2018年11月中旬に金剛山へ登りました!
金剛山は大阪府と奈良県の県境に位置する標高1125mの山で、大阪府にある山ではもっとも標高が高い山です!
特に毎日登山が有名で、おそらく関西では最も登山者が多く人気があり、200名山の1つにも数えられています!
ブログ主が金剛山へ訪れるのは今回の登山で、今年だけでも7回目(ブログ記事では5回目)。山頂を中心に数え切れないほどルートが豊富で、毎回登りと降りでルートを変えて登っていても登りきれないほどたくさんのルートがあります!
今回は奈良県の御所市にある「高天彦神社」を起点に、金剛山へ登ってきたので、その様子をご紹介します!
追記:金剛山のオススメルートをまとめてみました!
金剛山への登山ルート
御所市から金剛山への代表的なルート
金剛山には非常にたくさんのルートがあります。
今回は山頂の東側、奈良県の御所市からのルートを紹介します!御所市からのルートもたくさんありますが、駐車場があって利用しやすいルートを挙げるなら、
- 天ヶ滝新道 ← 御所市からのメインルート
- 石寺跡道
- 郵便道 ← 通行止め!
- 伏見道
などが代表的です!
天ヶ滝新道と石寺跡道は、天ヶ滝新道の登山口にある無料駐車場から登ることができます!詳しくはこちらの記事で↓
郵便道と伏見道は、高天彦神社に登山者も利用できる無料駐車場があります!
ブログ主は奈良県側か水越峠から金剛山へ登ることが多いです。というのも大阪府側からのルートは有料駐車場が多いんですよね~^^;
奈良県側、水越峠には無料駐車場が豊富です!
郵便道は通行止め!※2018年11月現在
平成23年と昨年の台風の影響で、郵便道は現在通行止めになっています!※2018年11月現在。
高天彦神社から登山口が最も近い人気のルートでしたが、高天ノ滝周辺と登山道の途中に大規模な崩落箇所があります。
ですが、ブログ主が訪れたときも修復工事が行われていたので、復旧する日もそう遠くないんじゃないかな~(^^)
迂回路あり!不動道(マツバカケ尾根ルート)!
郵便道は通行止めになっていますが、すぐ隣にあるマツバカケ尾根に迂回路の不動道ルートが整備されています!
これから紹介していきますが、迂回路への順路も非常にわかりやすく、道標も豊富でした!地元の方々が熱心に整備していただいているおかげですね(*´ω`*)!ありがとうごいます!
今回のルートと想定タイム
ということで、今回は高天彦神社を起点に、登りは郵便道の迂回路である「不動道」を利用し金剛山の山頂を目指します!下山はダイヤモンドトレールを進んで伏見峠から「伏見道」で下山し、高天彦神社へ戻ります!
- 不動道 高天彦神社→登山口→ダイトレ合流→一ノ鳥居→金剛山
- 伏見道 金剛山→伏見峠→登山口→菩提寺→高天彦神社
想定タイムは、
- 不動道(登り) 1時間45分~2時間15分
- 伏見道(降り) 2時間~2時間30分
行程全体としては、休憩時間も含めて、4時間~5時間ほどの行程として計画しました!
登山口の駐車場・アクセス!
高天彦神社に無料駐車場があります!
金剛山へ郵便道(不動道)、伏見道を利用する場合は、高天彦神社に登山者も利用できる無料駐車場があります。
駐車場は2箇所あって、合計で20台ほど駐車できると思います!
この駐車場と、
こちらの駐車場が利用できます!
高天彦神社へのアクセス!
高天彦神社へは県道30号線を進み、こちらの分岐を登った先にあります。標識もありますがけっこう見落としやすい細い道なので注意してくださいね!
ナビの設定は「高天彦神社」で大丈夫だと思いますが、もし検索結果に表示されない場合は、住所で検索するといいですね!
住所:奈良県御所市北窪158
公共交通機関を利用する場合は近鉄吉野線「薬水駅」が最寄り駅ですが、高天彦神社まで徒歩で1時間30分ほどかかるので、マイカー利用のほうが便利です!
それでは今回の登山様子をご紹介していきます!
金剛山に登山!
郵便道迂回路・不動道ルートで山頂へ!
駐車場で準備を整えて、出発前に高天彦神社にお参り。
この鳥居の前を左に進むと、郵便道の登山口があります。上でも紹介したように現在は通行止めとなっているので、お参りしてから駐車場へ戻りました!
