2019年4月の初め。今回登ってきたのは、奈良県の古光山・後古光山!
先月、登った兜岳と鎧岳は印象的な岩壁のピークが2つ並んでいましたが、今回の古光山・後古光山もその向かい側にある2つのピークが並ぶ山です!
ススキの名所である「曽爾高原」のすぐ南にあり、辺りを山に囲まれた曽爾村を代表する山ですね!
ブログ主は今まで何度か、古光山と後古光山へ登ろうと計画していましたが、登山ルートを調べてみると、短い距離で急な岩場のアップダウンが連続するヤセ尾根のスリリングなルートと紹介されていたので、高い所が苦手なブログ主はずっと敬遠していました(;´∀`)
でもずっと登ってみたかった山だったので、4月に入り気候も落ち着いてきたのもあり、いよいよ今回は勇気を出してチャレンジしてきましたー!
標高:古光山(952.7m)、後古光山(892m)
場所:奈良県宇陀郡曽爾村、御杖村
登山口:大峠、長尾峠
2万5000分の1地図:倶留尊山、菅野
その他:関西百名山(古光山)
追記:曽爾村の登山コースをまとめてみました!
古光山・後古光山への登山ルート!
ルートは1本!大峠もしくは長尾峠からスタートする!
古光山・後古光山への登山ルートは基本的に尾根通しの一本道です!
プランを立てるなら、
- 南から:大峠→古光山→後古光山→長尾峠
- 北から:長尾峠→後古光山→古光山→大峠
- ピストン:長尾峠→後古光山→古光山
などのプランがあります!
南峰~古光山までは細かくピークが連なり、短い距離ながら急なアップダウンが連続する岩場になるので、足元は十分注意する必要があります!
今回のルートとコースタイム!
今回、ブログ主が歩いたルートは上記の1のルート。大峠から長尾峠まで北上するルートです!古光山、後古光山のピークを踏み、長尾峠へ下山後は、車道を歩いて大峠まで戻りました!
今回のプラン!
- 大峠→南峰→古光山→後古光山→長尾峠 2時間30分
- 車道歩き:長尾峠→大峠 1時間
上記のルートの標準のコースタイムでは3時間30分!
休憩時間なども考慮して今回は4時間30分で計画しました!
距離:5.7km
高低差:297m
最高点:952.7m(古光山)
古光山登山口の駐車場とアクセス!
南側登山口「大峠」付近の路肩に駐車!
今回は大峠付近の路肩に駐車しました!
大峠付近には駐車場はありせんが、道路脇に2~3台ほど駐車できます!目印は”みつえ高原牧場”と登山口すぐ横の”御杖村ふきあげ斎場”。
こちらに駐車できない場合は曽爾高原の有料駐車場を利用し、逆コースの長尾峠登山口からスタートするといいですね!
大峠へのアクセス!
大峠までのアクセスは、マイカーの場合では近鉄「榛原駅」から国道369号線経由で約40分!
公共交通機関利用の場合は、近鉄「名張駅」から三重交通バスで曽爾村「役場前バス停」下車。そこから林道を進み大峠まで徒歩で約1時間です!※長尾峠スタートの場合は「葛バス停」
古光山・後古光山へ登山!
大峠から登山スタート!南峰からピークを巡り古光山へ!
〈7:11〉路肩に車を停めて身支度を済ませ、大峠から登山スタート!
ふきあげ斎場の脇に登山口があります!
ふきあげ斎場からまずは真正面に見える南峰へ登っていきます!
計画段階で事前に情報は仕入れていたけど、登山口を出発していきなりの激登り!ロープが張られているかなり急な斜面を登ります。
稜線に登るまでは、ずっとこんな調子の登り坂ですが、
振り返ってみると、こんなにきれいな景色が広がります♪
大峠から古光山までは1.2kmとそれほど距離は長くありませんが、古光山までは激しいアップダウンが連続します。
稜線に登ると、一旦なだらかに。
麓の御杖村方面の景色も開けます!今日は天気が良さそうですね(*´∀`*)
稜線に登ってからは尾根も少しヤセているので、ここからはより気を引き締めて登っていきます!
まだまだ早めの時間帯ですが、稜線を歩き始める頃には気温も上がりポカポカとした陽気に♪今日は気温高そうだ!
この岩場を登りきれば、
〈7:33〉南峰に到着です!あら?看板割れちゃってる(;´∀`)
南峰は今回のルート上で一番展望の良いポイント!まずは曽爾村側の景色から、
先月登った、兜岳と鎧岳!こうやって見てみると、かなり変わった形の山ですね(゚∀゚)コースに変化の多い楽しい山でした♪
こっちは屏風岩から住塚山、国見山。屏風岩公苑は桜や紅葉の名所。関西も街中では桜も咲き始めましたが、山間部はまだ見頃は先のようですね!
北側の展望です!すぐ先にはこれから登る古光山と後古光山。そこから北に曽爾高原と倶留尊山が続きます!
倶留尊山の東には三重県津市の名山、大洞山と尼ヶ岳も一望できました♪
南峰で展望を楽しみ、古光山へ向かいます!
南峰から下り、古光山とのコルからは岩場の登り。難しい岩場ではないけれど、視界が開けて少し怖い((((;゚Д゚))))
南峰~古光山までは、短い距離ながら1峰から5峰とピークが連続します。その区間は岩場のアップダウンなので、今回のルートでは一番の難所になります!
