吉野山ハイキング!吉野神宮から奥千本まで世界遺産の山内全域をじっくり散策!

登山・トレッキング

2026年8月下旬、今回は世界遺産にも選ばれる名勝「吉野山」を散策してきました!

今回は混雑回避のため、時期外れでのハイキングでしたが、その分、吉野神宮から奥千本まで山内全域のロングコースでじーっくり散策してきました!

ハイキング情報だけでなく、アクセスや駐車場、山内の見どころについてもまとめました!

吉野山
  • 標高:高城山(702m)・青根ヶ峰(858.1m)
  • 山域:大峰山脈|奈良県吉野郡吉野町
  • 2万5000分の1図:新子・吉野山・中戸・洞川
  • その他:関西百名山(吉野山)・世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
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サクラと紅葉の名所「吉野山」

サクラや紅葉の名所である「吉野山」は奈良県吉野郡吉野町にあります!!

”吉野山”というピークがあるわけではなく、金峯山寺を中心とした山稜全体を指す名称となります!

金剛峯寺を中心とした「高野山」、延暦寺を中心とした「比叡山」などと同じイメージ!

山岳修験の聖地として知られており、役行者のより開かれた金峯山寺は1300年以上もの歴史を誇ります!

平安時代には源義経が弁慶とともに身を隠し、南北朝時代には後醍醐天皇が京の都をから逃れ「南朝(吉野朝廷)」を置いた地!

まさに日本の「信仰」と「歴史」が何層にも積み重なった唯一無二の山となります!

ちなみに「なぜ吉野山が桜の名所なのか?」については、実は観賞用に植樹されているわけではなく、修験道の御本尊である蔵王権現を祀るための御神木として、参拝者たちが1300年にわたり苗木を奉納し続けたことが、桜の名所としての現代に繋がっています!

「吉野山観光協会 公式サイト」

吉野山観光協会【公式サイト】
ようお参り。吉野山は祈りの届くところ。吉野山の桜は、蔵王権現や役行者に対する信仰の証として植え続けら…

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

それらの日本の信仰の歴史である吉野山は「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録されています!

「紀伊山地の霊場と参詣道」は、紀伊山地にある3つの聖地とそれらを繋ぐ参詣道で構成される世界遺産!奈良県・和歌山県・三重県にまたがる広大な世界遺産となります!

吉野山・大峰山と大峯奥駈道、高野山と高野参詣道、熊野三山と熊野古道で構成されています!

その中で、今回の「吉野山」の構成資産は、

〈吉野山の世界遺産構成資産〉

吉野山大峯奥駈道(吉野から大峰へ繋がる修験道)
登録資産金峯山寺:蔵王堂・仁王門・銅鳥居など
吉水神社金峯神社吉野水分神社

となります。

また「吉野・大峯」の区分では、天川村の山上ヶ岳にある「大峯山寺」も構成資産です!!

「大峯山寺」についてはこちら↓

山上ヶ岳に登山!清浄大橋→大峯山寺→レンゲ谷で女人禁制の修験道を周回!
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「大峰山脈の登山コース」

大峰山脈(大峰山)|オススメの日帰り登山ルートまとめ!北部編
紀伊半島で一際存在感のある「大峰山脈」。近畿の登山エリアで最も標高が高く、最も山深い山脈です!山岳修…

山内マップ

こちらは吉野山の全体マップです!

吉野山は、「下千本・中千本・上千本・奥千本」の4つのエリアに分かれており、それぞれに名所があります!

桜や紅葉は全エリアで鑑賞できるので、それぞれのプランに応じて散策しましょう!

下千本吉野山の玄関口エリア吉野神宮・七曲坂
中千本吉野山の中心エリア金峯山寺(銅の鳥居・仁王門・蔵王堂)
吉水神社・如意輪寺・後醍醐天皇陵
上千本見晴らしが良い絶景エリア吉野水分神社
花矢倉展望台・高城山展望台
奥千本修験道と聖域エリア金峯神社
西行庵・義経隠れ塔

上記は、見どころのほんの一部で代表的なもの。

観光がメインの場合は、「中千本」を中心に散策するのがオススメ

山内マップは、吉野駅前にある観光案内所などで観光パンフレットが配布されています

またそれらのパンフレットは、「吉野山観光協会」や「吉野ビジターズビューロー」などの各公式サイトでダウンロードできます!

