京都「愛宕山」に登山!表参道~月輪寺コースで愛宕神社総社に参拝!金鈴渓も歩いてきたよ!

登山・トレッキング

6月中旬に京都の愛宕山に登山に行きました!

愛宕山は京都府にある標高924mの山で京都市街の西北に位置し、山頂に鎮座する「愛宕神社」は全国にある約900社の総社で、全国から登山者、参拝者が訪れます。

愛宕神社の「火難」の護符は台所に貼られ、火事などから人々を守ると言われていて、夏の夜に行われる千日参りには多くの京都市民が山頂の愛宕神社にお参りするなど、京都市民の山として親しまれています。

また300名山の一つとして数えられていて、京都府の山の中でも屈指の人気がある山です。とても良く整備されている登山道なので初心者でも登りごたえのある参拝道を安心して歩くことができます。

愛宕山登山口ある清滝周辺には観光スポットとしても有名な嵐山があり、車で10分ほどの距離なので登山と合わせて観光も楽しむ事ができてオススメです!

追記:冬も訪れましたー!

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愛宕山への登山コースと想定タイム

愛宕山への代表的なコース!

愛宕山は京都で人気の登山スポット!コースもいくつかあって、代表的なコースだと、

  • 表参道コース ← 愛宕神社への表参道。メインコース!
  • 月輪寺コース ← 下りで利用されることが多い。
  • 水尾コース ← 保津峡駅からスタート。電車で利用しやすい!
  • 大杉谷コース ← 谷沿いを進むルート。少し危険!

などが挙げられます!他にも愛宕山の北側から竜ヶ岳、地蔵山から縦走するコースなどもあり、バリエーションが豊富な山です!

今回の登山コース

今回は起点になる清滝から愛宕山のメインコースでもある「表参道」で愛宕神社の総社に参拝し、山頂のある三角点まで登ります。降りは月輪寺を通って清滝へと戻る「月輪寺コース」で周回しました。

  • 表参道コース 清滝~水尾分かれ~愛宕神社~愛宕山三角点
  • 月輪寺コース 愛宕山三角点~月輪寺~清滝 

清滝に戻った後は東海自然歩道を通って「金鈴渓」にも立ち寄ります。金鈴渓は京都一周トレイルの西山コースの人気スポットでもあります。

  • 金鈴渓 清滝~金鈴渓~落合橋~清滝トンネル

想定タイム

  • 表参道コース 2時間30分~3時間 登り
  • 月輪寺コース 2時間~2時間30分 降り

清滝を起点に表参道から月輪寺コースを周回してくるのに5時間~6時間ほどのコースと想定しました。

  • 金鈴渓 1時間~1時間30分

清滝から金鈴渓を東海自然歩道で周回してくるのに1時間~1時間30分ほどかかると想定したので、一日の行程としてはおよそ6時間~7時間かかるボリューム感がある山行です!

行程はけっこう歩きごたえのあるコースですが体力に余裕がある方は金鈴渓までコースに絡めると愛宕山をより堪能できると思います!

初心者の方や体力に自信がない方は愛宕山に登るだけでも満足感があります。とくに表参道コースはよく整備された広い登山道で歩きやすいので、山を登りなれていない方は単純に往復することをオススメします。

登山口付近の駐車場

清滝有料駐車場「さくらや(青木駐車場)」

愛宕山の駐車場は清滝トンネルを抜けた先にあるさくらや(青木駐車場)を利用するのが一般的です。清滝公衆トイレのすぐ隣り。

50台ほど駐車することができる広い駐車場で表参道の登山口へも近く、月輪寺コースから周回してくる場合でもちょうど駐車場へと戻ってくることができます。

さくらや(青木駐車場)詳細

所在地:京都府京都市右京区嵯峨清滝一華表町30

営業日:年中無休

営業時間:6:30~17:30(夏季は18:00、冬季は17:00まで)

料金:平日 車500円 マイクロバス1000円

休日 車1000円 マイクバス1500円

Google Mapコード:35.039784, 135.658214

無料駐車場

清滝トンネルの少し手前に無料の駐車スペースがあります。トンネル手前の分岐を少し入った道沿いに6~7台ほど駐車することができます。

本当は有料駐車場を利用するつもりで駐車場の営業時間に合わせてたどり着くように朝自宅を出発したのですが、余裕を持って早くに出発しすぎてしまって、到着したのが営業時間の1時間ほど前。

さすがに営業時間まで時間を潰せないので、事前に情報を仕入れていたこちらの無料駐車場を利用しました。

ここから清滝トンネルを通って登山口を目指すのですが、清滝トンネルは車1台がやっと通れるほどの狭いトンネルなので、車が通ると歩行者は結構危険らしいので本当は有料駐車場を利用したかった…。

余談ですが清滝トンネルは心霊番組で何度が紹介されているスポットだったりするので、ビビりのブログ主はできるだけ歩いて通りたくはなかったです(´・ω・`)

もちろん何もなかったですけどね。

それでは愛宕山登山の様子を紹介していきたいと思います!

