2026年10月上旬、今回は「尾高山」に登ってきました!
尾高山は三重県三重郡菰野町にある標高533mの山!このエリアと言えば鈴鹿山脈ですが、その主稜から東側(三重県側)に外れた支稜にある山となります!
鈴鹿山脈の前衛峰的な位置づけの山となり、位置関係で言えば鈴鹿セブンマウンテンの1座「釈迦ヶ岳」の南東に伸びる尾根上にあります!
主稜線上の山々に比べて標高は低めですが、山頂からは東側の展望に優れており、また比較的短時間で登れることから、地元のハイカーさんを中心に人気があります!
また、尾高山の麓には、美しい檜の巨木に囲まれ、慈眼寺の奥之院として知られる「尾高観音(尾高山観音堂)」があり、コース上に「魚止めの滝」という滝に立ち寄れるなど、見どころも多い山♪
今回はそんな尾高山へ、尾高観音を起点とした周回プランで登ってきました!
- 標高:533m
- 場所:三重県三重郡菰野町(鈴鹿山脈)
- 2万5000分の1図:御在所山
釈迦ヶ岳についてはこちら↓

鈴鹿セブンマウンテンについてはこちら↓

尾高山の登山コース
代表的なルート

尾高山の登山コースは、
【尾高観音から】
- 行者コース:尾高観音P→分岐→尾高山
- 長坂コース:尾高観音P→長坂口・眺望広場→分岐→尾高山
- 見晴しコース:尾高観音P→魚止めの滝分岐・登山口→分岐→尾高山
【釈迦ヶ岳から】
- 釈迦ヶ岳→尾高山→尾高観音
があります!
ピークハントの場合は、東側の麓にある「尾高観音」から登るのが一般的!無料駐車場もあり、周回プランが組めるので非常に人気があります!
特に「行者コース」から「見晴しコース」の周回プランは、地域の公式マップでもご紹介されているので、尾高山登山の最も人気のプランとなります♪
また、鈴鹿セブンマウンテンの「釈迦ヶ岳」から縦走することも可能ですが、このルートは登山地図などでも破線ルートとしてご紹介されていることが多いため、初心者には不向きなルートとされています!
今回のプラン|尾高観音から周回!

今回は尾高観音を起点に周回プランで尾高山に登りました!
「行者コース」:駐車場からスタート!尾高観音にお参拝します。境内の登山口から山道へ入り、急坂を登って展望台へ。そこからロープ場・岩場を登って分岐に到着!各ルートと合流して尾高山の山頂へ!
「見晴しコース」:山頂から分岐に戻り、見晴しコースを下る。樹林帯を黙々と下ると焼合林道の登山口に出る。魚止めの滝に立ち寄り、尾高高原キャンプ場の園内道路を下って尾高観音に戻って、駐車場にゴール!

このプランの総距離は約4.8km!
標準コースタイムは2時間45分です!
【今回のプラン】
- 尾高観音コース:尾高観音P(6:01)→分岐(6:40)→山頂(6:49-7:02)
- 見晴しコース:分岐(7:06)→魚止めの滝(7:23)→尾高観音P(7:48)
- 天候:晴れ♪
- 距離:4.8km
- 活動時間:1:47
登山口の駐車場とアクセス
マイカーの場合は「尾高観音」に無料駐車場!

マイカーの場合は「尾高観音」に無料駐車場があります!
こちらは参拝者だけでなく、登山での利用もOK!


駐車場内にコースマップも設置されており、トイレや自動販売機もあります♪
またトイレには、尾高観光協会さんが作成した公式の登山マップも配布されていました!!
- 場所:三重県三重郡菰野町杉谷
- Googleマップへ!
- 料金:無料 台数:30-40台
- 自動販売機&トイレあり!
アクセス
【マイカーの場合】
- 新名神高速道路「菰野IC」から国道477号経由で約15分
- 東名阪自動車道「四日市IC」から国道477号経由で約25分
【公共交通機関の場合】
- 近鉄湯の山線「菰野駅」または「湯の山温泉駅」からタクシーで約15分
- 菰野町コミュニティバスが運行中なら尾高観音にバス停あり※
※本数が非常に少ないため、事前確認が必要!どちらかといえばマイカー向きの山だと思います!
尾高山に登山!
尾高観音コース:尾高観音P→分岐→山頂

〈6:01〉それでは尾高観音駐車場前から登山スタート!
尾高観音への参道を進んでいきましょう!