PDF形式でDLできるので、ぜひ旅のお供に!

「吉野ビジターズビューロー」

吉野ビジターズビューロー
吉野の旅の玄関口「吉野ビジターズビューロー」のWebサイトです。森林セラピー、吉野山、津風呂湖、もの…

〈吉野山観光協会〉

  • ホーム>観光地図

〈吉野ビジターズビューロー〉

  • ホーム>お立ち寄り情報>地図・パンフレットダウンロード

観光の場合は山内バス移動がオススメ

吉野山は各スポットが、山内全域に点在しています!

今回、実際に歩きましたが、普段からある程度山歩きに慣れているブログ主でも、山内全域をハイキングするには体力的にかなりキツかったです!!

観光メインの方は、山内を循環している路線バスの利用をオススメします

下千本や中千本は歩きで観光して、登りがキツイ上千本や奥千本はバスで向かう方が良いと思います!

また近鉄吉野駅から下千本までは「七曲坂」という急勾配の坂道を登らなくてはなりません!

ですが、吉野駅すぐにある「千本口駅」から下千本の「吉野山駅」までロープウェイ(ケーブル)が運行しているので、こちらの利用もオススメです!

循環バスやロープウェイについては「吉野観光協会」の公式サイトで紹介されているので、詳細をチェックしてください!

ホーム>交通アクセス

マイカーでの駐車場

マイカーの場合は複数の駐車場が、山内や駅前などにあります

その中でもメインとなるのは、

  • 【常設】下千本駐車場
  • 【臨時駐車場】吉野川河川敷・吉野駅付近の民間駐車場
  • 【混雑回避】大和上市駅前コインパーキング

などがあります。シーズンによって料金や駐車場のオープン状況が変わるので注意が必要です!

吉野山観光のメインとなる駐車場は「下千本駐車場(タイムズ吉野山観光駐車場)」です!

こちらは下千本の七曲坂を登ったところにあり、一年中利用できる【常設】の駐車場となります!

利用料金は、通常と桜・紅葉のハイシーズンで異なるので注意が必要です!

サクラ時期の臨時駐車場(吉野貯木場)

非常に混雑するサクラのシーズンは、吉野川河川敷(吉野神宮駅)付近に【臨時駐車場】がオープンします!

写真は、そのメイン駐車場である「吉野貯木場」。こちらの敷地が開放されます!

こちらもサクラの前半・後半で利用料金が異なります!

サクラの期間中は、山内への交通規制がかかるため、こちらの臨時駐車場からシャトルバスも運行します!

また吉野駅付近では、地域住民による民間の臨時駐車場もオープンします!

個人的にオススメしたいのは、「大和上市駅前のコインパーキング」です!

こちらは吉野川の対岸にある駅前パーキング!

利用料金が300円と非常にリーズナブルで、混雑を回避したい!という方にもオススメ!吉野駅まで片道の運賃が200円なので、ここからパーク&ライドで吉野山に向かうにもコスパが良いと思います!!

下千本駐車場はサクラ時期には、早朝でもすぐに満車になります。河川敷の臨時駐車場も午前中にはいっぱいに!交通規制もあり吉野駅までは大渋滞となるので、混雑回避の穴場になる駐車場だと思います!!

特にハイキングがメインで、吉野神宮から歩きたいという方には超オススメです!!

【吉野山周辺の駐車場まとめ】

下千本駐車場(タイムズ吉野山観光駐車場)
【常設】
奈良県吉野郡吉野町吉野山3117
Googleマップへ
通常日:500円
サクラ時期前半:2000円
サクラ時期後半:1500円
特定日秋:1000円
バイク:通常日無料/春秋500円
吉野川河川敷・さくら臨時駐車場
【サクラ時期】
奈良県吉野郡吉野町上市
Googleマップへ
サクラ時期前半:2000円
サクラ時期後半:1500円
カーパーク大和上市駅前
【コインパーキング】
奈良県吉野郡吉野町上市1989-4
Googleマップへ
300円/24時間
大和上市駅→吉野駅/片道200円

アクセス

〈マイカーの場合〉

  • 南阪奈道路「葛城IC」から国道169号経由で約40分
  • 京奈和自動車道「御所南IC」から国道169号経由で約30分

〈公共交通機関の場合〉近鉄吉野線

  • 橿原神宮前駅→吉野駅|560円
  • 〈特急〉大阪阿部野橋駅→吉野駅|〈520円〉+1170円=1690円※

吉野山ハイキング!

