2018年6月下旬にブナ林で有名な和泉葛城山に登山しました!
この時期は関西地方はまだまだ梅雨の時期で、久々に天気が良さそうだったので山へ行こうと地図とにらめっこしていました。雨のあとは登山道が荒れることが多く、初心者のブログ主はできるだけ難易度が高くない山へ行こうといくつかの山をピックアップ。
その中でも自宅から割と近場にあり、初心者でも登りやすい和泉葛城山に登りに行くことにしました!
和泉葛城山は大阪府と和歌山県の県境に位置する標高858mの山。
山頂付近のブナ林が美しく、展望台からは大阪平野と和歌山の街並みを望むことができ、複数あるコースの登り口にはそれそれ温泉があるなど、見どころが多い山で関西の山好きを中心に人気があります!
また代表的なコースは、どのコースも初心者でも登りやすいよく整備された登山道で、山頂へは麓から車道が続いているので、車はもちろんバイカーやロードバイクでのヒルクライムも人気があります!
和泉葛城山への登山コースと想定タイム!
和泉葛城山への代表的な登山コース
登山コースはいくつかあって代表的なものは
- 犬鳴山縦走コース 犬鳴山~七宝瀧寺本堂~和泉葛城山
- 槇尾山方面からの縦走コース
- 丁石道(地蔵さん登山道) 牛滝温泉~大威徳寺~和泉葛城山
- Aコース 大阪府貝塚市蕎原~和泉葛城山 ※2018年6月現在通行止め
- Bコース 大阪府岸和田市塔原~和泉葛城山
などがあります。
Aコースは通行止め!※2018年6月現在 ←復旧しました!!
現在、蕎原の春日橋からの「Aコース」は台風の影響で通行止めになっています!※2018年6月現在 ←復旧しました!!
ブログ主は「Aコース」で下山予定でしたが、急遽、コース変更することになってしまいました(´・ω・`)
事前にしっかり下調べしなきゃと反省。
和泉葛城山の登山コースの状況は↓のサイトで確認できます!!
今回は登り「Bコース」下り「丁石道」で周回!
今回、計画では蕎原を起点にBコースへの合流路を通って合流し和泉葛城山へ登り、Aコースで下山する予定でしたが、山頂付近でAコースが通行止めであることがわかったので、急遽、丁石道(地蔵さん登山道)で牛滝温泉へと下りました!
丁石道から大威徳寺付近には、きれいな複数の滝がある渓流歩道があるのでそちらにも立ち寄ってきました!
- 登り Bコース(蕎原から合流)
- 下り 丁石道(地蔵さん登山道)~渓流歩道~大威徳寺~牛滝温泉
想定タイム
このコースで歩いて牛滝温泉へ下山すると、徒歩の場合、下で紹介しますが今回駐車場を利用させていただいた道の駅「ほの字の里」へは、かなりの時間をかけて帰ってこなければなりません。
今回は急遽コースを変更したのでバスの時間を調べてはいませんでした…。
同じコースを歩かれる場合は事前にバスの時間も調べるといいかもしれません!もしくは単純にコースを往復することをオススメします!
- 登り 蕎原~Bコース~山頂 2時間~2時間30分
- 下り 山頂~丁石道~牛滝温泉 1時間20分~1時間40分
- 牛滝温泉~駐車場(ほの字の里) 1時間30分ほど
コース全体としては3時間30分~4時間+1時間30分ほど掛かるとして想定しました!
「ほの字の里」の駐車場を利用しました!
今回は道の駅「ほの字の里」の駐車場を利用させていただきました!
無料で利用できて80台ほども駐車することができる広い駐車場です!
ほの字の里はもともと小学校であった場所を利用して営業されている道の駅で、温泉やお食事もできる複合リゾート施設です。
また、ものづくり体験やBBQ、宿泊施設もあるなど人気の施設です!
「ほの字の里」詳細
所在地:大阪府貝塚市蕎原2114番地
営業時間:7:00~21:00
定休日:不定休
TEL:072-478-8777
ほのぼの湯
営業時間:7:00~21:00(最終受付20:30)
料金:大人620円 小人(小学生以下)310円 3歳未満 無料
それではさっそく登山の様子をご紹介します!