愛宕山に登山!

表参道コース 清滝~愛宕神社~愛宕山三角点

駐車場で準備をして、清滝トンネル手前「愛宕寺」から登山スタートです!まずは清滝の登山口を目指して歩きます。

これが清滝トンネルです。車1台がなんとか通れるほどの細いトンネルなので注意して通過しましょう。まぁこのときの時間がまだ5時過ぎなので車は走っていませんでした。

トンネル内は写真で見るよりかなり薄暗く不気味でした(´・ω・`)途中、1台だけバイクが通ったのですがエンジン音が反響してかなりうるさかったです。トラックとか通ったらすごいんでしょうね…。

京都でもかなり有名な心霊スポットみたいですね。結構暗い雰囲気のトンネルなのでそういう噂が立つのもわかる気がします。

トンネルを抜けるとバス停があります。

トンネルから少し進むと分岐があります。登山口にはここを左に降って行きます。さくらやの有料駐車場を利用する場合は車でここを右側に進んでください。

坂を下ると清滝川があり、きれいな赤の渡猿橋を渡って登山口へ向かいます。

渡猿橋からみた清滝川。透明度の高い綺麗な川でした。京都らしい木造の建物があり風情のある景色。旅館かな?

清滝の古い町並みを楽しみながらしばらく歩いて行きます。

すると登山口の鳥居に到着です。ここから愛宕山のメインコースである「表参道」が始まります。

登山口から愛宕神社までは4.2km。少し長めのコースなのでゆったり歩きましょう。

鳥居をくぐって舗装された林道を登っていきます。

登山者、参拝者への注意書きです。愛宕山は京都で人気の登山コースです。しかし毎年、軽装で登ったり、道に迷ったりして遭難する事があるようです。事前にしっかり準備と計画をして安全に登山しましょう。

嵯峨消防団の方々が設置してくれている案内板。分母が40なのでおよそ100m間隔で設置されています。目安になってすごく助かります。

これから紹介していく中でこの看板が何度か出てくるのですが、結構笑える内容もあるので愛宕山に登られる方はこの看板に書いてある内容も楽しんで登るといいですよ(・∀・)

舗装された階段を登っていきます。スタートからけっこうしんどい。

水場がありました。一口いただき先へ進みます。

参拝道って普通の登山と違った独特の雰囲気がありますよね。

朝早くから出発したので、ようやく朝日がさし始めました。今日はいい天気だといいな♪

しばらく登ると火燧権現跡に到着しました。火の神様が祀られているようで、火事と深く関わりがある社であったようです。

ここからくねくねとした登りです。

登ると20丁目「一文字屋跡」です。今は京都バス「清滝駅」の前で営業されているようですね。

表参道は登山口の鳥居から愛宕神社まで五十丁あります。板碑型と地蔵型の2種類の丁石が参道沿いに建てられています。こちらも嵯峨消防団の方々が設置されている案内板のように目安になるので助かりますね。

参道は広く整備されているので歩きやすい。

朝日が差し込む登山道を進んでいきます。

おっ!休憩所がありました!ここでしばらく休憩。

5合目までは黙々と坂を登っていくので体力がかなり削られる(-_-;)行程が長いのでできるだけ体力温存しながら登っていきます。

25丁目の茶屋跡。

休憩所からきれいな樹林帯の登山道を少し進むと

五合目の東屋に到着!広々とした場所なのでここでゆっくり休憩するといいですよ。5合目以降は7合目まで坂が緩やかになってくるのでサクサク進めます!

5合目から7合目までは山腹を横切るように進んでいきます。

山腹からの景色がいいので足取りも軽くなります♪それにしてもいい天気や(*´∀`)

看板でもちょうど半分になりましたね!ここから7合目までは緩やかなのぼりです!

5合目までがきつかったので、その分気分良く歩ける道です。

京都の街並みも一望できる登山道。

神社まであと2km。がんばりましょう!

丁目の石碑も30を超えました。

ここから「水尾分かれ」までは少し登りが続きます。

7合目まであと少し。ここで表参道の3/4登ってきました!

