今回は若狭鯖街道の宿場町『熊川宿』を散策してきました!
若狭(福井県小浜市)で水揚げされたサバなどの海産物を、京都の都へ運ぶための道『鯖街道』!
その鯖街道の本線である若狭街道の代表的な宿場が『熊川宿』となります!
江戸時代以来の美しい景観が残る歴史情緒あふれる宿場町をじっくり散策してきました!!
若狭鯖街道「熊川宿」とは?

若狭鯖街道『熊川宿』は、福井県三方上中郡若狭町にある宿場町!福井県と滋賀県の境にある宿場町です!!
若狭国で獲れた新鮮な海産物を、京の都へと運ぶ物流の拠点として繁栄した宿場町となります!
鯖街道にはいくつかルートがありますが、この「若狭街道」が最も多くの物資が往来した本線で、福井県の小浜から、この熊川宿、安曇川沿いの朽木を経て京都へ至ります!
日本海と京の都を結ぶ物流ルートの重要拠点ですね!!
『熊川宿』は、秀吉に重用され若狭の国主となった浅野長政が、天正17年(1589年)に諸役免除して宿場町としました!これは交通と軍事において重要な場所であることからで、これにより当時40戸ほどの寒村だった熊川は、200戸を超えるような町となり、一気に繁栄しました!
江戸時代以来の町並みは現代まで保存されており、街道に沿って流れる疎水「前川(平成の名水百選)」とともに、歴史情緒あふれる美しい景観が残っています!
平成8年には「重要伝統的建造物群保存地区」いわゆる重伝建地区に選定!
さらに平成27年には「御食国若狭と鯖街道」として日本遺産の第1号に認定され、令和6年には全国初の日本遺産プレミアムに選定されています!!
公式サイト↓

道の駅&散策マップ

『熊川宿』散策の拠点は、道の駅「若狭熊川宿」!!
国道303号線沿いにある道の駅です!お土産や鯖寿司が販売されている売店やレストラン、鯖街道ミュージアムがある人気の道の駅!
熊川宿は一本道なので、道の駅を拠点に往復する散策プランがオススメです!
- 場所:福井県三方上中郡若狭町熊川11-1-1
- TEL:0770-62-9111
- 公式HP:https://kumagawajuku.jp/

こちらが熊川宿の散策マップ!
ご覧のように1本道の街道となっており、「上ノ町」「中ノ町」「下ノ町」の3つのエリアがあります!
- 上ノ町(かみんちょ):番所がある宿場の玄関口
- 中ノ町(なかんちょ):問屋など大型商家が建ち並ぶ町並み
- 下ノ町(しもんちょ):多くの旅人が身を休めた宿の町
観光の中心地は、中ノ町です!
ですが、全体を端から端まで散策しても片道1.1km(往復2.2km)ほど!
歩行だけなら30分ほどで、お立ち寄りしながらじっくり散策しても所要時間は1~2時間ほどです♪
マイカーでの駐車場

マイカーの場合は、道の駅「若狭 熊川宿」に大型駐車場があります!
道の駅の正面側にある駐車場と、裏手にあるポケットパークの2箇所の駐車場があります!


また街道の出口側(下ノ町側)にも国道沿いに駐車場。さらに宿場町の街道内にも上ノ町と中ノ町の境あたりに広めの駐車場があります!
その他にも小さめの駐車場もありますが、上記の3箇所がキャパが広めなので利用しやすいと思います!
それぞれの散策プランに応じて選択しましょう♪
アクセス
〈マイカーの場合〉
- 京都市内から:国道367号→303号
- 小浜市から:国道303号
- 京阪神・滋賀から:京都東ICから西大津バイパス→国道303号
- 米原JCTから:北陸自動車道「木之本IC」→国道8号→303号
〈公共交通機関の場合〉:JRバス「若狭熊川」下車
- 京都・滋賀から:近江今津駅からJRバス若江線小浜駅行き
- 福井から:上中駅よりJRバス若江線今津駅行き
若狭鯖街道「熊川宿」を散策!
道の駅&上ノ町

それでは道の駅から散策していきましょう!
街道を歩く前に、道の駅にお立ち寄り♪

道の駅内には物産コーナーがあります♪
福井や滋賀のお土産がたくさん♪

もちろん、鯖寿司も販売されていました!!

