奈良県明日香村・橿原市・桜井市にまたがる世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」!!
2007年に世界遺産暫定リストに登録されてから19年目の2026年、ついに登録が勧告され、7月にも正式に決定することが確定的となりました!
ということで今回は、その構成資産である「藤原宮跡」周辺を散策してきました!!
以前、大和三山へは登っているのですが、今回は加えて「橿原神宮」なども含め徒歩で散策しました!
橿原神宮・藤原宮跡・大和三山などを巡る順路や所要時間、オススメの時期などについてもまとめました!
橿原神宮・藤原宮跡・大和三山

「橿原神宮・藤原宮跡・大和三山」があるのは奈良盆地の中部~南部にかけてのエリア!
この地は、初代天皇「神武天皇」による日本建国神話「神武東征」の終着地である『橿原宮』にあたります!!
つまり現代に繋がる日本という国のルーツ・故郷に当たるエリアです!!
「藤原京」は飛鳥時代・持統天皇の頃に栄え、日本史上初の「条坊制」を布いた本格的な都でした。
その藤原京で特に重要な大極殿などの宮城は、大和三山(畝傍山・天香久山・耳成山)に囲まれた中心部に置かれました!
今回はそんな日本の歴史に深い関わりがある、橿原神宮・藤原宮跡・大和三山を巡ります!
世界遺産の中心となる「明日香村」の散策はこちら↓

世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」

世界遺産となる「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」は、奈良県の明日香村を中心に、橿原市・桜井市にまたがり点在する宮跡・古墳・寺跡などの総称です!
| 明日香村 | 飛鳥宮跡・飛鳥京跡苑池・飛鳥水落遺跡・酒船石遺跡 飛鳥寺跡・橘寺跡・川原寺跡・檜隈寺跡・大官大寺跡 石舞台古墳・牽牛子塚古墳・天武持統天皇陵古墳 中尾山古墳・キトラ古墳・高松塚古墳 |
| 橿原市 | 藤原宮跡 本薬師寺跡・菖蒲池古墳 |
| 桜井市 | 山田寺跡 |
上記の、全19件が構成資産となります!
- 2007年:世界遺産暫定リストに登録
- 2026年:世界遺産に正式登録(予定)
もともと「大和三山」も構成資産に含まれていたのですが、「他の考古遺跡とは性質が異なる自然の山であること」を主な理由として外れることとなりました。
これは世界遺産登録の為に、構成資産を絞ったことも理由としてあると思います。
世界遺産は登録後に範囲の変更(追加)などが行われることも多いため、藤原京の重要な資産であることを考えても、いつか追加される可能性が高いのでは、と個人的には考えています!!
また「橿原神宮」も含まれていませんが、これは橿原神宮自体は明治時代(1890年)に創建された比較的新しい神宮であるからです。
明治天皇により民間有志の請願に応えて建立されました!
『日本書紀』などの記述に基づいて、神武天皇が即位した場所に建立したものとなり、本殿は京都御所の建物が下賜・移築されました!
世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会の公式サイト↓

散策順路(コースマップ)・所要時間

「飛鳥・藤原京の宮都」は、明日香村を中心に橿原市・桜井市にまたがり非常に広大です!
徒歩の場合は、1日では散策しきれないほどのスポットがあるので、目当てのスポットを絞って散策するのがオススメです!
各駅やスポットそれぞれにマップなどが設置されているので、参考にしながら散策しましょう!

こちらは今回、ブログ主が実際に散策したコースマップとなります!
橿原神宮から大和三山に登りながら「藤原宮跡」を訪ねるプランで散策しました!
「飛鳥・藤原の宮都」としては、本薬師寺跡と藤原宮跡(朱雀大路跡含む)が構成資産に含まれています!少し拡大するなら「大官大寺跡」へ足を伸ばすプランもオススメです!
このプランでの総距離・所要時間は、
- 総距離:約14km
- 所要時間:4時間30分~5時間
となり、なかなかのロングコースとなります!
ですが途中に駅やバス停があるので、公共交通機関を利用しつつ歩くこともできます♪体力に応じて計画しましょう!

ブログ主の歩行タイムは3時間15分でした!
大和三山の詳しい登山コースについてはこちらの記事をごらんください↓

7月~9月頃の真夏は非常に気温が高く熱中症のリスクがあります!水分補給はこまめに行い対策しましょう!
散策にオススメの時期は?