坂を登りきると

7合目の水尾分かれに到着です!ここは保津峡駅からの登山道、嵯峨水尾登山道との合流地点です。ここまでスタートから1時間30分ほどでした。

ここでしばらく休憩していると何人かの方が山頂から降ってきました。朝早くからスタートしたのでブログ主が1番乗りかなと思っていたのに、かなりの人がそれよりも早くから登っていたようです。さすが京都でも屈指の人気コースですね。

しばらく休憩したあと、愛宕神社に向かいます。ここは「ハナ売り場」で愛宕さんの火伏の神花「樒」の売り場です。水尾の女性が毎日ここまで登って樒を売り、お参りした人々が火災を除く神符としてお土産としたそうです。

ハナ売り場を過ぎるとネタがなくなってきたのか消防団の看板が下ネタに走り始めました!笑

ゴミ子って誰やねん!

まさかの連作・ω・

家でゴミ子の彼氏のゴミ箱男が待ってるんなら、ゴミ子を連れてるブログ主は浮気相手なのかな?あかん、混乱してきた。

ゴミ子は家に連れて帰って、ゴミ箱男に引き渡せばいいやとか考えながら参道を歩いていると、愛宕神社の入り口「黒門」に到着しました!

ここからは煩悩は捨てて気持ちをきちっと整理してから境内へと入っていきます!

看板でもここで到着のようですね。お疲れ様でした!楽しませてくれたありがとう(*´∀`)

参道に入ると雰囲気もガラッと変わって、神聖は景色になりました。

石段の道を進んでいきます!

さっきので終わりちゃうんかーーーーい!!

分母越えてるやん。いろいろ突っ込みどころが多い看板でした。道中楽しませてくれましたが最後がいちばん笑いました。

参道もだんだん佳境へ。この愛宕山は初心者でも登りやすい冬山としても人気があり、特にこの参道が真っ白に染まる時期はたくさんの方が登山に訪れます。

ブログ主も数年前に一度、初詣も兼ねて冬に訪れたことがありますが、このあたりは雪に彩られ美しい参道で感動した思い出があります。

愛宕神社の社務所。

社務所を過ぎると本堂までは長い階段を登ります!

階段の途中に月輪寺への分岐があります。山頂の三角点までもこちらを通って向かうので、先に参拝を済ませてここに戻ってきます。

結構長い階段です。

登り切るとついに愛宕神社に到着です!登山口からここまでは2時間弱。

こんな山奥なのにとても立派な門構えでした。

とても立派な社です。キチンと身なりを整えて中へお邪魔しました。

しっかりと旅の安全を願ってお参りしました。

境内は静けさが漂う荘厳な雰囲気でした。自然と気持ちが整っていくような不思議な感覚がありました。

信仰厚く、京都だけでなく全国の方々から親しまれているのもわかるような気がします。しばらくゆっくりとした時間を過ごさせていただきました。

休憩したのち、愛宕山の三角点へ向けて先程の階段途中の分岐へと戻りました。

愛宕神社は標高924mで愛宕山の三角点のある場所は890mと三角点のほうが少し低い場所にあります。三角点まではゆったりと歩けるなだらかな道を進みます。

月輪寺コースの入口です。一度三角点へ向かってからこちらへ戻り降ります。

愛宕山のコースマップ。愛宕山へのコースは多数あり、バリエーションが楽しめそうですね。

マップで現在地を確認して山頂へ。

なだらかで歩きやすいな~♪

しばらく進むと、

ここが三角点への分岐です。少し分かりづらいかもしれません。丸太がある右の方へ進んで、急な坂を登っていきます。

急な坂を登り切ると景色が開けました。ここを登ると三角点があります。

愛宕山の三角点へ到着!スタートから2時間と少しで到着です!結構いいペース♪

ここで休憩して持ち込んだコーヒーとパンで朝食を食べました。

三角点のある場所からは京都の街並みが一望できる絶好のスポット!少し雲がありますが、遠くまで見渡せるいいお天気でした♪

登りの表参道はとても良く整備された登りやすいコースですが、途中急な坂もあり登りごたえがありました。

しばらく山頂で過ごしたあと月輪寺へ向けて先程の分岐へと戻りました。

月輪寺コース 愛宕山三角点~月輪寺~清滝

月輪寺コースの入口です。ここからは尾根道を通って月輪寺を目指します。

月輪寺への道中は自然豊かな森の中を歩く登山道という印象。木漏れ日が登山道を照らして気持ちよく歩けました♪

月輪寺のコースもきちんと整備されて歩きやすいですね。

途中大杉谷コースへの分岐があります。今回は月輪寺を目指すのでここはスルー。

この日は夏前の梅雨の中休みなのですが、日差しが強く結構暑い。下りでも汗が吹き出す一日でした。

尾根から少し降って、山腹を横切ると

建物が見えてきました。中に入っていくと

月輪寺に到着です!コースの入口からは30分ほどで着きました。

境内は山腹にあるので少し狭い中にあります。

緑に囲まれた、山の中の境内。

月輪寺からの景色。天気が良ければ奈良まで見えるようです。この日は見えませんでしたが、京都市街の景色が綺麗でした(*´ω`*)

