ダイヤモンドトレール③紀見峠駅→岩湧山→施福寺を日帰り縦走!

登山・トレッキング

2019年8月下旬に関西を代表するロングトレイルダイヤモンドトレール」の紀見峠駅~施福寺(槇尾寺)の区間を日帰り縦走してきました!

ブログ主はダイトレを日帰り3回で踏破できるように計画したのですが、3月頃に日帰り2回に渡って、屯鶴峯~水越峠、水越峠~紀見峠駅の区間を歩いて以降、少し期間が空いてしまいました。

今回はダイトレ縦走の第3弾!ダイトレ完踏編です!ダイトレの残りの区間をのんびり歩いてきました♪

ダイヤモンドトレールについてまとめました!

スポンサーリンク

今回のダイトレ縦走プラン!

紀見峠駅→岩湧山→施福寺(槇尾寺)を日帰り縦走!

今回はダイヤモンドトレールの紀見峠(駅)~施福寺までの道のりを日帰りで歩いてきました!今回の行程は屯鶴峯をスタート地点とした場合、標準的な2泊3日の行程の3日目に歩くことが多い区間です。

  • 紀見峠駅→3合目→岩湧山→滝畑→施福寺(槇尾寺)→バス停

本来なら紀見峠からダイトレに復帰するべきなのですが、今回は少しズルをして紀見峠駅から岩湧山の3合目でダイトレに合流します!

ダイトレ 紀見峠→施福寺

 

距離:約13km

標準コースタイム:約6時間 ※食事、休憩時間含まず

最高点:岩湧山 897m

トイレ:紀見峠、岩湧山、滝畑、施福寺

その他:岩湧山(関西百名山)、施福寺(西国三十三所第4番札所

山行データ!

今回のプラン!

  1. ダイトレに合流:紀見峠駅(6:28)→三合目(7:26)
  2. 三合目→根古峰(7:40)→岩湧山(8:48)→滝畑(10:07)
  3. 滝畑→ボテ峠(10:40)→施福寺(11:21)
  4. 施福寺→バス停(11:52)
山行データ!

 

行動時間:5時間24分

歩行距離:14.8km

高低差:655m

ダイヤモンドトレール縦走!紀見峠駅~施福寺

まずはダイトレに合流!紀見峠駅→三合目

〈6:28〉電車に乗って南海高野線”紀見峠駅”に到着しました!

日帰り3回で踏破することを計画して、前回のダイトレ縦走ではここまで歩いたのですが、気づけば5ヶ月も放置してました^^;

それではダイトレ縦走を再開!本当は紀見峠からダイトレに合流するべきなのですが、ちょっとだけズルをして岩湧山の三合目で合流します。

駅前の道を”岩湧山”の道標に従って進みます。

踏切を渡って、

ここの分岐を右に進みます。

茅葺屋根の建物の所で三石山へ続く分岐がありますが、ここは真っ直ぐ!南海高野線の線路沿いに進んでいきます。

三石山経由でも岩湧山へ登れるみたいなので、そのうち歩いてみようかな。

立派なアサガオ。きれい(*´∀`*)

線路を横目にしばらく進んだ所で、根古川沿いに林道に突き当たります。ここからは林道歩き。

沢沿いの林道をしばらく登っていきます。

なんか眩しいな~と振り返って見ると、日差しが林道に差し込んでちょっと幻想的♪

林道を30分ほど進んで、ここを右へ。

鉄塔のフェンス沿いに急な林道を登ってきます。

急な林道を進み、舗装路が砂利道に変わると、

左手に山道が現れます。

ここから3合目でダイトレの縦走路に合流するまでは、階段が続きます。

ひたすら階段を登っていくと、

〈7:26〉岩湧山三合目に到着!ここでダイヤモンドトレールに復帰!稜線に出るまで少し急でした。

お盆休みを過ぎたあたりから関西地方は気温が徐々に下がり始め、この日も予報では30℃以下でした。3合目に到着した時間帯では体感で20℃前後。少しひんやりして湿度低めなので、夏のダイトレで心配していた”蒸し暑さ”は大丈夫みたいです♪

今年は7月の末頃まで梅雨で雨が続いたし、暑いな~と感じる夏は本当に短かった…。

三合目→岩湧山→滝畑

3合目にあったベンチで少し休憩してから、行動再開!休憩している間にトレランのおじさんが颯爽と駆け抜けていきました。ダイトレは道が広く、よく整備されているので関西では絶好のトレランスポットです!

この日初めてのダイトレの石柱。

3合目から少し進むと、根古峰の三角点へと向かう脇道があるので、少し寄り道♪

5分ほどで草木に覆われた根古峰のピーク。

〈7:40〉三角点から一旦戻って、すぐ先の道脇に”根古峰”のダイトレ石碑。ここから岩湧山は2.8km!

根古峰から林道のように広いダイトレ縦走路を歩いていると、左手から三石山からのコースが合流。

さらにその先で複数のルートが合流する分岐点があります!