駐車場には迂回路の順路がしっかりと整備されています。
迂回路(不動道)の登山口へはこちらの道を進んでいきます。
修復工事されている横を進んで、
イノシシ避けの柵を通過。
こちらの民家の前を、
右側に進むと、
不動道の登山口です。ここから山道に入っていきます。
登り始めは少し荒れている印象です。
しかし、すぐに歩きやすい登山道になってきます。
少し進むと、郵便道と合流しますが、通行止めの標識がしっかり整備されていていました!
不動道はこちらから脇道へ。
金剛山のルートはどのルートもそうですが、植林のスギ林の中を進んでいくルートが多いです。景色が開けているところが少なくて、これがけっこうしんどいんですよね~(´・ω・`)
途中、登山道が分岐している箇所もありますが、階段がある方へ登って行けばOKです!
途中にあるお地蔵さん。このお地蔵さんがこの登山道の名前になっている不動さんかな?
お地蔵さんから少し進むとベンチがあります。ちょっと休憩♪
ベンチの前にも道があって、この道を進むと急坂が多いですが少し近道になります。
ブログ主はそちらには進まずに、道なりに登りました。
ちょっとだけ自然林が広がる場所もありますが、このあたりの紅葉はもう終わってしまったようですね。
再びスギ林を登ります。このあたりは少し急。
登っていくと、先程のベンチからの近道と合流。
合流するとすぐにベンチがあります。
少しだけ景色が開けてました!天気は大丈夫かな?
登山道にも晴れ間が出てきました(*´ω`*)!ここからは尾根道。
尾根をしばらく進むと、山腹を横切る道があるのでそちらに進めば、
ダイヤモンドトレールと合流できます!
ロープが張られている左の道が郵便道。
ダイトレに合流すると、ちょっとガスが…・ω・。さっきまで晴れてたのにな~。
ダイトレ合流地点からすぐに金剛山の入り口、「一ノ鳥居」があります。
一ノ鳥居をくぐって、山頂へ向かいます。ガスが濃くなってきた^^;
でも山頂付近はスギの巨木が多くて、ガスが出ると神秘的な雰囲気になるので、それはそれでブログ主は好きですけどね(^^)
あれ!!折れてる!
こっちもだ(゚д゚)!!ブログ主が8月に訪れたときは倒れてなかったので、今年の9月にあった台風の影響ですよね!
今年の台風は本当にすごかったもんな~。
仁王杉はさすがにびくともしてなかったです(゚∀゚)!
全く関係ないですが、「びくともしてない」の”びく”ってなんだろう?( ゚д゚)ビクッ!の”びく”ではないですよね?
山頂へ向かう前に葛木神社にお参り♪
先客がおられましたか。それにしても9時ぐらいの早めの時間帯で天気もこんな感じですが、それでも金剛山は人多いな~。
夫婦杉も無事でした♪でも大きすぎてやっぱり写真に収まりきらない・ω・
転法輪寺にも参拝しました。
広場を抜けて、
金剛山の山頂へ到着!景色はやっぱり見えませんでした^^;残念。登山口からのコースタイムは1時間30分だったので予想よりも早く到着できました!
この日の山頂はけっこう寒い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 風がないのがせめてもの救いでした!
お!何やら工事してる!!
青崩道の修復工事ですね!水越峠から直接、金剛山の山頂へ登ることができる人気のコースなのでありがたや~(*´ω`*)
広場に戻って気温を確認すると、なんと3℃でした(´゚д゚`)!どうりで寒いわけだ~。
広場におられた方に伺った所、少し前までは1℃だったそうです。この時期の金剛山にしてはかなり気温が低い。
寒いからこの日は屋根付きのベンチで休憩♪
暖かい紅茶が体に沁みる~(*´ω`*)♪
休憩していると、毎日登山に訪れた方が来られたので少し雑談。昨年から毎日登山を始められたそうなのですが、なんと今年だけでもう200回を越えているそうですΣ(゚Д゚)恐るべし。
大阪側から登られているそうなんですが、駐車場をどうしているのか聞いてみると、半年単位で麓に駐車場を借りているんだとか!なるほどそういう方法もあるんですね~。
金剛山では登山回数を管理してもらえて、規定の回数をクリアするとこのように名前を貼り出してもらうことができます!
ブログ主は回数登山では無いので、いつも申告していませんが、貼り出されると達成感があっていいかもですね!
中には1万回を越えている猛者もおられます!
伏見峠から伏見道ルートで下山!
ではでは一ノ鳥居まで戻って、伏見峠を目指してダイトレを進みます。一ノ鳥居までブログ主は金剛ロープウェイ駅まで続く遊歩道を歩きましたが、行きと同じ道でも時間はあまり変わりません。
お!ヤマドリだ!
