2023年3月下旬、今回は高野参詣道『槙尾道・長坂街道』を歩いてきました!!
久しぶりの高野山の関連コース!!
『槙尾道』は、弘法大師空海さまが施福寺がある槇尾山へ通う際に、利用したとされる歴史ある街道です!!
高野山へのメインルート”高野七口”に比べると少しマイナーなルートですが、竜王渓の風景が美しいトロッコ道や、歴史風情ある古道と、変化が楽しい参詣道を辿り高野山を目指しました!!
『高野参詣道・高野七口』についてはこちら↓
高野参詣道『槙尾道・長坂街道』とは?
『槙尾道・長坂街道』は仏教の聖地”高野山”へ通じる参詣道のひとつ!!
高野山より紀の川に達する最短ルートであり、弘法大師が槇尾山・槇尾寺(現 施福寺)への往来のために利用した道だったと考えられています!別名『長坂街道』!
江戸前期の”西国道中記”にもこの道を通り槇尾山を目指したとあり、寛政期の”高野山絵図”にも「槙尾道」が描かれている、歴史ある街道です!
またコース前半にあたる九度山駅~高野下駅の区間には、丹生川・不動谷川沿いには『竜王渓(龍王峡)遊歩道』が整備されています!
この遊歩道は高野山で伐り出した木材を運搬するために敷設された『高野山森林鉄道跡』に整備されており、通称『トロッコ道』とも呼ばれます!
渓谷沿いの美しい風景から、参詣者で賑わったかつての宿場町、石道標が並ぶ山道を抜けて高野山を目指す、道中の変化が楽しい魅力たっぷりのコースとなります♪
コースマップ
こちらがコースマップです!かなり縦長になってしまった^^;
竜王渓遊歩道・トロッコ道:九度山駅からスタート!町役場の入口脇の林道へ入り渓谷沿いの遊歩道を辿る!丹生川橋梁を眺めて進むと宿場町として賑わった”椎出集落”にレトロな高野下駅があります!
槙尾道:椎出から『長坂街道』の所以である長い林道を登り苅萱堂跡へ。そこから地道区間に入り、地蔵・大師堂が並ぶ山腹を進むと、”京大坂道”との合流点「神谷辻」に至ります!
旧白藤小学校で休憩し、神谷集落を抜けて四寸岩へ!階段を降ると極楽橋に到着!
京大坂道『不動坂』:極楽橋から「いろは坂」「花折坂」を登る!登りきれば不動坂口女人堂にゴール!!高野山に至ります!!
〈コース概要〉
- 起点:九度山駅 終点:不動坂口女人堂
- 総距離:約11.4km
- 標準コースタイム:5時間
山行データ!
- 九度山駅(6:17)→高野下駅(6:55)
- 苅萱堂跡(7:28)→神谷辻(8:07)
- 旧白藤小学校(8:12)→四寸岩(8:33)→極楽橋(8:37)
- いろは坂入口(8:44)→清不動堂(9:05)→不動坂口女人堂(9:16)
スタート地点へのアクセス・駐車場
駐車場:道の駅「柿の郷 くどやま」
今回は道の駅『柿の郷くどやま』に車をデポさせて頂きました!
こちらの道の駅は駅から徒歩15分!『町石道』の起点である慈尊院のすぐ近くにあります!
九度山町の情報を発信している観光案内所(世界遺産センター)があり、他にも産直市場、レストラン、パン屋さんなどもあるので、お立ち寄りにもオススメ!!
また道の駅・九度山駅のちょうど中間あたりにも観光駐車場があります!
真田庵のすぐ近く!
注意点として、こちらは利用時間(8:00-18:00)があり、時間外は施錠されます!
アクセス
〈マイカーの場合〉:道の駅へ
- 京奈和自動車道「高野口IC」から約5分
〈公共交通機関の場合〉
- 南海高野線:橋本駅→九度山駅/260円
〈高野山からの帰り〉
- 高野山内バス(南海りんかんバス):各スポット→高野山駅
- ケーブル:高野山駅→極楽橋駅/500円
- 南海高野線:極楽橋駅→九度山駅/340円
高野参詣道『槙尾道・長坂街道』を辿る!
龍王峡遊歩道・トロッコ道:九度山駅→高野下駅
〈6:17〉それでは九度山駅からスタート!!
駅のトイレ脇にある階段を下り、右側の歩道橋を渡ります!!
