2023年7月中旬、今回は奈良県『明日香村』を散策してきました!
多数の古墳群や遺跡、名高い社寺が並ぶ歴史スポット『明日香村』!!
飛鳥の里は『中央集権律令国家の誕生地』であり、まさに日本の礎・はじまりの地となった奈良・飛鳥時代の古代ロマンが漂う地域となります!!
そんな明日香村を、飛鳥駅を起点にのんびりとウォーキングしてきました!
古代ロマンあふれる奈良県『明日香村(飛鳥村)』
奈良盆地の南部に広がる『明日香村』!!
周囲を山々に囲まれ、美しい田園風景が広がる非常にのどかな村となります!
「大化の改新」の舞台である多武峰・談山の西麓に広がり、奈良・飛鳥時代の古代ロマンあふれる、日本のはじまりの地!!
村内には、石舞台古墳をはじめとした多数の古墳群や、藤原京などの宮都跡、岡寺・橘寺などの名高い社寺が並ぶ、見どころ満載の観光スポットです!
それらの『飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群』は、”世界遺産暫定リスト”に登録されています!!
国内だけでなく海外からの観光客もたくさん訪れる、魅力いっぱいのエリアとなります!!
- 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群:ユネスコ世界遺産暫定リストに登録!
明日香村の『観光マップ』
こちらは村内に設置されていた明日香村の観光マップです!
ご覧の通り、村内全域に歴史スポットが点在しており、見どころが非常にたくさんあります!
マイカー・レンタサイクル・ウォーキング、それぞれ村内を周遊しやすいように駐車場や遊歩道が整備されています!
- 国営『飛鳥歴史公園』の公式サイト
- 明日香村観光ポータルサイト『旅する明日香ネット』
上記のサイトより、『観光マップ』が配布されています!
PDF形式でダウンロードできるので、印刷して旅のお供に!!
国営『飛鳥歴史公園』公式サイト↓
明日香村観光ポータルサイト『旅する明日香ネット』↓
今回のウォーキングプラン!
こちらがブログ主が実際に歩いたGPSログとなります!
明日香村は非常に見どころが多いため、これでも全体のごく一部となります!ですが『ウォーキング』として考えた場合は、このルートがおそらく最もポピュラーなプランだと思います!
飛鳥駅からスタート!欽明天皇陵に立ち寄りウォーキング開始です!遊歩道を進み、鬼の雪隠・俎を見学して亀石へ!
川原寺跡から、天井絵で有名な橘寺に拝観!石舞台古墳へ向かいます!
石舞台古墳から伝飛鳥板蓋宮跡→亀形石造物(酒船石古墳)→飛鳥寺跡と点在するスポットを巡る!
最後は甘樫丘へ登り展望台から明日香の里を見渡して休憩!橿原神宮前駅にゴールです!
このプランの総距離は約10.5km!
標準コースタイムは約3時間30分です!※
※各スポットの見学などを含めると、1.5倍~2倍ほど時間がかかります!余裕を持って計画を立てましょう!
〈タイムテーブル〉
- 飛鳥駅(8:58)→欽明天皇陵(9:09)→亀石(9:29)→橘寺(9:40)
- 石舞台古墳(10:11)→亀形石造物(10:51)→飛鳥寺(11:16)
- 甘樫丘展望台(11:37)→橿原神宮前東口(12:13)
駐車場とアクセス
マイカーの場合の駐車場
明日香村の村内には、無料・有料を含め多数の駐車場があります!
各スポットにそれぞれ整備されているので、マイカーでの”飛鳥めぐり”もオススメ!
『旅する明日香ネット』『飛鳥歴史公園』の公式サイトで、「駐車場一覧」がご紹介されているので、プランに応じて駐車場を選択しましょう!
ホーム>アクセス>駐車場
アクセス
〈マイカーの場合〉
- 京奈和自動車道『橿原高田IC』『御所IC』から約20分!
〈公共交通機関の場合〉:近鉄線が便利!
- 京都駅→橿原神宮前→飛鳥駅:1160円
- 大阪阿部野橋駅→飛鳥駅:850円
- 名古屋駅→大和八木駅→橿原神宮前→飛鳥駅:2450円
- 橿原神宮前→飛鳥駅:200円
「レンタサイクル」&「赤かめバス(周遊バス)」
今回はウォーキングでしたが、駅前などで『レンタサイクル』して周遊するプランもオススメです!
