2020年7月下旬、今回は熊野古道を歩いてきました!
長引いた梅雨も、ようやく終わりの兆しが見え始め、週間天気予報にも晴れマークが見られるようになってきました♪
今回選択したコースは、「中辺路」の新宮市~那智勝浦町の海岸沿いを歩く区間。熊野三山の速玉大社と那智大社をつなぐメインコースとなります!
全体的に舗装路の多い区間ではありますが、コース内には「高野坂」を始め美しい石畳が見られる区間もあり、また世界遺産に登録されている史跡も豊富で非常に見どころの多いコースでした!
中辺路のおすすめコースについてまとめました↓
熊野古道中辺路「高野坂」とは?
熊野三山をつなぐ中辺路。今回歩いた「高野坂」は熊野速玉大社から熊野那智大社をつなぐ海岸ルート内の一部です。
距離は約1.5kmで海岸沿いの約50m程の高台を越えるコースとなります。
熊野九十九王子のひとつ”浜王子”から、熊野灘の絶景が広がる王子ヶ浜を進むと高野坂の登り口に到着します。
登り始めると足元には苔むした石畳。道に沿って並ぶお地蔵さんに迎えられ、心地よい潮騒と潮風を感じる海沿いの熊野古道です。
木々の隙間からは時折、大海原が広がり、特にこの地がかつて鯨漁で栄えた名残である”鯨山見跡”からはの絶景が広がります!
「高野坂」の区間自体は短いですが、見どころがギュギュッと凝縮されたようなコースで、またアップダウンも少ないため初めての熊野古道でもオススメのコースとなります!!
距離:約1.5km
備考:世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
高野坂のコースマップ
こちらが今回実際に歩いたコース。※コースマップの青線ルート
新宮市・熊野速玉大社を出発し、「阿須賀神社」・「浜王子」を経由して王子ヶ浜の海岸を進みます。
高野坂の登り口からメインの「高野坂」へ入り、石畳と鯨山見跡で海沿いの景色を楽しみながら古道を進み三輪崎駅へ下ります。
三輪崎駅からは集落内を進み国道42号線と合流して佐野王子へ。那智勝浦町に入り、小狗子峠・大狗子峠の2つの峠を越え、浜の宮王子のある補陀洛山寺へ。那智駅に至ります。
このコースはほとんどがアップダウンのない舗装路区間となり難易度は低めですが、距離は長いので体力は必要なコースとなります。
コースは国道42号線に沿いバス停が豊富、またJR紀勢本線に沿っているため、体力次第で分割・ショートコースでの計画もできます!
起点:熊野速玉大社 終点:那智駅・道の駅なち
距離:14.8km
所要時間:6時間30分
ショートコースの場合は「三輪崎駅」までがオススメ!
「高野坂」をメインとして歩かれる場合は、速玉大社~三輪崎駅までのショートコースがオススメです!
三輪崎駅は速玉大社~那智駅のちょうど中間地点にあたるので、分割する場合も計画しやすく、それでいてハイライトの「高野坂」など見どころが多い為、初めて熊野古道に挑戦したいという方にもオススメのプランとなります♪
距離:6.5km
所要時間:3時間
「神倉神社」経由のサブコースもオススメ!
また今回は浜王子・王子ヶ浜を経由する海岸ルートを選択しましたが、速玉大社から「神倉神社」を経由するサブコースもオススメです!
※コースマップの赤線ルート
ルートは神倉神社を経由し、国道42号線に沿って進むと高野坂登り口で合流します。
「神倉神社」は神々が降臨した熊野信仰の発祥地。権現山の中腹に鎮座し、538段の急峻な石段を登り社殿へ登拝します。
日本書紀で”天ノ磐盾(あまのいわたて)”と記された「ゴトビキ岩」をご神体として祀ります。ゴトビキ岩の社殿から眺める市街地と熊野灘の眺めは絶景!
ブログ主は今回、2泊3日の予定で訪れたので、翌日に「神倉神社」を含めた新宮市周辺を散策しました。
神倉神社を含め新宮市の観光情報はこちら↓
今回のプラン・山行データ
- バス移動:那智駅(7:08)→権現前バス停(7:33)
- 速玉大社(7:49)→阿須賀神社(8:12)→高野坂入口(9:22)
- 高野坂:入口→金光稲荷神社・鯨山見跡→三輪崎駅(10:48)
- 佐野王子(11:38)→小狗子峠(12:14)→大狗子峠(12:34)→補陀洛山寺・那智駅(13:13)
天候:くもり・雨 時々 晴
距離:16.6km
コースタイム:5:24
熊野古道「高野坂」|熊野速玉大社→那智駅
バス移動:那智駅→権現前バス停・熊野速玉大社
今回はゴール地点の那智駅にある、道の駅「なち」に車をデポさせていただき、スタート地点の新宮まではバスで移動します!
