生駒山に登山!額田駅・枚岡公園から『摂河泉展望コース』を辿る!

登山・トレッキング

2023年9月中旬、今回は『生駒山』に登ってきました!

生駒山は大阪府と奈良県の境にある標高642mの山!テレビ塔が林立する姿が印象的な、生駒山地の主峰となります!

日本最古の霊山の1つとして古くから親しまれる生駒山は、大阪難波と古都奈良の障壁となっており、交通の要衝として数多くの峠道が通じています!

それらを利用したハイキングコースが無数にあり、何度登っても楽しめる大人気の登山スポットです!

今回、登ってきた『摂河泉(せっかせん)展望コース』もその1つ!

大阪側の額田駅を起点に、枚岡公園やぬかた園地の豊かな自然を満喫できる大人気のコースとなります!

『生駒山』
  • 標高:642.3m
  • 山域:生駒山地
  • 2万5000分の1図:生駒山・信貴山
  • その他:関西百名山

『生駒山地』のオススメ登山コースはこちら↓

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生駒山の登山コース

代表的なルート

生駒山の代表的なルートは、

〈大阪側〉

  • くさかコース:石切駅→生駒山
  • 宮川谷コース:石切駅→生駒山
  • 辻子谷越:石切釼箭神社→生駒山
  • 摂河泉展望コース:額田駅・枚岡公園→生駒山
  • 神津嶽コース:枚岡駅・枚岡神社→生駒山
  • 暗越奈良街道:枚岡駅・額田駅→暗峠→南生駒駅

〈奈良県側〉

  • 宝山寺コース:生駒駅→宝山寺→生駒山
  • 生駒山麓公園ルート:山麓公園→饒速日山→生駒山
  • 鳴川越:元山上口駅・千光寺→生駒山

縦走路『生駒縦走歩道』:信貴山・高安山→生駒山

などがあります!上記のルートもほんの一部!!

生駒山地には大阪・奈良を繋ぐための古道が非常に多く、それらを利用したハイキングコースが無数にあります!

山頂へ直接むかうというよりは、稜線上の峠がある『生駒縦走歩道』に合流するためルートのバリエーションが豊富です!

各コースを組み合わせて、様々なコースプランを設定できるのが生駒山の魅力となります♪

『辻子谷越・宝山寺コース』↓

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『神津嶽鳴川越コース』↓

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『暗越奈良街道(暗峠)』↓

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『信貴山・生駒山縦走』↓

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今回は『摂河泉展望コース』を登る!下りは宝山寺へ!

今回は額田駅を起点に『摂河泉展望コース』で生駒山を目指します!

下りは饒速日山へ縦走して、少し遠回りして宝山寺・生駒駅へ向かいます!

スタートは額田駅もしくは枚岡駅から!枚岡駅からの場合は『枚岡神社』にお参りするプランがオススメ!

枚岡公園へ向かい園内の散策路を進む!展望台に立ち寄り摂河泉展望コースへ入ります!タタラ山を過ぎて緩やかに登っていくと山頂分岐鬼取山を経由して遊園地内の生駒山の山頂へ!

下りは少し遠回りして山頂分岐から饒速日山へ縦走

生駒山麓公園の分岐から宝山寺方面へ進み、宝山寺の表参道である”聖天通り”を下って生駒駅へ!

このプランでの総距離は約13.5km

標準コースタイムは約5時間です!

〈今回のプラン〉

  1. 摂河泉展望C:額田駅(5:37)→展望台(5:59)→山頂分岐(6:41)→生駒山(7:02)
  2. 北へ縦走:山頂分岐(7:22)→饒速日山(8:08)
  3. 宝山寺側へ:山麓公園分岐(8:19)→宝山寺駅(9:03)→生駒駅(9:19)

山行データ!
  • 天候:くもり 時々 晴れ
  • 距離:13.9km
  • 活動時間:3:42

登山口の駐車場とアクセス

マイカーの場合の駐車場

マイカーの場合は、額田駅・生駒駅前にそれぞれコインパーキングがあります!

生駒駅と額田駅は同じ『近鉄奈良線』となるので、車をどちらかにデポして電車移動を組み合わせるプランがオススメ!

〈コインパーキングの相場〉

  • 額田駅前:700円ぐらい
  • 生駒駅:500円~1300円ぐらい

生駒駅前には多数のパーキングがあり、駅からの距離によって料金にバラツキがありました!

駅から徒歩10分ほど離れると、駅近に比べてお手頃な駐車料だったので、節約したい方は穴場のパーキングを探しましょう!