和泉葛城山に登山!
Bコース 蕎原~和泉葛城山
「ほの字の里」からスタートです!駐車場から小学校の校庭の名残が感じられる敷地内を通っていきます。体育館は小学校時代の建物をそのまま利用しているようですね。
まずは「ほの字の里」から蕎原のバス停を目指します。
蕎原集落から和泉葛城山方面。今日は天気が良さそうですね!
15分ほど集落の田園風景を楽しんで歩いていると、蕎麦原のバス停に到着!Aコース、Bコースへはこの交差点を右に進みます。
登山道の標識が立っているのでわかりやすいと思います。
和泉葛城山を正面に見ながら集落内を進んでいくと、コースマップがあります。今回はここから塔原からの続くBコースへと合流していきます。
蕎原側のBコース入口。民家の間に突然あらわれるので見落とさないように注意!
入り口にはイノシシよけの扉があります。通ったらきちんと閉めて行きましょうね。ここからは山道を歩いていきます。
蕎原からの合流路は少し荒れている様子。迷いそうな箇所はありませんが、足元がぬかるんでいたり、少し崩れた箇所があったりするので足元注意です。
小さな小川を渡っていきます。Bコースは尾根を登るコースなのでここから尾根へと登りが続きます。
竹やぶの間をコースが続きます。このあたりが一番荒れてる様子でした。
竹やぶを抜けて高度を上げていくと、
塔原との分岐に合流します。蕎原は左側。登山口から合流地点まではおよそ30分ほど。
合流してからは一転して、しっかり整備された登山道。分岐にもしっかりとした標識が整備されています。
登山道も広々として歩きやすい。和泉葛城山の美しいブナ林もこのあたりから登山道を彩ります。
梅雨で雨が続きましたが、荒れてる様子はありませんでした♪合流地点からしばらく登ると、
石碑?門の跡?灯籠かな?がある平坦な場所へとたどり着きます。ここは枇杷平という場所です。
Bコースは山頂まで4kmとすこしなので、ここでコースの半分の少し手前ぐらいでしょうか。
軽く休憩して先へと進みました。
枇杷平を過ぎると、林道と合流。本谷林道という林道で登山道沿いにくねくねとした道が続いています。林道を横断して登山道へ。
林道を横断して、少し登ると、
またまた林道に合流。ここからは林道をしばらく歩きます!
林道からは和泉葛城山山頂が見えます。けっこう登ってきたな~。
林道を進むと脇に登山道が再度現れます。ここを見逃すと車道をそのまま山頂まで進んでしまうので注意!
少し開けた場所に出ました。左へ進むと山頂方面。
和泉葛城山山頂周辺のブナ林は天然記念物に指定されている美しい林です。次世代に美しいブナ林を残すためにも傷つけたりしないように注意しましょう!
朝日が眩しいぜ(*´∀`)
しばらくは尾根道を登っていきます。
すると「玉冷泉」の石柱があります。登り切ると、
美しいブナ林の中へと入っていきます。このあたりから天然記念物ブナ林の区画内になるので木々を傷つけないようにしましょう!それにしてもきれいなブナ林だ(*´ω`*)
ブナ林は和泉葛城山の山頂付近の区域なので、頂上まではあと少し!
途中のウッドデッキ。展望台かな?と少し寄り道。
景色は見えませんが、朝日に照らされた緑の濃いブナ林を楽しむことができました♪
梅雨でなかなか日差しを浴びることができてなかったので、久々に浴びる日差しがぽかぽか気持ちいい♪
コース紹介でもお伝えしましたが、Aコースが通行止めになっていました!ブログ主はこのとき知らずに登っていたのでショックでフリーズ・ω・
しっかり下調べしたつもりでしたが甘かった…。反省しつつも下山路をどうするか考えていました。とりあえず山頂に着いてから地図を広げて考えようと思い、山頂へ向かいます。
林道が陥没してしまったようです。現在、通行止め解除時期は未定とのことなので、登られる際はしっかり下調べと問い合わせをして歩くようにしましょう!
和泉葛城山山頂、高龗(たかおかみ)神社への石段を登ります。これを登りきれば山頂です!がんばりましょう!
