2026年10月下旬、今回はお伊勢参りのメインルート「伊勢街道」に挑戦です!
この記事はそのパート⑥、最終回となります!
前回は、松坂城や御城番屋敷など松坂宿の周辺を散策して、櫛田川を渡り、伊勢神宮に仕えた斎王の宮殿があった斎宮跡まで進みました!
最終回であるパート⑥では「斎宮駅→小俣宿・離宮院跡→伊勢神宮」の区間を進みます!!
斎宮駅から斎王が神事の際に身を清めた離宮院跡、最後の宿場・小俣宿を経て、宮川を渡り、ついに伊勢街道のゴール『伊勢神宮』にお参りです!!
パート①「四日市駅→神戸宿・鈴鹿市駅」はこちら↓

前回の「松坂宿→櫛田宿→斎宮駅・斎宮跡」はこちら↓

第6回・最終回は「斎宮駅→小俣宿・離宮院跡→伊勢神宮」へ!

伊勢街道パート⑥では「斎宮駅→小俣宿・離宮院跡→伊勢神宮 外宮・内宮」の区間を歩きます!
斎宮駅をスタート!まずは竹神社にお参り!そのまま通りを進み、明野駅を過ぎると”へんば餅”で有名な「へんばや商店」の本店があります。旧道へ逸れると最後の宿場町・小俣宿!宮川駅の前にある離宮院跡へ立ち寄ります!
小俣宿から宮川を渡ると、いよいよ伊勢神宮の神域!筋向橋でお伊勢参りの各ルートが合流して、伊勢神宮の外宮「豊受大神宮」に到着です!
そのまま内宮まで進みます!古市参宮街道を進み、坂道を下ると猿田彦神社。あとは表参道の”おはらい町”を進んで、ついに最終目的地、伊勢神宮内宮「皇大神宮」にお参りです!!

この区間の総距離は約19.1km!※内宮まで
標準コースタイムは約6時間です!
【今回のプラン】
- 斎宮駅(8:58)→へんばや商店(10:07)→小俣宿・離宮院跡(10:32)
- 宮川(10:57)→筋向橋(11:19)→伊勢神宮外宮(11:37)
- 猿田彦神社(12:29)→宇治橋(12:41)→伊勢神宮内宮(12:53)
- 天候:晴れ 時々 くもり
- 距離:19.1km
- 活動時間:3:55
GPSログは、内宮でストップしています。
そのまま徒歩で最寄りの五十鈴川駅まで向かう場合は宇治橋から+2.5km/40分
駐車場とアクセス
スタート&ゴールにそれぞれ駐車場あり!


この区間では、スタート&ゴールのそれぞれの駅近くに駐車場があります!
スタート地点の斎宮駅は斎宮跡に無料駐車場があります!いつき茶屋や斎宮歴史博物館などにあり24時間利用可能です!
また伊勢神宮周辺は、各駅前の他、各スポット付近や河川敷などにも大型の観光駐車場があります!
お立ち寄りプランに応じて、駐車場を選択するのがオススメです!循環バスの利用を組み合わせると現地での観光もスムーズに満喫できます♪
【斎宮駅】:斎宮跡/無料
- 歴史体験館・いつき茶屋:Googleマップへ!
- 斎宮歴史博物館:Googleマップへ!
【伊勢神宮周辺】:相場
- 内宮:市営駐車場/500円~最大料金なし(長時間の利用には向かないかも)
- 伊勢市駅:600円~800円ぐらい
- 宇治山田駅:350円~500円ぐらい
- 五十鈴川駅:400円~500円ぐらい
アクセス
〈マイカーの場合〉
- 斎宮跡:伊勢自動車道「玉城IC」から約25分
- 伊勢神宮:伊勢自動車道「伊勢IC・伊勢西IC」から10~15分
〈公共交通機関の場合〉:近鉄線
- 四日市駅→斎宮駅:1070円
- 松阪駅→斎宮駅:300円
- 伊勢市駅→斎宮駅:360円
- 五十鈴川駅→斎宮駅:370円
- 鳥羽駅→斎宮駅:560円
伊勢街道を歩く!斎宮駅→小俣宿・離宮院跡→伊勢神宮
斎宮駅・竹神社→へんばや→離宮院跡・小俣宿

〈8:58〉それでは斎宮駅から最終回スタートです!

