焚き火で「鮎の塩焼き」|下処理と串打ち・化粧塩

アウトドアレシピ

今回は、焚き火で「鮎の塩焼き」をやってみました!

「鮎の塩焼き」はキャンプでもBBQでも定番の串焼き料理!最近は養殖の鮎もスーパーなどでよく見かけるようになり、しかも結構お値段が安い♪

キャンプ場に向かう途中で立ち寄るスーパーでパック販売されている鮎を購入して、現地で塩焼きにされる方も多いんじゃないでしょうか?

今年もそろそろ夏らしい日が増えてきて、例年ならキャンプシーズンで賑わう季節ですが、新型コロナの影響で、なかなかキャンプに出かけられないので、今回は自宅で鮎の塩焼きを楽しみました♪

〈記事の内容〉

  • ヌメリ・内臓の処理
  • 串打ち・化粧塩
  • 焚き火で「鮎の塩焼き」!

鮎の下ごしらえ

今回用意した鮎は、スーパーなどでパックで販売されている”養殖”の鮎になります。1匹およそ100円ぐらいの鮎です。

春終わり~初夏になると安く手に入っていいですね♪

キャンプ場に向かう前にスーパーに寄って、パックのままクーラーボックスに入れて持っていき、現地で下ごしらえ・調理が簡単にできるし、安い養殖の鮎でも焚き火・炭火で塩焼きにするだけでとってもおいしい♪

夏のBBQでも定番の食材ですよね!

それでは、鮎の下ごしらえをしていきましょう!

下ごしらえの大まかな手順は以下の通り

  1. 汚物(フン)・ヌメリを取る
  2. 串打ちする
  3. 化粧塩(飾り塩)をする

それぞれご紹介します。

汚物・ヌメリを取る

パックから取り出した鮎。

鮎は表面がヌルヌルしているので、このままでは串打ちが少しやりづらい。また、腸の中に”汚物(フン)”が貯まっている場合があるので、しっかりきれいに下処理してあげる必要があります。

1.まずは腸に貯まった汚物(フン)の処理をしていきます。

フンの処理は、内臓側を腹から肛門へ向かって指で押し出すようにやさしくスライドさせると簡単に処理できます。

撮影の為にまな板の上で行っていますが、シンクで行ったほうが良いと思います!

押し出すとこのように肛門からフンが出てきます。

フンとは言っても、鮎は川底の石などにつく苔(コケ)を食べて大きくなる魚なので、口に入れても害があるわけではありません。

軽く処理する程度でOKです!

2.優しく水洗いし、表面のヌメリを取る

手のひらで優しく洗うとヌメリは簡単に落ちます。

もし、ヌメリがなかなか落ちない場合は、手のひらに塩をなじませて擦るように洗うと落ちやすいです♪

フン・ヌメリの処理ができたら、キッチンペーパーなどでしっかり余分な水気を拭き取って下さい。

内臓を取り除く場合

鮎は基本的に内臓を取り除かなくてもOKなお魚ですが、やはり少し”苦味・クセ”があるので好みが分かれるポイントです!

特に小さなお子さんの場合は、この内臓の風味が苦手という子も多いんじゃないかと思います!

ブログ主は内臓を処理しないまま、鮎を食べることがほとんどですが、今回は内臓を処理するパターンもご紹介します。

1.肛門~腹ビレにかけて包丁を入れて開く。

このとき、あまり大きく開けすぎるとこのあとの串打ちがしづらくなるので、少し小さめに開くことを意識して下さい。

2.包丁or指で内臓を取り出す

取り出すと、このように血合いと内臓周りの黒い膜があるのがわかると思います。

うまく撮影できなかったので、腹を大きく開いています。実際はこれほど大きく切り開く必要はありません。腹ビレのあたりまででOK!

3.指の腹でやさしく擦るように、血合い・黒い膜をお掃除します。

あまり力を入れると身が崩れてしまうので、優しく洗いましょう!

こんな感じに黒い膜を落ちてきれいになれば、内臓の処理は完了!

