観音峰に登山!展望台→法力峠→洞川温泉で暖冬の周回トレッキング!

登山・トレッキング

2019年1月中旬に観音峰に登山に訪れました!

観音峰は奈良県天川村にある山で、吉野山と熊野本宮をつなぐ「大峰奥駆道」の修験道から少し外れて、西に伸びる支稜にあります。※観音峰は”観音峯”や”観音峯山”と表されることもあります!

標高は1347m。大峰北部の山々が360°見渡すことができる展望台まで、とても良く整備された登山道なので、初心者の方はもちろん、家族連れでも手軽に登ることができ、一年を通して人気がある山です!

特に樹氷シーズンは大人気!冬季は奈良交通「霧氷バス」という登山用観光バスが運行され、麓にある「洞川温泉」で温泉をまったり楽しむことができるので、初心者向けの雪山として冬季はたくさんの登山者が訪れます!

追記:大峰山脈(北部)の日帰りオススメ登山コースまとめました!

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観音峰への登山コース!

観音峰への代表的なコース!

観音峰への登山コースはそれほど多くなく、

  1. 南側 観音峯登山口→展望台→観音峰
  2. 北側 稲村ヶ岳登山口→法力峠→観音峰

の2つのコースがあります!洞川温泉を起点に周回する方も多いです!

ルート自体は多くないですが、すぐ隣に稲村ヶ岳山上ヶ岳と大峰山脈の主要山岳があるので縦走する山行もオススメ!その場合は行程が長くなるので、健脚向きのコースになります!

今回は観音峯登山口から反時計回りに周回!

今回は観音峯登山口駐車場を起点に、反時計回りに周回するコースを選択!南側から展望台、観音峰に登り、下山は三ツ塚、法力峠を経て母公堂へ。洞川温泉からは”みたらい遊歩道”を通って観音峯登山口駐車場へ戻ります!

  1. 登り:観音峯登山口→観音平→展望台→観音峰
  2. 下り:観音峰→三ツ塚→法力峠→母公堂→洞川温泉
  3. みたらい遊歩道:洞川温泉センター→駐車場

標準タイムでは

  1. 登り:1時間50分
  2. 下り:2時間30分
  3. みたらい遊歩道:1時間

となっているので、周回するのに5時間30分ほどのコースです!休憩時間や積雪で多少時間が多くかかると考えたので、今回は6時間と予想して計画しました!

今回は「ごろごろ水」を汲みに行く!

今回は法力峠からの下山途中から稲村ヶ岳登山口ではなく、母公堂に下山します。

というのも、帰りに「ごろごろ水」の給水所でお水を汲んで帰りたかったので母公堂へ下山する計画にしましたヽ(=´▽`=)ノ

  • 母公堂へ下る→「ごろごろ水」の給水所あり!
  • 稲村ヶ岳登山口へ下る→「五代松鍾乳洞」あり!

と、どちらへ下っても見どころがあるので、お好みで選んでくださいね!コースタイムはどちらもほぼ同じぐらい!歩きやすさもそれほど変わりません!

昨年訪れたときは、稲村ヶ岳登山口へと下山しました!

観音峰の駐車場とアクセス!

観音峯登山口休憩所駐車場が便利!

天川村役場のある川合から洞川温泉へ向かう途中にある「虹トンネル」の出口すぐに、「観音峯登山口休憩所駐車場」があります!

山頂までピストンや反時計回りの周回ルートの場合はこちらの駐車場が便利です!

だいたい20台ほど駐車可能で無料で利用でき、トイレもあります!

登山届のポストも休憩所にあるので、しっかり提出してから山に入るようにしましょう!

観音峯登山口駐車場へのアクセス!

観音峯登山口休憩所へは近鉄「下市口駅」から309号線経由で車で約40分天川村川合から虹トンネルを抜けてすぐにあります!

休憩所はナビで検索しても出てこないかもなので、その場合は「洞川温泉」で設定するといいかもですね!

Googleマップコード:34.243209, 135.870126

奈良交通「霧氷バス」について!

冬季の樹氷シーズンには、観音峰、洞川温泉へ奈良交通の「霧氷バス」が運行されます!

発着駅は、大和八木駅、橿原神宮前駅(東口)、下市口駅の3駅からです。

追記:2020年の運行期間は、

  • 2月1日(土)~2月16日(日)の土日祝です!

利用者には洞川温泉の割引券などがもらえる特典もあるのでお得ですね♪何より温泉に浸かってまったりした後に車の運転をする必要がないので、お酒とか飲んじゃったりしても大丈夫なのがいいですね(・∀・)!

詳しくは奈良交通のホームページで確認してください!

関連リンク:奈良交通霧氷バス

https://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2020muhyoubus_kannonmine.html

観音峰に登山!

観音峰山頂へ!登山口→展望台→観音峰

では登山スタートです!今日は天気予報で午後から雨の予報。あまり雨量は多くないようですが、昼過ぎには下山できるように少し早めのスタートです!

まずは吊橋を渡っていきます!

吊橋を渡ると、道が分岐。右に進むとみたらい渓谷へ抜けることができます。観音峰はまっすぐ階段を登っていきます!

