2019年11月下旬、虎御前山と小谷山に登ってきました!
虎御前山・小谷山は滋賀県長浜市にある山。小谷山は浅井家三代の居城「小谷城跡」がある山です!
戦国時代、織田信長と朝倉義景との同盟を結んでいた小谷城主”浅井長政”は、信長による朝倉討伐戦を見過ごすことができず、信長との同盟を断ちました。
信長と徳川の連合軍との”姉川の戦い”に敗れ、小谷山にある居城”小谷城”も包囲されてしまいました。その時、織田軍が陣を築いたのが小谷山の目と鼻の先にある”虎御前山”。
難攻不落とされた小谷城ですが、織田軍の勢いに押されついに落城。城主の浅井長政は小谷城にて自刃しました。
それから現代まで浅井長政とその妻で信長の妹の”お市の方”の悲劇の舞台といて語られています。浅井三姉妹の物語は大河ドラマにもなりましたよね!
ということで今回は、そんな戦国時代の歴史ロマンあふれる二山を散策してきました!
標高:虎御前山224m(229m)、小谷山495m
場所:滋賀県長浜市
2万5000分の1図:虎御前山
虎御前山・小谷山の登山コース!
虎御前山の代表的なルート!
虎御前山への登山コースは基本的に尾根通しの一本道です!南北に登山口があり電車でのアクセスがいいです♪
単体で登る場合のコースとしては、
- 虎姫駅→登山口(矢合神社)→虎御前山→北登山口→河毛駅
スタート地点は「虎姫駅」or「河毛駅」の南北どちらの登山口からスタートしてもOK!歩きやすいハイキングコースが整備されています!
小谷山の代表的なルート!
小谷山の代表的な登山コースは、
- 追手道:マップ右、小谷城跡を巡るコース
- 清水谷道:マップ中央、武家屋敷跡を巡るコース
- 山崎丸コース:マップ左、山頂の大嶽から尾根通しのコース
などのコースがあります!
やはり一番人気なのは追手道!浅井家三代の居城「小谷城跡」を巡りながら山頂を目指すことができて、やや階段は多いですが歩きやすいコースです!
追手道で小谷山の山頂(大獄)に登り、下山に”清水谷道”か”山崎丸コース”を選択すると良いと思います♪どちらかと言えば武家屋敷跡が並ぶ清水谷道の方が見所が多いかもです!
今回のプラン!
今回は小谷城跡ガイド館(戦国ガイドステーション)の駐車場を起点に虎御前山→小谷山の順で2山に登ります!
まずは虎御前山。駐車場を出発し「北陸自動車」の高架を潜って北登山口へ。北登山口から信長軍の陣跡を巡りながら虎御前山を南に進みます!虎御前山から下ると一旦駐車場へ戻ります。
駐車場へ戻り次は小谷山へ!小田城跡を巡る「追手道」を登り、城跡を散策して清水谷分岐へ。清水谷分岐から小谷山の山頂である「大獄」まで往復して、下山は浅井家の武家屋敷跡がある「清水谷道」を下ります!
このプランの標準コースタイムは約5時間30分!
※虎御前山2時間20分、小谷山3時間10分!
今回のプラン!
- 虎御前山:駐車場(9:18)→北登山口(9:34)→虎御前山(9:48)→登山口(10:24)→駐車場(10:56)
- 小谷山追手道:駐車場→番所跡(11:25)→清水谷分岐(12:01)→小谷山(12:12-35)
- 小谷山清水谷道:清水谷分岐(12:43)→資料館(13:07)→駐車場(13:14)
天候:晴れ
距離:12.1km
活動時間:3時間56分
虎御前山・小谷山へのアクセスと駐車場!
「小谷城跡ガイド館」の駐車場を利用!
今回は「小谷城跡ガイド館 浅井三代の里(戦国ガイドステーション)」の駐車場をお借りしました!
こちらの施設のシンボルになっているこの大きな兜は、NHKの大河ドラマ「浅井三姉妹 江~姫たちの戦国~」の放映を記念して建てられたものです!
こちらがガイド館と駐車場。
ガイド館では期間限定で麓から城跡までをつなぐ「小谷城シャトルバス(小谷城バス)」が運行されています。ボランティアガイドさんが同乗して小谷城の歴史について解説していただけます♪
小谷城バスの詳細:http://kitabiwako.jp/spot/spot_25272
住所:滋賀県長浜市湖北町伊部768 Google Mapへ!