ヤマドリは個体数の少ない貴重な鳥。ブログ主も金剛山で出会ったのは初めてでした!ラッキー♪
ヤマドリはすぐに山の中へ逃げてしまったので、ダイトレを通って伏見峠へ進みます。
ちはや園地に到着!さすがにこの時間帯は人を見かけませんでした。
ちはや園地の少し先、キャンプ場付近は少しだけ紅葉も残っていました!
今年の紅葉もこれで終わりかな~。今年は吉野山や鈴鹿の雨乞岳でもキレイな紅葉が楽しめたので、紅葉の当たり年だったかもですね~(*´ω`*)♪
伏見峠は金剛山キャンプ場のすぐ近くにあります。ここから伏見道へ進んで下山していきましょう!
伏見峠から山道に入るとすぐに、石寺跡道との分岐があります。
伏見道は左です!石寺跡道はこの記事のルート紹介にリンクを貼っているので、詳しくはそちらからどうぞ!
うわーブログ主より背が高い笹(´・ω・`)登山道を覆っているので足元がわかりにくい。
笹をかき分けながら進むと、さらに分岐。こちらからでも石寺跡道へ合流できるみたいですね!
分岐を過ぎると歩きやすい登山道になりました!ベンチもあって休憩しやすいね!
さぁどんどん下っていくよー。
やっぱり金剛山の登山道はスギ林ばっかりだね。
この伏見道もしっかり道標が設置されていてわかりやすい登山道ですね!この道標、木が新しいので設置されたのは最近かな?
ん?道標になんか書いてある…。
桐生くんって誰?陸上の桐生くんかな?たしかにあれだけ足が速ければ15分で登れそうだけど!
ベンチも所々にあって、歩きやすい登山道です。このベンチも新しそう!
伏見道を下っていると、
なにこれ!?赤いバナナみたいなのがありました。
歩きやすい登山道でしたが、登山口に近づいて来ると、倒木が目立つようになりました。
けっこう荒れてるね。
荒れた箇所を過ぎると、
足元が少しぬかるんでる!流れがあるのでちょっとした小川みたいになってました。
お!小屋がある!
ということで、ここが伏見道の登山口でした!
ヤシの木…?
伏見道登山口すぐ近くにある菩提寺で休憩!境内にベンチがあるので休憩させてもらいました♪
吉野山、大峰山方面も曇ってますね~。結局、この日晴れ間が出たのは、伏見道を登っている少しの間だけでしたね。
菩提寺から少し下ったところに、高天彦神社へ戻る山道があります。
高天彦神社までの山道も手すりのある金網の橋があり、しっかり整備されている印象でした!
川を渡って、
手すりのある階段を進みます。
こんな所にも手すりが(゚∀゚)!
お!ここで終わりですね!
抜けてきました!
民家のお庭を通らせてもらうみたいですね!おじゃましまーす!
ということで、登りで利用した不動道との分岐に到着しました!ここを右に進んでゴールの高天彦神社へと帰りました!
下山は金剛山山頂から伏見峠まで30分ほど。伏見峠から伏見道で高天彦神社まで1時間20分ほどの道のりでした♪
まとめ
ということで今回は金剛山へ高天彦神社を起点に、登りは通行止めとなっている郵便道の迂回路「不動道」、降りは「伏見道」を通って高天彦神社へ戻る、奈良県御所市からの周回ルートでした!
行程全体では登り1時間30分、降り1時間50分、休憩込みでトータル4時間で登り切ることができたので、とってもスムーズに歩くことができてよかったです!
郵便道の迂回路「不動道」は、崩落箇所のある郵便道へ進んでしまわないように道標がしっかりと設置されていて、階段も整備されているので歩きやすい登山道という印象でした!
でも、ダイトレに合流するまでは景色に変化の少ない、単調なルートなので少し退屈するかもしれないです。
「伏見道」は、登山口付近に倒木が多く少し荒れた印象ですが、それ以外は概ね歩きやすい登山道でした!
伏見道は御所市からのルートの中ではあまり人気がないルートみたいですが、所々にベンチや道標がしっかり整備されているので、高天彦神社から周回する場合は利用するといいですね!
金剛山は冬の雪山の時期も初心者でも登りやすい山で、山頂付近のスギの大木が真っ白に染まる景色がとっても美しいので、次は雪が積もる季節にでも登りに来ようかな~(*´ω`*)
ではまた~(^_^)/~