駅前の通りを進み、突き当りで伊勢街道に復帰!左へ進みます。

するとすぐに竹神社があります!

竹神社は延喜式神名帳にも記載された格式高い古社です!
元は斎宮内で祀られた17社内の1社でしたが、明治に斎宮地区内の神社が合祀され現在の場所に移りました。
そのため、竹神社には地区内の多くの神様が祀られています!
ちなみに多気郡という地名は、この竹神社に由来するそうですよ!!

木々が生い茂る美しい境内!

本殿前には茅の輪がありました!解説されている”くぐり方”にしたがい本殿にお参りしました!

境内のお手水も、花々に彩られてめっちゃ綺麗でした♪

ではではどんどん進んでいきましょう!
前回も伝えていますが、松坂駅から東へ進むこの区間は、ほぼほぼ旧道の一本道です!


街道沿いには石碑や常夜燈が並び、伊勢神宮も近くなってきて街道沿いも雰囲気が出てきました♪

しばらく進み、明星駅付近まで来ると、道が緩やかに登っていきます。

この坂は「そうめん坂」というようで、かつてはここに、そうめん・草履・笠などを商う茶屋があったそうな。

その通り沿いに轉輪寺があります!
こちらのお寺は江戸時代に建立されたお寺となり、この表門は北畠氏の田丸城から、

南門は松坂城から移設したものなんだそうです!!

明星駅付近の通りは、沿道に寺社の他に、旧家の格子戸が美しい家屋が多く見られます!

しばらく黙々と進んでいくと、

外宮までの残り距離を示す一里塚・道標があります!!のこり2里!!
ちなみにのこり1里の石道標は、現在は残っていないそうです!元はこれから向かう宮川の渡しあたりにあったらしい!!

で、この残り2里の石道標を過ぎれば、いよいよ伊勢市に突入です!

通りが突き当たったらここを右手に県道と合流します!
ここを左へ曲がると明野駅があります。

〈10:07〉県道と合流すると「へんばや商店」の本店さんがあります!!

伊勢名物「へんば餅」!!
滑らかなこしあんと、もっちもちのおもち!!疲れた体に甘いアンコが刺さるーーー!!!

県道を進んで、JAのガソリンスタンドと、JA伊勢がある場所で、

その裏にある右手の旧道へ逸れます。

このあたりからが、伊勢街道最後の宿場町・小俣宿となります!

小俣宿の通りを進んで、ここのT字路で左へ逸れジグザグに進んでいくのですが、このまま正面へ抜けると離宮院跡があるので、そちらにお立ち寄りします!

この角には紀州藩高札場跡の石碑が建っています!

この踏切の先にある社叢が離宮院跡!
この交差点で右へ行くとすぐにJR宮川駅があります!
伊勢街道に合流する場合は左へ進むと、そのまま合流できるので、立ち寄った場合もこちらからすぐに復帰できます!

〈10:32〉ということで離宮院跡へ立ち寄りましょう!

離宮院は、今回のスタート地点にある「斎宮」に対する離宮となります。
斎王が暮らす本拠地の斎宮は、伊勢神宮までは距離があり、その中間辺りにあるここに離宮院を置いて、年3回の重要な祭りへ向かう途中に滞在し心身を清めました。
嵯峨天皇の時代には、利便性の良さから斎宮そのものが離宮院に移されたのですが、火災が起こり全焼したため、再び現在の場所へ斎宮を戻しました。
この離宮院としてだけでなく、伊勢神宮を管理する行政書士「大神宮司」の政庁や、主要道路の馬屋としても機能した、当時の極めて重要な拠点だったそうです!!

離宮院の公園全体!
現在は国の史跡にも指定されて保護されています!

離宮院跡の最奥には、官舎神社があります!
離宮院の鎮守として春日神を祀ったとされる由緒ある神社です!
宮川桜の渡し→筋向橋→伊勢神宮外宮「豊受大神宮」

離宮院から復帰!宮川までは小俣宿の美しい街並みが続きます!

宿場町の終点には汁谷川があり、その奥に見える河川敷が宮川です!

汁谷川の橋の欄干には参宮人見附の石柱があります。ここが小俣宿の入口!

そしてついに宮川!!!

〈10:57〉伊勢神宮の神域への玄関口である宮川!!いよいよラストスパートですね!!
もとは小俣宿から宮川を「桜の渡し」の渡し船で、対岸へ進んでいました。桜というのはこの宮川に当時、桜並木があったことからそう呼ばれていたようです!