TEL:0749-78-0300
営業時間:9:00~17:00
駐車場:普通車30台 大型2台
HP:長浜・米原・奥びわ湖観光
また清水谷側の「小谷城戦国歴史資料館」の駐車場も利用できます!
こちらの資料館には浅井長政やお市の方の肖像画などの展示や、小谷城跡から出土した遺物などの紹介もされているので、小谷城と浅井三代の歴史の理解を深めながら散策するとより楽しめると思います♪
住所:滋賀県長浜市小谷郡上町139番地 Google Mapへ!
TEL:0749-78-2320
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週火曜日および年末年始
入館料:高校生以上300円/小中学生150円
アクセス!
登山口へのアクセスは、
マイカーの場合、北陸自動車「小谷城スマートIC」から約5分!
- ナビの設定は「小谷城跡ガイド館」or「小谷城戦国歴史資料館」
公共交通機関の場合はJR北陸本線「河毛駅」!徒歩30分!
- 電車の場合は「虎姫駅」から虎御前山→小谷山の順に巡るのがオススメ!
公共交通機関でのモデルコース!
- 虎御前山:虎姫駅→南登山口→山頂→北登山口
- 小谷山:追手道→山頂→清水谷道→河毛駅
虎御前山・小谷山に登山!
まずは虎御前山を巡る!
〈9:18〉まずは小谷城の浅井家を討滅した織田軍が陣を築いた”虎御前山”に登ります!
駐車場を出発して西側に見える山が虎御前山です!
こっちが小谷城跡のある小谷山。駐車場からしばらく小谷山を眺めながら道路を進み、
石材店のあるところで北陸自動車の高架を潜ります。
〈9:34〉高架を過ぎた所にあるここが虎御前山の北登山口。
ここから虎御前山を南にむかって散策します!登山口からしばらくは階段が急ですが、
しんどい区間は最初だけですぐに穏やかな散策路になります。
登り始めてしばらくすると柴田勝家砦跡。信長亡き後に後継者を決める清須会議で秀吉と対立し”賤ヶ岳の戦い”で敗れた戦国時代の名武将。
信長の妹で小谷城の城主”浅井長政”の妻であった”お市の方”を、浅井家没後に正室として妻に娶りました。
虎御前山のコース内には砦の堀や土塁などの跡もたくさん残っています。
柴田勝家陣から少し進んで、小高い場所にあるここが、
木下秀吉陣地跡です!いずれ対立する柴田勝家陣の隣りにありました!太閤様もまだこのときは”木下”の姓だったんですね。
一応ここが虎御前山の224mのピークで山頂となっていますが、
そこからさらに10分ほど進んだところにある、
織田信長陣跡地のほうが少しだけ標高が高いようでした!
〈9:48〉ということで登山口から15分ほどで虎御前山の山頂に到着!
織田信長陣の再現図。
織田信長陣地跡は他の陣地跡よりもやはり見晴らしがよくて小谷城と向かい合うように築かれていたみたいですね。小高い丘のようになっていて休憩にも最適のスポット!木々の隙間からではありますが少しだけ展望もありました!
次の予定もあるしあまり長く休憩は取らずに先へ進みます!このあたりから下山するまではほとんど平坦~やや下りの道が続き、とっても足取り軽く進めました♪
こちらは虎御前山城跡の礎石建物をベンチとして復元した物。間近に大きな堀があり、この場所は虎御前山城跡の中でも要の位置だったと考えられています。すぐ北側には堀秀政の陣跡もあり、このベンチの真正面には、
琵琶湖の展望が広がっています(*´∀`*)!真正面の琵琶湖内にある島は”竹生島”。パワースポットとして人気の島ですね♪竹生島へはクルーズ船も運行されています!
虎御前山周辺には陣跡だけでなく、古墳もたくさんあります。
古墳群を抜けるとNTTの電波塔があり、ここで林道に突き当たります。
そこから林道を下っていきます!
林道の途中から麓の展望♪田んぼがカラフルできれい(*´∀`*)
林道沿いは紅葉も見事でした(*´ω`*)♪
林道をしばらく下り車止めゲートを過ぎると、
公園の様な広場がありました♪この広場は休憩にもいいポイントですが、
景色も素晴らしくゆっくりするならコース内で一番いいスポットだと思います♪
北西側、高島方面に遠くに見る山は赤坂山。マキノ高原から以前登りました!いつかは高島トレイルにも挑戦してみたい!