尾高観音の看板の裏に登山届けのポストもあるので、しっかり記入してから登山を始めましょう!

乗馬場を横目に少し登ると、右手に尾高観音の入口があります!
ちなみに正面の道は帰りに、見晴しコース側から戻ってくる道なので、ここを起点に周回するのが今回のプランとなります!

美しい檜並木に囲まれた尾高観音の参道!

〈6:10〉ということで尾高観音に到着です!

尾高観音の六角堂!!
尾高観音は歴史が非常に古く、始まりは飛鳥時代以前の伝承まで遡ります。
かつては釈迦ヶ岳の山中に役行者が千手観音を祀ったのが始まりとされ、平安時代初期に山麓へ堂塔が建立されて「尾高山引接寺」が開創されてました。
中世には広大な境内に多くの伽藍を擁し栄えましたが、1568年に織田信長の伊勢侵攻による兵火にかかり、その塔堂はすべて焼失してしまいます。
現在の六角堂は、その後の江戸時代に復興により建立されたもので、明治の神仏分離令を経て現在は「慈眼寺」の奥之院という形となりました。
かつては「伊勢西国三十三観音巡礼」の25番札所でもあり、御本尊は聖徳太子作と伝わる木造千手観音立像となります!
ちなみに御本尊は普段は非公開となっており、毎年4月上旬に年に一度の特別公開があるのみとなります!

六角堂から振り返る檜の参道!!幽玄な空気に包まれた美しい境内ですねー!!

では本題の尾高山に登っていきましょう!
登山口はそのまま境内にあります!

今回の尾高山ですが、登山口から山頂までの距離は非常に短く、コースタイム的にも短時間で登れる山です!
ですが、その距離が短い分、登りは結構キツめで、登山口から九十九折の急登が始まります!

ちなみに登山道にはこのようなフラッグ?があり、道順は非常に明瞭!

東海テレビや中日新聞など、このエリアのメディアのカラフルなフラッグが並んでいます!

少し登ると、石碑があります!

この石碑には、天春静堂(あまがす せいどう)の句碑となります!
天春静堂は、大正時代に活躍した俳人で、尾高観音と非常に深い縁のある人物としても知られています!
もともと40代まではビジネスマンとして活躍した人物ですが、その頃に重い心臓病を患い、その後にガンにより余命6ヶ月の宣告を受けます。
絶望の淵に立たされた天春静堂は、大正末期に尾高観音にある小さな小屋に籠り、命がけの断食療法を試みました。
すると奇跡的に延命に成功!その後は病と付き合いながら俳句に生涯を捧げ、俳人として活躍しました!
54歳で生涯を閉じましたが、その翌年に地元の有志の方々により、命を救ってくれた尾高観音がある尾高山の山中にこの句碑が建てられました!

〈6:18〉句碑の先には展望台があります!

朝焼けの伊勢湾!!早朝の鈴鹿の山々は、伊勢湾ごしに朝日が昇るから山肌が照らされていい雰囲気だよねー!!
早朝登山の醍醐味♪

展望台の先に設置されている「足もと注意」の看板を皮切りに、ロープ場や岩場が連続します!

写真では分かりにくいけど、結構な急坂!

振り返ったほうが分かりやすいかな?

ぐっと登って標高300m!

ここからもロープ場や岩場が続く!
岩場もだけど、路面がそこそこザレザレしてるのでそっちの方が注意が必要かも!
結構痩せ尾根ではあるし足元注意です!

連続するロープ場を過ぎると、

標高400mの看板があります!ここ以降はロープ場もなくなり、道も緩やかになります。

〈6:40〉そして各ルートとの分岐に到着!
ここで見晴しコース・長坂コースも合流です!全コースが合流して、

あとは山頂までの1本道です!

分岐から山頂まではこれまでと違いって非常に緩やか&道が広い歩きやすいコースとなります!

標高500mの看板!山頂は後少し!

途中に分岐がありますが、

この洗谷コースはロープが張られて、通行止めになっていました!

最後に一登りすると、

〈6:49〉尾高山の山頂に到着です!

尾高山533m!
尾高山の展望!

少し前の登山マップやガイドブックなどでは、山頂に鉄製の展望台があるって書かれていることが多いですが、その鉄製展望台は崩壊していました!

