉の名所」として、見頃のシーズンには多くの観光客で賑わいます!
場所:滋賀県長浜市木之本町古橋
拝観時間:9:00~16:00※
定休日:無し
料金:紅葉散策協力金200円(紅葉シーズンのみ)
お問い合わせ先:(公)長浜観光協会 北部事務所
TEL:0749-82-5909
※最終入場15:30まで推奨。紅葉時期は境内が夕方から暗くなります。
紅葉時期は臨時駐車場あり!
多くの観光客が紅葉のシーズンには臨時駐車場が用意されています!
Google Mapでは「鶏足寺の紅葉駐車場」で検索!
見頃の時期はかなり多くの車で混雑しますが、ガードマンの方が誘導してくださり、地元の方々がきっちり管理されておられるので、混雑していても利用しやすい駐車場でした!
鶏足寺へのアクセス!
鶏足寺へのアクセスは、
マイカーの場合、北陸自動車道「木之本IC」から約15分!
- 国道303号線→県道281号線経由で約5km。
- ナビの設定は「鶏足寺」や「駐車場」にセット!
公共交通機関の場合は、JR北陸本線「木之本駅」からバス!
- 湖国バス「金居原行き」で「古橋」下車。所要時間13分
- バス停より徒歩15分。
また紅葉シーズン中の土日祝は北近江リゾートよりシャトルバスあり!
- 北近江リゾート臨時駐車場(100台)
拝観料は?
鶏足寺は廃寺ですので拝観料は必要ありませんが、紅葉シーズンのみ”紅葉散策協力金”が必要です!11月上旬~下旬。
”協力金が必要な時期=紅葉が見頃”となるので、紅葉シーズンがわかりやすくていいですね♪
料金:200円高校生以上
料金を支払うと鶏足寺・石道寺の紅葉散策協力券と散策マップがいただけます。
紅葉散策協力券には、鶏足寺や関連寺院に伝わった仏像などが収蔵されている”己高閣・世代閣”の拝観補助券もあり、本券をお持ちの方は300円で拝観できます!
ちなみに散策マップは下記のサイトでも配布されています!
紅葉散策協力券の券売所は、鶏足寺の入り口の他にも、臨時駐車場内や総合案内所(観光バス乗降所)、石道寺の境内入り口付近にもあります!
己高閣・世代閣を見学される方は駐車場や総合案内所などで手に入れておくと散策がスムーズです!紅葉がメインの方は鶏足寺の入り口でお支払いするといいですね。
鶏足寺で紅葉見物!
では、駐車場から散策開始♪
この日は長浜市にある賤ヶ岳や小谷山などの古戦場がある山へのハイキングと、鶏足寺の近くにある”ウッディパル余呉”でキャンプするために長浜市に来ましたが、翌日の天気予報が雨マークに変わってしまい、1泊2日で組んでいた予定が1日目にみっちり詰まってしまいました。
早朝から2箇所で登山を楽しんだ後で鶏足寺に訪れたので、けっこうヘトヘトの状態で散策開始です!あまり前情報なしで鶏足寺に来たから人の流れに乗って散策していきます!
まずは鶏足寺の玄関門、己高山山麓の古橋地区にある”与志漏神社(よしろじんじゃ)”へ!
与志漏神社から鶏足寺まで紅葉散策の遊歩道がスタートします!
いきなり真っ赤な紅葉並木♪時期としてはベストだったかも(*´∀`*)
いいお天気の日に来られてよかったなー♪紅葉が青空に映える!!
真っ赤なモミジを下から!
与志漏神社の本殿でお参り。
見頃シーズンで秋晴れのいいお天気だから観光客の方々で境内は賑わっていました!
こちらが己高閣。己高閣は己高山にあった寺々の仏像や仏具などの寺宝を納めるための収蔵庫。鶏足寺の十一面観音像をはじめに、様々な文化財が収められています。
先程、ご紹介しましたが、紅葉散策協力券についている補助券があると通常の拝観料より割引されて拝観できます!
通常:500円→補助券あり:300円
周辺マップ。山岳仏教の己高山まで歩いてみたいけど、この時間帯から登るのはきびしいし、今回は紅葉メインで周りたいから、最短ルートで鶏足寺(旧飯福寺)へ!