それでは本題の吉野山ハイキング

今回は、吉野神宮駅から奥千本まで山内全域を歩いていきました!!

下千本:吉野神宮駅からスタート!まずは吉野神宮に参拝します。参拝後はそのまま下千本駐車場まで車道沿いを歩き、吉野山の玄関口である下千本を進みます。

中千本:銅の鳥居を潜り、吉野山の中心「金峯山寺」に参拝!美しい街並みを散策し、一目千本の絶景で有名な吉水神社に立ち寄ります。

上千本:分岐から大峯奥駈道を登り、花矢倉展望台で吉野山全体を眺める!吉野水分神社にお参りし、さらに高台へと登って高城山展望台へ!

奥千本:修験道の雰囲気にガラッと変わると、聖域の入口である金峯神社!義経隠れ塔に寄った後は、西行庵へと進み奥千本を一周します。

復路:帰りは如意輪寺へと立ち寄ります!後醍醐天皇陵へもお参りし、中千本に戻る。あとは七曲坂を下って吉野駅にゴールです!

このプランの総距離は約16.8km

標準コースタイムは約7時間です!

【今回のプラン】

  1. 吉野神宮駅(7:21)→吉野神宮(7:40)→下千本駐車場(7:59)
  2. 金峯山寺(8:15)→如意輪寺分岐(8:32)
  3. 花矢倉展望台(9:22)→吉野水分神社(9:27)→高城山展望台(9:44)
  4. 金峯神社(9:58)→西行庵(10:11)
  5. 如意輪寺(11:24)→吉水神社(11:52)→吉野駅(12:21)
山行データ
  • 天候:くもり→晴れ
  • 活動時間:5:00
  • 距離:17.3km

吉野神宮駅から吉野神宮・下千本

〈7:21〉それでは吉野神宮の前からスタートしましょう!

今回は大和上市駅に車をデポして、準備運動がてらここまで歩いてきました!大和上市駅は吉野川を渡ってすぐなので、だいたい20分ぐらいでした。

駅前すぐに吉野神宮の大鳥居があります。

鳥居を潜ってそのまま道なりに真っ直ぐ進んでいきます。

この写真の箇所はまだ歩道がありますが、登っていくに連れて無くなるので、歩く際は車の通行に注意しましょう!

この道路自体、そのまま下千本駐車場まで繋がっているので、サクラや紅葉の時期は交通量も多くなります。

ということで一登りして、吉野神宮の表参道の入口に到着!

〈7:40〉静かで自然豊かな参道を進めば、吉野神宮の本殿があります!

吉野神宮は1889年、明治天皇により創建されました!御祭神は後醍醐天皇!

本殿や拝殿などは全て檜造りで国の重要文化財に指定されています!

後醍醐天皇は南北朝時代の南朝側のトップ!

鎌倉幕府を打倒した後醍醐天皇は、「建武の新政」により天皇中心の政治を始めました。

ですがこれが公家と武士の分断を招き、この時に武士たちをまとめたのが、鎌倉幕府滅亡の立役者の1人であった足利尊氏!足利尊氏はクーデターを起こして京の都を制圧!

後醍醐天皇に代わる新しい天皇(光明天皇)を擁立しました。これが京の「北朝」!

後醍醐天皇は、この吉野山に逃れ拠点を置きます!これが「南朝」です!

この時、三種の神器を持って吉野山に逃れたことで、後醍醐天皇は「京の天皇は偽物である!私こそが正当なる天皇だ!」と主張します。

これが京都(北朝)と吉野(南朝)に2つの朝廷が同時に存在する「南北朝時代」の始まりで、全国の武士たちも2つの勢力に分かれて約60年間に及ぶ内乱へと突入しました。

境内を彩る風鈴!風車なども飾られていて夏らしい仕様になっていました!とっても静かで美しい神宮でした!!