ここは”阿弥陀山前分岐”という場所みたいですね。ここからは南葛城山方面へ抜けられるみたい!

分岐の先にある”錦明水”という水場。この日は気温が低めなので湧き水も冷たくて美味しい!マグカップに少しコケが生えていたけど、洗えば問題なし!

五ツ辻では南側の麓へ下り滝畑まで続く林道との分岐があります。

そのすぐ先で岩湧寺からの”いわわきの道”が合流。岩湧寺からの登山ルートが合流し始めると山頂まではあと少し。

ちょうどベンチがあったので少し休憩♪

『天見駅・岩湧の森』から”いわわきの道”

岩湧山に登山!天見駅・岩湧の森から『葛城修験』の経塚を巡って周回!
2023年8月下旬、今回は『岩湧山』へ登ってきました! 岩湧山は大阪府河内長野市にある標高897mの...

ベンチに座って行動食でエネルギー補給♪

行動再開!ここまではほぼ平坦なコースでしたが、ここから少し急な登りになります。

なんだろうあの建物…。

なるほど!展望台跡なんや~。建物の中にはテーブルのようなものがチラっと見えたので、今も休憩小屋として利用されているのかも。

ダイトレの象徴!!長い丸太の階段!!

登りきったところ(東峰)で岩湧寺からの”きゅうざかの道”が合流!

きゅうざかの道は以前、岩湧山を単体で登った時に下山路に利用しました!

階段を登った分、いっきに下ります。

下ったところにはきれいなおトイレ♪

トイレからは岩湧山の特徴でもある視界の開けた稜線歩きです♪階段は急だけど…。

この日初めての展望ポイント!やや雲が広がっているけど、青空も見えるので天気は大丈夫そうですね!何より風が気持ちいいー(*´∀`*)

湿度低めのカラッとした風が抜けるので、夏っぽさは感じず、今年の秋の到来は例年よりも早くなるかもですね。

〈8:48〉ということで岩湧山に到着!三角点にタッチ!!

岩湧山のダイトレ石碑!ゲットだぜ!!

若干、霞がかっていて遠くまではっきりは眺められませんでしたが、岩湧山の展望は本当に開放感があります♪

オレンジ色で存在感があるお花。おそらく”ユリ”かな?山頂周辺にいっぱい咲いていました!

岩湧山の三角点は道の脇にあるので休憩できるスペースはありませんが、すぐ隣のピークが岩湧山の休憩ポイントになっています!

まだ9時前ですが、すでに10名ほど休憩されていました!

大阪側の景色。運が良ければ大阪湾から対岸に六甲山まできれいに眺望できるポイントです!

金剛山側は雲が覆っていました。うっすらシルエットが見えるだけ。

ここで休憩しようかと思っていましたが、団体さんも含めて続々と多くの人が登ってくるので、ここはお譲りして少し進みます。

槇尾山(施福寺)方面へと続く稜線。このあたりは秋には一面ススキの原が広がります。

南側には南葛城山方面の山並み。道脇にベンチがあったので休憩することにしました。

ちょっと小腹が空いてきたのでパン♪最近山ではあんこ系のパンばっかり。

これから向かう槇尾山方面を眺めながらしばらくゆっくり休憩しました!

ザックを背負い直して行動再開!稜線を下っていく!岩湧山山頂から登山口の滝畑までは約4kmほどの道のりです。

下り始めは急ですが、そこからしばらくはなだらかな登山道です。

鉄塔の真下を通過。

やらずにはいられない真下からの一枚。

樹林帯をつづら折りに下って、

滝畑目指してぐんぐん進んでいく。

下山途中の水場。ここの水場もつめたーい湧き水でした♪

林道を横断。ここを下ると、

〈10:07〉岩湧山の登山口”滝畑”に到着です!登山口にはトイレがあります。

登山口に到着すると、炭火でお肉を焼くいい匂いが漂っていました(;´Д`)

ダイトレのゴール地点である槇尾山の”施福寺”までは残り3.8km!今回の行程の残り約1/3ほどの距離です!

滝畑→ボテ峠→施福寺(槇尾寺)

滝畑から施福寺へ続くダイトレのコースは、まず新関屋橋を渡ります!

滝畑周辺の河原は人気のバーベキュースポット!BBQエリアに入場するためたくさんの車が順番待ちをしていました!

新関屋橋上から河原を見ると、川遊びに来られている方々で賑わっていました。焼肉食べたいー!ビール飲みたいー!

川で泳いでいる人もたくさんいますが、道路沿いの気温計では25℃と8月にしては少し低め。川辺で過ごすにはもってこいの過ごしやすい気候ですが、泳ぐのは少し寒いかもしれない。

楽しそうにはしゃぐ声を聴きながら、施福寺への登山口に向かいます。

実はこの日は夕方から友人と呑みに行く約束をしているので、ゴール地点まで友人が拾いに来てくれるのですが、このペースだと予定より2時間以上も早くゴールしてしまう。

ということで友人に電話!