道の駅にはレストラン「四季彩館」もあります!
若狭牛のすき焼き、越前そば、そしてもちろん鯖寿司などが人気です♪
ちょうど昼時に訪れたのですが、夏のお盆休み中ということもあって、レストランは満席状態でした!というか並んでました!
帰りに寄ろうかと思ったのですが、散策後も同じような状況だったので今回は諦めました^^;

道の駅には「鯖街道ミュージアム」が併設しています!

名前のまま、鯖街道の歴史を学べる施設で、絵巻物などで熊川宿の歴史がご紹介されています!

鯖街道の全体マップ!
熊川宿に立ち寄ったなら、そのまま滋賀・京都の境で、安曇川沿いにある朽木の道の駅へもお立ち寄りがオススメです!
熊川宿と並ぶ、若狭街道の重要拠点となります!!
こちらの記事で立ち寄っています↓



鯖街道ミュージアムで、熊川宿のパンフレットを頂いてきました!マップや各スポットの解説もされているので、ぜひ散策のお供に!

KUMAGAWAのモニュメント!
その裏手にある通りが、若狭街道(鯖街道)です!

では散策していきましょう!まずは上ノ町!!

熊川宿の玄関口である上ノ町には「熊川番所」があります!
若狭と近江の国境に位置する熊川宿。この番所は江戸時代の小浜藩の番所です!
物資への課税や検めの他、「入り鉄砲に出女」の統制が特に厳しく行われていたそう!

番所を過ぎると広がる美しい町並み!
熊川宿の町並みの特徴として、形式が統一されておらず、多様な形式の建物が建ち並ぶことが特徴です!
町屋の間に土蔵が経っていたり、平入と妻入の建物や、真壁造と塗込造の建物が混在しているのが熊川宿の特徴となります!

玄関口である上ノ町は、この中条橋で区切り!
次は中ノ町へ進んでいきましょう!橋のすぐ左手にあるのが旧逸見勘兵衛家住宅!
かの伊藤忠商事の二代目社長・伊東竹之助氏の生家なんだそうですよ!
中ノ町

中ノ町は熊川宿観光の中心地となります!
とーっても美しい街並みが広がります!!

先程の旧逸見勘兵衛家住宅などの大型商家・問屋などが建ち並ぶエリアとなります!
朱色の壁が特徴的!

そして街道に沿って流れる「前川」も熊川宿の大きな特徴です!

平成の水百選にも選定されている前川!
家ごとに「かわと」と呼ばれる石組みの洗い場が設けられています!

中ノ町には、お土産屋さんや食事処も多かったので、道の駅が混んでいたらこっちで食事にしてもいいですよねー!
今回は結構な混雑だったけど。

中ノ町にある「宿場館」!
こちらは元は村役場だったそう!現在は熊川の歴史を学べる資料館として活用されています!
近代洋風の建物で美しい!この江戸時代の歴史情緒ある町並みに、突然現れる洋館!!

宿場館の裏手には熊川陣屋跡があります!
小浜藩主が京極高次の時代に設けられた陣屋。その後、酒井忠勝の時代となって、民生一般を司るため熊川町奉行所となったそう。

その奉行所は明治維新で廃止となり、その跡地は熊川小学校となりました。
その熊川小学校が廃校となり、現在に至ります。

陣屋跡の奥には、熊川城跡の入口があります!
熊川城は国境警備の要として機能していた山城!室町時代に足利尊氏の名により沼田氏一族が築城しました。
この沼田氏は、名門・細川家との関係も深く、細川藤孝の正室「麝香」は沼田光兼の娘であり、嫡男の細川忠興の夫人は、かの明智光秀の娘であるガラシャです!
ちなみに1570年に、織田信長は朝倉氏討伐のために越前攻めを行いましたが、光秀はその先遣隊として熊川に入り細川藤孝らに現地の状況を報告したと伝わっています!