新宮の速玉大社周辺で駐車場を探そうかと考えていましたが、こちらの那智駅には道の駅内に世界遺産センターと日帰り温泉もあるし、駅裏の海岸は海水浴場でもあるので、ゴール後に天気が良くなれば、海水浴できるかもと期待してこちらにデポすることにしました♪
駅のロータリーにあるバス停。
新宮へは⑪⑮⑰のバスに乗ります!
平日でも休日でも始発は7:08にバスがあります!速玉大社の最寄りバス停は「権現前」
那智駅→新宮への移動はバス・電車どちらでもOK!今回は時間の関係でバスに乗ります!
- 熊野御坊南海バス:那智駅→権現前|540円
- JR紀勢本線:那智駅→新宮駅|240円
〈7:08〉時間ぴったりにバスが到着!でもバス到着直前から雨が…^^;
この日はまだ梅雨明け宣言前で、雨が降ったり晴れたりのやや不安定な天候との予報でした。
〈7:33〉権現前バス停に到着!まずは熊野速玉大社へ。
バス停から1本道。あの朱い鳥居が、
熊野速玉大社の入口です。
本殿へお参り。
熊野速玉大社には今まで5回ほど訪れています。以前、車で熊野三山を巡った際も訪れました。
また今回は2泊3日の予定で熊野へ訪れ、この日の翌日は新宮市の観光をメインに散策してきたので、速玉大社や神倉神社の紹介もそちらの記事でくわしくご紹介します。
熊野速玉大社の世界遺産の石碑。
速玉大社→阿須賀神社→高野坂入口
〈7:49〉それでは速玉大社前から那智駅へ向かって熊野古道旅スタート!!
ちなみに神倉神社経由で高野坂登り口へ向かう場合は、国道へ出るよりも速玉大社の鳥居前からこちらの道を進み、権現山(千穂ヶ峯)の山裾を歩いていくほうが近道になります!
速玉大社から出発して、まずは権現前バス停方面へ進み、阿須賀神社へ向かいましょう!
歩道の道標に従って進みます。阿須賀神社までは速玉大社の正面鳥居から1本道です!
権現前バス停を過ぎたところに新宮城跡(丹鶴城公園)
こちらも翌日の観光で周るので立ち寄りませんでした。雨が降っていたので少し足元が悪かったからスルーして正解だったかも。
ちなみに翌日はかなりいいお天気だったので、城跡の本丸から新宮市・熊野川の展望がすごく良かったです♪
天気が良ければお立ち寄りすることをオススメします!
城跡のマップ。
新宮城跡にそって進んでいく。
新宮城跡から少し下ったところの交差点。
阿須賀神社へは正面の道をそのまま進みます。ここを右へ進むと新宮駅です!
その次の交差点もまっすぐ。
この交差点で左へ曲がると熊野川へ抜けるポイントがあります。鉄道が開通する前に栄えた池田港の河口風景が眺められます!
熊野川の河口風景。架かる橋は「新熊野大橋」です!
あれ…、対岸は晴れてる…?
この熊野川が和歌山県と三重県の境になります。対岸は三重県南牟婁郡紀宝町です。新宮市内に走っている車は、和歌山ナンバーと三重ナンバーが半々ぐらい。
また新宮は「中辺路」と「伊勢路」の合流点でもあります。
いつか伊勢神宮から「伊勢路」を歩いてここまで来てみたいです♪
〈8:12〉先程の交差点から5分ほどで阿須賀神社に到着!
阿須賀王子跡の看板。
阿須賀神社も世界遺産!!
熊野古道の世界遺産登録箇所はこういった史跡と熊野古道の地道の区間。基本的に道路や舗装路の区間は登録外となっています。
今回のコースは舗装路がほとんどですが、世界遺産に登録されている史跡はたくさんあります♪
阿須賀神社にお参り。
お参りしているといきなり雨脚が強くなってきました。境内で雨宿りさせてもらい少し休憩。
幸いスコールのような短時間の雨でした。
阿須賀神社から集落内を歩き始めると、今度はいきなり晴れ始めました…^^;
突然の青空(゚∀゚)!降ったりやんだりのなんか変な天気や。
集落内を進み、途中で川を渡ります
ここで大きなミス!!
