2026年4月下旬、今回は「不動山・行者杉」に登ってきました!
不動山・行者杉は金剛山地に属する山!行者杉は大阪府・和歌山県・奈良県の3府県境に位置し、山というより役行者にゆかりのある史跡でダイヤモンドトレールの縦走路上にあります!
その行者杉から南に伸びる尾根上にあるのが不動山となります!
不動山の中腹には「不動山巨石群」があり、こちらも役行者の伝説が遺され、日本遺産「葛城修験」の史跡となっています!
不動山巨石群は、役行者が葛城山から金峰山へ岩橋を架けようとして、一言主神に集めさせたとされている巨石群。
岩にある小さな穴に耳をあてると、風が渦を巻くような音が聴こえるとされ、かつて山深い地域であり紀の川へ容易に行けなかった杉尾集落の村人は、この音を聞いて紀の川に思いを馳せたと伝わります。
そのことから「日本の音風景百選」のひとつにも数えられています!
今回はそんな役行者ゆかりの不動山・行者杉を、橋本市側杉尾地区からの周回プランで登ってきました!!
- 標高:不動山(590m)・行者杉(715m)
- 場所:大阪府河内長野市・和歌山県橋本市・奈良県五條市
- 山域:金剛山地
- 2万5000分の1図:五條・岩湧山
日本遺産「葛城修験」の公式サイトはこちら↓

不動山・行者杉の登山コース
代表的なルート

不動山・行者杉の登山ルートは、
〈南側〉和歌山県橋本市側
- 杉尾地区→不動山・巨石群→行者杉(メインルート)
- 杉尾地区→杉尾峠→行者杉
〈北側〉大阪府河内長野市側
- 石見川→行者杉
- 石見川・鳥地獄→杉尾峠→行者杉
〈ダイヤモンドトレール〉
- 東側:金剛山・神福山→行者杉
- 西側:紀見峠・タンボ山→行者杉
などがあります!
不動山へは、杉尾地区の明王寺の参道がメインルートとなります!
その他の南北からのコースは行者杉へ直接登るルートというよりは、それぞれダイヤモンドトレールに合流するルートとなります。
マイカーの場合のモデルプランとしては、杉尾地区を起点とした周回プランが計画しやすいと思います!
またボリュームアップさせるなら、ダイヤモンドトレールを組み合わせて紀見峠まで足を伸ばすプランも魅力的!
この場合は「林間田園都市駅」を拠点として、電車・バスを利用したロングコースの計画が立てられます!林間田園都市駅には有料駐車場あり!!

今回のプラン

今回は、杉尾地区・明王寺を起点とした周回プランで登りました!
明王寺前の駐車場からスタート!明王寺の奥の院でもある不動山巨石群へは635段もある急な階段の参道を登ります!一気に高度を上げて巨石群を見学、そのまま尾根をたどり不動山の山頂へ!
不動山からも尾根道を登りダイトレに合流するとすぐに行者杉。ここで少し休憩!
そのまま西へダイトレをたどって杉尾峠へ!少しボリュームアップさせるためにタンボ山まで往復しました!
杉尾峠からの下りはほぼ林道。杉尾地区の古代米の田んぼを眺めながら下れば明王寺にゴールです!

このプランでの総距離は約8.0km!
標準コースタイムは約4時間です!
〈今回のプラン〉
- 登山口(6:10)→巨石群(6:22)→不動山(6:43)
- 行者杉(7:09-25)→杉尾峠(7:39)→タンボ山(7:53)
- 杉尾峠(8:01)→登山口(8:31)
- 天候:晴れ♪
- 距離:8.3km
- 活動時間:2:21
登山口の駐車場とアクセス
明王寺(不動山巨石群)に駐車場あり

マイカーの場合は、杉尾地区に「不動山巨石駐車場」があります!
明王寺の前にある駐車場で、約5~6台ほど駐車可能です。きれいな公衆トイレもありました!!
登山口の目の前にあり、不動山巨石群・杉尾峠ルートの周回プランで利用しやすい駐車場です♪
- 場所:和歌山県橋本市杉尾
- Googleマップへ!
アクセス
〈マイカーの場合〉
- 京奈和自動車道「橋本」「橋本東」「五條」それぞれのICから約15分
〈公共交通機関の場合〉
- 林間田園都市駅から南海りんかんバスで「橋本市民病院前」へ
- 運賃:350円
- 登山口まで徒歩片道約1時間

