戦国時代の史跡が目白押しの『滋賀県』!!
県土の約6分の1を占める日本最大の湖「琵琶湖」を擁し、ウォーターレジャーやキャンプでも人気のエリアですが、実は登山スポットとしてもバリエーション豊かで非常に人気があります!
教科書で誰でも耳にしたことがある戦国武将たちが築いた城!
戦乱の世に起こった大きな戦いの舞台!
そんな歴史ロマンを体感できる滋賀県で、初心者から登りやすいオススメの山をご紹介します!!
滋賀県の山々の魅力!

戦国時代、「近江を制する者は天下を制す」と言われるほどの重要拠点であった滋賀県!!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などなど、名だたる名将が天下統一を目指して戦ったド真ん中にあたるエリアです!
滋賀県は、そんな古戦場や城郭跡を巡りながら登山・ハイキングが楽しめるという、非常にユニークなスポットとなります!!

そして何と言っても、「琵琶湖」の美しい景観が最大の特徴です!!
その琵琶湖は、比良山系、鈴鹿山脈、伊吹山などの山々に囲まれており、四季折々の自然を満喫できます!
今回紹介する山々も、それぞれの展望ポイントから広大な琵琶湖を眺めることができます♪
歴史と自然を同時に体感できるのが滋賀県の山々の特徴です!
はじめての登山・ハイキングにおすすめの山7選!

【はじめての登山・ハイキングにオススメの山7選】
- 打見山・蓬莱山
- 比叡山
- 八幡山(鶴翼山)
- 安土山
- 小谷山
- 虎御前山
- 賤ヶ岳
今回は、アクセス面も考慮し、びわ湖沿岸の山々から初心者にオススメの登山コースをピックアップしました!!
【参考になるガイドブック】:山と渓谷社『分県登山ガイド24 滋賀県の山』
蓬莱山・打見山|ロープウェイで「びわ湖バレイ」を散策!

- 標高:蓬莱山1174m・打見山1108m
- 場所:大津市
- その他:日本三百名山、関西百名山
まずは「蓬莱山・打見山」!!
蓬莱山と打見山は比良山系に属する山!蓬莱山(1174m)は最高峰の武奈ヶ岳に次ぐ、2番目に高い山となります!
ですが『びわ湖バレイ』の山岳リゾート地の中にある山でもあるので、麓からロープウェイを利用して気軽に登れる山として非常に人気があります!
冬はスキーゲレンデ、びわ湖テラスからは琵琶湖の絶景、ジップラインなどのアクティビティも楽しめる山となります♪
それでいて日本三百名山や関西百名山にも選ばれる山なので、初めての登山・ハイキングにピッタリのスポットです!
【おすすめコース】
ロープウェイで登って散策!
- 所要時間:約2時間
キタダカ道
- ロープウェイ山麓駅→天狗杉→打見山→蓬莱山
- コースタイム:↑2:45/↓2:00

ロープウェイの山麓駅!
麓から約4分間で一気に打見山の山頂まで登ります!秒速12m!これは日本にあるロープウェイの中で最速です!!
もし、自力で登りたい!という場合は、メイン登山コースである「キタダカ道」をオススメします!
ロープウェイは往復だけでなく、片道での利用もできるので、登りだけ頑張ろう!、下りは歩いて下ろう!と体力に応じて計画することができます♪

ロープウェイを降りたところが打見山の山頂!
そこから冬場にスキーゲレンデになる、のっぺりとした草原を登れば蓬莱山です!

山頂部の草原をのんびり散策しながら山頂を目指します!

蓬莱山の山頂にはこのようなケルンが置かれています!

散策後は、琵琶湖を見渡す大展望を楽しみながら、びわ湖テラスのカフェやレストランなどでまったり過ごすのもオススメです!
山行記事はこちら↓

比叡山|最澄が開創した延暦寺を巡る!