「浜王子(王子神社)」へは橋を渡ったところで、右へ進むのが正解なのですが、ブログ主は間違えて左へ進んでしましましたorz
このあたり、道標が若干少ないので道順に注意してください。
間違いに気付かぬまま、進んでいくと海岸沿いの道へ抜けてしまいました。※まだこの時は間違いに気づいていません…。
そのまま海岸沿いの県道を進めばコース的には問題ないのですが、せっかくの見どころを見逃してしまいましたorz
高野坂登り口までは県道に沿って進めばOKですが、公園を抜けて海岸沿いを歩いて向かうこともできます!
県道をそのまま進むより海沿いを歩くほうが楽しそうなので、ブログ主は王子ヶ浜の海岸を進んでいきます!
公園の向かい側がすぐ県道。
防波堤は途中で終わり、ここから浜辺を歩いていきます。
で、ようやくここで「浜王子」を見逃していたことに気づきましたorz
戻るか悩みましたが、この日はゴール後にキャンプ場への移動もあるので泣く泣く諦めました。また別の機会に行ってみたいと思います。
浜辺を歩いていく。浜辺の果てに見える小高い丘が高野坂。
県道を挟んで海岸沿いを走るJR紀勢本線の鉄道。今回、時間の関係でバス移動したけれど、海が見える鉄道っていいなー(*´ω`*)
次はこの電車に乗ってみたい!!
浜辺で途中休憩を取りつつ、のんびり進んでいく。目の前に迫る高野坂。
この王子ヶ浜から、高野坂の手前で鉄道の線路高架を潜る(線路土台の色が変わっている箇所で高架を潜る)のですが、
まさかの高架下が水没…(゚д゚)!
ここだよね…?と和歌山観光情報の「街道マップ」を確認すると、”海岸沿いを歩く方は注意!!雨天及び長雨時は浸水により通行できないおそれがあります。”との一文が…orz
梅雨中なんだから、しっかり下調べするべきでした。
まぁ、でも夏だし。靴とソックスさえ濡らさなければ問題ない!!ということで強行突破です!!!!
結構、水量が多くて、ブログ主の太ももあたりまで浸水していました。
ちゃんと熊野古道の道標は設置されています。
浸水している高架下。右の手すりから登ると、
トイレと駐車場がありました。
〈9:22〉ということでここが「高野坂登り口」です!!
不安定な天候の中、道間違いや高架下の水没でトラブル続きできたが、ここから今回のコースで一番楽しみにしていた人気コース「高野坂」スタートです!!
高野坂:入口→金光稲荷神社・鯨山見跡→三輪崎駅
登り口からコースに入る。橋の上から高架下の浸水箇所。やっぱり今年の梅雨は雨量が多かったから、こういう道は浸水しちゃいますよね~。
高野坂に入ると美しい石畳(*´ω`*)
熊野古道と言えば、苔むした石畳の道ですよね~♪
古道沿いに並ぶお地蔵さん迎えてくださいます。こちらのお地蔵さんの目の前には、
先程まで歩いてきた王子ヶ浜が一望できます!!海が見える古道って素晴らしい!!
竹やぶと石畳!まさに日本の道って感じ!!
途中で”五輪塔”への分岐があります。五輪塔まで往復!
分岐から五輪塔方面への道へ入ったところで、にゃんこがお出迎え(=^・^=)!
ここには3匹のにゃんこが暮らしていました。みんな毛並みが良いからお世話してもらっている子たちだと思います。特にこの白い子はかなり人懐っこくて、足元に絡んでくる♪
あげて良いのかわからないけど、パンをちぎっておやつをあげました。エサやりだめだったらごめんなさい。
分岐から数分で五輪塔に到着!
地輪に『寛永五戊辰(1628年)/心鏡房海宝大徳/二月十三日』と刻まれています。心鏡房海宝大徳がどのような人物か、またこの場所が熊野古道と関わりがるのかは、分かっていないそうです。
でも江戸時代からここにあるということは、多くの参詣者を見守ってこられたのでしょう。
途中、またにゃんこに出会って癒やされながら、コースに復帰。
しばらく歩いていると朱い鳥居が見えてきました。
ここが金光稲荷神社。
境内でお参り。ちなみにここの境内にもカワイイにゃんこがいました(=^・^=)
鳥居前には休憩デッキ。
金光稲荷神社からはなだらかな下り。このあたりから道脇に畑が続いています。ちょうど作業されていたおじさん達がおられたので、挨拶しておしゃべりしました!