でも、それがなくても素晴らしい展望が眺められます!
まぁ時間帯的にも、この日の天候的にも、霞がかっててあまりカッチリした眺めではありませんでしたが、こういうぼやっと幻想的な景色もそれはそれで雰囲気があっていいよねー♪

東側には多度山から北に繋がる養老山地の山並みが眺められました♪


ちなみに、山頂から釈迦ヶ岳へ続く尾根の縦走路には、このように整備されていないことの注意書きもありました!
見晴らしコース:分岐→魚止めの滝→尾高観音P

〈7:06〉では下山しましょう!分岐に戻って来ました!

分岐すぐに「長坂コース」の入口があり、この写真右手の道が、

今回の下山コースに設定した「見晴しコース」です!
それにしても「見晴しコース」なのか「見晴コース」なのか「見晴らしコース」なのか、どの表記が正規のコース名なんだろう?

見晴しコースっていう名前なので、分岐すぐに展望ポイントがあるはずなんですが、見落としちゃったかも。
たぶんこのあたりの、背が低い木々のあたりで展望ポイントがあるはずだったけど、気付かなかった。

この見晴しコースは、最初の尾根以降、樹林帯を黙々と下るコースです!

ほぼ景色に変化はなく、一定の傾斜の下りが続きます!
行者コースのようにロープ場があったり、岩場あったりもせず、ザレザレしてもいないので非常に歩きやすいコースとなります!
このコースを下山に選んで正解だったっぽい♪かなり下りやすい!

しかも道自体も広いので、どんどん下っていけます!

しばらく下っていくと木々にロープが張られている箇所があります。

振り返って。これは危険箇所に張られているロープではなく、この窪地を登山道と間違えないように、ガイドラインとして張られているロープっぽいです♪
これのおかげで道迷いも起こらず安心!!

〈7:19〉ということで分岐からわずか15分足らずで登山口まで下ってきました!この林道が焼合林道です。

振り返って登山口!このまま帰ってもいいですが、この登山口から少し外れに「魚止めの滝」があるので立ち寄ります!

焼合林道の終点に分岐があり、河原へ下れる道(左)へ進みます。

写真では右が埋もれていますが、河原には下りず、右手のトレースを辿っていけば、

〈7:23〉魚止めの滝に到着です!
段々になった美しい滝ですね!!季節が夏ならこのまま泳いじゃいたいぐらい、透明度が高い沢でした!
一応、魚止めの滝を真正面から見るには、岩の上を跨いで渡渉するので、防水シューズのほうが良いかも!
もしくはシューズを脱いで裸足で!!

では登山口に戻って帰りましょ♪

焼合林道をそのまま下っていくと、左手にキャンプ場の施設が見えてきます。その広場で「長坂コース」と合流します。

そのまま尾高高原キャンプ場を抜けていく!
尾高高原キャンプ場ってすっごく景色がいいキャンプ場ですねー!!またキャンプに来たいなー!!

林道をどんどん下っていくと、県道に突き当たります。そのままT字で左折すれば、尾高観音の駐車場ですが、

その手前に東海自然歩道の入口があるので、ブログ主はそちらへ進み、尾高観音の境内入口へ戻りました。

東海自然歩道に入るとすぐに、分岐があり、左の山道が尾高観音の境内に直接向かう道。
道なりに下れば、

境内の参道入口に戻れます!ということでここでちょうど一周してきましたー!

〈7:48〉そして尾高観音の駐車場に戻ってきましたー!!
短い山行だったので、この日はそのまま同じ菰野町にある「菰野富士」にも立ち寄ってきましたー!!

まとめ
ということで今回は尾高山への山行でした!
歴史深い尾高観音から、アスレチックなコースを登り鈴鹿山脈の前衛峰に昇る、ショートコースながら非常に見どころの多い山行でした!
全体的によく整備された登山道ですが、「行者コース」は急登&ロープ場・岩場があるので、足元のザレザレした状態も含めて少しだけ注意は必要な印象です!
ですが難易度が高いというわけではなく、道標や注意、ロープもしっかりとしたものが設置されているので、よく登られた素晴らしい登山コースだと思いました!
「見晴しコース」は変化は少ないコースですが、樹林帯でとっても歩きやすいコースで安心感があり、魚止めの滝にも立ち寄れる魅力あるコースだと思います!
短時間ながら充実感がある山行でした♪
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