まずは道の駅・慈尊院方面へ向かいましょう!
ちなみに駅から竜王渓遊歩道までは、このようにしっかりと道案内があります!
歩道橋から少し進むと、T字の交差点があります!
『←九度山町役場』の標識が目印!
〈6:22〉九度山町役場の入口脇(左側)の小道を進みます!!
ここから道なりに進んでいくと遊歩道と繋がっています!
民家が並ぶ通りを抜けると、
車1台分ぐらいの林道が続きます!
おー桜だー(゚∀゚)!!もう4月だもんなー!!
今年はかなり天候が安定してるから、開花時期も早めだったのかな?
遠くに見える山は高野山の弁天岳かな?
今回はロングコースなので、体力温存しつつのんびり進んでいきましょう!
しばらく進むと、このような橋があります!
橋を渡ったところから、地道の遊歩道となります!!
屋根を水が伝ってる(゚∀゚)!!
竜王渓遊歩道は、丹生川・不動谷川沿いの遊歩道なので、高野下駅までアップダウンがほぼないフラットな道です!
高野山へのウォーミングアップにぴったりの遊歩道♪
ちなみに対岸の道路が県道13号線!矢立峠で国道480号に合流して高野山の大門に通じている道路ですね!
その上を走っている線路が南海高野線です!
〈6:39〉しばらく遊歩道を進んでいくと鮮やかな赤色の丹生川橋梁が見えてきました!
丹生川橋梁と竜王渓!!橋台にレンガが使われていて、レトロな趣き♪
橋の下をくぐると、その先に橋梁が眺められる広場がありました!
少し休憩して先へ進もうと歩きだすと、ゴトゴトと聞こえてきました!
振り返るとちょうど高野山へ向かう電車が(゚∀゚)!!桜と電車!!撮り鉄バンザイ!!!
ほんと風景を楽しみながらのんびり歩ける遊歩道ですね!!
トロッコ道が敷かれていた時代はどんな風景だったのかな?
そんなこんなで民家が見えてくると、遊歩道も終点です!!
民家の先に県道へ出れる橋がありますが、そのまま沢沿いをまっすぐ進んで高野下駅へ向かいます!
椎出の集落に入りました!
大正14年の南海高野線・高野下駅ができ、それまでは徒歩で高野山へお参りしていたのが、鉄道を利用する形態へと一気に変化しました!
トロッコ道や槙尾道は、紀の川からの最短ルートとして多くの参拝者が訪れるようになり、椎出集落はその参拝者をお迎えする旅館街として賑わったそうです!!
〈6:55〉集落を進んでいくと高野下駅に到着!!
レトロな駅舎の真下を通る道!!レトロな駅舎と右書きの駅名板がいい味出してる~!!
駅舎を潜って正面へ!
駅には竜王渓遊歩道や槙尾道を含め、周辺のハイキングコースのマップが掲示されていました!
槙尾道・長坂街道:苅萱堂跡→神谷辻
高野下駅から槙尾道を進んでいきましょう!駅の正面口にある橋(左手)を渡ります!
ちなみに右手へそのまま川沿いを進んでいくのが「トロッコ道」なので、今回はここでお別れ!
トロッコ道は下古沢駅→上古沢駅方面へと続いていきます!上古沢駅あたりから『町石道』へも合流できるので、トロッコ道・町石道で高野山を目指すプランも魅力的だと思います♪
橋をわたると県道のカーブのところに椎出郵便局があります!
槙尾道は郵便局の前の道を登っていきます!
交差点から少し登ると、道脇に『御成婚記念道程標』の石柱が立っています!
槙尾道のこの道路は『新高野街道』といい、大正四年ごろにできた道路!
高野山開創1100年記念法会(大正4年)に合わせて、高野口から不動坂口女人堂に至るこの道路が再整備され、県道に昇格して誕生しました!
その後、大正13年には昭和天皇の御成婚を記念して、椎出(ここ)、神谷、女人堂に「御成婚記念道程標」が建立されました!
新高野街道を登っていきましょう!
結構奥まで住宅が続いてる!!
その住宅にある電柱や軒先には、高野山への道案内が並んでいます!
今回、驚いたのはコース内の道標の多さ!!
約200mほどの間隔で設置されているので、途中でマップの確認をする必要がないほど、道順がわかりやすかったです!!
新しく設置された道標だけじゃなく、古くから立っているであろう石道標もたくさん見かけました!
