熊野古道「小辺路」3泊4日の装備紹介!良かった物と改良点!

備忘録

2019年4月中旬に熊野古道「小辺路」を歩いてきました!

小辺路は高野山から熊野本宮への約70kmのロングトレイル!途中に高低差の激しい1000m級の峠越えが何度もある、数ある熊野古道のコースの中でも(大峯奥駈道を除いて)最も厳しいコースと言われています!

道中に通る集落の民宿を利用して日程を組んだり、日帰りで数回に分けて踏破したりと、様々なプランがありますが、ブログ主は3泊4日テント泊で日程を組んで歩いてきたので、今回は実際にブログ主が持参した装備を紹介します!

この記事はあくまでも、ブログ主が振り返るためのメモとしての記事なので、参考になるかどうかはわかりませんが、役に立った道具今後の改良点などを考えながら紹介していこうと思います!

熊野古道「小辺路」の山行記事はこちらから↓

小辺路のくわしい情報は別記事にてまとめました

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熊野古道「小辺路」の装備一覧!今後の改良点!

こちらが今回の「小辺路」3泊4日のテント泊装備一式になります!熊野本宮到着後も1泊キャンプしたので、かなりの荷物になっちゃった^^;

目安として、水なしの重量が大体20kgぐらいになるように荷物をまとめました!ここでは各ジャンルごとに、実際に持っていった装備を紹介していきます!

あれこれ考えながら準備しましたが、実際の旅の中で使わなかった物もあったので、今後のために思いついた改良点なども紹介します!

①ツール類

まずはツール類。上記の画像の赤線で囲った部分です!

ヘッドライト・ザックカバー・ツールナイフ・コンデジカメラ・歯ブラシ、虫よけスプレー・ファーストエイドキット・LEDランタン・サングラス・携帯トイレセット・文庫本

予備バッテリー(カメラ用2個)・予備電池(単4電池4本、ボタン電池1個)・モバイルバッテリー(10000+5000mAhの2個)・ケーブル類・他(リペアキットなど)

財布・携帯電話・登山地図・ハイドレーション・プラティパスボトル(2+0.5L)

ツール類はこれぐらいです!

モバイルバッテリーは10000mAh使い切って、5000mAhの半分ぐらいを消費しました!まぁブログ主の使っているスマホは3年落ちのiPhone6sで電池消費が早かったので参考にはならないかも^^;

文庫本はテントでの暇つぶし用にブログ主的には外せませんでした!

  1. LEDランタン:あれば便利ですが、ヘッドライトだけで十分だったかも!
  2. モバイルバッテリー:大容量(20000mAhぐらい)の物1つにする!

②食料

次は3泊4日分の食料です!上記の画像のピンクで囲った部分です。

朝食用:フルーツグラノーラ・クリープ・コンデンスミルク

昼食用:ランチパック2個・棒ラーメン(2食分)・乾燥野菜

夕食用:無洗米(3合)・レトルトパック3個(カレー・中華丼・牛丼)・じゃがりこ2個分、味噌汁2個、缶詰3個

行動食:ナッツ+ドライフルーツ(400g)・詰め合わせ(300g)・塩飴10個

非常食:アルファ米1個、サラミ、スープ

その他:カフェオレ・紅茶パック・砂糖など

食料は3泊4日分+予備1日分と考えて用意したので、割と大食いのブログ主だとこの量で丁度いい感じでした!

朝食はお湯にクリープとコンデンスミルクを溶いて、フルーツグラノーラを入れて食べました。けっこうオススメの食べ方です♪量も3回の朝食+残り行動食としてジャスト!

じゃがりこはそのまま食べてもいいですが、お湯を入れてマッシュポテトにできたりするので重宝しました!

③調理具

上記の食料を調理するためのクッカー類です!画像では黄色で囲った部分です!

クッカー:チタンクッカー(湯沸かし用)・アルミクッカー(炊飯用)

燃焼具:ストーブ(P-153)・エスビットポケットストーブ・固形燃料20g4個・プリムスガス缶250×2

食器:チタンマグカップ・ハシ・スプーン

その他:ふきん・スポンジ・ウィンドシールド・テルモス

今回は炊飯しながらの旅だったので、エスビットポケットストーブと固形燃料が大活躍でした!