吉野神宮への参拝を終えて、裏鳥居の方に抜けてきました!

ここからも道なりに進み、下千本を目指します!下千本駐車場まで約1.5kmぐらいなので、意外に距離は長くない!

今回は吉野神宮からスタートしていますが、吉野神宮はアクセスする道路上にあり、参拝者用の駐車場もあるので、ハイキングの場合も行き帰りに立ち寄るプランの方が訪れやすいかもです!

吉野山に向けてしばらく道路沿いを進みます。距離は短いけど、そこそこ登り坂がしんどい!!

登り切ると、峠があります。

この峠には「峯の薬師堂跡」や「村上義光の墓」があります。

〈7:59〉峠を過ぎれば、下千本駐車場に到着です!

ここから本格的な吉野山ハイキングが始まります!

下千本駐車場の少し先から眺める北側の展望!

この足元の九十九折の下り坂が、吉野駅からの「七曲坂」です!今回はゴールが吉野駅なので帰りにこの道を下ります。

ここもサクラ時期は、道沿いがピンク一色に染まります!!

ブログ主も、かなり昔、天川村の大峰山から吉野山・吉野駅まで大峯奥駈道を歩きました!その時がちょうどサクラが満開の時期で、この並木道の景観が本当に印象に残っています!!

ということで七曲坂が合流!

下千本エリアには、旅人をお迎えする旅館や民宿、駐車場に帰るときに立ち寄れるお土産屋さんなどが軒を連ねています!

下千本の入口である大橋。

その先にあるのが金峯山寺の総門である「黒門」です!

金峯山寺だけでなく、”吉野山”全体の総門でもあります!!

中千本|金峯山寺・吉水神社

では中心エリアである、中千本に入ります!

するとすぐに、大きな鳥居が見えてきます!

この鳥居が「銅(かね)の鳥居」!

創立年代は不詳となっていますが、聖武天皇の東大寺大仏建立の際に、余った銅で造立されたとの伝承があります!

銅の鳥居は世界遺産の構成資産で、現存する銅製の鳥居としては日本最古のものとなります!

この鳥居は、俗界と浄域との結界となる「発心門」の役割となります!

ちなみにこの「銅の鳥居」は、宮島の「木の鳥居」と天王寺の「石の鳥居」と並んで、日本三鳥居の1つとされています!!

銅の鳥居を潜ると、その先に大きな鳥居が見えてきます!本来なら!!!!

その鳥居が、金峯山寺本堂への入口となる「仁王門」です!こちらも世界遺産の構成資産!

これは事前の情報収集でもわかっていたんですが、現在は保存補修工事が行われており、非公開の状態となっています!

本来の仁王門はこんな感じ!

〈8:15〉工事箇所を迂回して、反対側の入口から本堂へ入ります!

こちらが金峯山寺の本堂「蔵王堂」です!すっごい迫力!!

創立年代は不詳ですが、修験道の祖「役行者」により創建されたと伝わる寺です!

大峰山(山上ヶ岳)にある大峯山寺が「山上蔵王堂」と呼ばれるのに対し、こちらは「山下蔵王堂」とも呼ばれています!

この蔵王堂が吉野山の中心であり、吉野山のシンボルですね!!蔵王堂は日本最大級の木造建築の1つでもあります!

今回は外部の拝殿からお参りしましたが、堂内拝観でお参りすることもできます!

堂内拝観は拝観料が必要で、参拝開始も8:30からとなります。境内は24時間自由です。

〈金峯山寺蔵王堂〉

【拝観時間】
堂内拝観
塔頭脳天大神龍王院
8:30-16:00
【拝観料】通常時大人800円/中高生600円/小学生400円
金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺
奈良県 金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺ウェブサイト。国宝・世界遺産の仁王門、蔵王堂の他、日本最大秘…

蔵王堂から中千本の門前町を散策!といってもこの時間帯はまだ、お店も開いていないのでお楽しみは帰りですね♪

門前町にはお食事処やお土産屋さんはもちろん、名物の吉野葛や陀羅尼助丸などのお店も軒を連ねています!

