2026年9月下旬、今回は都介野富士「都介野岳」・貝那木山に登ってきました!
都介野岳(631.2m)と貝那木山(597.2m)は、奈良県奈良市都祁(読み「つげ」:旧都祁村)にある里山!名阪国道の「針IC」から南へ少し下った大和高原に並ぶ山々となります!
都介野岳(つげのだけ)は円錐形の美しい山容から「都介野富士(都祁富士)」とも呼ばれ、古代から地域の人々に神が宿る山(神南備)として信仰を集めてきました!山頂には磐座があり、修験道の開祖である役行者の像が登山道に残されているなど、神聖な場所であったことが伺えます。
また都祁という地域は、かつて日本書紀や古事記にも登場する古代豪族「闘鶏氏(つげ氏)」が治めていた場所であり、その国を見守る聖なる山であったとも考えられています!
その都介野岳の隣りにある山が「貝那木山」!こちらも戦国時代の「貝那木山城跡」があることでも知られています!
今回はそんな二山を、麓の「三陵墓古墳群史跡公園」を拠点に巡ってきました!
- 標高:都介野岳631.2m・貝那木山597.2m
- 場所:奈良県奈良市(旧都祁村)
- 2万5000分の1図:大和白石
都介野岳・貝那木山の登山コース
代表的なルート

都介野岳・貝那木山の代表的な登山ルートは、
【都介野岳】
- 三陵墓古墳群→山頂
- 國津神社→山頂
【貝那木山】
- 三陵墓古墳群→南白石バス停→山頂
- R369→林道→山頂
などがあります。
都祁という地域が大和高原にあり、登山口の標高がそれぞれ約500mほどあります。ということで山頂までの高低差が非常に小さい為、都介野岳・貝那木山それぞれ各コースが登りで片道30分ほどのショートコースとなります!
都祁は歴史深い地域であり、三陵墓古墳群を始めとした史跡、神社・お寺なども非常に多いため、登山と併せて麓での散策を組み合わせるプランがオススメです!
都介野岳の登山を絡めた散策コースは、近畿日本鉄道の「てくてくまっぷ」でも詳細にご紹介されているので、詳しくはそちらをチェックしてみてください!
今回、ブログ主が歩いたコースも、この「てくてくまっぷ+貝那木山」を組み合わせたプランとなります!!

ホーム>てくてくまっぷ>【奈良-13】大和高原・都祁の里コース
今回のプラン

今回は三陵墓古墳群を起点に都介野岳と貝那木の二山を巡ります!
三陵墓古墳群史跡公園Pをスタート!まずは貝那木山に登ります!南白石バス停から国道へ出て集落を奥へと進むと登山口。そこから九十九折に登り、最後に一気に高度を上げると貝那木山に到着です!山頂は貝那木山城の史跡となっています。
国道へと下り公園へ戻る。次は都介野富士「都介野岳」へ登る!分岐から東側の尾根を辿り登っていくと、分岐した西側の尾根と合流。最後に階段を一気に登れば都介野岳に到着です!
山頂からは國津神社へ下る。ここからは麓の散策で、来迎寺・都祁水分神社へと向かいます。そこから都祁交流センターに立ち寄り、都介野岳を眺めながら下っていけば、三陵墓古墳群史跡公園にゴールです!

このプランでの総距離は約11.2km!
標準コースタイムは約4時間30分です!
【今回のプラン】
- 貝那木山:三陵墓P(6:05)→南白石バス停(6:11)→山頂(6:27)→R369(6:37)
- 都介野岳:三陵墓(6:46)→山頂(7:05)→國津神社(7:24)
- 麓の散策:来迎寺(7:37)→都祁水分神社(7:53)→三陵墓古墳群(8:47)
- 天候:晴れ♪
- 距離:11.2km
- 活動時間:2:42
登山口の駐車場とアクセス
マイカーでの駐車場:三陵墓古墳群史跡公園P