与志漏神社の己高閣から境内を出て鶏足寺への遊歩道を進みます。
田園風景がなんとものどかな遊歩道♪道にそって甘酒やお茶などを販売されている露店や採れたて野菜の無人販売所が並んでいました!
紅と黄と緑が入り混じった紅葉♪
お団子屋さんだー(゚∀゚)!先に鶏足寺で紅葉を楽しんでからにしよっと♪
遊歩道は途中に石畳になっているところもあって散策が楽しい!
遊歩道沿いの茶畑もきれいでした!お茶の販売もしてたしこの辺りの名産なのかな?
鶏足寺入り口の券売所を過ぎて境内へ!
鶏足寺の境内はまた一段と紅葉が見事でした!このロープで囲われている石垣が、
鶏足寺の撮影スポット!大門跡です!ロープで囲われているのは落ち葉を保護するため。そのおかげで真っ赤な絨毯のようでした(*´∀`*)
本当は反対側からの方が写真スポットとしては人気ですが、この時間帯は向こう側が影で覆われていたので、こちら側からの方が賑わっていました!
振り返って鶏足寺の本殿へ。
本殿への参道はなかなか急な階段!
鶏足寺(旧飯福寺)の本殿に到着!本殿ではありますが、鶏足寺は廃寺なので御本尊はここにありません。本尊である十一面観音像は己高閣に安置されています。
本殿前の参道を上から。紅葉に覆われた境内。
本殿からそのまま階段を下ってもいいですが、本殿脇からゆるやかな散策路が整備されています。
こんな感じで歩きやすい散策路。
モミジ(*´∀`*)
紅葉と茶畑。
鶏足寺の境内から少し下って、石道寺にも寄り道します♪
石道寺も鶏足寺と同じく己高山の山麓にある寺院の一つ。
御本尊も同じく”十一面観音像”で、石道寺の観音様は作家”井上靖”の小説「星と祭」の中で若い娘に例えられ、子授けの観音様としても知られています。
観音様が安置されている本殿内を拝観することができます!
拝観料:300円
石道寺(しゃくどうじ)の説明板には井上靖「星と祭」の一説が紹介されています。
石道寺から鶏足寺の境内に戻り、
石畳の遊歩道を戻ります。
広場から紅葉。この鶏足寺には約200本ものモミジの古木があるそうです!
大門跡を正面側から!やっぱりこっちは影になっちゃってる。こちら側から写真を撮るなら午前中の方が良さそうです!※ブログ主が訪れたのは14時ごろ。
真正面から大門跡。でも影はあるけど天気が良いからこれはこれでいい感じ♪
飯福寺の説明板。戦国時代の武将でここからほど近い小谷城の主”浅井氏”の祈願所として有名なお寺だったんですね!
ブログ主はここへ来る前に、小谷城跡のある「小谷山」に登ってから訪れました!
紅葉を十分堪能できたところで、そろそろ帰りましょ。この後はキャンプもあるし!
その前にお餅食べなきゃ!どれにしようかな~(*´ω`*)
栗餡団子っていうのがおいしそうだったので買っちゃいました♪キャンプ場でのおやつにします!
ちなみにお店には飲食用のテーブルも並んでいて、お茶もサービスしていただけるので、ゆっくりお店で食べたほうが良いと思いますよ♪
あとは与志漏神社を出て駐車場に戻りました。戻っている間もたくさんの観光客の方々とすれ違いました。団体のバスツアーのお客さんも多かったです!
まとめ
ということで今回は滋賀県の紅葉スポット「鶏足寺」の散策でした!
キャンプに向かう途中で少し予定が押し気味だったけど、秋晴れのいいお天気の中で鶏足寺の紅葉を楽しむことができて、立ち寄って本当に良かったです(*´∀`*)
鶏足寺の散策は駐車場スタートで往復1時間ほど。紅葉だけでなく己高閣・世代閣や石道寺の拝観も含めゆっくり散策される場合は2時間ほどでプランを立てるといいですね!
今回、訪れた11月20日頃が見頃としてはまさに最盛期という感じだったので、鶏足寺の紅葉の見頃は毎年11月中旬~末頃までがベストだと思います!
また最大の見所である”大門跡”は紅葉が散り始めてからが見頃だと思うので少し時期を遅らせてみるのもアリかもしれません!