境内を出てすぐにひときわ大きな木があります。この木は子宝紅葉と呼ばれる樹齢1000年を超えると言われる木で、夫婦円満、子宝に恵まれるパワースポットなのだとか。

月輪寺をあとに清滝を目指します。

ここから、月輪寺の登り口までは少し急な下りが連続します。危険は感じませんでしたが怪我をしないように慎重に降っていきましょう。

本当にきれいな登山道だ♪天気が良くなって本当に良かった(*´∀`)

40分ほどの道のりを一気に降ってくると

月輪寺の登り口に到着です!山頂からここまでは1時間10分ほど思った以上に時間はかかりませんでした!

月輪寺の登り口から清滝までは林道を進んでいきます。

10分ほど林道を進むと登り口のある清滝に到着しました!

この橋の向かいにある駐車場がさくらやの有料駐車場です。登山口から近くにあるので便利ですね。朝は営業前なので車はありませんでしたが、かなり多くの車が駐車場を利用されていました。

猿渡橋から愛宕山方面。天気が良くなって清滝の街並みが美しい。

ここまで周回してくるのに4時間20分ほど。まだ体力に余裕があり、想定タイムよりかなり早く周回してくることができたので、金鈴渓へ立ち寄ることにしました。

金鈴渓 清滝~金鈴渓~駐車場

金鈴渓へは猿渡橋の脇から東海自然歩道を通って向かいます。

清滝川沿いの道を進んでいきます。このあたりは京都一周トレイルの西山コースとなっているので訪れる人も多くよく整備されていました。

東海自然歩道から猿渡橋を振り返る。

京都一周トレイル西山コースの案内板です。いつか京都一周トレイルやってみたいな~。

橋を渡って金鈴渓へ。

金鈴渓はとても水が綺麗な渓谷。

金鈴渓への東海自然歩道は路面が濡れている事が多く滑りやすい箇所もあるので注意して歩きましょう!

このあたりは滑りやすいので注意!ロープが張ってはりました。

新緑の季節なので緑が美しい。秋の紅葉の時期も良さそうですね♪

天気がいいので今日はあたりかも(*´∀`)

川幅が広がってくると

この橋を渡って金鈴渓をあとにします。いや~綺麗な渓谷でした(*´ω`*)

金鈴渓から少し登って車道と合流。

駐車場を目指して車道を峠へと登ります!

保津峡が見えました。保津峡から嵐山までの保津川下りが人気ですよね。

峠まで登りました!ここまでの登りがとにかくしんどい(-_-;)

今日一番つらい登りでした。もうへとへとです。駐車場までは峠から下り。ゴールはもうすぐです!

峠からの下りを終えると京都らしい美しい景観に。

この茅葺屋根のお店は、江戸時代から変わらずこの場所で営業されているそうです。鮎料理の名店としてテレビなどでも紹介されていました。とても情緒あふれるお座敷を眺めながら駐車場へ戻りました。駐車場へはこの道沿いに5分ほど。

あ~疲れた~。

まとめ

この日は到着が予想より早くなってしまって、利用ようと思っていた駐車場が利用できず思いがけないハプニングに見舞われましたが、そのおかげで混雑せずスムーズに歩くことができて結果オーライでした!

表参道は参拝される方が多いので、非常に綺麗に整備されていて歩きやすく、途中に見どころが多い楽しい登山道でした。山頂の愛宕神社はさすが900社の総社だというような神聖な雰囲気があります。

体力と時間があったら金鈴渓へと足を運ぶことをオススメします。より山行を楽しめるので充実した一日を過ごすことができます!

コース全体では登りごたえのあるコースで金鈴渓も含めると5時間30分ほどで歩ききることができました。見どころも多く人気も納得のコースでした。初心者の方や体力に自信がない方は愛宕山表参道を単純往復するだけでも十分楽しめるコースという印象です!

この日は天気が良くて本当に良かった(*´ω`*)ではまた~

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