2019年4月中旬に3泊4日のテント泊で熊野古道「小辺路」を歩きました!
この記事は「小辺路」を歩き終え、熊野本宮に到着後の行動をまとめた記事になります!
高野山を出発して、苦労しつつもなんとか熊野本宮に到着したブログ主!熊野本宮の本殿に足を踏み入れたときの感動はすばらしいものでした(*´∀`*)
しっかりと本宮で参拝した後は、4日間の疲れを癒やしたい!そこで念願の温泉に入るため、本宮から熊野古道中辺路「大日越コース」で湯の峰温泉へ向かいました!
熊野古道「小辺路」はこちらの記事をどうぞ↓
熊野本宮到着後は中辺路「大日越」で湯の峰温泉へ!
大日越のマップと所要時間は?
熊野古道中辺路「大日越コース」は熊野本宮から手軽に歩ける熊野古道の入門コースとして、「発心門王子コース」などと並ぶ、人気コースです!
本宮~湯の峰温泉まで約3kmほどと初心者でも歩きやすいコースで、所要時間も1時間30分ほど。
- 熊野本宮大社→大斎原→月見ヶ丘神社→鼻欠地蔵→湯峯王子→湯の峰温泉
目的地の湯の峰温泉では、熊野詣の湯垢離場として世界遺産にも登録されている「つぼ湯」という温泉があり、熊野古道の魅力と共に温泉も堪能できるコースとしてオススメです!
湯の峰温泉、熊野本宮大社どちら側からもバスが運行されているので、アクセスも容易で手軽に挑戦できる熊野古道コースですね!
距離:3.4km 本宮→湯の峰温泉
コースタイム:1時間22分 ※休憩時間含む
熊野本宮大社から「大日越」登山口へ!
熊野本宮大社でお参りを済ませた後、自宅にお土産を送ろうと、お土産屋さんを数件はしご。
小辺路を歩き終えてテンションが上ったブログ主は、めはり漬けやご当地ビール、地元の酒蔵さんが出している地酒など、たくさん目移りしてしまい、調子に乗って買い過ぎちゃいました!笑
〈11:38〉お土産屋さんで宅急便の手続きをして、そろそろ行動開始!
熊野本宮を出発して、大日越の登山口へ向かいます!
本宮から直接、大日越の登山口へ向かうこともできますが、大斎原を経由してもそれほど距離は変わらないので、立ち寄りましょう!
本宮前の横断歩道を渡って、正面の小道を進みます。
小道を抜けると、田んぼの真ん中を一直線に道が続き、大きな大斎原の鳥居が見えます!
大斎原は熊野本宮大社の旧社地。熊野三山の神々が降臨した聖地とされ、本宮大社の原点。明治の洪水被害によって社殿を移しましたが、現在も特別な地として信仰を集めています!
大斎原内部は入口に無断撮影禁止!と書かれていたので、写真は撮影していません!
〈11:45〉大斎原から川辺りへ抜ける道があったので、熊野川へ抜けてきました!
靴を脱いで、裸足になって川に入ってみました!あ~ひんやり気持ちいい(*´∀`*)
そういえば、ブログ主の好きな漫画でハロルド作石先生の「RIN」という漫画がありまして、ストーリーは漫画家を目指す青年のお話なのですが、その物語の重要な役割を担っている地がこの熊野であります!八咫烏の「やっさん」ってキャラも出てくるよ!笑
漫画のラストシーンがまさにここ!大斎原の裏手の熊野川でした!聖地巡礼だー!
〈12:06〉漫画のことや今回の旅のことを思い返していると、気づけば20分ほど川辺りでのんびりしていました!
3泊4日の山旅で、お世辞にもいい匂いとは言い難いブログ主…。とにかく早く温泉へ行かなくては!
大日越の登山口はこちらの交差点を渡り、右手に曲がります!お肉屋「八屋」さんが目印です!
八屋さんから道なりに進むと、大日越の登山口に到着です!
登山口にはそのまま「大日越登山口」というバス停があるので、バスでもアクセスしやすくなっております♪でも本宮からそれほど距離もないので、本宮出発の場合は徒歩の方が大斎原を経由したりといろいろと楽しめると思います。
「大日越」で湯の峰温泉へ!登山口→湯の峰温泉
〈12:11〉では「大日越」スタート!いざ温泉を求めて、湯の峰温泉へ!
階段を登り、民家の間の細道を通って林の中へ進みます!
登り始めて、振り返ると本宮周辺の町並みが見渡せます!
それにしてもいいお天気だなー!昨日は果無峠越えの最中に雨が降ってしまったので、心配していましたが、本宮到着日に今回の旅一番の快晴で本当にうれしかった(*´∀`*)
大日越は出だしから少し急な登り!でも熊野古道らしい石段がいい雰囲気♪
中辺路の標識!
ん?なんだろう?洞穴?
〈12:29〉かなり急な石段を息を整えつつゆっくり登ると、やがて月見ヶ丘神社にたどり着きます!
月見ヶ丘神社は熊野本宮大社の社外末社。本宮の例大祭に先立つ湯登神事で舞を奉納する神社です。
月見ヶ丘神社を過ぎてもしばらくは急な登りが続きますが、
次第に道はなだらかに。標識2番が見えてくる頃には道も平坦♪
かすかに「興国三年」と読める、名号板碑があり、
〈12:42〉その傍らには、岩肌に彫られたレリーフ状の磨崖仏「鼻欠地蔵」さまがおられます!
鼻欠地蔵を過ぎると、道はなだらかな下りになります!このあたりはザレた雰囲気があって、御在所岳などの鈴鹿の山を歩いているみたい♪
標識も3番を過ぎ、湯の峰温泉までもうすぐです!