- 標高:848m(大比叡)
- 場所:大津市、京都府京都市
- その他:日本三百名山、関西百名山、世界遺産「古都京都の文化財」
続いては「比叡山」!
最澄が開創した天台宗の総本山「比叡山延暦寺」で有名な山!高野山と並び世界的にも有名な霊山ですね!
実は「比叡山」というピークがあるわけではなく、延暦寺を含む山全体を指す名前が比叡山となります!最高峰「大比叡」と「四明岳」の2峰からなる双耳峰の総称。
1994年には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産にも登録されています!
登山としても、日本三百名山・関西百名山にそれぞれ選出されており、滋賀側・京都側から非常に多くの登山ルートがあります!
またどちらにも麓からケーブルが運行しているので、初心者から登りやすい山としても人気があります!
【おすすめのコース】
本坂コース
- 比叡山坂本駅→日吉大社→東塔
- コースタイム:↑1:50/↓1:30
ケーブルで登り、延暦寺を散策!
- 東塔→西塔→横川
- 所要時間:それぞれの散策時間によります

滋賀県側から登るなら、大津市の坂本から「本坂コース」がオススメです!
登山口は「日吉大社」のすぐとなり!
坂本ケーブルのすぐ隣の尾根を登るコースで、比叡山の中核にあたる「東塔エリア」に直接登るコースとなります!

滋賀県側からのメインルートでもあり、道中は非常によく整備されている印象です!
もし登ってみて、体力的に厳しいなーと感じたり、比叡山内の散策に時間をかけたい場合は、帰りにケーブルを利用して楽々下山するプランもオススメです!

本坂コースを登りきれば東塔エリア!根本中堂や阿弥陀堂など、延暦寺の中心的な建造物が立ち並びます!

比叡山は、山全域が「延暦寺」の境内となります!
その敷地は非常に広大で、約1700haにも及びます!山内は3つのエリアに分かれており、
【比叡山のエリア】
- 東塔エリア:根本中堂、阿弥陀堂など
- 西塔エリア:釈迦堂など
- 横川エリア:横川中堂など
に分かれています!
3つのエリアに点在する約100もの建造物すべてが「延暦寺」の境内です!
ケーブルで登って、3つのエリアを徒歩で巡るだけでも非常にボリューム感がある山行です!それぞれのエリアへはシャトルバスが運行しているので、体力に応じて利用しましょう!

比叡山の最高峰は「大比叡(848m)」!

大比叡は木々に囲まれたピークで展望はありませんが、山内の至るところから麓の琵琶湖を眺めることができます!
山行記事はこちら↓

八幡山(鶴翼山)|八幡城址と八幡堀「水郷めぐり」!

- 標高:272m
- 場所:近江八幡市
続いては「八幡山(鶴翼山)」!別名「鶴翼山」。
こちらは標高272mと小さな山ですが、豊臣秀次が築いた「八幡城」ある山です!
その麓は、秀次が開いた城下町を基盤に、「近江商人」の発祥地として栄えた歴史ある町です!
現在も江戸時代の商家が並ぶ美しい町並みが遺されており、八幡堀の「水郷めぐり」が非常に人気!
またヴォーリズ建築の拠点でもあり、それらは重要伝統的建造物群保存地区、いわゆる重伝建地区に指定されています!
近江八幡の観光をベースに、八幡山・八幡城址へのハイキングを組み合わせるプランがオススメです!!
【おすすめコース】
- 日牟禮八幡宮→八幡山
- コースタイム:↑0:45/↓0:30
- 「八幡堀」の散策を組み合わせるプランがオススメ!

八幡山への登山コースは、麓の日牟禮八幡宮から始まります!
境内に登山口があります!

ちなみにこちらもロープウェイが運行しているので、観光メインでも気軽に山頂へ登れます!

秀次が築いた八幡城址・八幡山の山頂からは展望も抜群!

琵琶湖はもちろん、対岸に比良山系の山々まで遠く見渡せます!

ハイキング後は、近江商人の町を散策しましょう!
八幡堀は時代劇でもロケ地として利用されているほどで、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような美しさ!
新町通りや永原町通りなどには、近江商人の商家が立ち並びます!
バームクーヘンで有名な「クラブハリエ」もあるよ!

八幡堀での「水郷めぐり」も非常に人気!
お弁当や近江牛のすき焼きが楽しめるプランもあります♪
好展望の八幡山と、江戸時代の美しい町並みを散策できる、魅力的なハイキングスポットです!
山行記事はこちら↓

八幡堀の散策についてはこちら↓

安土山|織田信長の居城「安土城」!

- 標高:198m
- 場所:近江八幡市
- 所要時間:約2時間
続いては「安土山」!!
かの織田信長の居城「安土城」があった山として全国的に有名なスポットです!
天下統一を成した織田信長が築城し、大型の天主(天守)を持つ豪華絢爛の城である安土城!本能寺の変の直後、築城からわずか3年ほど突然焼失した謎の多い城でもあります!
現在も山中には総石垣の美しい城郭が残されており、歴史ロマンに浸りながらハイキングを楽しむことができます!
特に、歴史ファンの方にはぜひ訪れてほしいスポットですね!