吉野葛!!今日は帰りに絶対食べよっと♪むしろ吉野葛のくず餅を食べたくてこのハイキングを計画したまである!!

通りを進んでいくと、吉水神社の入口があります!この吉水神社も世界遺産の構成資産です!

ですが、まだ拝観時間の前に到着してしまいました!9時からだったので待ってもよかったのですが、吉水神社といえば「一目千本」の絶景が眺められるスポット!

この時間帯は少し天候が曇り空だったので、天気が良くなることを期待して帰りに立ち寄ることにしました!

ただ、記事内容の構成上、この時点でご紹介しときたかったので、帰りに立ち寄った際の写真でご紹介します!

吉水神社は歴史上、非常に重要な拠点!!平安時代には源義経や弁慶が隠れ、後醍醐天皇が南朝を置いた時代には皇居にもなった超重要拠点となります!

御祭神も後醍醐天皇!そして後醍醐天皇に絶対的な忠義を貫いた天才武将・楠木正成公です!

もとは「吉水院」という役行者が創建した格式高い僧坊でしたが、明治時代に神仏分離令が行われ、南朝の皇居であったことから現在の「吉水神社」となりました。

この吉水神社は日本住宅建築史上最古の書院でもあり、世界遺産に登録されています!

ちなみに書院には義経、後醍醐天皇、太閤・豊臣秀吉などそれぞれの時代の遺品や宝物が展示されています!

〈吉水神社〉

【拝観時間】9:00-16:30
【拝観料(書院)】大人600円/中高生400円/小学生300円
※境内は自由
吉水神社 | 𠮷水神社 | 奈良県
奈良県吉野郡吉野町吉野山にある吉水神社。世界遺産。後醍醐天皇南朝皇居。義経・静御前潜居の間。

また吉水神社といえば「一目千本」といわれる大絶景!!

山門を潜った駐車場があるところが展望台になっています!

もちろんこの季節は緑一色ですが、この山肌が桜の季節はピンク一色に染まります!!

シーズン中は立ち寄るのが超オススメです!

豊臣秀吉が花見の本陣としたという逸話もある場所となります!!

〈8:32〉吉水神社から通りを進むと、途中に分岐があります!

ここが如意輪寺と大峯奥駈道の分岐となります!

今回はそのまま右手の大峯奥駈道を辿って、奥千本まで進みます。

ですが、復路で如意輪寺にも立ち寄るので、帰りままたこの分岐まで戻ってきます!

上千本|吉野水分神社・高城山展望台

分岐から中千本エリアを抜けると、ここからは竹林院などの寺院や宿坊が多いエリアに入ります!

このあたりは地元の方々の住宅も多いので、散策する際はご迷惑にならないように注意しましょう!

上千本エリアの入口には奥千本へのバス乗り場があります。

大峯奥駈道はここを左へ折れて、

この右手の坂道を登っていきます!

ここから建物が一気に減り、きっつい登り坂ばっかりになります!

今回、山内全域を歩きましたが、この上千本エリアが一番体力的にはしんどい区間でした…。

九十九折に登っていくと、その途中に上千本の桜鑑賞エリア!その中心にテーブル&ベンチがあったので、ここで少し休憩することにしました!

ベンチに腰掛け朝ごはん♪

最近、パン作りにハマっているブログ主。前日に焼いたフォカッチャでカロリー補給!

フォカッチャってバター使わないから軽さもあるのに、しっかりモチモチ食感だから大好きです♪

上千本の九十九折の登り途中には、車道と並走するハイキングコースがあります!

ここでようやく地道♪アスファルトばっかり歩くの辛かったー!!

こんな感じで道路と並走するように登っていきます!まぁこっちはこっちで階段がしんどいけどね。

登りきって道路と合流しました!

復路で立ち寄る如意輪寺からのコースもここで合流!ということで奥千本まで進んだ後は、ここに戻ってきます。

〈9:22〉合流地点のすぐ先には「花矢倉展望台」があります!

広場にある展望台!!

で、この花矢倉展望台からの景観が、個人的に一番の絶景だと思います!!

というのも、吉野山が一望でき、さらに奈良盆地から金剛山地までバッチリ見渡せます!!