マイカーの場合は麓の「三陵墓公古墳群史跡公園」に無料駐車場があります!
公園には「西駐車場」と「東駐車場」があり、それぞれ15~20台ほど駐車場可能です!トイレもあるよ!
三陵墓古墳群史跡公園については本編で!
- 場所:奈良県奈良市都祁南之庄町1581
- TEL:0742-34-5369
- 西駐車場:Googleマップへ
東駐車場:Googleマップへ
アクセス
〈マイカー場合〉
- 名阪国道「針IC」から国道369号経由で約7分
- 榛原方面からも国道369号経由
〈公共交通機関の場合〉
- 近鉄「榛原駅」もしくは「針インター」から奈良交通バス
- 「南白石バス停」から徒歩10分/「南之庄東口」から徒歩4分
※バスの本数が少ないため、事前に時刻表の確認を!
都介野富士「都介野岳」・貝那木山に登山!
貝那木山|三陵墓公園→南白石バス停→山頂

〈6:05〉それでは三陵墓古墳群史跡公園の駐車場前から登山スタート!
まずは貝那木山に登るので、駐車場から国道369号方面へ向かいます。

集落内の道を進んで東へ進む。大和高原は田んぼが広がる長閑な風景♪
今回は貝那木山と都介野岳の二山に登りますが、実はそのすぐ北側に野野上岳という山があります。
写真の中央奥の山ですね。
そちらも登ろうかと考えて調べてみたのですが、あまり登られているレポなどはなく、探してようやく見つけたブログ記事でも、あまり登山道の状態が良くないみたいだったので今回は外しました。
林道の取り付きから10分ほどで登れるみたいだけど、ほぼ藪漕ぎ状態で道らしい道がないらしい。

しばらく集落内を進んで、そのまま国道に出てもOKですが、このカーブミラーにある、

〈6:11〉南白石バス停から、旧道を進めば、ちょうど登山口に繋がる道の前に出れるので、ブログ主はそちらに進みました!

旧道から真正面に見える山がこれから登る貝那木山です!

国道に出合って、正面の民家の脇にある登り坂が登山口に繋がる道です!

その道を山に向かって登っていけば、

舗装路の終点がそのまま登山口!

ちなみに登山口前に林道がありますが、こちらは山頂へ繋がる林道で、国道側の登り口とも繋がっています。
今回は下山にその林道を下ったので後ほどご紹介します!

草に埋もれた登山口の案内。

それでは登っていきましょう!貝那木山までの道のりは非常に短いですが、その分、少し急な登山道となります。
登山口からはこのような未舗装の林道を登っていく!
それにしても、まだ早朝で薄暗い時間帯でしたが、登山道に外灯があるっていう、なかなか珍しい道でした!

途中の水場。

このように樹林帯を九十九折に登っていく!

しばらく登ると、林道と合流です!
この正面の林道を帰りは下るプラン。

合流して山頂へ!この登りがかなり急!
高低差は小さな山ですが、距離が短い分、登りは結構キツめです!

〈6:27〉そんなこんなで山頂に到着!

貝那木山城は、清和源氏の流れをくむ多田延実が築城したと伝わる山城です!
1580年に織田信長による破城令で廃城となりました。
山頂付近には本丸跡や石垣、土塁などの遺構がかすかに残されています。

北側にちょっぴり展望もあるよ!

山頂直下の広場には供養塔が並んでいました。築城した城山多田氏供養塔と記されていました。

山頂から下り、今度は左へ林道を下ります。

しばらく下るとT字路があり、ここを右へ進めば登山口へ戻れます。
左へ進めばすぐに国道に出合うので、ブログ主はそちらへ下りました。

〈6:37〉すぐに林道に出合う!