ガイドブックでは「船渡し場」が復元されているって書いてましたが、これは別の工事かな?
もちろん現在は渡し船はないので、線路の一本奥にある橋へ迂回します!

迂回した橋からの眺め!中央奥の山並みが伊勢神宮の奥之院に位置づけられる朝熊ヶ岳です!伊勢神宮の鬼門を守る山!!
朝熊ヶ岳が見えるってことはあの麓が、旅の最終目的地・伊勢神宮の内宮ですね!!あと少しだー!!


橋をわたると、左手に「宮川 桜の渡し跡」の解説板があります!伊勢街道はそのまま真っ直ぐ進み!

集落を道になりに抜けていくと、

伊勢神宮周辺のメインストリート!県道37号に突き当たります!

突き当たりすぐ左手にある交差点を渡って、

デイサービスセンターの角で路地へ入り、道なりに進む!

〈11:19〉すると百五銀行がある交差点に出てきます!!
この交差点が伊勢街道の超重要スポット!!
銀行前の横断歩道に、

筋向橋の欄干が残されています!!

この筋向橋は、名前の通り、たくさんの道(筋)が合流する地点です!!
ここまで歩いてきた東海道からの伊勢街道と、伊勢本街道や熊野街道(伊勢路)などの主要道路がここで合流します!!
つまり、実質の伊勢街道の起点となる場所となります!!!

筋向橋の交差点を振り返って!
このあと、外宮&内宮へ向かいますが、個人的にはこの筋向橋に到着した瞬間が、今回の旅で最高に感動した瞬間でした!
数年前に熊野古道「伊勢路」に挑戦した際は、この筋向橋で旅の始まりを実感したスポットだったので、その伊勢路と今回の伊勢街道を歩いて繋げられたことへの達成感が凄かったです!!!
伊勢路のパート①↓


さぁ!いよいよ伊勢神宮へお参りしましょう!筋向橋から真っ直ぐ進んでいけば、

〈11:37〉ついに伊勢神宮外宮に到着です!!

伊勢神宮外宮「豊受大神宮」!
豊受大御神を御祭神とする神宮です!豊受大御神は、内宮の神様にお食事を差し上げる「御饌(みけ)」の神様として、約1500年前にこの地に迎えられました!
お米をはじめとする食物など衣食住と、すべての産業の守護神として篤く信仰されています!!
ちなみに伊勢神宮を巡る順番は、今回の通り外宮→内宮の順に参拝するのが古くからの習わしとなります!
あとついでに注意点!境内はほぼ撮影OKですが、画像の正宮の内部(鳥居より中)は撮影禁止となるので、ご注意ください!
参宮街道資料館→猿田彦神社→伊勢神宮内宮「皇大神宮」

外宮の表参道!伊勢市駅へ真っ直ぐつながる参道です!
今回はこのまま内宮まで歩きますが、外宮まででゴールする場合はこの参道を進めばOK!また内宮まではまだ1時間ぐらいはかかるので、ここからバスに乗るのもオススメです!!
それにしてもめっちゃ人多い!!最近は涼しくなってきたし、お伊勢参りにピッタリの季節なのかもですねー!!

では内宮へ向かいましょう!外宮から少し先のこちらの交差点を左へ渡ります。

ここからは「古市参宮街道」と書かれている道案内を辿っていけばOKです!この古市参宮街道が伊勢街道のことです!

案内に従って祖霊社の脇から進んでいくと、勢田川にかかる小田橋があります!この橋は伊勢神宮内にあった宿場町・山田宿の入口にあたる橋となります。
またこの橋の近くに伊能忠敬の測量地があり、その解説板がありました!

この古市参宮街道は、先程の賑わいとは打って変わって、かなり静かな街道です!

というのも、内宮へ向かう途中の”古市”という場所は高台にあり、結構坂がしんどい!!!
歩いている人は地元の方か、ブログ主のように伊勢街道を歩いている人ぐらいだと思います。
ただ、実はこの古市という地は、歴史的にはかなり有名というか、ディープなスポットでもあります!