というか、いつの間にか晴れていますね♪

金峯山寺の蔵王堂が如何に大きいかがここからハッキリ見渡せますよー!!

金剛山や大和葛城山といった、関西のハイカーさんにお馴染みの山々も見渡せます♪

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〈9:27〉花矢倉展望台からコースに復帰すると、すぐ先に鳥居が見えてきます!

こちらが「吉野水分(みくまり)神社」です!

水の分配を司る天水分大神を主祭神に、玉依姫命など6柱を祀る神社。こちらも世界遺産の構成資産です!

桃山様式建築の美しい回廊と中庭!!今回立ち寄った中で、ブログ主が最も美しいと思った境内でした!!

吉野水分神社は、「子守宮」ともいい、安産や子授けとしても篤く信仰されています!

かの豊臣秀吉も子授けを祈願し、秀頼を授かったとされています!

現在の社殿はその豊臣秀頼が1604年に再建したもので、この美しい社殿は現在、国の重要文化財に指定されています!

ちなみに余談ですが、今回の吉野山「南北朝時代」の重要人物”楠木正成”の生誕地である千早赤阪村にも建水分神社があります!

この建水分神社は楠木家の氏神であり、後醍醐天皇の命により楠木正成公によって現在の場所に移された神社で、境内にある摂社「南木神社」は正成公を祀る神社となります!正成公を祀る最古の神社です!!

このように吉野・千早赤阪村の水分神社と後醍醐天皇・楠木氏の南朝とは非常に縁の深い場所となります!

千早赤阪村の建水分神社はこちらの記事で立ち寄っています↓

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吉野水分神社から少し登った先には、高城山展望台との分岐があります!トイレの脇にある階段を登ると、展望台です!

あと、補足情報ですが、先程の吉野水分神社・花矢倉展望台にそれぞれ自動販売機が設置されていますが、その2箇所の自動販売機が最奥で、これ以降の奥千本にはありません!!!

必要な方はそちらで補給してから奥千本へ進みましょう!

トイレから少し木の階段を登れば、

〈9:44〉高城山展望台に到着です!高城山は標高702m!

今回は登山ではなく、観光ハイキングだけど、やっぱりピークを踏むと達成感がありますね♪

高城山展望台からも素晴らしい絶景が広がります!

上千本はとにかく登り坂がキツく、体力的にはしんどいけれど、花矢倉展望台やこの展望台をはじめ、景色が楽しめるスポットが多いのがいいですよねー!!

ちなみに展望台の反対側に見えるのが大峯奥駈道の稜線で、写真の中央左の尖ったピークが青根ヶ峰です!

青根ヶ峰は”吉野山”というエリアの最高峰(858m)!

今回は登りませんが、ブログ主は過去に何度か登っています!

その右側あたりが奥千本エリアです!

奥千本|金峯神社・西行庵

では奥千本エリアへ向かいましょう!

高城山展望台から下っていきます!この展望台までの並木道は、特に紅葉の時期がとっても美しいです!!

秋は高城山展望台を目指してのハイキングがオススメです!

展望台入口で大峯奥駈道に復帰!

展望台以降は、道脇に大峯修験の供養塔などが並びます!これまでの道のりとガラッと雰囲気が変わり、修験道としての荘厳は空気が漂います。

そして金峯神社の修行門が見えてきて、

〈9:58〉きつい坂を登れば金峯神社に到着です!!

金峯神社は、吉野山の黄金信仰の拠点となる神社です。金峯山(吉野山から大峰山一帯を指す)の地主の神である「金山毘古神」を祀り、かの藤原道長が祈願した地であると伝わっています。

こちらも世界遺産の構成資産!!

今回巡る、世界遺産の構成資産はこれでコンプリートとなります!!

社殿を正面にみて、左手の脇道を進むと、

その奥に、源義経の隠れ塔があります!

身を隠し、追手に囲まれた際は、屋根を蹴破って逃げたという逸話があります。そのことから「蹴抜けの塔」とも呼ばれています!

では奥千本の最奥にある西行庵へ向かいましょう!

西行庵へは、このようにぐるっと一周できるようにコースが整備されています!