広い村内にスポットが点在している為、自転車の方が多くの見どころを周ることができます!特に今回立ち寄らなかった高松塚古墳・キトラ古墳や藤原京跡を巡る方は自転車がオススメ!
また村内を周遊するバス『赤かめ』を利用しての散策も便利!
『飛鳥駅』『橿原神宮前東口』から村内の各スポットを周遊するバスなので、体力に不安がある方はバスを利用しての散策がオススメです!
各スポットからの乗り放題券『周遊バス1日フリー乗車券』も販売されています!
〈赤かめ(周遊バス)〉の詳細
- 乗車券:190円より走行距離に応じた料金
- 周遊バス1日フリー乗車券:大人650円/子供330円
くわしくは『明日香村』の公式HPへ↓
飛鳥周遊ウォーキング!
飛鳥駅→欽明天皇陵→亀石→橘寺
〈8:58〉それでは飛鳥駅からウォーキングスタート!!
駅前の交差点を渡って、石舞台古墳を目指して進んできましょう!
橋の欄干に四聖獣(゚∀゚)!!
今回は立ち寄りませんが、キトラ古墳や高松塚古墳には発見された壁画が展示されています!
こういう飛鳥に伝わる伝説だったり聖獣だったりの神話的なお話は本当にロマンですよね!
歴史っていうより太古ロマン!!
ちなみに駅前の交差点の角には道の駅『飛鳥』があります!
お土産や農産物の直売所があります!
交差点を過ぎると、すぐ左手に分岐があります!
このまま正面へ進むと高松塚古墳があります!その公園手前のT字路を右へ登っていくとキトラ古墳!
今回は左手にある橋を渡って欽明天皇陵へ!
正面に見えるこんもりした森が欽明天皇陵となります!
ここで左右に交差する道が石舞台古墳への遊歩道!!
〈9:09〉欽明天皇陵に到着!
全長約138mにも及ぶ規模の大きな前方後円墳!
欽明天皇のお墓であると伝わりますが、最近では橿原市にある見瀬丸山古墳を欽明天皇陵とする説もあるようです!
欽明天皇陵のすぐ近くにこのような柵に囲まれたハート型の木があります!
こちらは吉備姫王墓!
吉備姫王墓は『猿石』で有名な古墳!
柵内に4基の猿石が置かれています!
朗らかな表情で可愛いですね(*´ω`*)♪
元々は欽明天皇陵の南にある田から掘り出されたものですが、その後こちらに移されたそうです!
年代や作者、制作理由も不明で、”猿”なのかも不明らしい!!
たしか”猿石”は、明日香村の南隣にある難攻不落の山城で有名な『高取山』のコースにもありました!
『高取山』の登山記事はこちら↓
では欽明天皇陵から遊歩道を進んでいきましょう!
遊歩道には各所に道標・マップが設置されているので、案内に従って進めば道迷いの心配はありません♪
美しい田園風景を眺めながら、遊歩道を散策♪
今回は夏に訪れましたが、個人的にオススメは稲穂が輝く秋!!
明日香村全体が黄金に輝く姿は本当に感動しますよ!!あと真夏は結構暑いです!!
遊歩道から西側を振り返ると金剛山(左)と大和葛城山(右)がひょっこり顔をのぞかせています!!
遊歩道に沿って並ぶ畑は、スイカ畑が多かったです!夏に向けて大きくなるスイカ達!!
美しい風景に癒やされながら歩いてると右手に大きな岩が現れます!
〈9:18〉こちらが『鬼の雪隠(せっちん)』です!!
雪隠はいわゆる”トイレ”です!
道をはさんで向かい側の階段を登ると『鬼の俎(なまいた)』があります!
このあたりは昔から霧が多く発生したという言い伝えがあり、鬼が付近を通る旅人を捕まえ、『俎』の上で料理し、『雪隠』で用を足したとの伝説があります!
遊歩道をどんどん進んでいきましょう!
聖徳中学校の前を通り過ぎ、大きな観光駐車場の脇を過ぎると、
道路に出合うところで、地下通路をくぐります!