お!小川が凍ってる!!暖冬とはいえ、やっぱり山の中は気温が低いんですね。

しばらく樹林帯を九十九折に登っていくと、観音の水という水場。洞川温泉周辺は帰りに立ち寄る”ごろごろ水”も含め、美味しい湧き水がたくさんあります。一口頂きました♪

しかし雪がないな~。

第一展望台の分岐。一応登ってみる。

第一展望台は立派なウッドデッキになっています。

ここからは、すぐ南の八経ヶ岳が見えます!でも周りの木々が高くてそれほど、景色はよくないかも^^;

霧氷バスで混雑する場合はここはスルーしたほうが、ペースが崩れずに歩けていいかもですね!

再び登山道に戻って先へ進みます。道の脇に若干雪も見え始めました!

しっかり整備された階段を登り、樹林帯を抜けると、

道がなだらかになり、自然林も増えてきました。

ん~以前同じ時期にこのコースを歩いたときは、このあたりから雪がしっかり積もっていたけど、やっぱり今年は雪が少ないのかも…。

お!鳥居が見えてきた!

ということで、観音平に到着!ここで少し休憩♪

今の所、この日は風も全然なく、体感では暖かいぐらいの気温だったのでちょっと汗ばみました。

展望台へ登っていきます。この歌が刻まれた石碑はお歌石?だったかな。

観音平から少し登ると、観音の岩屋との分岐があるので、少し立ち寄ります。

こちらが観音の岩屋。奥にお地蔵さんがおられます。

観音の岩屋の少し手前に、トンネルが(・∀・)!これって自然にできたんですかね?断面がすごくまっすぐなので人工物?

とりあえずくぐりました!こういうの見ると潜りたくなるよね。ちなみにトンネルの先には特に何もありませんでした。

観音の岩屋から登山道に戻って、展望台へ。ここから展望台までは少し急な登り。

すこし雪も目立つようになってきましたねヽ(=´▽`=)ノ

登山者への注意書き。昨年、展望台付近で山火事があったようなので、ごはんに火を使う場合は、火の始末をしっかりするようにしてくださいね!

そして、観音峰展望台に到着!スタートから1時間ちょっとしかかかりませんでした!

ではではお待ちかねの景色を見ていきましょう♪

まずは稲村ヶ岳、山上ヶ岳方面。

あの印象的なトンガリのピークは大日山。そのすぐ右の一番高いところが稲村ヶ岳です!稲村ヶ岳は結構雪が積もってるっぽいね!

稲村ヶ岳の奥には山上ヶ岳が見えます!こちらも雪はしっかり積もってそうだけど、樹氷はそれほどできてなさそう。

展望台から南側の景色。

南側には近畿地方の最高峰、八経ヶ岳が見えます!

西の麓には洞川温泉の街並み♪

洞川温泉の向こうには高野山。

北西方面には金剛山や大和葛城山が見えました!

今日は午後から雨の予報だけど、展望台に到着した時点では、まだまだ天気は大丈夫そうでした(・∀・)

展望台は風を遮るものがすくないので、結構風が強いことが多いけど、この日は風も穏やか♪過ごしやすい気候の中、景色を存分に楽しむことができました(*´ω`*)

景色を堪能できたので、天気が崩れる前に山頂へ向かいましょう!山頂はすぐ横にあるピークではなく、その奥に見えるピークです!

展望台から少し進むと、あたりはブナの自然林。ブナ林の間を登っていきます!

それにしても全然雪がない…。このあたりは樹氷がきれいなはずなんだけど、今日は樹氷は見れないかもな~(´・ω・`)

若干道沿いにも雪があるけど、登山道に雪はないな~。

お!まだまだ薄いけど、雪道らしくなってきたぞ(・∀・)!

雪だるまさんだーヽ(=´▽`=)ノでも絶妙にかわいくない表情!笑

道の脇はふかふかしてきました♪

この周回コースは展望台を過ぎてから法力峠まで上り下りを繰り返して進む、縦走路のような登山道です。

この日の雪の状態は、各ピークの南の斜面(登り)では雪が少なく、北の斜面(下り)では雪が多いという状態の登山道でした!

大きな倒木!!根っこから倒れてる!

登山道がブナ林と杉の植林の境界線沿いになると、観音峰の山頂はもうすぐです!

ということで、観音峰山頂に到着!

観音峰山頂は標識と三角点があるだけの展望のない山頂です!

展望台からは約40分でした。登山口からも1時間50分と、ここまでは雪も少なくてアイゼンも必要なかったのでそれほど時間はかかりませんでした。

山頂から周回!観音峰→法力峠→母公堂

観音峰の山頂で5分ほど休憩して、法力峠へ向けて進んでいきましょう!

雪はそれほどなので必要ないかもですが、北側の斜面(下り)はすこし雪も積もっていたので、一応ここからアイゼンを装着!

まずは三ツ塚に向かいます。

あ!木が通せんぼしてるー!脇から避けれるけど、あえてくぐって進みました(・∀・)

午後から雨の予報だけど、時たま日も差していたので、これだと下山まで天気も持ちそうです♪

三ツ塚到着!標高1380mなので、観音峰よりこちらのほうが少しだけ高いみたいですね!