ブログ主「もしもし!ごめん!あと2時間ぐらいでゴールしそうやわ!」

友人「OK!迎えに行くから、昼飯奢ってや」

ブログ主「了解!ラーメンでええか?」

友人「おう!んじゃ、気つけてな~」

ブログ主「ほーい!ナマステ~」

友人「ナマステ~」

帰りの算段も付いたので、施福寺に向かいます!標識に従いここを登って、

この階段が登山口。

民家の小道を抜ければ登山道に合流します!

登り始めは、竹林の中の急登。

少し登れば、樹林帯のなだらかな登山道になります。

途中にきれいな滝。それにしても沢沿いは涼しい♪

ちょっとした崩落箇所。少し注意ですが、崩落しているおかげで、

岩湧山の山頂が見えました!

山腹をしばらく進んだところにはベンチ。

〈10:40〉ここがボテ峠です!

ボテ峠からは一旦沢沿いまで下ります。

渡渉箇所。対岸にはお地蔵さん。このコースは施福寺への参道でもあります。

沢沿いから少し登ったところは番屋峠。

番屋峠からも一旦下りです。

コケに覆われた石垣が見えてきたら、

”追分け”といわれる沢沿いの林道との交差点。

施福寺には橋を渡ります。

参道らしい石垣を横目にここから施福寺までは階段の登りが続きます!

道の脇にお墓?があります。その向こう側には、

槇尾山の特徴でもある荒々しい岩壁が!槇尾山周辺の岩壁といえば、関西有数のクライミングスポットだったのですが、事故が相次ぎ現在はクライミング禁止になっています。

また、少し複雑な経緯があるのですが、槇尾山の山頂と展望スポット”蔵岩”へも立ち入り禁止となっています!

参道の雰囲気がいい♪石垣がたくさんあるってことは、もともとは建物が立ち並んでいたのかな?

山頂方面・南側のルートと施福寺の分岐。施福寺へは右へ進みます。

山頂、蔵岩への立ち入り禁止の看板。

立ち入り禁止の看板が短い間隔で並んでいますが、おそらく設置場所には山頂につながるルートがもともとあったようです。

施福寺手前に少し滑りやすそうな箇所。といっても落ちても高さはありません。

お!施福寺が見えたー(゚∀゚)

〈11:21〉槇尾山(施福寺)のダイトレ起点石ゲットだぜ!!

屯鶴峯からここ施福寺までつながる45kmのダイヤモンドトレールを踏破しました!!紀見峠~三合目までズルしたけど…。

施福寺→駐車場(バス停)

西国三十三所の第4礼所である”施福寺(槇尾寺)”

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ、さいこくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

出典:Wikipedia「西国三十三所」

西国三十三所といえば、以前訪れた熊野三山の一つ”熊野那智大社”にある「青岸渡寺」が第1礼所です!

また高取山ハイクの時に立ち寄った”壺阪寺(南法華寺)”も第6礼所に名を連ねます。

施福寺に参拝した後、境内のベンチでゆっくり休憩!

施福寺に境内には人気者の副住職の猫ちゃんがいます。ブログ主も写真を取ったり、触ったりしたかったのですが、たくさんの参拝客に囲まれていて近づけませんでしたorz

ベンチから羨ましそうに眺めていました。

施福寺からは東側の展望が開けています!この日は少しくもり気味でイマイチでしたが、天候に恵まれれば、岩湧山から金剛山まで、いままで歩いたダイヤモンドトレールの稜線が一望できます!

それでは施福寺を後に下山しましょう!ここからバス停までは、かなり長い石階段の参道を下っていきます。

西国三十三所の中でも施福寺は特に難所としても知られています。

参道脇には弘法大師空海さまの縁の”弘法大師御剃髪所跡”がありました。髪を切った場所かな?散髪屋さん?

施福寺の山門。ここから境内まで1km近く階段を登るのに、老若男女問わずたくさんの参拝客とすれ違いました。

そして参道を降りてきました。

槇尾山観光センター。お土産がいっぱい並べられていました。店内にはテーブルが並べられているので休憩所でもあるのかな?それともレストラン?

冷えたコーラを買いました!プシュ!ウマー(о´∀`о)

〈11:52〉槇尾山観光センターの前のバス停!今回の山旅はここでゴールです!!

バス停横の駐車場で友人を待つこと10分!時間通りに友人は迎えに来てくれました♪

トイレで服を着替え、ラーメンを食べに行き、食後はスーパー銭湯へ。夕方頃から居酒屋を2件はしごする、なかなかハードな1日でしたが充実した楽しい1日でした♪

まとめ

ということで、5ヶ月間も放置していたダイヤモンドトレールの完踏編でした!

今回の紀見峠(駅)~岩湧山~施福寺への道のりも、ここまでの区間と同じく、非常によく整備されていて、道迷いの心配や危険箇所のない歩きやすいトレイルでした!

夏は少し暑すぎることも多いトレイルですが、初心者から挑戦できる関西屈指のロングコース!樹林帯歩きが多いけど、展望ポイントもしっかりある魅力あるトレイルだと思います!

タイトルとURLをコピーしました