〈9:29〉地下通路から登ってくると茶屋の隣に『亀石』があります!!
個人的に石舞台古墳と並ぶ明日香村のシンボルだと思います!!
実は今回歩いたコースは、関西の学校での校外学習・遠足でもよく歩かれているコースとなります!
ブログ主も小学生の頃に遠足で歩きました!その時に一番印象に残っていたのがこの亀石!!
微笑んだような表情が愛らしい明日香村のアイドルです!
亀石は当麻の蛇の仕業で湖が干上がって死んでしまった亀を弔ったものと考えられており、元は北向きだったものが現在の南西へと向きを変えたと伝わっています!
その当麻がある方向の『西』を亀が向いたとき、大和国一帯が泥の海に沈むという怖い伝説も残されています!
ちなみに”当麻”は、二上山の麓の地域!當麻曼荼羅で有名な『當麻寺』ある地域ですね!
遊歩道を進む!右手にある大きな建物は明日香村役場です!
役場を過ぎると遊歩道の右手に「聖徳太子誕生地」の石柱と「柿本人麻呂歌碑」があります!
こちらからも橘寺へ向かえますが、
ブログ主はそのまま道なりに下って、一旦県道に出ました!
〈9:37〉県道へ出合うと向かい側に『川原寺跡(弘福寺)』があります!
川原寺は飛鳥寺・薬師寺・大官大寺とともに飛鳥四大寺に数えられています!
斉明天皇の冥福を祈り息子の天智天皇が建立したとも言われていますが、未だ創建については謎が多く残されているお寺です!
弘法大師空海さまにゆかりがあるお寺としても有名です!
その川原寺跡の向かい側、高台に広がるお寺が『橘寺』となります!!
〈9:40〉拝観料を収めて境内を見学させていただきました!
〈橘寺〉
- 拝観時間:9:00-17:00
- 休業日:年中無休
〈拝観料〉
一般/大学生 | 400円 |
高校生/中学生 | 300円 |
小学生 | 200円 |
まずはご本殿に参拝!!
橘寺は『聖徳太子』の生誕の地とされる古寺で、太子建立の七ヶ寺の1つに数えられています!
建物は何度も焼失したと伝わり、現在の伽藍は江戸時代以降のものなのだそうです!
本殿前に建つお馬さんは聖徳太子の愛馬「黒駒」の像!!
橘寺は伽藍が築かれた非常に規模の大きなお寺です!
その中で絶対に外せないのが往生院!!!
念仏写経研修道場である往生院の屋根には、色鮮やかな華の『天井画』がびっしり!!
著名な画家さんの協力により260点もの天井画が奉納されています!
石舞台古墳→亀形石造物(酒船石古墳)→飛鳥寺
〈9:59〉橘寺から石舞台古墳へ向かいましょう!
自転車置場の奥に遊歩道が続いています!
お寺近隣の集落内を進み、
田んぼに沿って進む!ちなみにビニールハウスではイチゴが栽培されています!
春には「イチゴ狩り」の体験もできるそうですよ♪
田んぼを抜けてそのまま山裾の遊歩道を進むと、
川に架かる玉藻橋が見えてきます!
石舞台古墳は左へ橋を渡る!
真っすぐ進むとマラ石を経て、「稲渕の棚田」の展望台へと繋がっています!
橋を渡ると「飛鳥歴史公園 石舞台地区」の芝生広場があります!
中央に大きな舞台がある公園!
明日香村で開催されるイベントは、この公園を中心に開催されます!
遠足でもお弁当タイムによく利用される公園ですね♪
公園の南側!先程の玉藻橋あたりから正面に見える山を登ると、稲渕棚田を眺められる展望台があります!
この山から棚田方面へ向かって広がるエリアが『祝戸地区』となります!
〈10:11〉公園を抜けると石舞台古墳の入り口があります!
〈石舞台古墳の入場料〉
大人 | 300円 |
高校生以下 | 100円 |
見学時間:8:30-17:00
入場すると、目の前にどーーーーん現れる石舞台古墳!!
石舞台古墳は、横穴式石室を持つ方形墳!!築造は7世紀の初め頃と推定されています!