長い石段を登り一段落すると、山頂はもう目の前です。
そして和泉葛城山山頂の高龗神社に到着です!山の山頂にある神社って神秘的な雰囲気があってかっこええ(・∀・)
登山口からここまでは1時間30分ほどでの到着でした。
高龗神社の説明。ん~なになに~なるほど雨の神様として信仰されているようですね。
しっかり参拝して高龗神社をあとにしました。梅雨で雨が続いくのがいや!とか言ってちゃダメですね(´・ω・`)恵みの雨が生活を支えてくれているんだから。雨の神様に謝りました。
高龗神社の裏手へ抜ける道を進むと、参道入口と展望台への分岐があります。ここは展望台に寄り道しましょう!
和泉葛城山の展望台。なんか昔観た映画にこんな建物が出てくるホラー映画があったような気が…。なんていう映画だったかな…?
展望台に登って景色を楽しみます。こちらは和歌山県方面。スッキリ晴れているわけではないので写真ではあまり見えませんが、天気が良ければ和歌山の街並みが一望できます!
東側の展望。鉄塔付近に一等三角点があるようですがこの日は向かいませんでした。
西側の展望、犬鳴山方面。あちら側からの縦走路も見どころが多く人気があるコースです!公共の交通機関を利用するか車が2台必要かな~。犬鳴山には犬鳴山温泉があり、こちら側にも牛滝温泉があるので、どちらから登っても温泉を楽しめる縦走路です!
大阪側の展望。ん~空は晴れてるんだけどな~。
展望台をあとに高龗神社の参道入口へ。
周辺地図がありました。このあたりで休憩しながら地図を確認。迷った挙げ句、Bコースを引き返すのではなく丁石道を通って牛滝温泉へ下山することにしました!
久々に天気がいいのと、まだまだ体力に余裕があるので長く歩けるコースを選択しました!
和泉葛城山~丁石道(地蔵さん登山道)~牛滝温泉
山頂でしばらく休憩して下山開始!山頂から牛滝温泉方面へ進みます。
牛滝温泉方面へはブナ林の遊歩道を進んでいきます!ちょっと滑りやすい^^;
まさに森林浴って感じだ(*´ω`*)
遊歩道を終点まで歩くとここからは林道。
このコースは二十一丁地蔵のある丁石道入り口まではずっと林道を歩きます。およそコースの半分が林道なので初心者でも歩きやすい。
林道をのんびり歩きます。途中何人かのロードバイクとすれ違いました。自転車で坂登るのってすごいキツいですよね。みんな太腿の筋肉がめちゃめちゃごつい!
ひたすら林道。
林道沿いの塀が苔で完全に緑に染まっています。30分ほど林道を歩いて行くと、
二十一丁地蔵に到着!
二十一丁地蔵の向かい側には「丁石道(地蔵さん登山道)」の入り口があります!山頂からここまではおよそ2km。コース全体が4kmなのでここで半分の道のりでした。
ここまで林道がなだらかだった分、ここからの下りはそれなりに急坂です。けっこう膝にくるのでゆっくり降っていきましょう!
さっそく降っていきます。
やっぱりちょっと急坂。
お地蔵さん登山道というだけあって所々にお地蔵さんが並んでいました。入り口にあるお地蔵さんが二十一丁地蔵なので20体のお地蔵さんがあるのかな?
急な降りとなだらかな道の繰り返し。なだらかな道でほっと一息。
登山道が谷に近づくに連れて、路面が湿っている箇所が増えてきました。けっこう滑りやすいので慎重に下ります。この日はトレランシューズで歩いていたのですが、何度がズルっと滑ってしまいました。
登山道自体はとてもきれいに整備されているので、特に危険箇所はありません。降りで少し滑りやすいだけで、登りではとても歩きやすそうな印象でした!
樹林帯の登山道を進んでいきます。
急な下りで一気に降ってきたからか、気温がかなり高くなってきました。めっちゃ蒸し暑い。
また濡れた路面を下ります。ゆっくり慎重に。
30分ほど降ると林道が見えてきました。この林道は山頂から二十一丁地蔵まで歩いてきた林道で再度合流。
降ってきた丁石道の登山口。
登山口には七丁地蔵がお出迎え。このまま林道を歩いても牛滝温泉へと下れますが、七丁地蔵の脇にある下り道から滝を見に「渓流歩道」へと向かうことができます!