高野坂周辺の歴史について地元の方々から色んな話が聞けました♪
金光稲荷神社から少し下ると「鯨山見跡」への分岐があります。ここも片道5分ほどなので立ち寄りましょう!!
5分ほどで鯨山見跡の広場に到着!祠がありました。
祠その②
鯨山見跡は展望ポイントとなっています!
その名前の通り、沖を眺める先行の場所にあり、鯨を発見したり、全体を見渡して捕鯨の指揮をしたりする重要な場所でした。
鯨漁で栄えた三輪崎の港。三輪崎の捕鯨集団は「三輪崎組」や「新宮御組」と呼ばれました。
ちなみに先程、畑仕事をしていたおじさん達が言うには、かつては鯨山見跡・五輪塔を含め3ヶ所に展望台があったそうです。
鯨山見跡の看板。日本遺産「鯨とともに生きる」の構成文化財の一つです!
鯨山見跡からコースに戻り、三輪崎側へ下っていきます!
ここからは苔むした見事な石畳の道。
でも雨上がりなので若干滑りやすい。道自体はなだらかな下りですので、危険はありませんが、スリップに注意!
スリップに注意しながら下っていくと、三輪崎側の登り口に到着です!
線路沿いに進むのかと思いきや、ここで道が直角に曲がります。
すると、県道が見え、
畑の脇から道路へ出てきました。
線路を渡って海岸沿いへ。
この時間帯から那智方面はしっかりと青空が広がり始めました♪
周辺マップ。
海岸から振り返ると高野坂。新宮方面は曇ってる。また雨が来そう…。
海岸からこの道へ入ると、
〈10:48〉三輪崎駅に到着です!
今回は那智駅まで歩きますが、「高野坂」をメインに歩く場合はここをゴール地点にする計画が一般的です!
ここから王子ヶ浜を眺める海岸線の電車に乗って、新宮駅まで戻るといいでしょう。
三輪崎駅・集落周辺は自動販売機がたくさんありました。
ちょうど晴れ始めて気温も高くなってきたので、ブログ主も水分補給!キリンレモンって夏にピッタリですよね~♪
佐野王子→小狗子峠→大狗子峠→補陀洛山寺・那智駅
では続いて佐野王子方面へ進んでいきます!まずは三輪崎駅からそのまま海岸沿いの県道を進んでいきます。
しばらくすると、民家の塀に熊野古道の看板があるので、ここから集落内に入ります。
ここから少し道順が複雑ですが、看板がしっかり設置されていますので従って進んでいけば、間違いありません。
集落内にある宝蔵寺の前を通り過ぎ。
三輪崎小学校の突き当りで左曲がる。
すると再び県道に出ました。
そのすぐ先では、国道42号線に合流します。ここからしばらくは国道沿いを進んでいきます。
黒潮公園に沿って国道を進む。
黒潮公園は途中の休憩におすすめのポイント!新宮港の市場前にある公園にはトイレがあり、市場には自動販売機も設置されています。
スーパーやファストフード店が並ぶ国道の通り。この交差点で右へ進むと「紀伊佐野駅」があります。
スーパーセンターオークワ前にある交差点には、”佐野の一里塚”の石碑があります。
佐野の一里塚の交差点から数百メートルほど先にある”王子橋バス停”。
〈11:38〉バス停の横には「佐野王子跡」
佐野王子跡には尼将軍供養塔やお地蔵さんが並んでいます。
承元4年(1210年)、後鳥羽上皇の夫人修明門院が熊野参詣した際にここで昼休みしたという記録があります。
佐野王子からも国道をたどるのですが、ここからしばらくの間、歩道が狭く車の交通量が多いので注意して通過しましょう。
ついに那智勝浦町に突入!!
国道沿いにある宇久井駅。こちらにはバス停もあります。
宇久井駅から500mほどのところにある信号で国道から離れます。右へ曲がる。
熊野古道の道標があるので見落とし注意!小狗子峠方面へ進みます。
ここからゴールの那智駅までに小狗子峠・大狗子峠の2つの峠越えがあります。といっても、どちらも標高が100m未満の小さな峠なので、厳しいコースではありません。
那智勝浦自動車教習所を目印に川沿いを進み、
那智勝浦自動車教習所の前で左へ。
突き当りを右へ曲がって、
そのすぐ先で今度は左へ。
すると小狗子(こくじ)峠の入口に到着です!!