〈7:06〉民家の最奥まで来ると、分岐があります!
左が「槙尾道」で、正面が「新高野街道」!
ここはどちらを進んでも苅萱堂跡の手前で合流できるのでどちらでもOK!
ブログ主は槙尾道の道案内に従って左の林道を登っていきます!
この長くて急勾配の坂がけっこうキツイ!!
全体を通してもこの日で一番しんどい場面でした!
たぶん『長坂街道』の由来って、このキツイ登り坂のことだよね…^^;
『紀伊続風土記』の椎出村の項には「其間に長坂といふ坂あり」との記述があります!たぶんここ!!!!
竹やぶの急坂が一旦落ち着くと、畑が広がっていました!
その畑から振り返ると向かい側に槇尾山もある和泉葛城山の稜線が見渡せます!!
大師さまもここから向かう先を眺めてたのかな?
畑を過ぎても同じような急坂の林道が続きます!その途中にイノシシの箱罠がありました!
〈7:19〉息を切らしながら林道を登れば、先ほど分岐した新高野街道と合流!
合流してそのまま左手へ登っていきます!
さっきの林道より若干ゆるやかな林道を登っていくと、視界がパッと明るくなります!
向かい側にみえる尾根のその奥に京大坂道が通っています!
で、その尾根の先に鉄塔が並ぶピークがあります!
その山腹を苅萱堂跡からトラバースして神谷辻で京大坂道と合流します!
〈7:28〉林道の終点に到着!林道終点には廃屋の建物があります!
その建物が苅萱堂跡です!
苅萱堂跡の前にはベンチが並ぶ広場があり、その奥へ続くのが槙尾道!
ここから地道区間に入るので、その前にベンチで休憩しました!!
おにぎりを1つ食べてカロリー補給!!
HP回復して、槙尾道の核心部を進んでいきましょう!!
神谷辻で京大坂道と合流するまでの地道区間は、山腹を進む道となります!
時折、道幅が狭い箇所があったり、
谷筋で倒木が多く荒れている場所もあります!!
ですが、全体的にはよく踏まれている印象で、往時の面影を感じるような石垣や道標が並んでいます!!
また一応登りなのですが、かなり傾斜が緩やかで急坂はほぼありませんでした♪
高野山への石道標!!残りの距離が書かれているのが有り難い!!
日に照らされるスギ林!!今日はしっかり花粉症のお薬飲んできた!!
しばらく山道を進んでいくと、道脇に長坂地蔵の祠があります!
そこから少し進むと谷あいに長坂弘法大師堂の祠!
山の中に通じる古道と祠!!いい雰囲気♪
このあたりが水源地かな?流れる水は透明度が高い清流でした!!
事前の情報収集では、”荒れている”という情報もありましたが、予想していたよりもかなり歩きやすい!
たしかに道が細めの場所もあるので、注意が必要な場面もありますが、慎重に足を置けば全く問題ない道かと思います♪
落ちた枝と落ち葉に足を取られないように注意!
この区間で一番倒木が多かった箇所!
&土砂崩れっぽい箇所!ここも道自体は崩れていませんでした!
そんなこんなでスギ林を抜けると建物があり、
竹林の風情ある道を進むと、T字路があります!左手に廃車がある。
ここで右手に折れる!
すると切通しの峠があります!
切通しを振り返って!!
こうゆう迫力のある峠道っていいよね!!
〈8:03〉切通しを抜けると、林道と合流!
ここで高野町に入り、地道区間は終了です!!
終点から道なりに進み、集落内へ入ると、
〈8:07〉道路に突き当たります!!
ここが『神谷辻』です!!
この古民家の前で、高野七口『京大坂道』と合流となります!
旧白藤小学校→四寸岩→極楽橋
〈8:12〉神谷辻から集落内に入り、少し進むと旧白藤小学校の木造校舎が見えてきます!!
白藤小学校の校舎は、現在カフェとして利用されています!
土日祝の休日に営業されているcoffee「しらふじ」さん!
校舎裏の校庭は、休憩スペースとしても利用できます!トイレもあるよ!
神谷集落から極楽橋へ向かいましょう!!
そのまま道路を道なりに進んでいく!!
ここで少し注意!!この道路は、高野山へつながっているので、そこそこ車が通ります。
道幅が狭くカーブが多い道路ですが、スピードを出される方がかなり多いので、気をつけてください!!