道沿いには「備前屋」や「油屋」などの跡地の石碑が並びます!
現在は閑静な住宅地になっている古市。実は、日本五大遊郭の1つ!!!
あの江戸吉原や京都島原などと並ぶ大遊郭で、最盛期には70軒以上の妓楼が立ち並び、1000人を超える遊女がいたといわれています!
備前屋や油屋はその遊郭の大店です!
特に江戸時代のお伊勢参りブームと密接に関わり、無事にお伊勢参りを終えた旅人が俗世に戻るための「精進落とし」の場として発展しました!幕府公認ではなく、自然発生的大発展したという遊郭!
当時は「伊勢参り 大神宮にもちょっと寄り」という、伊勢神宮へのお参りより、遊郭での遊びがメイン!というような目的が逆転していることへの皮肉が混じった川柳が詠われるほどの賑わいだったそうですよ!
こういう精進落としの「聖」と「俗」が入り混じる文化は、実は日本全国にあり、ブログ主の地元である奈良県生駒山の宝山寺そうだったりします。

あと、少し通りから外れているため写真を撮り逃したのですが、通りから路地奥にある「麻吉旅館」はその遊郭で唯一現存し、当時の姿を今に伝え続けています!国の有形文化財にも登録されています!

そんな古市から下ると、伊勢古市参宮街道資料館があります!
こちらでは伊勢街道の情報はもちろん、当時のきらびやかな古市の歓楽街の様子もご紹介されているので、ぜひお立ち寄りしましょう!

古市から常夜燈を眺めながら下っていく!

すると、県道32号に出合います!左を見るとすぐに、

〈12:29〉猿田彦神社があります!
天孫降臨の道案内を勤めた猿田彦大神を祀る神社です!ちなみに猿田彦神社の総本宮は同じ三重県の「椿大神社」です!
鈴鹿山脈の入道ヶ岳の麓にあります!三重県ってほんと大きな神社多いよねー!


ということで県道32号から、内宮の門前町「おはらい町」を進んで最終目的地へ!

みんな大好き赤福餅!!それにしてもとんでもなく人が多い!
さすがに人が多すぎるので写真撮影はこのあたりで遠慮しとこ。

〈12:41〉ということで、ついについについに!!!
伊勢神宮の内宮の入口「宇治橋」に到着ですーーー!!!!!!やったぜー!!!
この宇治橋はその聖域、日常と神聖な世界の境界となります!
もちろん宇治橋をわたって内宮にも参拝させていただきました!一応、こちらも正宮の前(石段の一番下)までは撮影OKなのですが、とにかく人が多かったので、写り込み防止のために撮影はしていません!
ぜひ、みなさんの自身で内宮を参拝してください!!!
伊勢神宮内宮「皇大神宮」は、すべての神社の中心・すべての日本人の総氏神である太陽の神様「天照大御神」を祀る神宮です!!
国家安泰・五穀豊穣・総氏神(あらゆる願いの根本)で、日本で最も崇高な聖地!!
ブログ主も何度も参拝させていただいていますが、やっぱり別格な神聖さを感じます!特に今回は、伊勢街道をずっと歩いて参拝したことで、これまで以上にその荘厳な雰囲気を体感できたと思います!!
当時のお伊勢参りの旅人たちもこんな気持で参拝してたんでしょうねー!ほんとに貴重な体験でした!

本当は、おはらい町・おかげ横丁で食べ歩きしたかったんですが、まぁ時間帯的にもお昼時で、お店前に大行列ができてたので今回は諦めました。
今回の旅で立ち寄った「へんば餅」は、まさかの売り切れになってたぐらい!!
混雑回避で、五十鈴川沿いを進んで帰りました!

〈13:29〉ということで五十鈴川駅に到着!
ちょうど帰りの電車が来たので飛び乗る!
本当に楽しい旅!これからもお伊勢参りの各ルートをどんどん歩いていきたいと思います♪
まとめ
ということで今回は、お伊勢参りのメインルート「伊勢街道(参宮街道)」の挑戦でした!
まずは、無事踏破できたことがうれしく、本当に達成感があって素晴らしい旅路でした!
四日市の「日永の追分」から始まり、白子や津、松坂から斎宮・離宮院と長い街道を進み、宮川を渡った瞬間や、筋向橋に到達したときは本当に感動しました!
やっぱり自分の脚で歩いて、伊勢神宮へお参りするのは本当に貴重な体験で、苦労したからこそその感動は大きいんだと実感できました!江戸時代に大ブームになったのも納得です!
まだまだ伊勢神宮へ通じる「お伊勢参り」のルートはあるので、これからも挑戦していこうと思います!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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