皆子山に登山!東尾根ルート(仲平)で京都府の最高峰へ!

登山・トレッキング

2020年4月上旬、今回は京都府の皆子山に登ってきました!

皆子山は京都市左京区と滋賀県大津市の境に位置する山。京都北山エリアでは南部に属する山です。標高は971m京都府の最高峰!!

鯖街道(国道367号線)の西側にそびえる山なので、道路を挟んで向かい側にはびわ湖バレイ(蓬莱山)や武奈ヶ岳など比良山地の山々が並びます。

鯖街道「花折峠」のすぐ近くにあり、京都・滋賀どちらからもアクセスがしやすく、駐車場などが少ない京都北山エリアのなかでは比較的訪れやすい山だという印象です♪

今回はそんな皆子山を東麓の「仲平」から登ってきました!

皆子山

 

標高:971m

場所:京都市左京区・滋賀県大津市の境

山域:京都北山

2万5000分の1図:花脊

その他:関西百名山

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皆子山の登山ルート

代表的なルート

  1. 足尾谷・ツボクリ谷
  2. 東尾根(仲平)ルート
  3. 寺谷ルート
  4. 皆子谷ルート
  5. 西尾根ルート

などの登山コースがあります。

皆子山の登山ルートは”谷道”が多い印象です。琵琶湖に流れる”安曇川”の源流にあたる寺谷や皆子谷・足尾谷などのルートがあります。

近年、この谷沿いのルートは木橋が流されてしまったり、倒木が多くなったりと足場が悪く荒れてしまったという情報を多く見かけます。

そこで、よく登られるようになったのが「東尾根ルート」。東尾根ルートは尾根を登る歩きやすいルートで、鯖街道沿いの登山口「仲平」にはバス停・駐車場がありアクセスも他のルートより有利。

西側にも尾根ルートがありますが、アクセス面はあまり良くありません。

今回のプラン

今回は東尾根ルートのピストンを選択しました!

周回ルートも考えましたが、初めて皆子山に登るということもあり今回は最も単純なルートを選択。

鯖街道「花折峠」すぐの「平バス停」に車を停め登山スタート!

お寺の境内脇にある登山口からいきなりの急登をゆっくり登り始めます。しばらく急登が続き登山道が緩やかになってくると、北西方面へのんびりとした尾根道を進み山頂へ。

下山は同じルートを辿ります。

東尾根ルートの標準コースタイムは登り2時間20分/下り2時間

休憩込みで5時間で計画しました!

今回のプラン!

  1. 東尾根(登):平バス停(6:59)→登山口(7:06)→837m(7:46)→
  2. 山頂で休憩:(8:16-48)
  3. 東尾根(下):→登山口(9:35)→平バス停(9:41)
山行データ

 

天候:晴れ

距離:6.4km

活動時間:2時間42分

登山口の駐車場とアクセス

平バス停横に有料駐車場あり

鯖街道(367号線)沿いの「平バス停」横に有料駐車場があります

皆子山に登る方ももちろんですが、”渓流釣り”に来られるかたも利用される駐車場です。

駐車場には”駐車禁止”の看板がたくさん並んでいますが、

駐車場中央にある看板の裏側に、駐車料金の集金ビンがあります!!

駐車場の場所は「平バス停」もしくはGoogle Mapの場合「皆子山登山口駐車場」で検索して下さい!

皆子山登山口駐車場

 

場所:滋賀県大津市葛川坂下町 Google Mapへ!

Google Mapコード:35.198173, 135.860824

台数:10台ほど 料金:500円

アクセス

マイカーの場合:国道367号線「花折トンネル」近く

  • 京都から:国道367号経由
  • 琵琶湖大橋から:国道477号→367号経由
  • 高島市から:県道23号→367号経由

公共交通機関利用の場合

  • 京都バス「10系統」
  • 京阪出町柳駅⇔朽木学校前
  • 最寄りバス停は「平バス停」

国道367号沿いの「平バス停」

バス停に登山計画書のポストがあります。入山前に提出しましょう!

皆子山に登山!

東尾根ルートを登る

〈6:59〉それでは平バス停前から登山スタート!

国道367号線を南に進み、川にかかる緑色の橋を渡って登山口へ向かいます。

安曇川に架かる「仲平橋」

橋を渡ると民家のお庭に可愛いワンちゃん(*^^*)でもこっちを警戒して吠えてくる…。

小さな橋を渡って、正面の見えるお寺へ。

このお寺の境内へ入り、

簡易トイレの横からこの脇道を抜けると、

〈7:06〉祠の横から登山道が始まります。ここが登山口。

苔がびっしり(゚∀゚)!!

この東尾根はとっても歩きやすいルートですが、登山口からいきなりの急登が始まります!!

朝イチではなかなかつらい登り…^^;

でも、この急登を登りきればそれ以降はのんびりした登山道になります。

この日は早朝から結構気温が高い。急坂を登っていると汗が吹き出してきました。

登りはキツめですが、アセビがいっぱい咲いていて癒やされる~♪

切り株を覆う苔も朝日で照らされて神々しい(*´∀`*)

できるだけゆっくり進み急登が落ち着いてくると、倒木が多い平坦な道になりました。

ここから山頂へ続く尾根を進み北西方面に進路が続きます!