〈8:19〉しばらく道なりに進んでいくと交差点があります!
ここは右手に下り極楽橋へ向かうのが現在の正規ルートだと思います!以前、京大坂道を歩いた際もそちらに進みました!
ですが今回は正面へ進んで”四寸岩”を経由して極楽橋へ向かいます!
この四寸岩への道は、もともとは京大坂道の正規ルートだったのですが、現在は結構荒れてます!!
落石はもちろんですが、すぐ左上に高野山へ向かう道路があるため、不法投棄が多い…。
缶やペットボトルだけでなく、粗大ゴミまで投棄されています。
ほんとやめてほしい!!!!!
また一部にこのような足場の悪い箇所もあります。木の橋が古くなっているのか穴が空いてた!
交差点から15分ほど進むと緑の屋根が見えてきました!
〈8:33〉そこに四寸岩があります!
四寸岩とは、弘法大師空海の足跡と伝わる2つの窪みが残る岩のこと!
名前は窪みの幅が4寸(約12cm)であったことに由来します!
四寸岩からそのまま奥へと進むと、階段があります!
この階段を下れば極楽橋のすぐ近くに下れます!!
ということで、神谷集落からの交差点で右手に進んでも、この階段を往復すれば四寸岩に立ち寄れます!
荒れた山道を進むよりもこっちのほうがいいかも!
でもこの階段がめちゃめちゃ急なので、ブログ主のような高所恐怖症の方はご注意を!!
特に下りがめっちゃ怖いー((((;゚Д゚))))
階段から見える朱い橋が「極楽橋」!!
流れる川が、トロッコ道からの不動谷川です!
振り返って、降りてきた階段。
〈8:37〉ということで『不動坂』の入口に架かる極楽橋に到着です!!
京大坂道『不動坂』:いろは坂→清不動堂→花折坂→女人堂
それでは高野山への最後の難所『不動坂』を登っていきましょう!!
不動坂は2016年の追加登録で『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産として世界遺産にも登録されている区間となります!!
極楽橋から上流に見える建物が極楽橋駅です!!
今回は帰りも徒歩で下るので、ここから往復です!
『不動坂』のコースマップです!
不動坂には女人堂まで舗装路が続く「不動坂ルート」と、いろは坂・花折坂の地道を登る「不動坂旧ルート」があります!
今回は登りは旧ルートで登って、帰りは舗装路を下ります!
ということで不動坂を登っていきましょう!
ちょうど下ってきたケーブルカー(゚∀゚)!!
あと1分早かったら車両全体が見えたのに、タイミング悪く木々の隙間から!
そのケーブルの線路下のトンネルを潜って、
〈8:44〉少し登ったところで旧ルートの入口が右手に現れます!
旧ルートの前半『いろは坂』!!
名前の由来は「いろはにほへと…」の数え歌!のように九十九折のクネクネとした急登が続くことに由来します!!
ちなみに「いろは歌」は弘法大師空海さまが起源とされるそうですよー!!
クネクネ道を登っていく!!
以前の『京大坂道』の記事で、不動坂については詳しくご紹介しているので、今回は女人堂までさらっと紹介!
最初の九十九折の急登が終わると、あとは緩やかに!
すると万丈転や外不動などの史跡が並びます!
やっぱり地道区間は急坂でも足腰に優しくて歩きやすいなー!
ぼんやり歩いていると、山肌からガサガサ音が!!!
イノシシか!!!と警戒して見てみると、なんとカモシカでしたΣ(゚Д゚)!!!!!
『動物の国宝』ともいわれる特別天然記念物!!
たしか”シカ”って名前なのに、ウシ科なんだっけ?
それにしてもこんな間近で出会えるなんて、めちゃめちゃラッキー!!!!!
驚かさないようにゆーっくりと離れて写真を撮らせてもらいました♪
ラッキーな出逢いにウキウキ気分で進んでいくと、舗装路に合流!
〈9:05〉そのすぐ先に清不動堂があります!お堂の脇から再び山道へ!
不動堂からは「花折坂」という区間!いろは坂より傾斜は緩やか♪
10分たらずの短い山道を登ると、終点に並ぶ石の台!!
江戸時代後期の『紀伊名所図会』ではこの場所に参詣者が花を供えるための大きな花瓶が2基描かれています!
平成22年の調査では、記述通りに大きな華瓶が1つ発見されたんだそう!!
