『伊勢街道(参宮街道)』を歩いてお伊勢参り!⑤松阪駅・松坂宿→櫛田宿→斎宮駅・斎宮跡

登山・トレッキング

2026年10月下旬、今回はお伊勢参りのメインルート「伊勢街道」に挑戦です!

この記事はそのパート⑤となります!

前回は、月本追分・六軒追分で他の主要街道と合流しながら、格子戸が美しい六軒茶屋の街並みを散策し、伊勢商人の拠点となった宿場町・松坂宿まで進みました!

パート⑤では「松阪駅・松坂宿→櫛田宿→斎宮跡・斎宮駅」までの区間を進みます!

前回は天候が崩れてしまい松坂宿を散策できなかったので、今回まずは松坂城を含めて宿場町を巡る!その後は斎宮跡を目指して東にどんどん進んでいきます!

パート①「四日市駅→神戸宿・鈴鹿市駅」はこちら↓

『伊勢街道(参宮街道)』を歩いてお伊勢参り!①四日市駅→日永の追分→神戸宿(鈴鹿市駅・鈴鹿駅)
2026年10月中旬、今回はお伊勢参りのメインルート「伊勢街道」を歩いてきました!お伊勢参りの本線で…

前回の「高茶屋駅→六軒茶屋→松坂宿・松坂駅」はこちら↓

『伊勢街道(参宮街道)』を歩いてお伊勢参り!④南が丘駅・高茶屋駅→六軒茶屋→松坂宿・松阪駅
2026年10月中旬、今回はお伊勢参りのメインルート「伊勢街道」に挑戦です!この記事はそのパート④と…

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第5回は「松阪駅・松坂宿→櫛田宿→斎宮跡・斎宮駅」へ!

伊勢街道パート⑤では「松阪駅・松坂宿→櫛田宿→斎宮駅・斎宮跡」の区間を進みます!

松阪駅をスタート!まずは前回立ち寄れなかった松坂宿のスポット巡り♪伊勢商人の屋敷跡から松坂城跡や御城番屋敷を散策します!

駅前にある日野追分で伊勢街道に復帰!ここから東へ進んでいきます!櫛田川が近づくと、宿場町・櫛田宿があります!

櫛田川を渡ると、祓川という伊勢神宮の神域の入口である小さな川があり、そのまま通りを進めば斎宮駅に到着!駅前に広がる斎宮跡を散策します!

この区間の総距離は約13.1km!※松坂宿の散策含む

標準コースタイムは約4時間です!

【今回のプラン】

  1. 松坂宿:松阪駅(5:52)→松坂城・御城番屋敷(6:18)→日野追分(6:36)
  2. 神戸神社(6:54)→徳和駅(7:14)→櫛田宿・櫛田川(7:53)
  3. 祓川(8:13)→斎宮駅・斎宮跡(8:32)
歩行データ!
  • 天候:晴れ♪
  • 距離:13.1km
  • 活動時間:2:40

近鉄「てくてくマップ」ではこの区間のスタート地点を「松ヶ崎駅」に設定しています。

前回同様、駐車場の関係で、この記事では「松阪駅」を起点としました!

駐車場とアクセス

スタート&ゴールにそれぞれ駐車場あり!

この区間では、スタート&ゴールのそれぞれの駅近くに駐車場があります!

  • 松阪駅:コインパーキング多数/相場400円~600円ぐらい
  • 斎宮駅:斎宮跡に無料駐車場あり

①松阪駅前にコインパーキング多数あり!

スタート地点の松阪駅前にはコインパーキングが多数あります!

Googleマップで「駐車場」と検索しただけでも、これだけの駐車場がありました!

松阪駅は近鉄&JRの複合駅なので、どちらの路線を利用する場合も拠点にしやすいと思います!駅前駐車場を利用してもパーク&ライドがおすすめです!

②斎宮跡に駐車場あり「いつき茶屋・斎宮歴史博物館など」

斎宮駅前に広がる「斎宮跡」にも駐車場が複数あります!

伊勢街道を歩く場合は「歴史体験館・いつき茶屋(約30台)」の駐車場が利用しやすいと思います!ですがキャパはそれほど広くはないので、イベントなどで混雑する場合もあります。

その場合は、少し駅から離れてしまいますが「斎宮歴史博物館」の大型駐車場(約200台)がおすすめ!

どちらも24時間利用でき、無料で開放されています!