こっちがここに来る前に早朝に登った賤ヶ岳。秀吉が天下統一する第一歩”賤ヶ岳の戦い”の舞台となった山です!
こちらの広場は丹羽長秀の陣地跡でもあります!
広場でひとしきり景色を楽しんだし、どんどん進んでいきましょう!
途中に岩屋寺というこじんまりとした祠がありました。石碑には”弘法大師”の文字。今年は高野山関連のコースをたくさん歩いたけど、高野山から遠く離れたここにも弘法大師縁の地があるんですね(゚∀゚)!
そのすぐ先には展望台もありました!
展望台から虎御前山とその奥にこのあと登る”小谷山”。秋も深まって紅葉した木々が山を覆っています♪これは小谷山も紅葉が期待できそう(*´∀`*)!
それにしても虎御前山は標高200m台の小さな山なのに展望スポットは豊富ですね!コースもまさに”ハイキング”って感じで初心者の方やファミリーハイクでも楽しいコースだと思います♪
ほんといい時期に登りに来たなー♪このあたりの紅葉は11月20日前後がベストっぽいですね!
地図でも気になっていた”キャンプ場”の文字。下山後調べてみると”虎御前山教育キャンプ場”という滋賀県立のキャンプ施設だったみたい。
でも閉鎖中とも書かれていたから利用できないのかな?景色がいいキャンプ場だから利用してみたかった。
展望台からコースに復帰して下っていくと、
林道と合流して矢内神社の境内裏に出てきました!
あとは紅葉の美しい境内を下って、
〈10:24〉矢内神社の境内入り口である虎御前山登山口に下ってきました!
境内入り口からこちらに進めば虎姫駅ですが、
ブログ主は虎御前山の麓を歩いて小谷山の登山口へ戻ります!
小谷山を真正面に眺めながら登山口のガイド館へ川沿いの農道を歩いていく!
虎御前山の登山口からだいたい40分ぐらいかな?結構遠かったけど、天気も良くてのどかな田園風景を楽しみながら戻ることができます♪
橋を渡って、北陸自動車の高架を潜り、
〈10:56〉車を停めたガイド館に戻りました!少し休憩して再度、荷物を背負い直し、靴紐をきっちり結んで次は小谷城跡を巡ります!
追手道で小谷山へ!浅井家の居城「小谷城跡」を巡る!
それではガイド館から小谷山へ向かいましょう!
ちなみにガイド館からは小谷城の入り口である”番所跡”まで車で登ることもできます!登山ではなく小谷城跡の散策がメインの方は車で登るのもいいですね♪
小谷城跡への車道を少し登ったところに”追手道”の入り口があります。ここから登山道へ!
ここの少し手前にも登山口がありましたが、松茸山の為、9月15日~11月30日まで入山禁止でした!ということで少し先のここから山へ入ります!
ん~それにしてもいい天気だ(*´∀`*)本当はキャンプして翌日に小谷山に登る予定で長浜市に来ましたが、翌日の天候が崩れたため、少し無理して予定を前倒しにして正解だったかも。
早朝に賤ヶ岳にも登ってきたので体力的にはしんどいけど、雨の中で山に登るよりは全然いい♪
登山道から一旦、車道へ。小谷城跡へ続く道路沿いは本当に見事な紅葉でした♪
そして再び登山道へ戻ります。
ここから小谷城まではしばらく傾斜が一定のキツめの登りになります!ちょうど先行されていたハイカーさんがおられました。
登りの途中に峠がありました。ここは”間柄峠”という場所のようで、説明板を呼んでみると六角高頼が浅井亮政を討つべく、小谷城に攻め入った際、越前より朝倉氏の軍奉行”朝倉教景”が来援しました。
この場所はその朝倉教景に従って武将の”真柄備中守”が守った所で、その名をとって”真柄峠”と呼ばれるようになりました。でもなんで”間柄峠”と字が変わったんだろう?
間柄峠から少し所で登山道と道路がすぐ横に並走します。小谷城跡の手前のここまで車で登ってこられるみたいですね!