足の形に侵食されている!たくさんの方が今まで熊野詣に歩かれたのでしょうね~(゚∀゚)
お!民家が見えてきたー!
民家を横目に広場を横切り、
〈12:52〉道から少しそれて、湯峯王子に寄り道♪湯峯王子は温泉が信仰の起源とされている珍しいお社です!
湯峯王子からこの道を下っていくと…。
湯の峰温泉へ抜けて来ましたー(*´∀`*) つぼ湯の真ん前に出てくるんだね!
〈13:00〉湯の峰温泉は美しい温泉街。真ん中に流れている川には温泉が流れ、街中にはほのかな硫黄の香りが漂います。
硫黄の匂いを嗅ぐと、温泉への期待感もますます増してきましたー(*´ω`*)
ついに念願の温泉だーーー(^○^)!!!
湯の峰温泉到着後!
湯の峰温泉で世界遺産「つぼ湯」に入る!
湯の峰温泉到着後、テント泊用のザックは重いし、前日の雨で濡れたテントを乾かしたかったので一旦「渡瀬緑の広場キャンプ場」に向かい、テントを張って、荷物を整理し湯の峰温泉へ戻ってきました!
さっそく「つぼ湯」の受付♪つぼ湯の受付は「湯の峰温泉公衆浴場」で料金を支払います!
丁度、前のお客さんが入ったところだったので、たった30分待ちで入ることができました♪
つぼ湯は30分ごとの貸し切り風呂。ゴールデンウィークなどの混雑期は数時間待ちは当たり前です!でも実際入ったブログ主の感想では何時間待っても入る価値あり!
待ち時間が長い場合は、受付だけ済ませて、本宮を始めとした周辺の観光もオススメ!待ち時間を有効に活用しましょう!
30分待って、世界遺産「つぼ湯」へ!実に4日ぶりのお風呂です(*´∀`*)
服を脱いで、いざ念願のつぼ湯へ!
熱っ!!お湯の温度はかなり高めです!
湯加減調節には冷水を入れるホースがあるので、お好みの湯加減に調節できます!
疲れた体に染み渡る温泉でしたー(*´∀`*)
脱衣所はつぼ湯の小屋内にあります!シャンプーや石鹸などはつぼ湯で使用できません。
※ブログ主は山歩きで汚れたまま温泉に入るのは忍びないので、キャンプ場で全身を濡れたタオルで拭き、除菌シートで汚れを落としてきました!
湯の峰温泉の散策の様子は個別の記事をアップしています!料金などの詳細はそちらの記事をご確認ください!
「渡瀬緑の広場キャンプ場」でテントを張り1泊!
湯の峰温泉で「つぼ湯」を堪能した後は、「渡瀬緑の広場キャンプ場」でキャンプ!
湯の峰温泉からは徒歩で20分ほど。このキャンプ場には「渡瀬温泉」が併設していて、元々の予定ではそちらを利用する予定だったのですが、まさかの休館日orz
ちゃんと調べてから計画立てないとですね(´・ω・`)
営業時間や料金なども含めて、詳細な情報は下記の記事にて!
キャンプ場に戻ると、濡れていたテントやウエアもすっかり乾いていました!
最終日いいお天気でほんとにラッキーでした♪
晩御飯はカップ焼きそばと炊きたてごはん!炭水化物とカロリーがヤバい!笑
湯の峰温泉の売店でカップ焼きそばを見つけたときはコレだ!!ってなりました!とにかくジャンクな晩御飯がガツンときました!
当然、ビールやね(*´ω`*)
次の日は朝一のバスに乗るので、ごはんを食べた後はすぐに就寝。
久々に温泉に入れて最高の一日でした(*´∀`*)
翌朝、日本一長い路線バス「八木新宮線」に乗り帰宅!
翌朝は、渡瀬緑の広場キャンプ場から最寄りの「渡瀬バス停」から高速道路を使わない路線バスとしては日本で最も長い「八木新宮線」に乗って、約5時間30分かけ、奈良県の大和八木駅へ向かいました!
発着駅の新宮~八木までの距離は全長166.9km。停留所の数は167と途方もない路線バスですよね!
道中には日本一大きな村「十津川村」や日本一長い吊橋「谷瀬の吊り橋」など、長い乗車時間の中で見所がたくさん詰まった路線バスの旅でした♪
車酔いやトイレが心配でしたが、運転手さんの運転技術がハンパなく、カーブが多い山道でもゆったりとした乗り心地、トイレ休憩も数時間ごとに10~20分ほどの休憩時間が設けられているので安心して利用できました♪
こちらも料金や運行時間、見所などの詳細は↓から!
まとめ
ということで、熊野古道「小辺路」本宮到着後の様子でした(*´∀`*)
3泊4日(+現地1泊)のボリュームのある今回の旅でしたが、思い返してみれば、古道歩きの楽しさから、聖地「熊野」の魅力、世界遺産の温泉など、見所が満載の楽しい旅で、あっとゆう間に時が過ぎ去ったような、そんな充実した時間でした!
「大日越」は初心者でも”熊野古道の入門コース”として、普段は観光がメインの方にも、レジャーの1つとしてオススメできるコースだと思います!
「湯の峰温泉散策」や「渡瀬緑の広場キャンプ場」、「八木新宮線」は個別記事にて紹介しているので、そちらの記事もよろしくおねがいします!
では今回の熊野古道「小辺路」+本宮到着後の旅はこれで終わりです(`・ω・´)ゞ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた(^_^)/~