すでに古墳上部の封土は失われ、巨大な石室が露出した姿となっています!!
この姿こそ「石舞台」の由来ですね!
また他にも名前の由来があり、「その昔、狐が女性に化けて石の上で舞を見せた話」や「旅の芸人がこの石の上で舞台を演じた話」などが説とされています!
石舞台の石室の中も見学することができます!
石室の内部!!
石室は長さ7.7m・幅3.5m・高さ4.7m!大小30個の花崗岩で造られた石室です!!
岩の総重量は2300トンもあり、かなり大規模な古墳であることがわかります!!
古墳の主は不明なんだそう!!
ですが、これだけ大規模な古墳なので、かなりの有力者・豪族の墓であることが推察されています。案内員の方がおっしゃるには、やはり”蘇我馬子”の墓である説が有力とのこと!!
ちなみに石室は。2~3段ぐらいの巨岩で構成されています!
石室の正面も3段に見えますが、下の岩がちょうど半分でひび割れているので、実際は2段なんだそう!!
石舞台古墳を見学したあとは少し休憩を取ることにしました!
石舞台古墳の駐車場には『夢市茶屋』というレストラン・お土産屋さんがあります!
1階では明日香村のお土産コーナー!
2階には、特産の『古代米』が楽しめる農家レストランがあります!
ブログ主は『明日香村のジェラート』を購入しました!
しかも奈良県の人気品種『あすかルビー』のイチゴ味♪
甘酸っぱいアイスが疲れた体に染みわたるー!!!
〈10:34〉芝生広場でゆっくり休憩して行動再開!!
石舞台古墳から少し道なりに下って、ここで右手に入ります!
この古民家が並ぶ美しい通りが、飛鳥観光のメインストリート!!
カフェやギャラリー、お食事処やお土産屋さんが並びます!
通りを進むと目の前に現れる鳥居!!
ここを登っていくと西国三十三所の第7札所『岡寺(龍蓋寺)』があります!
ブログ主は少し前に、多武峰の『御破裂山』に登った際に立ち寄ったので今回は登りません!
御破裂山は『大化の改新』の舞台である談山神社のすぐ近くにある山です!
『談山神社』についてはこちら↓
岡寺の鳥居を過ぎると『犬養万葉記念館』があります!
〈犬養万葉記念館〉
- 開館時間:10:00-17:00
- 休館日:水曜日
- 入館料:無料
【ホームページ】
こちらは日本最古の歌集『万葉集』の研究者で、文化功労者・明日香村名誉村民であった『犬養孝』先生の業績を顕彰する記念館となります!
ミニ犬養先生が入り口でお出迎え~(*´ω`*)
館内では、犬養先生と明日香村との関わり、自身が提唱した「万葉風土学」にもとづいて万葉故地を歌とともに紹介する企画展などが実施されています!
また館内にはカフェコーナーもあるので休憩でのお立ち寄りもオススメです!
また通りには名物の『飛鳥鍋』が楽しめるお食事処もあります!
お昼ごろに石舞台古墳やこの通りに到着する予定でプランを立てるのがオススメです!
通りの中心地を抜けると『←伝飛鳥板蓋宮跡』の案内があります!
〈10:47〉通りからそれて、田んぼの中を進むと『飛鳥宮跡』があります!
「大化の改新」のはじまりの舞台となった場所です!
調査では『飛鳥板蓋宮(皇極天皇)』だけでなく、飛鳥岡本宮(舒明天皇)や、飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など、複数の宮が断続的に置かれたことが判明しました!
そのことから以前は『伝飛鳥板蓋宮跡』という名称でしたが、現在は『飛鳥宮跡』と変更されています!
田んぼから再び通りに戻ると、『酒船石遺跡』の入り口に到着です!
奥に見える建物が『奈良県立万葉文化館』!
〈10:51〉まずは『亀形石造物』を見学させていただきましょう!
〈亀形石造物の見学〉
- 入場時間:9:00-17:00(冬季は~16:00)
- 休業日:年末年始
- 入場料:大人300円/子供100円
こちらが亀形石造物です!
2000年に村内のグラウンド整備のために、遺跡付近を掘ったところ、この亀形石造物が発見されたそうです!!
