2020年12月初旬、今回は金剛山に登ってきました!
ここ半年ほど熊野や高野山の古道旅ばかりが続いていましたが、今回はひさしぶりの登山!地元の金剛山に登ってきました!
今回登る「寺谷ルート」は2018年秋頃の台風によってルートが崩落し、しばらくの間”通行止め”となっていたルート。夏頃に復旧したとの情報を得ていたのですが、熊野古道のコースに挑戦中だったので、なかなか訪れるタイミングがありませんでした。
ということでブログ記事としては今年の1月以来の金剛山です♪
標高:1125m
山域:金剛山地(大阪府・奈良県の境)
2万5000分の1図:御所・五条
その他:200名山・関西百名山
金剛山の登山ルート
大阪側からの代表的なルート
登山ルートが無数に枝分かれしていることで知られる金剛山!
大阪側のメイン登山口である「千早赤阪村」からのルートも非常にバリエーション豊かです!
- 千早本道
- 文殊尾根(中・東)
- 細尾谷・尾根
- 念仏坂
- 黒栂谷
- 寺谷 ←今回はこれ!
などなどたくさんのルートがあります!
台風の影響で荒れてしまったルート(カトラ谷など)や沢登りの妙見谷ルートなども含めて、非常にバリエーションがあります!
大阪側からの登山ルートは他の登山口にルートに比べてやや距離が短いルートが多い印象です!
登山口別のおすすめルートはこちらから↓
今回のプラン
今回は金剛山ロープウェイ手前の”百ヶ辻”を起点とする周回ルートを選択!
百ヶ辻から沢沿いの林道へ入ります。この”伏見林道”沿いには各ルートの登山口が並んでいます。
寺谷・文殊東尾根の登山口から山へ入り、分岐から沢沿いの「寺谷ルート」を登ります!
山頂へ登った後は、広場で休憩。寺谷ルートが予想以上に短時間で登れたので、下山は少し足を伸ばして遠回りすることにしました。
遊歩道をロープウェイ金剛山駅方面へ進みダイトレと合流。伏見峠から「念仏坂ルート」を下ります。
「寺谷ルート」の標準コースタイムは↑1時間30分/↓1時間
距離は約2km!
今回のプラン!
- 寺谷:百ヶ辻(7:04)→入口(7:12)→遊歩道合流(8:01)→山頂(8:05-33)
- 念仏坂:伏見峠(9:02)→百ヶ辻(9:25)
天候:晴れ
距離:6.3km
活動時間:2:21
登山口の駐車場とアクセス
「百ヶ辻」周辺に有料駐車場あり
様々なルートの起点となる「百ヶ辻」付近には有料駐車場が多数あります!
ロープウェイの駅もすぐ近くにあるため、府営・村営の駐車場が並んでいます。※金剛山ロープウェイは耐震性などの問題により現在運転を休止されています。2020年12月現在
駐車場の料金表。平日は少しお得!!
アクセス
マイカーの場合
- ナビの設定は「金剛山ロープウェイ」
- 富田林駅からR309→R705経由
- 河内長野駅からR310→R705経由
公共交通機関の場合
- 南海高野線「河内長野駅」→南海バス「金剛山ロープウェイ」行
- 近鉄長野線「富田林駅」→金剛バス「千早ロープウェイ前」行
Google Mapコード:34.405859, 135.662871
住所:〒585-0051大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早9
金剛山に登山:寺谷↑念仏坂↓
寺谷ルートで山頂へ!
〈7:04〉それでは百ヶ辻から登山スタート!
ゲートの脇から伏見林道を歩いてきます!
この林道はそのままダイトレの伏見峠まで続いています。百ヶ辻~伏見峠までのコースが「念仏坂」というコース。
林道沿いに各コースの登山口があります。こちらは文殊中尾根の登山口。ここから5分ほど林道を進むと、
水場があります。
〈7:12〉この水場の隣りにある木の階段が寺谷ルートの登山口となります。
早速登っていきましょう!登り始めはこんな感じの階段道。
登山口から少し登ると分岐があります。分岐を右(赤い矢印の方向)へ進むコースが「寺谷ルート」です!
ちなみに、ここを真正面に登っていくルートが「文珠東尾根コース」。いわゆる”ハードルート”と呼ばれるコースになります。
寺谷ルートはこっち。少しゴツゴツしたルート。
実は寺谷ルートはかなり昔に登ったことがあるのですが、その当時の記憶が少し曖昧でコースの内容とかはあまり憶えていませんでした^^;
残っているのは”登りやすいルート”だったというイメージだけ。台風後はどうなってるのかな~と久しぶりに登りに来ました。
この寺谷ルートは細い沢沿いを進むコースになり、コース内に小さな滝がいくつも並んでいます。
その滝を横目にコースが続いていきます。
あ!木橋が壊れてる!!やっぱり台風すごかったんだな~。
壊れた片割れはこんな状態。小さな岩場を登っていきます。
もともと寺谷ルートは非常に歩きやすいコースだったのですが、現在は少し荒れている印象はあります。
でも危険ではなく、復旧されたコースは補修されている箇所やロープが張られている箇所もあり、しっかり整備されています♪
最初の水場。登山口の水場も含めて水場がルート内に3ヶ所あります。あれ?4ヶ所だったかな?
おだやかな小川に沿って進んでいく。アップダウンも緩やかでとっても歩きやすいルート♪
苔に覆われた木橋がいい雰囲気♪この木橋は台風前からあるものですね。
コースの中盤辺りにある滝。
沢に下って正面から。大阪側からは比較的距離が短い樹林帯ルートが多いですが、谷沿いのルートは景色の変化が楽しく見どころが本当に多いですね♪
滝の上部を通過していく!このあたりも手すりやロープが整備されていて歩きやすい!