あとは不動坂ルート(舗装路)と合流して、
終点でバス専用道路に突き当たる!!ケーブルカーへのバス道路。
ここで左折すれば、
〈9:16〉ゴールの不動坂口女人堂に到着です!!
スタートからジャスト3時間!!
予定では11時ごろに到着予定だったので、かなーりスムーズに進んでこれました!!
女人堂は、高野山内が”女人禁制”だった時代に女性参拝者のために設けられた参籠。
不動坂口女人堂は現存する唯一の女人堂です!
ここで高野山の周囲をぐるっと通じている『女人道』とも合流です!!
高野山内を散策!!
それでは高野山内を散策していきましょう!!
真言宗の聖地”高野山”!!!
山内に「高野山」というピークはなく、高地に広がる山岳盆地一体の総称となります!
その山内は全体が総本山『金剛峯寺』の境内となります!!
山内に無数に並ぶ宿坊!!
それにしてもいい天気ですねー!!久しぶりの高野山でこの快晴!!楽しすぎる!
いつも通りまずは金剛峯寺へ!
ご本殿!!やっぱり春になって暖かくなってきたので、多くの参拝者さんで賑わっていました!!
しかも世界中から!!
続いていつものルートで壇上伽藍へ!
伽藍に建ち並ぶ数々のお堂!!
そして一際、美しく荘厳な根本大塔!!
これだけ空が青いと、いつも以上に大塔の朱色が美しく感じますね!!
壇上伽藍の正面玄関『中門』!!
金剛峯寺・壇上伽藍といういつものコースで参拝したあとは、少し足を伸ばして苅萱堂へお参りしました!!
足を伸ばした目的は、「かるかや餅」と「やきもち」!!
高野山といえばこの2つ!!
「かるかや餅」の山盛りきな粉!!口の中の水分を全部持っていく!!!
疲れた体にあまーいオヤツ!!最高!!
山内を散策して、女人堂付近にある公園で休憩しながらお餅を食べていたのですが、スマホで帰りの電車の時刻を確認してみると、ギリギリでした!!!!
急いで不動坂を下る!!下りは不動坂ルート(舗装路)を駆け足で下りました!
これを逃すと次は1時間後!!急げー!!
なんとか5分前に極楽橋駅に到着!!
槙尾道を3時間で歩いたのに、山内のお参り+不動坂で2時間(約8km)も散策してました!
トータル20kmの山行でした!!
特別列車『天空』!!南海高野線の美しい車窓からの眺めが楽しめる特別列車です!!
もちろんブログ主は普通の各駅停車で帰りました!!!乗ってみたい!!!!!!
もちろん各駅列車からの景色も最高!!
この景色はたしか上古沢駅付近の景色!対岸の山並みが町石道です!
そしてトロッコ道と高野下駅!この日歩いたルートを振り返りながら電車で帰る!!
公共交通機関を利用する山行の醍醐味ですね!
ということで約30分の電車旅を終えて九度山駅に戻ってきました!!
九度山駅の駅構内には『おむすびスタンド くど』があります!!
今回は早朝スタートでしたが、もう少し遅めならこちらで旅のお供を!!
駅から車をデポした道の駅「柿の郷くどやま」に戻ってきました!!
道の駅は、桜の名所!!お花見スポットです!!
この日はちょうど満開の桜並木が眺められました!!
紀の川と桜を眺めてお花見!!
町石道の起点である女人高野『慈尊院』も、お花見スポットとして有名!!
この日は立ち寄りませんでしたが、ちょうど1年前のキャンプの際に立ち寄りました!!
この記事で立ち寄っています↓
まとめ
ということで今回は高野参詣道『槙尾道・長坂街道』でした!
コースの前半は美しい渓谷を辿る「竜王渓遊歩道」!トロッコ道の面影が残り、レンガ造りの橋台や高野下駅のレトロな雰囲気♪
槙尾道を進めば、信仰の道としての情緒も体感することができ、全体を通して変化の楽しいコースでした!!
注意点としては、苅萱堂跡からの地道区間の一部に道の狭い箇所や倒木が多かったので、特に雨や雪などの条件が悪い日の山行では、慎重な行動が必要だと思います!
ですが全体的にトレースもしっかりしており、道標も豊富なため道迷いの心配はないと思います!
歴史ある参詣道を辿って久しぶりに訪れた高野山!古道ハイキングの楽しさを再確認できた1日でした♪
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