また額田駅すぐの『枚岡公園』にも駐車場があります

今回登る『摂河泉展望コース』は公園内のハイキングコースから合流するので、公園の無料駐車場は便利!

ですが、利用時間があるので早朝スタートの場合は利用できないです!

『枚岡公園駐車場』

アクセス

〈額田駅枚岡公園

  • 近畿自動車道「東大阪JCT」から約10分
  • 阪神高速13号東大阪線「水走」出口から約7分

〈生駒駅〉

  • 阪奈道路「生駒IC」から約3分
  • 第二阪奈道路「壱分IC」から約10分

〈公共交通機関〉近鉄奈良線

  • 大阪難波駅→額田駅:430円
  • 奈良駅→額田駅:430円
  • 生駒駅→額田駅:240円

生駒山に登山!

摂河泉展望コース:額田駅・枚岡公園→生駒山

〈5:37〉早朝の額田駅!

今回は午後から用事があって、お昼には自宅に帰らなければならなかったので、始発に乗ってやってきました!

それでは早速スタート!

「摂河泉展望コース」は、枚岡公園の遊歩道からそのまま合流できるので、まずは公園を目指して歩いていきましょう!

駅から線路に沿って進み、

2つ目の踏切の前から山へ向かって登っていきます!

この道は「枚岡桜坂」と呼ばれる桜の並木道!

春のお花見に人気のスポットです!

公園に向かって少し登ると国道308号への分岐があります!

国道308号『暗越奈良街道』!暗峠に通じる関西一の急勾配の酷道!!

桜坂を登っていくと、

管理棟やトイレがある枚岡公園の中心部に到着!

ここから公園の遊歩道を登って『摂河泉展望コース』に合流します!

公園内を遊歩道が枝分かれしていますが、「額田山展望台」へ向かって進んでいけば、自然と各コースが合流します!

入口に園内マップがあるので好みでコースを選択しましょう!

各分岐にはこのように道案内が設置されています!

「生駒山上・あじさい園」につながる道が摂河泉展望コースなので、案内に従って登っていく!

この枚岡公園内の遊歩道が、結構急勾配です!

暗越奈良街道の沿道にある公園だから納得の急勾配!

生駒山まで先が長いので、のんびり散策しましょう!

その国道308号への分岐を見送り、登っていくと、

〈5:59〉額田山展望台に到着!

展望台からは西側に広がる大展望が楽しめます!

西真正面に、あべのハルカス!!

この日は若干の曇り空ですが、やや北側には六甲山や大阪湾、その対岸に淡路島なども見渡せる展望台です!

生駒山地の登山コースは展望が良いコースが多いのが良いですよね!

駅から歩けるし、市街地もバッチリ見渡せます!

展望台から摂河泉展望コースに合流しましょう!

展望台から東へ向けて進んでいくと、コースマップが置かれた交差点があります!

ここが枚岡公園の端っこ!

ここから右手に繋がっている道が『摂河泉展望コース』となります!

では生駒山を目指して登っていきましょう!

コース上に設置されているレスキューポイントのマップも、ここから摂河泉展望コースのものに変わります!

緩やかに登っていくと、途中にベンチが並ぶポイントがあります!レスキューポイント5番のところ!

ここがマップ上の「タタラ山」となります!

地形図には示されていないピークですが、登山用GPSアプリには「タタラ山」とポイントが打たれていました!

山頂看板とかは特になし!

タタラ山からはこのような小さな登りはあるものの、

以降はしばらくフラットな尾根道♪

もともとの自然林だけでなく、季節の花を咲かせる木々が植樹されている、気持ちの良いコース♪

右手(南側)に見える尾根が、枚岡神社からの『神津嶽コース』の尾根!

のんびりとした登山コースには、所々にベンチも並び、このコースが良く登られていて整備が行き届いているのがわかります!

しばらく進むと正面に木の柵があり、左右から道が交差します!

左へ進めば「長尾の滝」方面、右へ進めば「国道308号」へそれぞれ繋がっています!

摂河泉展望コースは、木の柵をすり抜けて正面へ!

木の柵の分岐からは、しばらく緩やかな登りとなります!

するとまた分岐!

ここもそのまま正面へ進みます!

ここで交差する道は、おそらく生駒山地の西側山腹に通じている「らくらく登山道」だと思います!

後ほど歩く、ぬかた園地のあじさい園に繋がっているコースです!

あじさい園への分岐を過ぎると、ここからしばらくは山腹のトラバース道を進みます!

〈6:41〉トラバース道の途中から急坂を登っていくと、T字の分岐があります!

ここが生駒山の山頂への分岐!