滝の少し先にベンチがありました!ここで少し休憩♪
どんどん登っていきましょう!
滴るように落ちる滝。
滝の上部に続く木の階段。この階段は新しく設置されたものっぽい。
復旧された寺谷ルートですが、やはり台風の影響で倒木は多かったです。コースを塞ぐような倒木はしっかりカットしていただけてます♪
今回は午後から用事があるので、午前中にさらっと登れるように早朝スタートですが、北東方向に登っていくコースなので、明け方は少し薄暗い寺谷ルート。
時間帯的にはもう少し遅くスタートして、日が谷を照らすタイミングで登り始めるといいかもですね。
木橋を通過する。ブログ主の記憶ではこの橋にアーチ状の手すりがあった憶えがあります。
その手すりは虹色にペイントされていて、「レインボーブリッジ」って呼ばれていました。
でもその虹色の手すりが落ちてるーΣ(゚Д゚)!!
レインボーブリッジを過ぎると長い階段。
この階段には、すぐ横に地道が並走しているのでどちらを進んでもOK!木の階段は朽ちかけている部分もあるので地道のほうが歩きやすいかも。
この木の階段の途中には、
2つ目のレインボーブリッジがあります(*´ω`*)
地道側からよく見えるよ!
谷の上部に向かってどんどん登っていく!
先行しているご夫婦と先ほどの休憩ベンチで少しおしゃべりしたのですが、お二方とも金剛山の登山回数2000回超えの猛者です!!
さすが毎日登っているだけあってペースが早く、ぜんぜん追いつけない!
金剛山の谷沿いのルートって、静かで自然豊かなルートが多い気がする。個人的に尾根コースよりも谷コースのほうが好みです。
木の根元に小さなお地蔵さん(゚∀゚)!
谷の最上部まで来ると休憩ベンチ。
そのベンチのすぐ近くに水場がありました。コップがあったので一口いただきました♪
水場からは沢を離れます。
ここから遊歩道に合流するまでは樹林帯のきつーい登り!!つづら折りに一気に登っていきます!
しばらく登っていくと日当たりが良くなってきた♪あと少し!
この階段が見えてきたら、
〈8:01〉遊歩道と合流です!最後の急登は傾斜は厳しいですが、距離自体は短めでした!
ここが寺谷ルートとの合流地点。
では山頂広場へ向かいましょう!
お疲れ様でした~。葛城家御廟所の前を過ぎて、
山頂広場へ。
気温0℃!もう12月だもんなー!でも風がなかったので体感ではそれほど寒くは感じませんでいした。
〈8:05〉ということで山頂に到着です!!
ブログ記事としては久しぶりの金剛山ですが、実は今年だけでも金剛山には8回目。登山用品を購入したらとりあえず慣れ親しんだ金剛山でテストするためにちょくちょく登っていました。だいたいいつも無料駐車場がある水越峠から。
念仏坂で下山!
それでは景色を見ていきましょうー!
すごくいい天気だー(゚∀゚)!!雲ひとつない快晴!!
大阪湾もくっきり!大阪の市街地が一望できました♪
その向こうには六甲山!もう5年は六甲山に登ってない…。久しぶりに有馬温泉行きたいなー。
いつもの目印、PLの塔。
この日はラッキーなことに”明石海峡大橋”もうっすら確認できました♪やっぱり冬だから空気が澄んでいるのかな?
山頂のベンチも霜が降りて真っ白(゚∀゚)!
広場の屋根付きテーブルで朝ごはん!毎日登られているおばちゃんとお話しながら30分ほど休憩しました!
〈8:33〉下山開始!
実はこの日は「文珠中尾根」で下山する予定でしたが、寺谷ルートのコースタイムが予想以上に短かったので、このまま下ってしまうと2時間ほどの短い山行になってしまって、せっかく天気がいいのにもったいない。
ということで少し遠回りしてロープウェイの金剛山駅方面へ進み、伏見峠から念仏坂を下ることにしました!
日が昇り始めると樹林帯もポカポカ暖かくなってきました♪
ここからのコースは今までの金剛山の記事で何度もご紹介しているので省略。
今は運休中の金剛山ロープウェイ。運休してても毎日登っている人が多いから、金剛山の山頂付近はいつも賑わっていますね♪
今年はコロナの影響も大きいから復旧には時間がかかっちゃうでしょうね(´・ω・`)またいつものように楽しそうな声で賑わう千早園地やキャンプ場が戻ってきますように。
ロープウェイ駅からダイトレに合流して、キャンプ場を通過。
〈9:02〉伏見峠から念仏坂を下っていきます。
念仏坂は舗装された林道。金剛山のコースの中でおそらく一番難易度は低いですが、真冬の凍結時にはなかなかスリリングなコースになります。
ツルッツルのスケートリンクみたいになる!最難関かも!笑
ひたすら林道を下って寺谷ルートの登山口に戻ってきました!
〈9:25〉そして開いたゲートを通過して百ヶ辻に戻ってきました!
予定を変更して念仏坂へ少し遠回りしましたが、それでもコースタイムは2時間半ほど。大阪側のコースはバリエーションは多いし、さらっと短時間で登れるからいいですよね~♪
まとめ
ということで今回は寺谷ルートで金剛山へ登りました!
寺谷ルートは台風の影響で通行止めとなっていましたが、復旧されてからは少し荒れ気味ではあるものの、木の橋や階段もロープなどが再設置されていて歩きやすかったという印象です。
また利用される登山者の方も多かったので歩いていて安心感がありました!
やはり人気ルートなだけあって、沢沿いの静けさや豊かな自然林、小さな滝など見どころも多く変化に富んでいて非常に楽しいルートでした!