振り返って入口。

こちらに下ったのは、そのすぐ先にある左手の道を辿れば、三陵墓古墳群史跡公園の真正面へ1本道で帰れる道があるからです♪

こんな感じの林道を進んでいけば、

〈6:46〉起点の三陵墓古墳群史跡公園に戻ってきました!
都介野岳|三陵墓公園→山頂→国津神社

続いて、メインの都介野岳へ登っていきましょう!
先ほど国道から戻った道の、隣りにある道が都介野岳への登山道です!

すぐに分岐に出合います。真正面に見えるのが都介野岳!!見事な円錐形ですね!!
この分岐は、どちらに進んでも都介野岳への登山口に出合います。
ここから正面に見て左右どちらの尾根にも登山道があるので、今回は左の尾根から登って、右側の尾根(國津神社側)へ下るプランにしました!

分岐から少し先の交差点で、左に登山口が現れます!一応、道標があったのですが朽ちて読めなくなっていました。

では登っていきましょう!東側の尾根道はこのような未舗装の林道のようなコースとなります!
道幅が広くて歩きやすい道♪

林道の急な箇所は舗装路になっており、真ん中に段差の低い階段があります!

しばらく登っていくと、右手から尾根が合流!この右側の道が國津神社からの登山コースで、帰りはそちらを進みます。

合流点から山頂へ往復!ここからの登りが今回のプラン上で一番しんどい箇所!
木の階段が山頂までずーーっと続きます!

その階段の途中に、山岳修験の祖「役行者」の像を奉る祠があります!

〈7:05〉そして山頂に到着です!コースは短いけどやっぱり富士型の山は最後しんどいよねー。

都介野岳631m!

都介野岳からは麓の美しい景色が眺められます!
麓からの距離は短いのに富士型の山だからなかなか景色が良い!!

分岐に戻ってきました!ここからは正面の道を下って國津神社へ向かいます!

こちらはしっかりと登山道!階段がしばらく続きますが、

水道施設のあたりで階段は終わりです!

あとは窪地をのんびり下れば、

登山口に到着!

振り返ってここが登山口!10分ぐらいの下山路でした!

草に埋もれてるけど、しっかり道標も設置されていました!

では國津神社へ向かいます。登山口の目の前に分岐があり、國津神社は左へ。
右の道は、先程の登山口手前にあった分岐に戻る道となります。
今回はここから麓を散策していきますが、ピークハントが目的の場合はここを右へ進んで三陵墓古墳群へ戻ると近道です!

田んぼを眺めながら進んでいけば、

〈7:24〉國津神社に到着です!
古くから農業の神様を祀る神社!
麓を散策|来迎寺→都祁水分神社→三陵墓古墳群

ではここからは麓を散策していきましょう!
今回は「てくてくマップ」のコースを参考に進んでいきます。実はコースの順路としては逆コースになってたりします。
まずは来迎寺へ向かいましょう!國津神社から真正面の道を進んで、

牛舎の前を通り過ぎると、

針配電塔の施設があります。

その真正面の道を進む!

それにしても本当に大和高原は田園風景が美しい!

〈7:37〉田んぼを眺めながら進んでいけば来迎寺に到着!
来迎寺の入口奥にある建物はトイレです。

来迎寺の境内へ。

来迎寺の本堂!
来迎寺は、奈良大仏の造営にあたった行基の開創と伝わる古寺です!
鎌倉・室町時代の、この都祁という地域の豪族たち(多田一族や東山内衆)の菩提寺として栄えました。本堂は江戸時代前期に再建されたものとなります!
本堂には鎌倉時代初期の善導大師坐像が安置されており、国の重要文化財に指定されています!

続いて都祁水分神社へ向かいます。
来迎寺からすぐのT字路を右手へ進み、

ヘアーサロンの前ですぐ左へ折れます。このあたりもしっかりと道標が設置されているので辿っていきましょう!

池の畔を進む。池の向こうに見える、こんもりした山の中に都祁水分神社があります。
境内の入口は写真の左手にあるので、山裾を進んでいきましょう!

〈7:53〉ということで都祁水分神社に到着!