山頂に向かう「摂河泉展望コース」と、あじさい園へ進む「生駒山縦走歩道」との分岐となります!

今回は山頂に登った後、北にある饒速日山へ縦走するので、ここから生駒山へ往復します!

生駒山の山頂へ向かいましょう!

分岐から少し登ると、信貴生駒スカイラインの高架トンネルがあります!

トンネルを潜って階段を登っていくと、

稜線上の縦走路に合流!

あとは左へ10分ほど進めば生駒山です!

〈6:51〉ちなみに合流地点から右手へ少し進むと、電波塔基地の前に「鬼取山」のピークがあります!

木に付けられている山頂看板もほぼ消えかけているピーク!

展望なども特にないのでスルーしてもOK!

合流地点から山頂へ!

麓から眺められる各放送局の電波塔を横目に進むと、

生駒山上遊園地の園内に入ります!

昔ながらの遊園地!!

このいい感じにレトロな雰囲気がたまらなく大好きです!

ブログ主が子供の頃から園内の雰囲気が全く変わらない!!

生駒山の山頂は、遊園地内にあり、

〈7:02〉ミニSL広場に、山頂の看板があります!

この看板の左側、レールの中に三角点があります!

生駒山上遊園地のシンボル”飛行塔”!!

日本に現存する最古の大型遊具であると言われています!

第二次大戦中の物資不足であらゆる金属類が回収されていく中で、飛行塔は軍の防空監視所として利用されたため、奇跡的に存続しました!現在も構造体は開園当初のまま!!

まさに世代を超えて愛されている遊園地!!

この日は山頂に到着した時間帯には、がっつり曇り空が広がっていました!

生駒山は非常に展望に優れた山です!

大阪平野・奈良盆地、北へ続く生駒山地や京都の南部まで広く見渡せる山頂!

なんかブログ主は生駒山と相性が悪いようで、天気予報を確認して登っても、いつも山頂で曇っちゃうんですよねー(´・ω・`)

休憩しつつ晴れてくれるのを願いましたが、今回も残念ながら景色を眺められませんでしたorz

縦走歩道を北へ進む:山頂分岐→饒速日山

今回は奈良県側の生駒駅へ下るプランですが、そのまま宝山寺へ下るとかなり早い時間帯に下山することになります!

そこで先程の山頂分岐へ戻り、縦走路を北へ進んで饒速日山まで寄り道することにしました!

〈7:22〉ということで山頂分岐に戻ってきました!

ここから北へ進んで縦走します!

摂河泉展望コースから外れて縦走路を進みます!

まずは、ぬかた園地のあじさい園へ!

あじさい園はこのようなクネクネ道となっており、縦走路はその一番上の道を通って、北口「くさか園地」方面へ進みます!

分岐から少し下るとあじさい園に到着!

梅雨前あたりは紫陽花が咲き誇る、ぬかた園地!

秋には黄葉する木々も多く、春~秋まで美しく変化する自然の彩りが楽しめるスポットです♪

縦走路にはこのように道標が設置されており、道順が非常に明瞭です!

あじさい園を抜けて、園内道路を進んでいくと分岐があります!

ここで一旦、「辻子谷コース」と合流!

縦走路の饒速日山までの区間に、

  1. 辻子谷コース
  2. 宮川谷コース
  3. くさかコース

と、石切駅を起点とする3つのコースが合流します!

今回は奈良県側に下りますが、大阪側から周回する場合は、この3つのコースから下山路を選択するのがオススメです!

辻子谷コースの石畳道を下っていくと、

〈7:46〉園内道路と交差する、辻子谷コース北出合に到着!

縦走路はここで右折して北へ進みます!

舗装された園内道路の縦走路!

時たま、大阪側の市街地が見渡せる休憩所があります♪

天気が良ければ…。

〈7:56〉辻子谷コース北出合から10分ほど進むと、「宮川谷コース」との合流地点!

そこからさらに数分進むと、「くさかコース」の合流地点があります!

ここにはベンチ&テーブルや、バイオトイレがあります!

次に生駒山に登るなら「宮川谷&くさかコース」の周回プランかな♪

そのまま通り過ぎてさらに10分ほど進むと、右手に登山道の入口があります!

ここからしばらくぶりの地道区間♪

緩やかに下って、階段を登り返すと、

道がフラットになります!ここで右手に草むらを抜ければ、

〈8:08〉苔むした巨大な岩があります!

この岩がある場所が「饒速日山」!!

標高378mなりー!

宝山寺方面へ下る:生駒山麓公園分岐→生駒駅

饒速日山からコースに復帰して北へ進みます!

