2018年5月下旬に綿向山から竜王山へと縦走しました!
綿向山は滋賀県と三重県の県境に伸びる鈴鹿山脈から少し西に伸びた支稜にある山。
滋賀県日野町にある馬見岡綿向神社の御神体として古くから地元の方々に親しまれています。
登山道も地元の方々が熱心に整備を行っていて、標高1110mにちなんで、11月10日は「綿向山の日」として多くの登山者でにぎわいます。
また冬は初心者でも登りやすい冬山としても人気で、山を真っ白に染め上げる霧氷を目当てに沢山の方々が綿向山へと訪れます!
追記:冬の綿向山で樹氷を楽しんできましたーヽ(=´▽`=)ノ
綿向山への登山コース!
綿向山への代表的なコース!
代表的なルートはいくつかあって
- 表参道コース 初心者向き
- 水無山コース 経験者向き
- 竜王山への縦走コース 一般向き
などが代表的なルートです!
それぞれ特徴の違うコースで
- 表参道コースは一番利用者が多く、危険箇所や迷うような場所がないよく整備された初心者向きのコース
- 水無山コースは危険箇所があるので経験者向きのコース
- 竜王山の縦走コースは行程が長くなるため、ある程度体力を必要とする一般向きのコース
各々の経験に応じたコースを選択できるのでバリエーションが豊富です!初心者の方は表参道コースを単純に往復してくるコースをオススメします!
今回は表参道コースで登り、竜王山へ縦走するコースで周回!
今回は表参道コースで綿向山へ登り、竜王山への縦走コースで帰ってくる行程を計画しました!
- 表参道コース 駐車場→ヒミズ谷小屋→五合目小屋→綿向山
- 竜王山縦走コース 綿向山→竜王山→登山口→駐車場
想定タイム
- 表参道コース 2時間~2時間30分
- 竜王山縦走コース 2時間30分~3時間
コース全体としては4時間30分~5時間30分ほどのコースと想定しました!
行程が長いのでゆっくり歩くつもりで余裕を持って歩こうと考えました!
駐車場は御幸橋駐車場が便利!
バス停への距離が長いので綿向山はどちらかといえばマイカー向きです!
駐車場は御幸橋駐車場が登山者のために開放されています!
20~30台ほど停めることができる広い駐車場で無料で利用でき、一年を通して利用者が多い駐車場です!
それでは早速今回の山旅の様子を紹介していこうと思います!
綿向山に登山!
表参道コース 駐車場~綿向山山頂
綿向山登山口へは駐車場出てすぐの脇道を川沿いに進みます!
綿向山憲章!誓いを守り楽しい山旅にしましょう♪
登山口までは15分から20分ほどかかります。
砂防堤防を過ぎてしばらく進むと
林道の終点。
こちらにも数台駐車することができるようです!
綿向山登山口に到着!
右側へ行くと水無山コースへと続きます!
今回は表参道コースを登るので真っ直ぐですね!
水無山は危険箇所のある経験者向きのコースです。
特に冬期の登山は危険なのでむやみに立ち入らないようにしましょう!
登山口の石碑。
登山口にはヒミズ谷出合小屋があります。
中には登山届が提出できるように用紙とポストがあるので、きっちり提出して先へ進みましょう!
登山口から表参道コースは4.3kmの道のり!
川を渡って登り始めます。
表参道コースはトレラン、マウンテンバイクは禁止されているようでした!
植林の斜面を行ったり来たりを繰り返し、ジグザグに進みます!
登っていくとすぐに
1合目に到着!
3合目までは同じような景色の中を進みます!
2合目到着!一合ごとの間隔が短い。
同じように3合目に向かい、
ここを登り切ると
林道のような平坦な道と合流します!作業用の林道かな?
合流すると3合目に到着です!
この辺からブナなどの原生林も増えてきました♪
平坦な林道を進むとまた登山道へと続きます!
ここは左へ。ジグザグに登っていきます!
左手に休憩小屋がありました!
小屋をあとにしばらく登っていくと
4合目に到着!
また植林の道になりました!5合目まではひたすら行ったり来たりを繰り返すジグザグの道。
5合目に到着!5合目には避難小屋があります!