今回は「渓流歩道」を歩いて牛滝温泉へ向かおうと思います!
七丁地蔵から一気に沢まで降ります。
沢まで降ってきました。梅雨で雨が多い時期なので沢が増水しています。以前訪れたときはこんなに水量が多くなく、靴を履いたまま余裕で渡ることができましたが、この日は靴と靴下を脱いで渡りました。
これ以上水量が多いときは危険なので、無理に通らず引き返すようにしましょう。
ここも前来たときはこんなに水量多くなかった。
遊歩道を歩いていきます。これは錦流の滝。落差は高くありませんが近くまで行くことができ、水量の多さから迫力があります。
水のきれいな渓流ですね♪登山道は蒸し暑かったですが、渓流歩道は涼しかった(・∀・)
吊橋を渡たります。
渓流歩道は苔むした緑が目立つ美しい遊歩道でした。
三の滝、二の滝。
木々があるのでちょっとわかりにくいかな。三の滝、二の滝と段々になっています。
一の滝も見に行きます。
一の滝は落差もあり、形のすごくきれいな滝でした。滝壺からのしぶきが飛んていて、めっちゃ涼しかった♪疲れた体が癒される(*´ω`*)しばらくここでのんびりと滝を眺めました。
一の滝からすぐ大威徳寺の境内に到着です!山頂からここまでは1時間とすこしで降ってくることができました。
遊歩道は大威徳寺の境内裏側に入り口があります。
大威徳寺の境内から入口の方へ向かいます。こちらは大威徳寺の多宝塔。重要文化財に指定されています。
大威徳寺の境内は自然の緑と多宝塔の赤のコントラストが美しい境内。
新緑の今の時期もきれいですが、紅葉の時期とかすごくきれいなんだろうな~。
牛滝山の牛さん。無事下山できたことを報告♪
大威徳寺をあとに牛滝温泉へ。おじゃましました~!
ここからは車道を歩いて牛滝温泉に向かいます。
牛滝温泉「いよやかの郷」の駐車場。有料ですが登山に利用しても大丈夫なようですね。
牛滝温泉「いよやかの郷」に到着!
今回は利用しませんでしたが、こちらから和泉葛城山へ登山に向かわれる方は利用されてみてはいかがでしょう。
牛滝温泉にはキャンプ場もあるので、いつかキャンプしに来ようかな~。バーベキューも楽しめるようです!手ぶらでバーベキューを楽しめるプランもあるみたい!
ここからはひたすら車道を「ほの字の里」へ向かって歩きました!
この日はまだ初夏の時期なのに30度を超える夏日。めちゃめちゃ熱い中を頑張って歩きました。正直、登山道よりはるかに疲れた~(´・ω・`)
でも久しぶりに達成感のある、気持ちの良い疲労を味わうことができました!
コースタイムは登山道全体では3時間ほどで歩くことができましたが牛滝温泉から「ほの字の里」まで道路を1時間30分ぐらい歩いたので、全体では4時間30分程かかりました!
けっこう長い道のりでした~。
まとめ
今回は予定していたAコースが通行止めになっていて、急遽コースを変更して牛滝温泉へ降ることになるなどのハプニングがありましたが、結果的に、きれいな滝が見れたり、長い時間を歩いて達成感がある山旅を味わうことができてよかったです(*´ω`*)
Aコースは通行止めの規制解除が未定とのことなので、和泉葛城山に登られる方は事前にしっかり下調べして計画するようにしてくださいね。
コース全体としては登りに通ったBコース、降りの丁石道ともによく整備されていて初心者でも安心して歩くことができます。降りで丁石道を通る場合は路面が濡れて滑りやすい箇所があるので慎重に下りましょう!
牛滝温泉から「ほの字の里」まではかなり距離があるので、周回する場合はバスの時間を調べるなどして登るか、単純にピストンするのが無難だと思いました。
渓流歩道が増水しているときは危険ですので無理ぜず引き返すようにしましょう!
ハプニングがありましたが山頂付近の美しいブナ林や久々のいいお天気を堪能できた充実した山行でした♪
次はどの山に登ろうかな~。
ではまた~(・∀・)!