間のピークから北東方面。
各ピークの間のコルはヤセ尾根になっています。ブシュが左右を覆っているので高度感はありませんでしたが、足元を確認しながら慎重に進みます!
これ、ブッシュなかったら高い所が苦手なブログ主は足がすくんで動けなくなりそう…。
根っこが露出していたり、浮石もあるので、手足の置き場所はしっかり確認!
何度かアップダウンを繰り返して進めば、
〈7:54〉古光山の山頂に到着です!ふぅ~時間はそれほど掛かりませんでしたが、注意をはらいながらの道のりだったので神経が削られました…。
古光山の山頂の展望はイマイチですが、ちょっとした広場になっていて、休憩にはちょうどいいポイントだと思います!
ブログ主はこの広場で朝ごはん♪ここから後古光山までも激下りからの激登りなのでエネルギー補給です(*´∀`*)
最近、山ではあんこ系のパンにハマっているブログ主。この日はあんドーナツにしました♪
古光山から後古光山へ!長尾峠から大峠まで麓を歩く!
〈8:16〉それでは後古光山へ向かいましょう!後古光山は距離だと800mと短いですが、古光山山頂から鞍部のフカタワまで一気に下り、さらにそこから後古光山までの登り返しとなるので、体力的には辛い区間になります!
下り始めるとさっそくロープ。
振り返ってみたほうが角度がわかりやすいかも!
かなりの激下りですが、先程の稜線沿いのアップダウンは高度感もあったので、それに比べると精神的には余裕があります!
ここが一番下り辛かった箇所。
しばらく一気に下り、辺りが杉林になれば、
古光山と後古光山の鞍部、フカタワに到着です!
後古光山まではあと300m!しんどいポイントも残すところあと僅か!
フカタワでは休憩を入れずに後古光山へ。登り始めに古光山を振り返る!この斜面を一気に下ってきたのだから、そりゃ急だよね(;´∀`)
後古光山までの登りも岩場が数箇所あります!ロープが何本も垂れ下がっている岩場。各々の判断で登りやすいルートを選ぶといいですね!
その後も何箇所か岩場が続き、
こちらを登り終えると、
〈8:41〉後古光山の山頂に到着です!あ~しんど(;´∀`)
南峰から古光山への稜線!間に小さなピークが連続しているのがよくわかりますね!
台高山脈方面の展望。
台高山脈ではまだ雪が積もっているようですね!この日の数日前におそらくシーズン最後の寒波が来たので、その影響だと思います!
今年は雪が少なめでしたが、明神平周辺ではきれいな樹氷を眺めることができました♪
こっちは三峰山。三峰山も山頂周辺の樹氷が見事でした(*´∀`*)
ひょっこりとんがり頭を覗かせる高見山。
麓にはみつえ高原牧場。長尾峠まで下山した後は、あの道を通って大峠まで戻ります!
〈8:57〉景色も存分に楽しんだところで、そろそろ下山開始しましょ♪
こちらはしっかりとした階段が整備されていてとっても歩きやすい下山路でした♪
お!少しではありますが、日陰にはまだ雪が残っているようですね(゚∀゚)
階段をしばらく下ると道が分岐。これはどちら方面へ下っても、
すぐ先で合流します!道標を見ると、”広場”へ向かう道のようなので、おそらく観光向けの公園か何かだと思います!
ここからはのんびりとした遊歩道♪
真正面に曽爾高原と倶留尊山を眺めながら長尾峠へ向かいます。
少し先で樹林帯に入り、一直線の階段を下っていきます!
〈9:13〉すると、車道に突き当たり、長尾峠に到着です!
こちらが長尾峠の登山口。
そのまま亀山へ向かう場合は道路の向かい側に山道の入口があります!
ブログ主は亀山へは向かわずにそのまま車道を進みました!でも、時間的にはかなり余裕があったので、せめて亀山までは登ればよかったと少し後悔…。
みつえ高原牧場方面へ進みます。
麓からは登ってきた古光山全体見渡せます!一度登った山は、登る前よりきれいに感じるのはなんでだろうな~(*´∀`*)
みつえ高原牧場の牛舎を眺めながら帰っていく。のどかやね~♪
〈9:58〉スタート地点の大峠に戻りました!
少し早めのゴールですが、気温もますます上がってきたので、景色を眺めるにはちょうどいい時間帯だったかもですね♪
アップダウンが多かったので体力は多少必要ですが、コースタイム的には割とあっさりと登り終えることができました!
まとめ!
今回は「スリリングな岩峰、古光山・後古光山」への登山の様子でしたー!
事前に調べていた通り、アップダウンは激しく、尾根も痩せた箇所があり、注意しながら慎重に歩く必要があるコースでしたが、稜線上には展望の良いポイントがいくつかあって、スリルを感じながら、楽しく登れる山だったという印象です♪
コース自体の難易度はそれほど難しくはないと思いますが、強い風が吹いたり、雨や雪で路面の状態が悪い場合は避けるほうが無難。できるだけコンディションの良い日に歩きたいですね!
比較的、時間には余裕があるので、下山後は曽爾高原を散策したり、温泉にゆったり浸かったりと周辺に立ち寄るプランも魅力的に感じます(*´∀`*)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた~(^_^)/~