中はきれいに整理されたログハウス風な内装(・∀・)
綿向山の情報が満載!バッチの売ってるんですね~。
右のポスターは昨年の「綿向山の日」のイベントポスターです!
ここまで距離にすると半分以上登ってきたことになりますが、同じような景色の中を進んできたのであまり実感はありませんでした!
ここからは登山道の表情も変わり始めます!
5合目から向かい側に帰路に使う竜王山縦走路が見えます!
向かい側の尾根を通って、2つの鉄塔の下をくぐり竜王山へ至るルートです!
5合目をあとに先へ進みます。
ツツジがさいていました~(^o^)癒やされる~♪
なだらかな道をしばらく進むと
6合目に到着!本当にサクサク進みます。ここですでに標高が900m程なので、ここからはなだらかな登山道です!
6合目から7合目までも山腹をなだらかに進む。
少しブナが景色に混じり始め
その割合が増えてくると
7合目に到着です!
7合目にある行者コバ。
綿向山が霊山であるというのを感じられる場所でした。
それなのに
誰だー!こんなの書いたのはー!!
煩悩だらけじゃねーか!
ちゃんと消していきましたよ~。
7合目を出てすぐのところ。
多分この道をせき止めている木のバリケードの先が冬登山道じゃなかったかな?
確か冬に訪れたときはここを登ったような記憶がかすかにある。
ここを右に進みます!
ブナ林がきれいに登山道を染める(^^)v
しばらく進むと
道の細い切り立った谷筋。
これを横切っていきます!
ここが表参道コースの唯一の危険箇所でした!
慎重に横切って先へ進んでいきます!
危険箇所をすぎてほっと一息つきながらのんびりとした登山道を進みます!
すると8合目に到着!
8合目は水無山コースとの合流地点があります!
美しいブナ林を見ながらなだらかな道を山頂へ向かい進みます!
木々の隙間から水無山が見えました!
9合目に到着!山頂まではあと300m!あと少しでゴールです!
ここを抜けると
まっすぐな上りの階段があります!
登りながら振り返ると水無山が真正面に!
麓の街並みも見ることができます!
おっ!
先客がいますね。階段を登りきって
山頂に到着!
山頂には綿向馬見岡神社奥宮の大獄神社があります!
ここまで駐車場から1時間30分ほどで到着しました!想定していたよりも速いペースで登り切ることができました♪
山頂の大きなケルン「青年の塔」
山頂は東側が開けていて展望が良いですね(・∀・)
天気が曇っているのが残念ですが。
鈴鹿山脈の山並みがきれいに見えました!山脈内のひときわ尖った山が鎌ヶ岳ですね!
真正面には雨乞岳が見えます!綿向山から見ることができませんが、雨乞岳のちょうど裏側に御在所岳があります!
南側の展望。
鎌ヶ岳から南側の鈴鹿山脈。
山頂でしばらくのんびり休み、先客の登山者の方と会話を楽しみました♪
この方もこれから竜王山のほうへ縦走するみたいです!同じコースを進む方が他にもいるだけで安心感がありますよね!
竜王山縦走コース 山頂~竜王山~駐車場
30分ほど少し早めの昼食をとって休憩したあと、再度準備をして竜王山を目指します!
山頂から尾根を北にむかいます!
ここを抜けると
景色の開けたきれいな稜線に。
稜線途中にブナの珍変木があります!
くぐると幸福が訪れるのだとか(・∀・)
とりあえずくぐっておかなくちゃ!
きれいな稜線を進んでいきます!
冬はこの稜線が真っ白になってすごくきれいです!
先程お話していた登山者の方が先へ進んでおられます!
この方はペースは歩くペースが早くここより先追いつくことはありませんでした!
雨乞岳と鎌ヶ岳!
ここを登り切ると
竜王山への縦走路の入り口があります!
ちなみに稜線を進むとイハイガ岳の方面。
イハイガ岳方面は歩く方も少なく、道が消えかかっていたりと迷いやすい箇所がある登山道のようです。
稜線からの降りはかなり急勾配な下り道。所々にロープが張り巡らされています!