そこから小谷城跡の”金吾丸”跡がありましたが、登ってみても看板以外には特に何もなかったので割愛して、金吾丸から下ってきたところで車道の終点と合流します!
ここから小谷城跡に入ります♪小谷城は日本五大山城の一つに数えられているほど立派なお城。城主の浅井長政とお市の方の悲劇の舞台として語られ続ける山城です。
織田信長と決別後、朝倉義景とともにここから南に5kmほどの所で織田・徳川連合軍を迎え撃った”姉川の戦い”に敗れ、この小谷城に包囲されました。その時、織田軍が陣を築いたのが虎御前山です。
守りに長け、攻めに有利な難攻不落の小田城ですが織田軍の勢いに押され徐々に追い詰められ、朝倉軍が滅亡したのち、ついに落城。長政は本丸の赤尾屋敷で自刃しました。
そんな歴史を想いながら小谷城跡を散策していきます!
小谷城跡では入山料は必要ありませんが、小谷城跡の整備のため協力金という形でご協力することができます!ブログ主も少しだけではありますがご協力させていただきました!
〈11:25〉小谷城の入り口でる”番所跡”。山の中の一本道だからここで来訪者を検問するのに適した場所だったんでしょうね。侵入が難しいのも山城の利点だったんだと思います!
番所跡からちょっと登ったところに景色が開けた場所がありました!真正面の麓に見えるのがさっき登った虎御前山です!ここで織田軍と睨み合っていたんですね。
小谷城の主郭に近づくにつれて史跡が続々と続いていきます!
こちらは”御茶屋跡”。主郭の最先端に位置し、”御茶屋”というなんとも平和な名前ですが、周囲に土塁がみられる様子から名前に似つかわしくない重要な軍事施設だったみたいです!
お!カモシカいるの(゚∀゚)!出会えるかな?
そこから御馬屋敷跡、
首据石と史跡が並びます。この石、上部が真っ直ぐになってるな~と看板を読んでみると、この石の上でさらし首にしてたみたい(´・ω・`)
手を置きながら看板を読んでたから、ビックリして手を避けました…。
落ち葉の真っ赤な絨毯♪ここは”桜馬場跡”。大河ドラマの撮影でもロケ地になった場所です。看板で紹介されていました。
ほんと、紅葉の時期を選んで正解だったなー♪
そして正面の石垣が小谷城の本丸跡です!本丸前の”大広間”は紅葉のスポットとしても人気!でも少しだけ終わりかけの時期っぽい。
石垣を登って本丸に到着!
本丸から大広間を見下ろし少し休憩!小谷城があった当時はどんな景色だったんだろう?
本丸から山頂(大獄)に向かいましょう!
中丸を過ぎて、
小谷城陥落を決定づけた木下秀吉の奇襲により占拠された”京極丸”を巡りました。
長政の父・久政が自刃したとされる小丸を過ぎると、苔むした大石垣!
石垣を登ったところが追手道側の尾根の最上部である”山王丸跡”です!山王丸跡ではたくさんのハイカーさんの一団が休憩されていました。ちょうどお昼時なのでお食事タイムですね!
これから山頂まで登る人と、ここでもう少しゆっくりしてから清水谷道を下る人で2班に分かれて行動するようでした。みなさんにご挨拶してブログ主は先へ進みます!
山王丸からは一旦下りになります!下りの途中からは山頂の大獄までの稜線♪
しばらく下って、この”六坊跡”の少し先に、
〈12:01〉清水谷道の分岐があります!下山は清水谷道を下りますが、山頂にも登りたいのでここから往復します!
清水谷分岐からは一転して急な登り!山頂まで距離は短いけど、早朝から賤ヶ岳にも登ったこともあり、辛い階段にバテ始めました…^^;
山頂までのちょうど中間あたりに”岩屋”という展望台があります!
展望台からはこれまで登ってきた小谷城跡のある追手道の尾根が見渡せます!さらに遠くには左奥に滋賀県最高峰の伊吹山。真正面の遠くには霊仙山まで見渡せました!
山頂までのこり100m!あとちょっと!
〈12:12〉階段を登りきって、小谷山山頂に到着です!
小谷山495m!最後の登りが結構疲れたー!
小谷山の山頂にある大獄(おおづく)城址は浅井氏の初代”亮政”が築城し、初期段階において小谷城の主郭が置かれていたと考えられている場所です!