琵琶湖側の展望もありました♪大津方面ですね!

少しの間、のんびりした平坦な道が続き、

地形図の837mピークの手前で少し登り。

登っていると比良山地のシルエットが(゚∀゚)!

スキー場のリフトっぽい建物があるし、たぶんあそこが蓬莱山の山頂だと思います!!

〈7:46〉登山口から40分ほどで837mのピークに到着!ちょっとした広場のようになっているので休憩ポイント。

ここはコース半分の少し手前ぐらいの地点になります。登山口が450mほどで、ここが837m。山頂が971mだからここからは標高差が150mもなく、きつい登りはそろそろ終わり♪

837mのピークからちょっとの間登りが続き、

2つ目のピークに到着!ここでGPSアプリを確認してみると標高が920mとなっていたので、ここからはほぼ平坦な登山道が続きます!

さっきまでの急登が嘘のようななだからな道!

小さなアップダウンはありますが、基本的にはほぼ平坦です♪暖かい日だったので、のんびり歩くのが気持ちよかった(*´ω`*)

自然林とスギ林の境界線!!

途中の展望ポイント!!大津方面の展望が開けます♪

琵琶湖!ちょっと気温が上がりすぎて霞がかってる。

真南に見える山はたぶん比叡山ですね!2月も末頃に登りましたが、雪化粧の延暦寺が綺麗でした♪

のんびり歩いていると、

寺谷・皆子谷ルートとの合流地点に到着!ここから山頂はもうすぐ!

振り返ると琵琶湖バレイ方面の景色も見えました♪

合流地点から北に少し進めば、

〈8:16〉皆子山の山頂に到着です!!

東尾根ルートのコースタイムは登山地図・ガイドブックなどで2時間以上で紹介されていることが多いですが、実際歩いてみた感想だと本当にあっと言う間で、少し拍子抜けしました。

最初の急登は辛いですが、それ以降はほとんど汗をかくことはなく、山頂に到着した時点でウェアはサラサラに乾いていて驚きました。

京都府の最高峰!!やったぜ(*´∀`*)

山頂で休憩・下山

皆子山の山頂からの景色!

北東方面には比良山地の最高峰「武奈ヶ岳」が眺められます♪

京都北山方面。正面やや左の山がおそらく”峰床山”だと思います。京都府で2番目に高い山。

写真右側の奥に見える山が”鎌倉山”かな?

まだ京都北山エリアはほとんど登ったことがないので、間違っているかも。京都北山ってマイカーでのアクセスが悪いイメージでなかなか登りに行けてない。

山頂で休憩してもいいのですが、山頂すぐのこの斜面がふかふかで休憩に良さそう♪

最近、ダイエットに励んでいるブログ主。3kgほど体重を落とせたので、ご褒美に大好物の唐揚げ弁当(*´∀`*)

みよ!この野菜がほぼ無い、潔い唐揚げ弁当を!!緑色はパセリだけ!笑

この斜面、地面がふかふかだし、真正面に比叡山が見えるし休憩にピッタリ!

山でポカポカ陽気を浴びながら、お弁当を食べてぼーっと休憩するって幸せすぎる♪

青空も出てきてるけど、やっぱりこの季節は霞がかってて遠望はあまりできませんね。

でも、春の暖かさは気持ちいいし、風も殆ど無い山頂だったので過ごしやすい1日でよかったです♪

お弁当を食べた後しばらく斜面で寝そべってゆっくり休憩!

〈8:48〉予定よりかなり早い時間ですがそろそろ下山開始です!下りも同じ東尾根ルートを戻ります。

アセビがいっぱい♪皆子山の山頂付近は特にアセビが多かったです!

真っ白な提灯が可愛い(*´ω`*)

苔?もびっしり。

苔…だよね…?植物に詳しくなりたい!

同じコースをもくもくと下っていく。

途中、麓の集落が見えました。

急坂をどんどん下っていく。かなり急だけど、下りにくさはありませんでした。

この東尾根ルートは、景色は違うけど金剛山のルートに似てる気がする。

急坂を下りきり、

〈9:35〉登山口に戻ってきました。

お寺の境内。自宅に帰ってから調べたのですが寺号はわかりませんでした。

水仙も咲いてる♪

仲平の集落。

安曇川の清流。

〈9:41〉ということで無事下山!

お昼頃下山予定だったのに、まだ10時前。コースタイムも5時間で計画していたのに、その約半分で下山できました。

これだけ早く下山できるなら周回ルートを計画しても良かったかもしれませんね。でも、春の気持ち良いトレッキングが楽しめたし、いい1日でした♪

まとめ

今回は京都府最高峰「皆子山」への登山でした!

東尾根ルートは登山口からはじまる急登が確かに辛いですが、それ以降は山頂までのんびりとした穏やかな道が続くので、体力面では想像していたよりも楽なルートだったという印象です!

また全体を通して危険箇所や道迷いの心配がないルートなので、初心者から誰でもオススメ!

次に皆子山へ登る際は谷道のルートも歩いてみたいです。また今後は京都北山エリアの他の山々へも登ってみようと思います♪

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