一応、注意点!ここからは少し足場の悪い道や、登山道が絡むので、しっかりとした運動靴でない場合は、立ち入らない方がいいです!

登山靴とまでは言わないけれど、せめて履き慣れたスニーカーとかの方がいいです!

金峯神社から少し登ると分岐があります。

ここはそのまま正面へ進みますが、大峯奥駈道はここを左へ続いていきます!

先程のマップのように、西行庵からはぐるっと一周できるようになっているので、後ほど大峯奥駈道側に合流してからここに戻ってきます。

分岐から進むと西行庵への入口(左)があります。

ちなみにこのまま正面へ進んでいくと、百貝岳があります。

こちらは以前登っている山なので、詳しくはこちら↓の記事をごらんください!青根ヶ峰にも登っています!

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西行庵までの下り道はこのように石段の道となります。苔や落ち葉でなかなかに滑りやすい道なので、慎重に下りましょう!

下りの最後に階段もあるので注意!

〈10:11〉下りきった先の広場に西行庵があります!

この庵は、平安時代の最末期に西行法師が2年あまり過ごしたところです!

実は、吉野のサクラが全国に知られるようになったのは、この西行法師が全国行脚の際に各地で吉野のサクラの美しさを伝えていたからだと言われています!

西行法師が大峯で奥駈修行をしていた際に、吉野のサクラの美しさに感動したんだそう!!

西行法師が最期を過ごした「弘川寺」↓

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西行庵の周辺の山肌もサクラの木々に覆われています!

また西行庵の広場はモミジも多いので、特に秋の紅葉の時期もオススメです!!

紅葉の時期の西行庵↓

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下ってきた階段の脇にある道を奥へ進むと、

「苔清水」という湧き水があります。

西行法師が「とくとくと落つる雫の苔清水汲み干すまでもなき住処かな」と歌ったことで有名な湧き水!

さらに西行法師を慕って訪れた松尾芭蕉も「露とくとく試みに浮世すすがばや」と歌っており、清水の側の句碑に刻まれています!

苔清水からそのまま一周できるコースを進むと、途中に四方正面堂跡があります。

名前の由来はお堂の四面に観世音菩薩、不動明王、愛染明王、地蔵菩薩が一体ずつ配置され、どの面からも尊像を拝むことが出来たから!

吉野山の奥之院と呼ばれていたそうです!

このお堂跡の広場からは南へ続く大峯奥駈道の稜線が眺められます!

お堂跡を巡りながら進んでいくと、

休憩所があるところで大峯奥駈道に合流です!

この広場は宝塔院跡・報恩大師修行の霊跡。

ここが今回のコースの最奥で、ようやく折り返し地点となります!

ちなみに青根ヶ峰まではここから20分ぐらいで登れるので、体力に余裕があるなら立ち寄るのもオススメです!

復路|如意輪寺・後醍醐天皇 塔尾陵→吉野駅

ということで西行庵への分岐に戻ってきました!

〈10:59〉そのまま来た道を戻って、花矢倉展望台の先にある、大峯奥駈道と如意輪寺からの道の合流地点まで戻ってきました!

※登ってきた大峯奥駈道は小屋脇の左の道、上千本で車道と並走していた登山道

帰りはそのまま正面へ進み、

道路の最初のヘアピンカーブのところ右手に、如意輪寺方面への分岐があります!

この分岐付近も、上千本のサクラ鑑賞スポット!!山肌を覆うサクラと吉野山の稜線が眺められます!

サクラゾーンを抜けると、一旦樹林帯に入ります。

するとお地蔵さんの前に分岐があります。この道は近畿自然歩道との分岐で、宮滝方面へ繋がっています。

如意輪寺までの間にいくつか分岐がありますが、それぞれにしっかりとした道標が設置されているので、案内にしたがって辿っていけば間違いありません!!

お地蔵さんと石畳!!

熊野古道でみたい!!まぁ一応、大峯奥駈道も熊野本宮大社まで通じている道だから、熊野古道の1本でもあるもんね。

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そしてまた桜鑑賞ゾーンに抜けてきます!