小谷城の戦いの際には、信長の侵攻を防ぐために朝倉氏によって改造された曲輪。現在は広々とした広場のようになっていて休憩にも良い場所だと思います♪
ブログ主も山頂で軽くランチタイム♪いつものランチパックと紅茶!最近こればっかりだな。
清水谷道で屋敷跡を巡り下山!
〈12:35〉ゆっくり休憩できたのでそろそろ下山しましょ!下山を開始すると先程、山王丸で休憩されいたグループの方が続々と登ってこられました!
登りの方々優先で道をお譲りしながら、待ち時間で紅葉見物♪
〈12:43〉あれだけ急で辛かった階段も、下りでは一瞬のこと。距離は登りで感じた距離感とは違って本当に短かったです。
清水谷分岐から今度は谷へ向かって清水谷道を下山します!
大獄から尾根通しに山崎丸コースを下山してもよかったのですが、マップを確認した限り、こちらのほうが見所が多そうでした!
この清水谷道には浅井家を支えた武家のお屋敷跡が次々と並んでいます!
こんな谷の深いところにまでお屋敷が並んでいた当時の姿は想像できないけど、きっと今よりも人の往来が多くて、道の様子も全然違ったんでしょうね~。
谷筋のコースは紅葉はあまりありませんが、静かな川の流れや木漏れ日が美しく、これまでの道のりと一風変わって楽しく下れるコースでした。
途中にある”蛙岩”という大岩。カエルというには迫力満点ですが、言われてみればカエルの顔に見えなくもない。
しばらく谷を下って、道が一際広く平坦な場所に降りてきました!
この場所が、浅井家の”御屋敷跡”。浅井亮政・久政・長政と三代続いた小谷城の城主が暮らしたお屋敷があったと考えられている場所です!お市の方やその子供たちもここで暮らしていたそうです。
初代城主”亮政”が、江北の守護”京極氏”を招いた時の記録には、この清水谷にあった屋敷の様子が描かれているそうです。
御屋敷跡からは平坦な道が続きます。
途中、清水谷と小谷城の番所をつなぐ”虎ヶ谷道”という道が合流しますが、この道は途中で行き止まりになっているみたいでした。
虎ヶ谷道は道の両側に曲輪が多く配置された道で、他の谷に比べて固く防御されていたことから小谷城で最も重要な道であったと考えられています!
城主や武家の屋敷と山城を繋ぐ道だから、厚く警護されていたんでしょうね~。
その後も麓に降りるまでは屋敷が続き、
真っ直ぐ進んで、舗装路に出た所で麓に降りてきました!ここの右側の建物が、
〈13:07〉小谷城戦国資料館です!今回はその後の予定の関係で立ち寄れませんでしたが、もし下山後にお時間がある場合は立ち寄ることをオススメします!
小谷城戦国資料館からも追手道への登山口があります!こっちのほうが周回する場合は歩きやすいかも。
麓から小谷山。
〈13:14〉ということで無事スタート地点のガイド館に戻ってきました!
虎御前山と小谷山を合わせての歩行距離が12kmちょっと。早朝に登った賤ヶ岳も合わせるとトータルで約20kmもあり、けっこうヘトヘトに疲れましたー。
でもその分、達成感もあって、こんなに良い天気の中で見どころの多い山歩きができて本当に楽しかったです♪
まとめ
ということで浅井三代の居城を巡る虎御前山・小谷山への登山でした!
日本五大山城の一つに数えられる”小谷城跡”を初め、三代続いた戦国武将”浅井家”の歴史に触れながら史跡を巡る見どころの多い山で、ハイカーさんだけでなく歴史好きにもオススメしたい山だと思います♪
コースは虎御前山も小谷山も全体を通して危険箇所や難所はなく、よく整備されていて、比較的穏やかな登山道だったという印象です!
虎御前山は展望ポイントも豊富で、南北どちらの登山口も電車でのアクセスが良く、道も非常に歩きやすくて明瞭なのでファミリーから楽しめます!
小谷山は駅から少し遠いけど駐車場が豊富で、小谷城跡のすぐ手前まで車で登ることもでき、期間限定でガイドさん付きのシャトルバスも運行されるなど、観光面でも充実していました!
歴史探訪するなら2山をセットで登りたいですが、どちらの山も単体でも十分魅力ある山なので、1山ずつゆっくり巡るもの楽しいと思います!