林間田園都市駅~五條市へ通じる農免道路の「杉尾地区」への入口。
「不動山の巨石」や「金剛生駒紀泉国定公園」の看板が目印!
ここから駐車場までは道幅が狭めなので、対向車・歩行者に注意しましょう!橋本市民病院前バス停から徒歩の場合もカーブが多く見通しが良くないため注意!
不動山・行者杉に登山!
登山口→不動山巨石群→不動山山頂

〈6:10〉それでは駐車場前の登山口からスタートです!
私事ですが、実はブログの更新が約2年半ぶりになっちゃいました。
理由としては、その頃に色々な事情が同時に重なってしまったことで、なかなかブログに注力することができませんでした(T_T)
でも登山自体は辞めてはおらず、新しい山・コースを登るのではなく、ブログでもアップしている、過去に歩いたことがあるお気に入りのコースを、頻度は落ちましたがのんびりと登り続けていました!
で、その事情が落ち着いてきたので、今回からブログも更新再開です♪
改めまして、これからもお付き合いよろしくお願いします!

脱線しましたが話を戻して、登山口からスタート!
登山口には一応、デマンドタクシーの乗合所があります。でもおそらく事前予約制の地元の方々向けだと思うので、登山でのアクセスならバス利用で「橋本市民病院前」からスタートした方が良いと思います。
バス停からこの登山口までは徒歩でおよそ1時間ほど!

登山口からすぐに明王寺の建物が見えてきます!

こちらが明王寺の本堂。今回のメインである巨石群は、明王寺の奥の院でもあります!

境内から見えるこの階段が巨石群への参道!

いきなりこの急勾配の階段!!!
巨石群まではこの635段もある階段で一気に登っていきます!

ちなみにこの階段道を迂回する「まわり道」もあります!
特に下りでこのルートを選択する場合はこっちを選ぶのもあり!雨の日とかだとかなり滑りやすくもなると思う!

ひたすら続く階段!手すりがしっかりしているのが救い!
今回の山行では、この階段が一番しんどい部分でした!

時折立ち止まって呼吸を整えながら、周辺に咲く花に癒される!
これは多分、シャクナゲかな?葉っぱの形的に。

しばらく黙々と登っていると、左手から「まわり道」が合流!

〈6:22〉すると不動山巨石群に到着です!
一際大きな岩の足元に、石祠が並んでいます!中央に不動明王、左に金剛童子、右に八大竜王が祀られています!
なかなかの迫力!岩と苔と石段!神聖な雰囲気!!
役行者が葛城山から金峰山に岩橋を架けようとして、一言主神に集めさせたとされる巨石群!
たしか葛城山のとなりの岩橋山にも同じような史跡がありましたね!というか岩橋山の名前自体がこの伝承によるものか!
岩橋山も巨石・奇岩群で有名な山で「名石めぐり」が面白い登山コースでした!


巨石群には休憩所があるので一休みにぴったり!
休憩所の前には大楠公の腰掛け石があります。河内の名武将・楠木正成公!!

巨石にあるぽっかり空いた穴!この穴に耳を当てると「コォォォォォォ」という風が渦を巻くような音が聞こえてきます!
このことから「日本の音風景百選」のひとつに選ばれています!
石の前にある看板には、「あなたには何と聞こえますか?」
紀の川の音?
あの世の音?
この世の音?
って書いてました!ちょっと怖い…・ω・
天候によっても音が変わるみたいです!ブログ主には、たしかに川の流れる音にも聞こえました!

では、不動山の山頂へ向かいましょう!
山頂へは巨石群の間を登って、そのまま尾根を進んでいきます!

ダイトレ合流までは巨石群から約2km!

巨石群までは階段の急勾配でしたが、以降は合流まで比較的緩やかな登山道となります!
「ダイヤモンドトレール」「葛城修験」「赤テープ」と道標も豊富!今回は新緑の季節で少し草に道が覆われている部分もありましたが、トレース自体はしっかりしているので道迷いの心配はなさそうです♪

しばらく緩やかなアップダウンを経て、道が東に折れると少し急坂を登ります!

〈6:43〉登りきれば不動山の山頂に到着です!

不動山の山頂は、木々に覆われ展望はありません。
行者杉→杉尾峠→タンボ山

不動山からダイトレの行者杉へ向かいます!
一旦、下って、

少し登り返す!不動山が標高590mで、行者杉が715m。
不動山がコースのちょうど中間なので、高低差は100mちょっとだけ!小さなアップダウンを繰り返して徐々に高度を上げていきます!

フラットな箇所も多く、本当に歩きやすい!

たまに倒木はあるもののトレースはハッキリしています!