ガス缶は250缶の3/5ほど消費。予備に持っていったガス缶は全く出番がなかったので、このあたりは改良の余地あり!

テルモスはレトルト食品を温めた後のお湯を、紅茶パックと一緒に入れて、テントで眠るまで温かい飲み物が保温できたので、持っていって正解でした!

予備のガス缶:250缶→110缶に変更!
 

④テント泊セット

テント泊セットは画像の緑色で囲った部分!

ダブルウォールのテント・テントポール・オールウェザーブランケット

サーマレストZライト・ダウン寝袋・サンダル

こちらはブログ主がいつも使っているテント泊セット。特に不満はなし!

⑤着替え類

最後は着替え類になります!画像の青色で囲った部分です!

着替え:Tシャツ(半袖2枚、長袖1枚)・ロングパンツ1枚・下着1枚・ソックス1組

テント内:ウールタイツ・ウールTシャツ(長袖)

その他:雨具、ダウン、中間着、手袋2組(行動用、防寒用)、タオル3枚

※当日の服装は除く

熊野本宮に到着してからも、1泊キャンプすることを想定してこれだけの着替えを持っていきましたが、正直多すぎたと思います!

テント内で行動後に着るために持っていったウールのインナー類はよかったですが、着替えのTシャツ1枚とロングパンツは出番がありませんでした。

天候が崩れてもロングパンツは雨具でも代用できたと思うので、省いて軽量化してもよさそうですね!

  1. ロングパンツ:元々履いていくか、持っていかない!裾が取り外しできるコンバーチブルパンツもありかも!
  2. Tシャツ:1枚減らす

以上がブログ主が実際に持っていった装備一覧の紹介になります!

3種類の地図を持って行きました!

今回ブログ主が「小辺路」を歩くにあたって、とってもお世話になった登山地図です!

ブログ主は3種類の地図を持って行きました!

  1. 昭文社「山と高原地図」
  2. 十津川村:世界遺産熊野参詣道 小辺路 登山マップ
  3. スマホGPSアプリ:YAMAP ヤマップ

1つずつ紹介していきましょう!

山と高原地図51「高野山・熊野古道 伯母子岳」

まずは定番中の定番、昭文社「山と高原地図」です!

小辺路は51「高野山・熊野古道 伯母子岳」が該当の地図になります!

熊野古道周辺の地図は数年前まで売ってなかったんですよね~。こちらの地図が発売されたことを知ったのが今回の山旅のきっかけでもありました!

それからぼんやり計画をはじめ、具体的な時期・日付を決めて、本格的に情報を集めてから、今回の小辺路に挑戦した流れです♪

十津川村HP配布「小辺路 登山マップ」

十津川村HPで配布されている登山マップは、コースタイムや距離だけでなく、水場の位置や、トイレ、自動販売機があるポイントまで網羅している、情報満載のマップです!

注意するポイントや史跡の説明までまとめられているので、旅の計画段階から熊野本宮に到着するまで本当にお世話になりました!書き込んだり、擦れたりしてもうボロボロ!笑

小辺路に挑戦されるなら、ぜひ手に入れてご参考に!PDF形式でダウンロードできます!

十津川村HP:世界遺産熊野参詣道 小辺路 登山マップ

スマホGPSアプリ:YAMAP

スマホのGPSアプリ「YAMAP」!

GPSアプリが登場してから、スマホは登山の必須アイテムになりました!精度も十分高いですし、現在地の確認が本当に簡単になって感動しました(*´∀`*)

数あるGPSアプリの中で「YAMAP」を愛用させてもらっている理由は、単純に最初に導入したアプリだからという理由です(`・ω・´)ゞ

使い勝手が良くてシンプルな可視性の高いアプリデザイン。主に現在地の確認と、ログ取り用に利用しています!