熊川城跡のマップ!
この熊川宿・熊川城跡から、高島トレイルにある若狭駒ヶ岳までハイキングコースが整備されているようです!!
このコースは「熊川トレイル」と言うそう!!
これはまた歩きに来たいなー!!こういうロングハイク大好きです!

今回は熊川城跡を少しだけ登ってみました!

少し登ったところにある張出郭!

この付近からは熊川宿の町並みを見渡すことができました!
このまま主郭まで登っても良かったのですが、いずれ熊川トレイルを歩きに来た時のために楽しみは残しておくことにしました!


街道に戻って再び、中ノ町の町並みを散策!
道中には、氏神様である白石神社や、熊川城主・沼田氏の供養塔がある得法寺があります!

その先には松木神社!

松木神社が祀るのは、若狭義民の松木庄左衛門!!
関ヶ原の戦いのあと若狭の領主となった京極高次は、小浜湾に臨む雲浜の地に壮大な城を築きました!
そのため領内の百姓には年貢の増徴のほか労役の提供など、多くの負担がのしかかりました。
この制度は酒井忠勝へと領主が交代したあとも、新しい小浜城が完成したあとも、改められることはありませんでした。
苦しみに喘ぐ百姓たちは年貢引き下げの嘆願運動を十数年にわたり繰り返しましたが小浜藩は聞き入れません。
この運動で捕縛投獄の抑圧にも屈せず、年貢改めを訴え続けたのが庄屋・松木庄左衛門!!
過酷な生活を強いられている農民を救うために命を賭けて直訴し、本人は日笠川原で磔の刑に処されるも、大豆年貢の引き下げを実現させました!
わずか28歳という若さで命を落とすも、引き換えに多くの農民たちを救った、まさに義民!!

この松木神社は、そんな松木庄左衛門の正義と犠牲に感謝し、その霊を祀るために建てられた神社です!
現在はサクラや紅葉の名所しても親しまれています!

中ノ町を進むと国道に出合います!
ですがここで終わりではなく、街道は左に90度曲がります!
下ノ町

この下ノ町の入口は「まがり」と呼ばれています!

下ノ町は、街道を行き交う人々の宿が多くあったエリアです!

美しい町並みと、少し静かで生活感も混在する町並み!
京懐石の老舗料亭「菊乃井」の初代当主・村田寅吉氏の生家である『村田館』などがあります。

そして熊川宿の終点までやってきました!!

出口には孝子与七の碑があります!
この地に住んでいた与七とその妻は、自分たちは貧しいものを食べても父母にはご馳走を食べさせ孝行のかぎりを尽くしました。
この話を聞いた当時に小浜藩主は、米数俵を与えてその志を褒めました。
このことは小浜藩領内の善行者を記録した「若州良民伝」にも記載されているそうです!
というか善行者をまとめた記録って何かいいよね!!

ということで折り返して、中ノ町・上ノ町の美しい町並みを再度散策!

そして道の駅に戻ってきました!ちょうど1時間ぐらいでした!

食事は混雑してて諦めたけど、代わりに歩いたご褒美♪

サンキューバナナの、バナナジュースを飲みました!
このバナナジュースがめっちゃ美味しい!!味はシンプルなバナナジュースだけど、しっかり濃厚なのと、すっごく滑らかな口当たりで、本当に美味しかったです!
ミキサーがいいのかな?それとも撹拌した後に濾してるのかな?
すっごく滑らか!!
今回は一番シンプルなやつにしたけど、ナッツやチョコなどなどメニューも豊富だったので、また来たときは飲んでみたいです!!!
まとめ
ということで今回は、若狭鯖街道「熊川宿」の散策でした!!
前川の清らかな流れと、美しい宿場の町並み!日本海¥若狭湾と京の都を繋ぐ、物流の要衝として栄え、現代までその町並みが保存される非常に興味深いスポットでした!
往時の姿や人々の営みを想像しながら散策できる、とーっても魅力的なスポットだと思います!!
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