十分注意して降るようにしましょう!
急な坂道を降ると
一旦、なだらかな道になりますが
また急な下りが続きます!
写真ではわかりにくいですがけっこう急です!
このあたりが一番勾配がきつい!以前、冬に訪れたときにこのへんで滑っちゃいました…。
下り切るとなだらかな登山道になります!
しっかり注意書きもありますね!
初心者の方や初めて訪れる方は表参道コースを往復するのが無難じゃないかな~と思います!
なだらかな道を竜王山へ向けて進みます!
レスキューポイントの看板!
降りきってから少し登り
この岩を登ると
綿向山山頂と降ってきた登山道が見えました!
ここから見ても稜線からの下りがかなり急なのがはっきりわかりますね!
岩の展望スポットをあとに先へ
のどかな縦走路♪
ブナ林がきれいななだらかな道を進む。
たまに景色が変わり植林の道に。
レスキューポイントの看板も4番目に。
どうやら竜王山へ向かって数字が増えていくようですね!
オンバノフトコロというピークとの中間のコルに到着しました!
ここから真っすぐ行けば竜王山方面ですが、左へ降ると西明寺方面へと続く林道へ降ることがきでます!
時間や体力に合わせてここを降ることもでき、エスケープルートとして利用できそうです!
オンバノフトコロを過ぎると鉄塔が見えてきました。
この鉄塔のピークからは
歩いてきた縦走路と
綿向山が一望できます!
もう一つの鉄塔へ向かいます。
鉄塔の真下からパシャリ!
鉄塔があるとましたから写真を取りたくなるのはなんでだろう(´・ω・`)?
先程の1つ目の鉄塔のピーク。
綿向山が見える。結構歩いてきたな~。
5合目の避難小屋も確認することができました!
竜王山は鉄塔のピークのすぐ隣!もうすぐです!
ピークから一度下り
少し晴れてきて日差しが差し込む登山道を進むと
竜王山へ到着です!竜王山の標高は826m。
綿向山からここまでは1時間と少しで到着することができました!
綿向山から時間はあまりかかりませんでしたが、急な下りがあったりと結構体力を削られました!
竜王山山頂の様子。
駐車場へは西明寺方面へ降っていきます!
竜王山からは階段状の道をジグザグに進みます。
階段を降ると
きれいなブナの森のなかに。
この平坦なブナの森は千畳平という場所。
山腹を行ったり来たりで降ります。
千畳平を抜け植林の下りへ
植林の下りをしばらく進むと
林道が見えてきました!
竜王山縦走路の登山口に到着です!
ここからは林道を歩きます。
竜王山の説明板。
林道を進むと、西明寺との分岐があります。
綿向山の駐車場へは分岐を左へと進みます。
のどかな田園風景の中を駐車場へ向かい歩きます♪
駐車場への分岐。
駐車場が見えてきました~(・∀・)この御幸橋を渡ると
ゴールの駐車場へ無事下山!
けっこう車も増えてきましたね!さすが人気がある綿向山です(^_^)v
まとめ
登山口から表参道コースは1時間30分ほど
綿向山から竜王山を経て、駐車場へ戻ってくる縦走コースは2時間ちょっと。
休憩も含めて全体では4時間ほどで縦走することができました!
表参道コースは5合目までは単調なジグザグの登りで見どころは少ないですが、それ以降はきれいなブナ林や行者コバ、好展望の開けた山頂など見どころが増え、よく整備された歩きやすいコースでした!
縦走コースは稜線からの降りがかなり急で、危険とまでは言えないですが慎重に歩かなければならず、距離も長いので体力必要ですが、急な下り以降は歩いてきた表参道コースから山頂、降ってきた縦走路が見渡せるので達成感がある充実したコースでした!
地元の方々が熱心に整備されていて、ほんとうに愛れている人気の山だという実感がありました!
次は秋の紅葉時期か冬の霧氷の時期にも訪れてみたいな~!
達成感と程よい疲れがきもちいいそんな山旅でした~(・∀・)
追記:鈴鹿セブンマウンテンについてまとめました↓