右手の木々の隙間から信貴生駒スカイラインの料金所が見えます!

すると芝生の広場があり、

林道との交差点があります!

このまま北へ進んでいくと阪奈道路に下り、さらに北へ進めば「むろいけ園地」の飯盛山に繋がっています!

むろいけ園地から『飯盛山』

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今回はここで縦走路を離れて、奈良県側へ下ります!

〈8:19〉スカイラインの脇に「生駒山麓公園」の入口があります!

この生駒山麓公園の分岐で、左手に下れば公園を下れます!右手に進めば生駒駅・宝山寺方面です!

ちなみに、今回は駅から駅へ歩くプランで生駒山に登りましたが、この生駒山麓公園には駐車場もあります!

地元の生駒市の方々はここから朝の散歩として生駒山に登る方も多いです!

詳しくは「生駒山麓公園」の公式サイトへ↓

生駒山麓公園 公式サイト / 生駒山の中腹に広がる公園、多種多様なアクティビティで大人も子供もめいっぱい楽しむことができます
生駒山麓公園,キャンプ,キャンプ場,オートキャンプ,バーベキュー,研修,会議室,レストラン,奈良県,...

この宝山寺方面へ抜ける道は、奈良県側の「ハイキングコースB」にあたるコースとなります!

それでは宝山寺方面へ進んでいきましょう!

生駒市清掃センターの道路沿いの歩道を進みます!

するとそのまま宝山寺方面へのハイキングコースに入ることができます!

宝山寺までは、ほぼ標高差ががなく、このようなフラットなハイキングコースが続きます!

非常に良く整備されており、

細い沢には橋が架けられ、

倒木はきっちりと片付けられて整理されています!

ほぼアップダウンもない道で、本当に歩きやすい!

生駒駅を起点とした奈良県側からの周回プランなら復路にぜひおすすめしたいコースです!

どれぐらい歩きやすいかというと、ブログ主が歩いているときに、電動ママチャリに乗ったお爺さんとすれ違ったぐらい!!

正直、びっくりした!笑

それぐらいしっかりと整備が行き届いている道です!!

〈8:48〉20分ほどのんびりと歩いているとハイキングコースの終点に到着!

ここで左へ下ると生駒駅!右へ進むと宝山寺です!

今回は直接、生駒駅には降らずに宝山寺方面へ!

ハイキングコースの終点の少し先にも生駒駅への分岐があります!

このように生駒駅に下る道は、いくつかあるのでお好みで選択しましょう!

宝山寺周辺の集落を道なりに進んでいく!

住宅地から見渡す奈良盆地!!

あれ?晴れてきてない?

また下山し始めると晴れるパターンか!!!!!

盆地の中になだらかに連なる山並みが、法隆寺から北へ続く『矢田丘陵』です!

法隆寺から『矢田丘陵』の縦走

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住宅地を抜けると、宝山寺の入口アーケードが見えてきます!

アーケードを潜って、情緒ある宝山寺周辺の旅館通りを進むと、

〈9:03〉ケーブル宝山寺駅があります!

ケーブルを利用して下るのも魅力的!

奈良県側からの周回プランなら、ここを起点とするのもありですね♪

そして宝山寺の表参道『聖天通り』!!

今まで何度も参拝しているので、今回は宝山寺には立ち寄らずに、聖天通りを下って生駒駅へ向かいます!

料理旅館が並ぶ聖天通り!

深くは言及しませんが、この聖天通りは、”最後の桃源郷”と呼ばれる奈良のディープスポット!

生駒市の町並みを見下ろしながら駅へ向かって下っていきましょう!

なんか聖天通りを下ると、いつも「耳をすませば」を思い浮かべてしまいます!

参道の終点まで下ってきました!

あとはそのまま道なりに下っていけば、

〈9:20〉ゴールの生駒駅に到着です!!

なんかますます晴れてきてるなー!!

ブログ主が登った時間帯以外は、天気予報も当たってたみたい。

つくづく生駒山との相性が悪さを実感してしまう一日でした(´・ω・`)

まとめ

ということで今回は「生駒山」への登山でした!

大阪側からのメインコースの1つ『摂河泉展望コース』!!

緑豊かな「枚岡公園」や、ぬかた園地の「あじさい園」など、一年を通じて自然を満喫できる魅力的なコース!

コースは非常によく整備されており、道標も豊富!初心者からベテランさんまで生駒山の魅力を堪能できるコースだと思います!

次に生駒山に登るときは、天候に恵まれれば良いなーと思う1日でした!

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