「藤原宮跡」は、季節の花々が美しいスポットとしても人気です!!
その見頃の時期にあわせての散策がオススメです!
特に、春の桜・菜の花、夏のハナハス、秋のコスモスの時期がオススメです!!
| 時期 | 花 |
|---|---|
| 菜の花・桜 | 3月下旬~4月上旬 |
| ハナハス | 7月中旬~8月上旬 |
| コスモス | 10月上旬~10月下旬 |
駐車場・アクセス


マイカーの場合は各スポットにそれぞれ駐車場があります!
今回のプランの起点でもある「橿原神宮」にも有料駐車場が整備されています!
また近鉄「橿原神宮前」「大和八木駅」周辺にもコインパーキングが多数あります!散策したいスポットに応じて駐車場を選びましょう!
【各駐車場】
【アクセス】:橿原神宮
マイカーの場合
- 南阪奈道路「葛城IC」から大和高田バイパス経由
- 京奈和自動車道「橿原北IC」から大和高田バイパス経由
公共交通機関の場合:近鉄
- 大阪阿部野橋→橿原神宮前:760円
- 京都→橿原神宮前:1070円
- 大和八木→橿原神宮前:240円
徒歩で巡る!橿原神宮・藤原宮跡・大和三山
橿原神宮前駅→橿原神宮・畝傍山→神武天皇陵

それでは橿原神宮前駅の「中央出口」から散策スタートです!
これは偶然なのですが、この散策プランを歩いたその日に、「飛鳥・藤原の宮都」に世界遺産への登録勧告がされたんですよねー!!
帰ってからニュースで観てビックリしました!!
7月に韓国で行われる世界遺産委員会で正式に決定するみたい!楽しみですねー!!

中央出口のロータリーに立つ「エドモンド本田」!!
橿原市とストリートファイターがコラボしてるらしいですね!!大和八木駅にもリュウと春麗がいます!
なぜ橿原市とストリートファイター?となりますが、調べてみるとカプコンの創業者「辻本憲三会長」の出身地がこの橿原市だからなんだそうですよ!!

橿原神宮前駅から表参道の通りをまっすぐ進んでいくと、橿原神宮にそのまま繋がっています!

橿原神宮の入口には「ケン」がいました!!

橿原神宮の表参道!!
橿原神宮は、神武東征により『橿原宮』へたどり着いた神武天皇が即位した地!
第一天皇として即位したのが、今からおよそ2680年も前のこととなります!
まさに現代日本の原点です!
橿原神宮内の内部を撮影していいかわからなかったので、今回はカットします!ぜひ訪れてみてね!
橿原神宮の公式サイト↓

ということで参拝を終えて、外拝殿から北神門へ出てきました!
次は大和三山の1つ目「畝傍山」に向かいましょう!
橿原神宮は日本書紀の記述にそって、畝傍山の東南の麓に建立されました。

橿原神宮の北参道の途中に、畝傍山の登山口があります!

北参道から入るとすぐに広場があり、

その奥にある東大谷日女命神社の前の道が登山道となります!

ここに登山マップが掲示されています!
青線のコースで登って、赤線のコースを下山します。すると同じ広場に戻ってくることができます。

では登っていきましょう!東大谷日女命神社からは山裾をしばらく進んでいきます。

しばらく進むと畝火山口神社との分岐があります。道標にしたがって山頂方面へ!

分岐からは緩やかな登り坂となります!

どんどん進んでいくと、ここで道が右戻り方向へ折れて、

登りきれば畝傍山の山頂に到着です!

三角点にターッチ!!
畝傍山は地元の方々の憩いの場となっているようで、たくさんの方々で賑わっていました!

山頂から眺める奈良盆地!!

山頂の分岐から左へ橿原神宮へ下山します!(マップの赤コース)
※右側の道から登ってきました(青コース)

赤コースの下りはかなり急坂です!
露出した岩や、足を引っ掛けやすい根っこがあり、少し歩きづらい!
普段から山歩きに慣れた方なら全く問題ありませんが、もし心配に感じたなら青コースをそのまま戻る方がオススメです!

しばらく下って道が落ち着いてくるとT字路に突き当たります。
ここを右手に進むと、

登山口の広場に戻ってきます!ということで畝傍山クリア!!

畝傍山から北参道に戻ってきました!
ちなみに説明しやすいように北参道に戻りましたが、広場から自然歩道を進めばそのまま次の神武天皇陵方面に出ることができます!そちらの方がすこし近道!