歩いた距離や行動時間がひと目で確認できて、行動中のペース配分にも役立ちました♪

持っていって良かった物!

Esbit(エスビット)ポケットストーブ+固形燃料

今回は生米(無洗米)を1合ごとの小分けにして持っていき、炊飯しながらの山旅だったので、エスビットポケットストーブと固形燃料の組み合わせはとても活躍しました!

固形燃料が燃え尽きるまで放置するだけで簡単にご飯が炊けます♪

丸型のアルミコッヘルでの炊飯なので、固形燃料の量は20g。(メスティンの場合は25gが目安)

山の中で炊きたてのご飯が食べれるなんて幸せ(*´∀`*)

ご飯の炊き方はこちらの記事で紹介しています↓

舗装路歩き用「軽量シューズ」とトレッキングポール!

小辺路の道中は、高野龍神スカイラインを歩いたり、西中バス停~十津川温泉まで歩いたりと舗装路歩きの長い区間が何箇所かあります!

バックパッキング用の重量のある登山靴だと、足がかなり疲れると思います(´・ω・`)

ブログ主は舗装路歩き用にクッション性の高い軽量シューズを持っていきました!

いちいち履き替えたり荷物が増えるなど、賛否あると思いますが、個人的には持っていってよかったと思っています!

あと、重たーいザックを背負って歩くので、トレッキングポールは必要だと思います!

ブログ主も日帰りなどの距離が短めの登山では持っていかないことも多いですが、ゴールまでの距離も長いので、少しでも足腰にかかる負担を軽減するために持っていくことをオススメします!

Marmot「ドライクライムウインドシャツ」

ブログ主が1年中愛用しているMarmot「ドライクライムウィンドシャツ」

Marmotのロングセラー商品なのでご存知の方も多いと思います。

特徴は、行動中蒸れないことと、気候によってアウターにもミドラーにもなり、テントでは防寒着としても活躍する多彩さにあります!

中は起毛素材で暖かく、着心地も軽やか。汗をかいて濡れてしまっても速乾性も高い!

脇の下にはベンチレーションがあり、行動中の蒸れも軽減してくれます!

今回の山旅でもかなり活躍してくれたウェアでした♪

Buff(バフ)NEW ORIGINALマルチヘッドウェア

今回の「小辺路」歩きの中でも、一番の驚きがBuffのヘッドウェアでした!

簡単に説明すると、薄くてなが~いネックウォーマーです!

長さを利用して、ネックウォーマーからヘッドバンド、ビーニーにタオルまで10種類以上の使い方ができるのが特徴

ブログ主は、主にヘッドバンドやネックウォーマーとして使用しました!

メガネユーザーであるブログ主は、行動中に額を流れてレンズに落ちる水滴で視界がぼやけるのが悩みでしたが、ヘッドバンドとして額に巻いていると、汗をしっかり吸い取ってくれるので、快適に行動することができました♪

4日間、行動中は常に使っていましたが、素材に抗菌作用があるので一度も匂いが気になることがなく、本当に驚きました自分の匂いで気づかなかっただけかも!笑

ストレッチ性も高くシームレスに編み上げられているので着用していても不快感がなく、それでいて、そこそこ速乾性も高かったので重宝するアイテムでした(^○^)日差しがあればすぐ乾きます!

カラーバリエーションも豊富なので、他の色も集めようかな(*´∀`*)

旅の道中で特に活躍したアイテムの紹介は以上です!

まとめ

今回紹介した装備をすべてパッキングするとこんな感じになりました!

まだまだブログ主にはテント泊の経験が浅く、パッキングにしても計画にしてもまだまだ改善するべき点は多いですが、今回の記事が「小辺路」に挑戦される方の参考になって、少しでも役立てば幸いです(*´∀`*)

今回の熊野古道「小辺路」でロングトレイルの楽しさを知ったブログ主。体力の面でも知識の面でも、苦労することが多い旅でしたが、目的地「熊野本宮」に到着したときの感動は得難い経験となりました!

これからもまた折を見て、ロングトレイルに挑戦していこうと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた~(^_^)/~

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