三ツ塚からは真正面に稲村ヶ岳を見ることができます!山肌を見てみても、稲村ヶ岳にも樹氷は無さそう。

このあたりも樹氷がきれいなスポットだと思うのだけど、こりゃ来る時期まちがえたかな?

少し下ったところから三ツ塚を振り返る。斜面には雪が多いね。

ここからこの日最後の登り!

登り終えるとすぐさま、急な下りになります。

下りの途中から八経ヶ岳がきれいに見えるポイントがありました!!冬の八経ヶ岳にも登ってみたいけど、ブログ主の雪山経験ではまだ少し厳しそう。もうすこし場数を踏んでからチャレンジしたいな~。

途中、ちょっとだけ道の細い場所もあるので、注意して歩きましょう。

ここからは法力峠に向かって、急な下り!

途中で道が右に折れます!テープやトレースがなければまっすぐ進んでしまいそうなので、注意してください!

樹林帯をつづら折りに下ると、

法力峠に到着!稲村ヶ岳への登山道と合流です!

ここから稲村ヶ岳の登山口まではおよそ3km。法力峠に着いた頃には、天気も崩れ始め、曇り始めました。そろそろ雨も降ってきそうなので、急いで下山します!

こっちの登山道のほうが、観音峰登山口の方の登山道よりは雪が多そうです。

凍ってカチカチかな~と思っていたけど、案外ふかふかでした♪

谷沿いは雪が多いですが、

しばらく下っていくと、やっぱり踏み固められてカチカチに凍っていました(´・ω・`)

母公堂と稲村ヶ岳登山口との分岐。今回は”ごろごろ水”を汲みに行きたかったブログ主は、ここを右へと母公堂に向けて下山。

五代松鍾乳洞へ行く場合はそのまま直進してください!

分岐から少し進めば、

母公堂の登山口へと下山できました!

母公堂に到着した、直後に雨が降り始めました(´・ω・`)

それほど強い雨ではありませんでしたが、山の中で降らなくてよかったー♪

法力峠から母公堂までは30分ほど、登山スタートからここまでのコースタイムは3時間30分ほどでした!

洞川温泉から「みたらい遊歩道」で駐車場へ!

では観音峯登山口駐車場に向けて戻っていきましょう!この周回コースはここからが長い…。

ごろごろ水の採水所でもある”ごろごろ茶屋”に到着!

この給水所では車だと駐車料金がかかって有料ですが、歩行者は無料!歩行者専用の給水口もあります♪

ここでお目当ての”ごろごろ水”を折りたたみボトルに汲んでお持ち帰り♪ごろごろ水でご飯を炊くとめっちゃおいしいので超おすすめです!この時期ならお鍋に使ってもいいですよー!

ごろごろ水も汲めたし、ぼちぼち帰りましょ。

ここが稲村ヶ岳登山口。母公堂手前の分岐から五代松鍾乳洞方面へ進むとここへ降りてきます。

うわ!洞川温泉周辺の有料駐車場は見事なアイスバーン!つるっつるになってました^^;

駐車場を脱出するのに苦労しそう…。

洞川温泉街に到着♪今日は天気が良くないので、人も少ないな~。

また天気がいい日に歩きたいな~。

洞川温泉の街並みを楽しみながら歩いていくと、洞川温泉センターに到着です♪このまま温泉に浸かりたいのは山々ですが、先に駐車場へもどらなくちゃ!

洞川温泉センターにある公衆トイレの脇道を抜けると、

みたらい遊歩道の入り口があります!

普段は歩きやすい遊歩道ですが、木で出来た遊歩道は凍ってつるつる。

こんな下の透けた橋もあって、ちょっと怖いね((((;゚Д゚))))

でも概ね歩きやすい道です!

お!つららができてる!!

こっちの滝は結構見事な氷爆になっていました(・∀・)!

ということで道路と合流し、みたらい遊歩道も終わり。

あとは車道沿いを少し進めば、

観音峰登山口休憩所に到着です!ちょうど5時間ほどの山行でした~。

天気も良くないからか、この日はブログ主の車以外、登山者はなし。山中でも人と出会うことはなかったので、ちょっぴり寂しい山行になりました(´・ω・`)

暖冬が影響して樹氷も見れなかったし、仕方ないかな~。

まとめ

ということで、観音峰への登山の様子でした~。

毎年この時期の観音峰は樹氷がとっても綺麗なのですが、今年はかなりの暖冬なのか、雪も樹氷もちょっぴり残念な山旅になってしました~(´・ω・`)まぁこんな日もありますよね。

ですが、天気予報が良くない中、展望台では大峰北部のキレイな山並みを楽しむことが出来ましたし、下山するまで天気もなんとかもってくれたので、結果オーライです♪

おそらく今年の観音峰の樹氷の見頃は、寒波が訪れる2月以降になりそうです!ちょうど「霧氷バス」が運行される頃にはキレイな樹氷も見ることができると思います!

ではではここまで読んでいただきありがとうございました(・∀・)!

ではまた~(^_^)/~

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