ジェイテクトアリーナの前で、北参道の鳥居を出ます。
ジェイテクトアリーナは、男子バスケットボール(Bリーグ)のプロチーム「バンビシャス奈良」のホームアリーナですね!!

鳥居から北へ進みます。

するとT字の交差点があります!この後、ここを右へ畝傍御陵前駅方面へ進みますが、

交差点の前に「神武天皇陵」があるので立ち寄りました!

初代天皇である「神武天皇」!!
こちらも御陵であるので、今回撮影はしていません!ぜひお参りしましょう!
本薬師寺跡→藤原宮朱雀大路跡→香久山

神武天皇陵前の交差点から東へ真っ直ぐ進むと、「畝傍御陵前駅」があります!
駅内を通るか、駅北側の踏切を渡って東出口へ出ます。

すると、餃子の王将の交差点で国道169号に出合うので、そのまま正面の道へ進みます。

しばらくすると右手に「本薬師寺跡」が見えてきます!
本薬師寺跡は名前の通り、現在の西ノ京にある世界遺産「薬師寺」の前身となる寺院跡です!!
680年に天武天皇が皇后(持統天皇)の病気平癒を祈願して創建を発願した寺院となります!
つまり藤原京時代の薬師寺がここで、平城京遷都にあわせて移されたのが現在の薬師寺ですね!
こちらは「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産の1つです!

金堂に遺された礎石。

本薬師寺跡の見学ルート!
このように、金堂・東塔・西塔の主要3つで伽藍が配置されていました!当時は非常に壮大な伽藍を誇っていたと推察されています!
この金堂と東西2塔での配置は「薬師寺式」と呼ばれる伽藍配置のルーツとなります!!

田んぼの真ん中にある東塔。

こちらも礎石が並びます!

東塔から見る西塔!その奥には先ほど登った畝傍山がばっちり!!
本薬師寺跡の境内は「花の寺」としても知られており、初夏から秋にかけてホテイアオイや菜の花が咲き誇ります!藤原宮跡と同じく、花の季節にあわせての散策がオススメです!

では本薬師寺跡から進んでいきましょう!
そのまま通りを進むと、飛鳥川に出合います。ここで右へ遊歩道を進んでいくと明日香村です!

飛鳥川にかかる「新河原橋」をわたると分岐があります!
ここで右へ進めば香久山の南麓にある天岩戸神社や、構成資産の大官大寺跡方面へ進めます。
ですが今回は、そのまま正面へ進んで「藤原京朱雀大路跡」を経由して香久山へ向かうことにしました!

正面へ進むとすぐに交差点があるので、ここを右折!

すると藤原宮跡前の道路へと出ます。

この通りの右手にあるのが藤原京朱雀大路跡です!

朱雀大路は藤原京のメインストリート!つまりここは藤原京の真正面に位置します!

振り返ると広がる藤原宮跡!!真正面に見えるのが耳成山です!

では次の大和三山の2つ目「天香久山」へ向かいましょう!
朱雀大路跡から通りの突き当りに見える山が天香久山です!
※「天香久山」は、香久山・香具山・天香具山とも表記されます

突き当りを左へ進むと、

登山口の香久山観光トイレ駐車場があります!

その脇にある道が登山口!

急な道を登って天理教の分教会の前を通り過ぎると、

香久山の登山口があります!

ここにマップがあります!
先ほど飛鳥川で分岐した道を進めば、南側の天岩戸神社からも登ることができます。

では登っていきましょう!といっても、この登山口から山頂はすぐで、

階段を登って突き当りで左へ進めばすぐに山頂です!
右から合流したのが天岩戸神社からのルート。

ということで山頂に到着!山頂広場には「國常立神社」があります。「雨の竜王」とも称される雨乞いの神様ですね。

下山は神社脇の道を北へ進んで天香山神社方面へ進みました!

階段を下っていくと、

5分ほどで天香山神社に到着!

鳥居前の正面の道を進んで登山口に戻ります。
ちなみに今回は登山口に戻りましたが、このまま北へ抜けて藤原宮跡へ向かうこともできます。少しだけ近道になります!

ということで観光トイレ駐車場に戻ってきました!
藤原宮跡

観光トイレから藤原宮跡へ向かいましょう!
観光トイレのすぐ先に、奈良文化財研究所(藤原宮跡資料室)があります!今回は立ち寄りませんでしたが、お立ち寄りすると展示されている資料を見学できます!