小狗子峠のコースは高野坂以来の地道となります♪
小狗子峠の看板。
峠道はなだからな石畳が広がり、距離は短いながら熊野古道らしさが感じられます!
〈12:14〉入口から数分で小狗子峠に到着!峠付近は看板があるだけですぐ下りに転じます。
小狗子峠から下り、途中民家のあるところで林道を横断。
お!カニだー(゚∀゚)!
ゆっくり下って、再び国道に出ました。真正面の山が次に越える「大狗子(おおくじ)峠」です。
小狗子峠の入口。
国道沿いを数百メートル進み、国道のトンネル手前にあるこちらの脇道へ入ります。
このトンネルの手前、左手の、
こちらが大狗子峠の入口。那智駅までの最後の難所です!
登り始めはややキツめ。でも1分ほどで林道に一旦合流します。
大狗子峠のコースマップ。
林道から再び山道へ入る。ここは少し足元が滑りやすいので注意!
〈12:34〉すぐに大狗子峠に到着!!
またまた峠からすぐに下りに変わり、林道をそのまま横断して下っていくと、
国道のトンネル出口付近に下ってきました!!
トンネル横(右)の階段が大狗子峠の入口です。
ということで後は補陀洛山寺(那智駅)までのラストスパート!!のこり2kmとなりました!!
大狗子峠を下った頃にはすっかりいいお天気!!天気がコロコロ変わる不安定な一日でしたが、昼ごろからは晴れ間も広がり、安定したお天気になりました♪
那智の海岸も見えてきたー!ゴールはもうすぐ♪
国道をしばらく進み。ここで右へ入り集落内の道へ。
あとは民家にそってまっすぐ進めば、
「浜ノ宮の大楠」が見えてきました!
大楠の足元に「浜の宮王子跡」
浜の宮王子がある熊野三所大神社。
神社の境内で繋がる「補陀洛山寺」に到着です!!
補陀洛山寺は”補陀落渡海”の拠点となったことで知られる古寺です。
補陀落渡海とは、何回の彼方にあると信じられた観音浄土・補陀落を目指し、那智の浜から小舟で船出した捨て身業の一種。
補陀洛山寺の境内にある船はその補陀落渡海の小舟を再現した模型です。屋形の四方に鳥居が取り付けられているお船です。
この補陀落山寺から大門坂を経て那智山に至るコースが続いています。
その大門坂・那智山~熊野本宮までの「雲取越コース」は、4月に歩いてきました!!
補陀落山寺~大門坂入口
熊野古道「大門坂」
今回は、浜の宮王子の前から鳥居を潜り、
〈13:13〉那智駅にゴールしました!!
朝は雨が降っていたけど、この時間はしっかり夏のいいお天気!清々しい気分でゴールできました♪
車へ荷物を降ろして、
駅の裏にある那智海水浴場へ!!!歩いている間、海が見えるたびに飛び込んで泳ぎたかった!念願の海水浴♪
水着は持ってきてないから、そのままのウェアでいざ海水浴!!
日差しを浴びながら1時間ほど泳いでいました(*´ω`*)♪
海水浴の後は、道の駅にある温泉「丹敷(にしき)の湯」へ!!
汚れも汗も海水も全部すっきりしてキャンプ場へ向かいました♪
また那智海水浴場には無料の足洗い場、シャワーもあるので、ゴールの後は浜辺でのんびり過ごすのがオススメです!
場所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮445番地8
TEL:0735-52-9201
営業時間:午後1時~午後10時(受付は午後9時まで)
定休日:月曜日
入浴料金:大人600円/小人300円
まとめ
ということで熊野古道「高野坂」熊野速玉大社~那智駅でした!
今回は梅雨の終わりギリギリでの熊野古道旅だったので、天候がやや不安定でしたが、最終的にはいいお天気になってくれて、夏らしく非常に楽しい一日でした!
今回のコースは全体的に舗装路・道路を歩く場面が多く、気温も高かったので少し体力的にはキツく感じましたが、コース上にバス停・JR駅が続いているので、体力や天候次第で様々なプランニングができ、危険箇所もないため非常に歩きやすいコースだという印象です。
特に「高野坂」をメインとして考えるなら、三輪崎駅をゴール地点に設定すれば、熊野古道に初めて挑戦される方にもオススメのコースとなります!
那智駅到着後は、海水浴と温泉が楽しめたので、より夏の思い出として印象に残る旅となりました♪
中辺路のおすすめコースについてまとめました↓