都祁水分神社は、大和の国水分四社(都祁・宇陀・吉野・葛城)の一つ!
水分は水配(山から流れる水が分かれる場所)を意味し、都祁は大和川と木津川の分配を司る神として古くから崇敬されてきました!
歴史は非常に古く、730年の大倭国正税帳にも記述があり、延喜式にもある由緒ある神社です!
ちなみに、吉野水分神社は「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産にも登録されています。


御本殿前の狛犬さんは必見!
鎌倉時代末期の作と推定される狛犬で、早期狛犬の秀作とされています!

では都祁水分神社からどんどん進んでいきましょう!

水分神社がある山裾の北側を進んでいく!
すると分岐があり、ここを左へ進んでいくと「都祁交流センター」を経由して三陵墓古墳群へ向かうことができます。
「てくてくマップ」でもそちらのコースがご紹介されていますが、正直、あまり見どころはないので、もし短縮するなら、このまま山裾を進んで、来迎寺から出合った道に戻れば、三陵墓古墳群へ帰れます。
そちらを選ぶと約2kmほどショートカットすることが可能です!

ブログ主は「てくてくマップ」のコースを辿りましたが、立ち寄る場所が少ないので、見どころと風景だけご紹介します!道もほとんど車道だし!
あと、分岐から、この田んぼの真ん中あたりまで進んで振り返れば、

都介野岳がバッチリ眺められるので、ショートカットする場合はここで都介野岳を眺めてからそちらに進むのがオススメです!

都介野岳の西側奥には貝ヶ平山や香酔山など榛原の山々も眺めれます!鳥見山のすぐ北側の山々ですね!


〈8:20〉道路を進んで都祁交流センターに到着!
なかなか大きな施設で、野外ステージとかもありました!何かのイベントとかあるときは立ち寄るのが良いかも!!

都祁交流センターから三陵墓古墳群へ戻る!
その下り途中も都介野岳のビュースポット!

田園風景と都介野岳の美しい円錐形の姿が眺められます!
都介野岳の左奥に見える山はたぶん額井岳だと思う!
額井岳も都介野岳と同じく郷土富士の1つで「大和富士」と呼ばれています!
郷土富士が2つ並んでるのって凄いよね!!


今日登った、貝那木山と都介野岳のツーショット!

都祁交流センターから下って、再び車道に合流。
ここからは三陵墓古墳群が見えているのでどの道で帰っても大丈夫ですが、合流地点のすぐ左手に、

都介野岳を眺めながら、三陵墓古墳群史跡公園に直接入れる道があるのでそちらを進みました!

〈8:38〉ということで三陵墓古墳群に到着です!
三陵墓古墳群は、この地を治めていた首長クラスの墓とされる古墳群!
多数の竪櫛(たてぐし)など、豊富な副葬品が出土したことで知られています!
写真は西古墳。西古墳は5世紀前半の築造と推定されています!
西古墳には古墳時代の男性をモデルにしたマスコット「つげまろくん」の石像が迎えてくれます!

西古墳から眺める都介野岳!

広々とした三陵墓古墳群史跡公園!

続いて東古墳!こちらは5世紀後半の築造!

〈8:47〉東古墳からも都介野岳!!
今回は東駐車場に車をデポしたので、ここでゴールです!!
まとめ
ということで今回は都介野富士「都介野岳」・貝那木山への登山でした!
ピークハントだけでなく、麓のお寺・神社・古墳群と、登山というより歴史探訪のようなプランで、非常に充実感のある山行でした♪
「てくてくマップ」に紹介されているコースってハズレがないよね♪
都介野岳・貝那木山の登山コースは、どちらも非常によく整備されている印象で、特に注意箇所などは無かったという感想です!少し急な道ではありますが、距離は短く、高低差も小さい為、短時間でサクサク登れる山という印象でした!
麓の散策も含め、見どころは非常に多いので、ハイカーさんだけでなく歴史ファンの方にもオススメしたい山だと思いました!
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