その研究所前にあるカーブミラーがあるT字路で左へ進む道が、

藤原宮跡のド真ん中を横断する道路となります!

そして中心から藤原宮跡へ!!

入口からどーんと現れる柱の跡!
こちらは朝堂院の南門跡!その奥には耳成山!

その南門跡付近から西を見ると畝傍山!ちなみにコスモス畑が広がるのもこのあたりの西側が中心です!

東を見ると天香久山があります!
三山を結ぶ三角形のちょうど中心にこの藤原宮跡!三山と藤原京の位置関係がはっきり確認できます!
ちなみに夏にハナハスが咲くのはこの南東側のエリアとなります!

そして奥へと進めば、藤原京の核心部「大極殿跡」に到着です!!

大極殿の基盤である大宮土壇!

藤原京は持統天皇により694年に飛鳥から遷都。710年に平城京に遷都されるまでのわずか16年だけの都ですが、日本初となる本格的な中国式の都城(条坊制)です!
東西約5.2キロメートル、南北約4.8キロメートルの広大な碁盤目状の都で、京の中心部に宮殿(藤原宮)が配置された中国風の構造でした。
この時代に「日本」という国号が使われ始めたといわれ、律令国家としての体制が整えられました!
まさに日本のルーツですね!!

大極殿から北へ抜けると、道路の向かい側に「醍醐池」があります!

この醍醐池の周りが菜の花やサクラの名所です!

春にはサクラのピンクと、菜の花の黄色でカラフルに色づく醍醐池!
実は令和6年(2024年)までは、夏に咲くキバナコスモスをこの醍醐池周辺のちょうど写真のエリアで植栽されていました。
現在は一旦、植栽を中止されていますが、自治体HPでも”一旦”と表記されていることから、もしかしたらまた再開される日がくるかもですね!
耳成山→大和八木駅

では最後に大和三山の3つ目「耳成山」へ登ってから大和八木駅へ向かいましょう!
醍醐池から北へ進んで踏切を渡る。

すると国道165号の交差点があるので、ここも耳成山を眺めながら正面へ進みましょう!
その先を突き当たりまで進んで右折し、1つの目の交差点を左へ曲がれば、

すぐ目の前に耳成山があります!

耳成山の麓には「耳成山公園」が樋口池の周りに整備されており、

その公園のトイレの正面が耳成山の登山口となります!

耳成山のコースマップです!
このように渦巻状にコースが整備されています!

今回は最短コースで登ります!
登山口から鳥居を潜って、

灯籠の並ぶ登山道を進みます。

すると中腹に耳成山口神社があります!

神社に参拝して山頂へ!
山頂へはこの階段を登っていくか、その奥にある登山道から右手の山道を登っていくとすぐです!

ということで耳成山の山頂に到着です!

山頂付近にはベンチが所々に並んでいるので休憩にピッタリ!
ほんの少しだけ展望があります!このあたりの木々の隙間からですが少しだけ展望があります!

下りは渦巻状の周回路に合流して下りました!

ということで登山口に戻りました!
それではゴールの大和八木駅へ向かいましょう!

この耳成山公園から大和八木駅へはいくつかルートがありますが、

一番分かりやすいルートとしては、公園に隣接するグランド前の道を進んでいくのが距離的にも最短となるのでオススメです!

グランド前の道はそのまま道路に合流!そのまま真正面の道を進んでいくと、

線路沿いの道ともそのまま合流できます!近鉄百貨店や橿原文化会館の前に出るよ!
あとは地下通路を通って国道24号を渡れば、

大和八木駅にゴールです!!
結構長かったけど、道標も多くてとっても歩きやすかったです♪
まとめ
ということで今回は「徒歩で巡る!橿原神宮・藤原宮跡・大和三山」でした!
日本のルーツである「橿原宮」と、日本最初の本格的な都「藤原京」の名所を巡る非常に見どころの多い散策プランでした♪
それにしても歩いた当日に世界遺産への登録がほぼ決定するというニュースがあるとは思いませんでした!一応、6月現在は正式に決まったわけではありませんが、おそらく間違いないでしょう!!
世界遺産登録に尽力された方々、本当におめでとうございます!!これで奈良県は世界遺産が4つ目で単独日本一に!!
今回ご紹介したコースやスポットは「飛鳥・藤原の宮都」のごく一部となります!まだまだ見どころがたくさんあるので、皆様もぜひ「飛鳥・藤原の宮都」のスポットを巡りましょう!!
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