駐車場から天主がある山頂へは、このような石段(大手道)を登っていきます!

ちなみに安土山・安土城へは、入山料が必要です!くわしくは山行記事へ!


天主までの道中には、名だたる名将・家臣の屋敷跡が並んでいます!
羽柴秀吉や前田利家、徳川家康などなど錚々たる顔ぶれ!

基礎の敷石のみが残る、安土城の天主!
ルイス・フロイスの記述によれば、「ヨーロッパにもあるとは思えないほどの壮大さであった」とされています!
天主をもつ城は、安土城が日本で最初!それほど豪華絢爛な城であったことが伺えます!

天主からは「西の湖」ごしに琵琶湖を見渡す展望が広がります!
山行記事はこちら↓

小谷山|日本五大山城「小谷城」に登る!

- 標高:495m
- 場所:長浜市
続きまして「小谷山」をご紹介します!
小谷山は、浅井家三代の居城であった「小谷城」があった山!難攻不落の山城であり「日本五大山城」の1つに数えられる名城です!!
織田信長に滅ぼされた浅井家の悲劇の舞台であり、浅井三姉妹の物語が大河ドラマで放映されたことでも話題になりましたよねー!
現在も小谷城跡として城郭の石垣が残されており、それらを巡る登山コースは非常に人気です!
また紅葉スポットとしても知られ、展望も優れている魅力いっぱいの山です!
【おすすめコース】
追手道コース
- 登山口→本丸→清水谷分岐→小谷山(大獄)
- コースタイム:↑2:00/↓1:40
清水谷道コース
- 戦国歴史資料館→清水谷分岐→小谷山
- コースタイム:↑1:30/↓1:10
山崎丸コース
- 登山口→山崎丸・福寿丸→小谷山
- コースタイム:↑1:20/1:00

登山口には「小谷城跡ガイド館」があります!こちらの駐車場を拠点に小谷山に登れます!
大河ドラマ放映記念の巨大な兜のモニュメントがあります!

おすすめコースは、小谷城の中核を巡る「追手道コース」!
下りは屋敷跡が立ち並ぶ「清水谷道コース」、山崎丸・福寿丸を巡る「山崎丸コース」を好みで選択するプランがオススメです!
追手道はそこそこ階段多めのコースなので、城趾の各所を巡りながらじっくり登るのがオススメです!


小谷山は紅葉スポットとしても人気があります!
特に桜馬場跡や本丸跡の広場が美しく、大河ドラマの撮影地にもなりました!

山頂の大獄付近まで登ると、展望ポイントがあります!
これまで登ってきた小谷城跡がある追手道の稜線や、周辺の山々が見渡せる大展望!滋賀県の最高峰「伊吹山」も眺めることができます!

下りはお好みで!個人的には清水谷コースを選び、屋敷跡などを巡りながら下るのがオススメです!
写真は、城主・浅井家の御屋敷跡!浅井亮政・久政・長政と三代続いた小谷城の城主が暮らしたお屋敷!
お市の方や、その子どもたちもここで暮らしていたと考えられています!
この記事の後半に「小谷山」↓

虎御前山|「小谷城の戦い」の史跡を巡る!

- 標高:224m
- 場所:長浜市
続いて「虎御前山」!
虎御前山は先程の小谷山の向かいにある山で、浅井家滅亡となった「小谷城の戦い」の際、織田軍が本陣を築いた山となります!
写真は小谷城跡から眺めた虎御前山!ここから睨み合ってたんですねー!
琵琶湖湖畔の平地にぽっかり浮かんでいるような山で、標高は低い山ですが、織田軍の陣跡を巡る非常に見どころが多いハイキングが楽しめる山となります!
また展望にも優れた山で、コース内の展望台からは琵琶湖はもちろん、周囲の山々を見渡す絶景が広がります!
【おすすめコース】
- 河毛駅→北登山口→虎御前山→矢合神社→虎姫駅
- コースタイム:2:00

こちらは虎御前山のハイキングマップです!
マップを見るとわかるように、虎御前山の登山コースは基本的に、稜線上の1本道となります!!
北登山口近くには「河毛駅」、南登山口近くには「虎姫駅」があるので、公共交通機関でのアクセスも抜群!南北どちらから登ってもコースタイムは変わりません!
マイカーの場合は、小谷山と同じ「小谷城跡ガイド館」からスタートできます!