この道、単純にハイキングとしてかなり楽しい!!景色の変化もあるし、古道らしい雰囲気もあるし、

吉野山のメインの稜線の隣りにあるから、これまで歩いてきた山内を眺めることができるしで、本当に良い感じ♪

まぁここまでコンクリ道ばっかりだったのもあるから、登山道らしい道を恋しく想っていたものある!

そしてそのまま下っていくと、道路に出合います。その向かい側がそのまま如意輪寺の入口です!

〈11:24〉ということで如意輪寺に到着!

如意輪寺の本堂!

如意輪寺の創建は延喜年間(901~923年)と伝えられおり、後醍醐天皇の勅願寺です!

楠木正行(正成の息子)の最期の戦いである「四條畷の戦い」へ出陣する際に詠んだ”辞世の歌”を鏃で刻んだ扉で有名なお寺でもあります!

それらは、宝物殿にて展示されており、見学することができます!

境内の奥には、後醍醐天皇陵(塔尾陵)があります!

南朝のトップが眠る。

それでは、各スポットを巡り終えたので、吉野駅へ向けて帰っていきましょう!

ちなみに今回はメインとなるスポットが中心のハイキングでしたが、ご紹介した場所以外にも本当に多くの見どころがあります!

特に、各寺院はあまりご紹介していません!

それらの寺院を巡る「寺宝めぐり」という魅力的なコースプランもあるので、また吉野山に改めて歩いてみるのも楽しそうです♪

ではまずは、吉野山の本線の方に戻りましょう!

如意輪寺から下っていきます!すると道路に出合いますが、そのまま奥の遊歩道を進んでいきます。

この道路は、吉野駅に通じる道路なので、金峯山寺方面に戻らない場合は、そのままこの道路を下っていくのもありだと思います!

遊歩道の谷まで下って、

そこから登り返しです!このあたりも桜の鑑賞スポット!

〈11:40〉そして道なりに進んでいけば、如意輪寺・大峯奥駈道の分岐に戻ってきました!

戻ってきた頃には、通りのお店もオープンしていて、ちょうどお昼ゴハンの時間帯になっていました!

分岐の目の前にあるお食事処「静亭」さんで、

念願の吉野葛のくず餅アイス!!!

たっぷりのきな粉と黒蜜(*^^*)

その上に、冷たーいアイスクリーム♪最高すぎる!!!疲れた体に甘いスイーツ!!神!!!

吉野葛ってブログ主は、お土産でもらったぐらいでしか食べたことがなかったのですが、これが本当に美味しい!!

見た目的に、わらび餅っぽい食感をイメージすると思いますが、ふわふわ感は一緒なのに、食感がかなり違っていて面白い!!

なんというか、表現が難しいのですが、わらび餅のねっとりとした粘り気がなく、すごく歯切れがいい食感でした!

伝わるか微妙だけど、わらび餅と心太の間みたいな食感でした!プルンとしてるのに、しっかりとした弾力があって美味しかったです!

あとはのんびりと門前町を歩いて、

金峯山寺から下千本へ!

ロープウェイ吉野山駅を過ぎたところから、七曲坂を下っていきます!

七曲坂には途中何箇所かでショートカットできる歩道があります!こちらの方が車を気にしなくていいから歩きやすい!

ロープウェイ千本口駅の脇を通って、

〈12:21〉吉野山駅にゴールです!!

真夏だったこともあって、めっちゃ疲れたー!!

でもたくさんのスポットに立ち寄ることができて本当に満足度が高い一日でした!!

まとめ

ということで今回は吉野山ハイキングでした!

吉野神宮駅からスタートしたことで、かなりのボリュームのあるハイキングとなりましたが、その分、それぞれのスポットをじっくり散策できて本当に楽しかったです!

後醍醐天皇・楠木氏の南北朝時代、義経・弁慶の平安時代、太閤秀吉の逸話や山岳修験の荘厳さと、非常に歴史情緒あふれるスポットでした!!

注意点としては、上千本エリアはかなり登り坂がキツイので、全域をハイキングする場合は体力温存しつつゆっくり歩きましょう!

あと西行庵付近は足場が滑りやすい印象だったので、しっかりとしたシューズで歩くほうが安心です!

一日を通して、とっても内容の濃い山行だったので、満足度が非常高いハイキングでした!!

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