斉明天皇の時代に造られたとされる、長さ2.3メートル、幅約2メートルのユーモラスな亀の姿の石造物!
レンガ状に加工された湧き水施設から、船形の貯水槽へ水が流れ、亀形石造物の口に注がれ、甲羅の水槽から尻尾に向かって流れる機構となっています!
この流れる水は、水道ではなく当時のままの湧水なんだそう!
遥か太古にこれほど精巧な石造物があったのにも驚きですが、その目的は全く判明していないことにロマンを感じます!!
おそらくこの場所で何らかの祭祀が行われたものと考えられていますが、こういう明日香村に点在する目的不明の遺物って、ロマンっていうよりミステリーに近いですよね!!!
亀形石造物を含む丘陵一帯は「酒船石遺跡」と呼ばれています!
『日本書紀』にみられる斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」ではないかと推定されています!
北側が空いたU字型の「すり鉢状」に掘られ、その真中に亀形石造物があります!
すり鉢の周囲には、湧水施設と同じく、レンガ状の石積みがあります!
このレンガの材料となった砂岩は、現在の天理市から運ばれたと推察されています!
そのレンガを運ぶ作業について『日本書紀』に記述があるのですが、運ぶのがとにかく大変だった、ということ以外の記述がないそうです!
なんの目的で運ばれたのか、なぜ材質の違う砂岩をわざわざ運ばせたのか、このあたりの謎が数多く残る遺跡なんだそう!!!
亀形石造物を囲むすり鉢状の丘陵帯へは、受付横の階段を登って歩くことができます!
その途中には、
亀形石造物の湧水施設とおなじ、砂岩のレンガが発見されています!!
ちなみに酒船石やこのレンガは、亀形石造物より前に発見されています!
さらに奥へと進んでいくと、酒船石が竹林の中にあります!!
酒船石はこのような不思議な幾何学模様が彫刻されている岩!
岩の横を見ると、採石の為の溝が残されているので、おそらく割られていると考えれています!
そのため、模様の全容はわからなくなっています!
またこの石に模様が彫られた目的も用途もわかっていないという、なんともミステリアスな石ですね~!!
ちなみにこの酒船石の用途については様々な説が議論されています!
その中で、実は手塚治虫先生が『三つ目がとおる』で、とある説をマンガにしています!
作品の主人公の写楽くんは「薬を調合する調理台」だったのではないかと推理しています!!
この時代の為政者が、人々をロボットのように働かせるために、酒船石で作ったヤバい薬で操っていたという説です!
その説であるなら、天理市から莫大な量の砂岩を運んだという記述も、その後の用途などについての記述がないことも、説明がつく気がしますねー!!
ちょっぴり怖い、ゾッとするミステリーですね!!!
信じるか信じないかはあなた次第!!!
〈11:11〉酒船石から戻ってきました!
通りをさらに北へ進むと、信号機の手前・左手に、
飛鳥寺があります!
〈11:16〉『飛鳥大仏』で有名な飛鳥寺!!
〈飛鳥寺〉
- 拝観時間:9:00-17:30(冬季は17:00)
- 休業日:4/7-4/9
〈拝観料〉
一般/大学生 | 350円 |
中学生/高校生 | 250円 |
小学生 | 200円 |
飛鳥寺のご本堂!
6世紀末から7世紀はじめに、蘇我馬子の発願により建立された日本最古の仏教寺院!!
創建時は広大な伽藍を築いたお寺でしたが、現在は失われ、一部の塔や金堂の礎石だけが残されています!
本尊である銅造釈迦如来坐像は『飛鳥大仏』の通称で親しまれています!!
御本尊の『飛鳥大仏』!!
本尊の撮影NGのお寺が多い中、飛鳥寺では大仏さまの撮影が許可されています!!
境内の奥の出口へ出ると『蘇我入鹿の首塚』へ直接抜けることができます!
お寺を出たところにある『西門跡』から振り返る飛鳥寺!
その西門跡の向かいに『蘇我入鹿の首塚』があります!
大化の改新のとき、飛鳥板蓋宮で中大兄皇子らに討たれた蘇我入鹿の首が、ここまで飛んできたという伝承が残ります!