小谷城跡ガイド館側から眺める虎御前山!
このように起伏の少ないなだらかな山容!気軽に登れる縦走コース!!

その尾根上のハイキングコースは非常によく整備されており、小谷城の戦いでそれぞれの武将が敷いた陣跡を巡りながら進んでいきます!

山頂はもちろん織田信長の本陣跡!!
広場になっており、ここから小谷山が見渡せます!

低山でありながら展望にも優れ、琵琶湖にぽっかり浮かぶパワースポット「竹生島」なども眺められます!

コースの南側にある展望台からはここまで歩いてきた虎御前山の稜線を振り返る絶景!
小さな山ながら、陣跡などの史跡を巡り、抜群の展望を楽しめる、とっても魅力の詰まったハイキングスポットです!
この記事の前半に「虎御前山」↓

賤ヶ岳|びわ湖・余呉湖を見渡す絶景の古戦場跡へ!

- 標高:421m
- 場所:長浜市
- その他:関西百名山
最後は「賤ヶ岳」!
賤ヶ岳は、豊臣秀吉が天下人になる礎となった合戦「賤ケ岳の戦い」の舞台である山として知られています!!
信長亡き後、後継者を決める”清須会議”で対立した、当時の羽柴秀吉と柴田勝家が余呉湖を挟み賤ケ岳付近で激突した戦い!!
この戦いで勝利した秀吉は、信長の跡を継いで後に天下人になります!
現在もその古戦場の史跡が山内に数多く残されており、それらを巡る登山が非常に魅力的な山です!
また賤ヶ岳は山頂からの景観が優れていることでも知られ、冬の「新雪 賤ヶ岳の大観」は琵琶湖八景の1つに数えられているほど!!
琵琶湖や余呉湖を一望でき、遠くは伊吹山から比良山地まで見渡せる大絶景の山となります!
麓から賤ヶ岳リフトが運行しているので、気軽に登れるのも人気の理由です♪
【おすすめコース】
リフト下コース
- 賤ヶ岳リフト→賤ヶ岳
- コースタイム:↑1:00/↓0:45
余呉湖コース(余呉駅から)
- 余呉駅→江土登山口→大岩山→賤ヶ岳
- コースタイム:↑2:10/↓1:40
飯浦切通しコース
- 余呉湖南側の登山口→切通しの峠→賤ヶ岳
- コースタイム:↑1:00/↓0:45

木之本駅側から眺める賤ヶ岳!
登山コースとしては木之本駅側から運行している賤ヶ岳リフトの真下を登るコースがメインとなります!
個人的には北側の余呉湖・余呉駅から登る各コースもオススメです!!
余呉湖側のコース上には、古戦場の史跡が数多く点在しているので見どころはそちらのほうが多いです!!
ちなみに賤ヶ岳から南にある山本山まで縦走コースもあります!こちらは危険箇所はありませんが、かなりのロングコースなので登山に慣れてからの挑戦がオススメです!

リフト側のコースは、まさにリフトの真下を登るコースです!リフトが頭上を通過するよ!
距離は非常に短いですが、九十九折の急登なのでゆっくり登りましょう!

余呉駅からの登山コースは、このように「賤ケ岳の戦い」の史跡を巡るコースです!
非常に多くの史跡が点在しており、歴史ファンの方には、ぜひこちらのコースをオススメしたい!!

山頂は開放感のある広場になっており、

北側には余呉湖の大絶景が広がります!!
余呉湖を挟んで柴田勝家軍と向かい合ってたんですねー!!写真右側の尾根を辿るのが余呉湖からの登山コースです!

南東側は麓の町並みや、周辺の山々が眺められます!
先ほどご紹介した、小谷山や虎御前山も見えますねー!!
もちろん、賤ヶ岳の1枚目の画像の通り、琵琶湖もバッチリ見渡せます!!
「余呉湖」からのコースはこちら↓

リフト側のコースはこちら↓

まとめ
ということで今回は、「はじめての登山・ハイキングにオススメの滋賀県の山」のご紹介でした!
戦国時代の史跡・城跡、琵琶湖の絶景、豊かな自然が楽しめる滋賀県の山々!
ご紹介した山以外にも、魅力的な山が滋賀県にはいっぱいあります!!
今回選んだ山は、それぞれ短時間・体力的に優しめのコースが多いですが、本当に見どころが多い山ばかりで、これから登山をはじめたい!という方にピッタリだと思います!!
ぜひ滋賀県の山々に登ってみてくださいね!!
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