しばらくのんびり進んで稜線が近づいてくると、ここから少し登り!

〈7:06〉登りきればダイトレに合流です!
ここで右に進むとすぐに行者杉があります。今回は周回プランなので行者杉に立ち寄ってからここに戻ってダイトレを西に進んでいきます。

〈7:09〉ということで行者杉に到着!スタートからぴったり1時間でした!
行者杉は広場になっており、休憩用のベンチがたくさん並んでいます!

715mなりー!奈良・和歌山・大阪のちょうど境目!!

行者杉の周囲は、名前の通り巨大な杉の老木に囲まれています!
その足元には山岳修験の祖「役行者」を祀る祠があります。
この場所は、古来より修験者の行場として人々に崇められ、見守られてきました!

ちなみにこの行者杉では大阪側の石見川からのコースも合流します!
今回はここから西へダイトレを進んでの周回プランですが、もし「葛城修験」の名所を巡るプランなら、行者杉から東へ30分ほど進むと神福山があります。
神福山の山頂は葛城修験の第十九経塚「法師功徳品」なので、そちらに足を伸ばすプランもオススメです!!


行者杉は南側が開けて展望も楽しめます!南東側・五條市方面の展望!
たぶん奥の山は、西吉野あたりなので櫃ヶ岳・栃ヶ山かな?合ってるか自信はない!!


南西側は木々が被っていますが、橋本~九度山あたりが見えるので、ちょうど木々の向こう側に高野山があるはず!


景色を眺めながら朝ごはん!シンプルに塩むすび!海苔持ってくるの忘れてたー!!

〈7:27〉行者杉で休憩して行動再開!不動山からのダイトレ合流地点に戻ってきました!
ここから西へ進んで杉尾峠へ向かいます!

おなじみのダイトレはやっぱり歩きやすいなー!!
ダイトレって階段が多いイメージだけど、金剛山を過ぎてから紀見峠までの区間は、比較的階段が少なく、アップダウンも優しめですよねー!

〈7:39〉行者杉から15分ほどで杉尾峠に到着!

杉尾峠では、杉尾地区への下山ルートと大阪側鳥地獄・石見川からのルートが合流!

泥に埋まったダイトレの石碑。

周回プランはここから杉尾地区へ下るのですが、このままだと山行時間がかなり短くなりそうだったので、このままダイトレ上のタンボ山まで足を伸ばし往復することにしました!

タンボ山は標高が760mほどで、行者杉との高低差もほどんどありません!
若干のアップダウンに階段があるぐらいで、のんびり歩けます!杉尾峠からの標準コースタイムで片道20分ぐらい!

軽快に進んでいくと広場に到着!

ここにタンボ山の看板があります!

ですが本当の山頂はその少し先にあります!ベンチが道脇にあるその裏に、ダイトレから外れるトレースがあります!
ここを登ればタンボ山の三角点があります!

ベンチ横の木にひっそりとある案内板!

〈7:53〉ということでタンボ山に到着!三角点にタッチして杉尾峠に戻りましょう!
杉尾峠→登山口・駐車場

〈8:01〉タンボ山から杉尾峠に戻ってきました!
では、そろそろ下山開始!

杉尾峠からの下山ルートは、このような谷筋のコースです!
とは言うものの、下り始めだけこのような山道ですが、

すぐに舗装された林道になります!この道はそのまま登山口の明王寺まで1本道になっています!

しばらくは樹林帯の林道ですが、中程まで下ると開け始め、

集落の家屋が見えてきます!このあたりからは高野山が眺められるよ!

そのまま集落内に入る!杉尾地区は古代米の栽培田でも有名!
田植えが始まった田んぼを眺めながらのんびり下る!

麓から振り返る杉尾峠!

集落内には毘沙門天を祀る祠もありました!

〈8:31〉そして明王寺前の登山口・駐車場に戻ってきました!
林道だし、下山めっちゃ早かった!
まとめ
ということで今回は「不動山・行者杉」への登山でした!
役行者にゆかりのある巨石群から行場の行者杉と、葛城修験の名所を巡る見どころの多い山行でした!
今回のコースは全体的によく整備されている印象で、道標・トレースもしっかりしており、また危険箇所もないので非常に歩きやすかったです!
周回プランの場合は、体力的にも時間的にも優しめのコースだと感じました!
ダイトレと絡めてボリュームアップするプランも魅力的だと思います!
「日本の音風景百選」って初めて知りましたが、調べてみると近畿にも10箇所以上あるみたいなので、登山と絡めて巡るもの楽しそうですね!
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