首塚の向こうにそびえる山が、次に向かう『甘樫丘』です!
甘樫丘展望台→橿原神宮前駅東口
それでは最後に『甘樫丘』へ登って、展望台から明日香村全体を眺めましょう!
道路を横断して山裾に沿って進んでいきます!
山裾には茶屋があります!ラムネやアイスが売ってる!!
甘樫丘には、丘陵一帯に遊歩道が整備されているので、たくさんのコースがあります!
ブログ主は茶屋の前から登って展望台へ向かい、芝生広場に下ります!
〈11:31〉では登っていきましょう!
といっても登り口から展望台までは10分ほどのショートコース!
〈11:37〉階段をモクモクと登っていくと、すぐに展望台に到着しました!
展望台から景色を眺めていきましょう!
まずは西側!正面には二上山~大和葛城山・金剛山へ続く金剛山地の山並み!!
ダイヤモンドトレールの稜線が一望できます!!
金剛山地のやや北側に目を向けると、盆地のど真ん中に畝傍山が浮かんでいます!
橿原神宮の裏にそびえる山!大和三山の1座ですね!
奥に見える2コブの山が二上山です!
展望台から北側を見えると、大和三山の残り2つ、「耳成山(左)」と「香久山(右)」が見えます!
その2山の麓に『藤原京跡』が広がっています!
その間、北西方面には信貴山~生駒山へ連なる「生駒山地」!!
その手前、やや右手にあるのっぺりとした丘陵地帯が「矢田丘陵」です!法隆寺の裏にそびえる山ですね!
そして東側には『明日香の里』!!!!
この日は、ちょっぴり曇り空が広がっていますが、田植え後の鮮やかな緑の田園風景が美しいですね!
広場のベンチには、明日香の里で栄えた”宮”についてご紹介されています!
次々に宮都が置かれた、まさに日本のはじまりの地ですね!
それでは甘樫丘から下りましょう!
ブログ主は橿原神宮前をゴールに設定しているのでここを右手に降ります!
ですが岡寺駅や、スタート地点の飛鳥駅に戻る場合は、甘樫丘の散策路をそのまま稜線伝いに進むと、亀石がある交差点付近に下ることができます!
芝生広場への下り道も緩やかで短い下り坂!すぐに広場の東屋が見えてきて、
公園の中心施設に下ってこれました!
〈11:50〉ではゴールの橿原神宮前へ向かいましょう!
公園前の道路を左手に出て、
しばらく飛鳥川沿いに進みます!
すると橋が見えてきます!
その手前のT字路に『←橿原神宮前駅』の看板があるので左折!
この県道は、そのまま橿原神宮前駅の東口に直結している道路となります!
ということで道なりにまっすぐ進めばゴールです!
ちなみに甘樫丘から和田池→石川池(剣池)と経由するルートもあります!
その場合は、写真のY字路(石川池の前)で左手から合流します!
こちらが石川池(剣池)!
真ん中に浮かぶ島も古墳『孝元天皇 劔池嶋上陵』です!
石川池を通り過ぎて真っすぐ進み、国道169号を正面に横断すれば、
〈12:13〉ゴールの橿原神宮前駅に到着です!!
ブログ主は近鉄吉野線に乗って、車をデポした飛鳥駅前の駐車場に戻りました!
まとめ
ということで今回は奈良県の歴史ロマン溢れるスポット『明日香村』の周遊ウォーキングでした!
奈良県民のブログ主は、山に向かう際やサイクリングなどでよく明日香村を訪れるのですが、ウォーキングとして歩くのは小学生の遠足ぶりでした!
改めて歩いてみると、本当に見どころが多く、当時は興味が持てなかった部分にも、大人になって訪れてみると興味深く拝見できて、充実感のある非常に楽しい1日でした!
村内に点在する太古の石造物、迫力のある古墳群、名高い社寺と、本当に多くの歴史スポットがあり、1日では周りきれないほどのボリューム感でした!
今回は、キトラ古墳や高松塚古墳、美しい棚田などには立ち寄れなかったので、また足を運んで『飛鳥巡り』を楽しみたいと思います!
世界遺産の暫定リストに登録されていることから、今後もますます注目が集まる魅力的なエリアだと思います!!
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