これで独特な苦味がほとんどなくなるので、内臓が苦手な方でも鮎をおいしく食べられます♪

内臓を処理しないパターンと同じく、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取って下さい。またお腹の内側の水分もきっちり拭き取りましょう!

串打ち

フン・ヌメリ・内臓の下処理が終わったら、次は串打ちです!

串を打つ方法は人それぞれですが、ブログ主はいつも頭を右に向けて置き、上記の4箇所を目印に串打ちしています!

  1. 右目から串を入れる。…口からでもOK!
  2. 追星から串を出す。
  3. 背びれの付け根の真下・身の中心部分から入れる。
  4. 裏側を突き抜けない程度に串を通し、尻尾をやや持ち上げながら尻ビレの上に出す。

※追星…天然アユなどに見られる黄色の斑点。養殖鮎は色が薄い場合がある。

串打ちするとこんな感じになります。

裏面は串が突き抜けないので見た目がきれいになります♪

お皿に盛り付けるならこっちの面を表にするといいですね!

今回は2本目の串打ち完了!

今回は2本まとめて焼くので、”添え串”を打っておきます!

こうすることで、串が安定し、ひっくり返すときに身が回らなくなります。

1匹だけ塩焼きにする場合は”角串”で打つと、身が動きにくいです!

化粧塩(飾り塩)

最後は化粧塩(飾り塩)をしていきます!お塩をするタイミングは焼く寸前にふるようにして下さい!!

焚き火やBBQの場合は、火が安定してからお塩をするといいですね。

指にこのように塩をちょこっと付けます。パットなどに盛り塩しておくと作業が楽ちんです!

鮎の各ヒレを開きながら、塩を付けた指で挟むように化粧塩をしていきます!

ヒレに飾り塩ができたら、最後にパラパラとうすーく全体に塩をまぶします!

これで鮎の下ごしらえは終了です!!

焚き火で「鮎の塩焼き」!

それでは実際に焚き火で調理していきましょう♪

まずは大量の薪を燃やして、しっかり”熾火”を作っていきます!今回は”薪”で調理しますが、鮎の塩焼きの場合は”木炭”の方が風味が良くてオススメです。

こだわるなら備長炭もいいですね!

今回、調理に使う焚き火台はベルモント「TABI」です!

しっかり熾火になったら、串を縁に引っ掛けて鮎を焼いてきます!

焼き始めると香ばしいニオイが(*´ω`*)♪

内臓を残したままなので、中までしっかり熱が伝わるように、弱火でじっくり焼いていきます。

お肉でもそうだけど、じっくり焼き目がついてくるのを眺めている時間が最高に楽しい!!

アウトドア料理の醍醐味ですよね!

こんがり焼けました(*´ω`*)!

化粧塩でしっかりヒレが開いてくれるので、鮎の塩焼きが立つ!!

串打ちも尻尾が持ち上がるように打てているので、見た目に躍動感があります♪

では実食!!

表面がパリパリで、身がフワフワに焼きあがっていました!!うまい(*´ω`*)

実はブログ主は、鮎・アマゴなどの小型の川魚の場合、頭の骨からまるごと食べる派です。

昔からこの食べ方だったのですが、友達に少し驚かれました。その時はじめて、頭を食べない人が多いことに気づきました。

個人的にカルチャーショックでした^^;

でも、魚の食べ方も人それぞれ好みでいいですよね~。サンマを頭ごと食べる人も多いそうです。

まとめ

ということで今回は「鮎の塩焼き」を焚き火でやってみました!

鮎は捌く必要がある魚に比べて、非常に下処理が楽で、しかも川魚ということもあり山間のキャンプ場の近くで販売されているお店も多いお魚です。

川べりでのBBQや焚き火の際に、現地で簡単に串打ちしてそのまま豪快に焼くことができる定番串焼き!

アウトドアで食べる、こんがり焼けた鮎の塩焼きはひと味もふた味も違ってまさに格別です!

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