【斎宮跡の駐車場】

アクセス

〈マイカーの場合〉:松阪駅

  • 伊勢自動車道「松阪IC」から約20分
  • 紀勢自動車道「勢和多気IC」から約30分

〈公共交通機関の場合〉:近鉄線

  • 四日市駅→松阪駅:1000円
  • 津駅→松阪駅:490円
  • 伊勢市駅→松阪駅:490円
  • 斎宮駅→松阪駅:300円

伊勢街道を歩く!松坂宿→櫛田宿→斎宮跡・斎宮駅

まずは松坂宿を散策!松坂城跡・御城番屋敷

〈5:52〉早朝の松阪駅!!

まだ薄暗いですが、この日はそのままゴールの伊勢神宮まで歩くので、少し早めに現地に到着しました!

それでは伊勢街道の最終日スタートです!

駅前の通りを真っ直ぐ進むと、伊勢街道との「日野町」交差点があります!

この交差点には和歌山街道との合流点である日野追分の石道標があります!ここでコースに復帰!

ですが、前回は雨が降ってしまったので、松坂宿の散策がほぼできずにそのままゴールしました。

ということで、まずは松阪駅周辺を散策しましょう♪

このメインストリートは、そのまま当時の松坂宿の中心であった通り!

よいほモールと呼ばれる通りには、このような往時の姿を感じさせる跡地の石碑が並んでいます!

松坂宿の散策ですが、前回に三井家発祥の地や小津家邸宅などは少し立ち寄っているので、今回は長谷川邸などが建ち並ぶ魚町通りから、松坂城跡へと進み、御城番屋敷を周って、先程の日野追分に戻ってくるプランで散策しました!

ということで松坂城跡へ向かう大手通り!

伊勢街道の一つ西側の通りに入ると、

美しい旧家が建ち並ぶ魚町通りがあります!

この通りには「旧長谷川治郎兵衛家」があります!

長谷川治郎兵衛氏は、前回立ち寄った、三井高利氏・小津清左衛門とならび、伊勢商人(松坂商人)の御三家の1人!!

長谷川治郎兵衛&小津清左衛門は、当主代々が襲名する名前です!

長谷川家は松坂を拠点に、いち早く江戸で複数の木綿店などを構え、莫大な財を成した屈指の豪商!!

さらに長谷川家の向かいには「本居宣長旧宅跡地」、隣には旧小泉家住宅主屋「見庵」と美しい旧家の邸宅が並びます!

本居宣長は江戸時代中期に活躍した、近世日本を代表する国学者&医師です!御三家・小津家の次男として生まれ、後に独立し本居姓を名乗りました!

その本居宣長が12歳~72歳までの生涯を過ごしたのがここ!ここで医者をしながら、日本の古典を研究し「古事記伝」や「源氏物語玉の小櫛」などを完成させました!

お向かいにある小泉家は、本居宣長と親交が深く、紀州藩御目見医師である小泉見庵を輩出した名家です!!

歴史的な偉人・実業家たちがみんなご近所さんって凄いですよねー!!

〈6:18〉魚町通りから追手通りに戻り進んでいくと、目の前に現れる迫力満点の石垣!!

では松坂城を散策していきましょう!

松坂城はかなり広大な城跡!とりあえず本丸へと向かいましょう!

それにしても凄い立派な石垣ですねー!!

松坂城は1588年に戦国きっての智将として知られる「蒲生氏郷」によって築かれた平山城!!織田信長や豊臣秀吉に才能を認められた名武将ですね!

その後、城主は変わっていきますが、江戸時代には紀州徳川家の領地となり、城代が置かれて統治されました!

現代ではお城の建物自体は残されていませんが、この圧倒的な総石垣が当時のまま残されています!

歴史ファンや城マニアからも大人気のお城で、国の史跡や「日本100名城」にも選定されています!!

入口から登った先にある月見櫓!

ここから眺める朝焼けの松阪市の街並みがとっても美しかったです!!

本丸へと進んでいきましょう!

天守跡から眺める本丸広場!

地元の方々が朝の散歩に訪れるスポットでもあるらしく、本丸や二ノ丸の広場では早朝から賑やかで楽しそうな声が聴こえてきました!

本居宣長の旧宅「鈴屋」!

先ほど、魚町通りの跡地にあった旧宅がここに移設されています!

というのも明治時代の1893年に街の中心部で「明治の松坂大火」という非常に大きな火事があり、本居宣長の子孫や近隣の方々から、このままではいつか宣長の貴重な家も焼失してしまうかもしれない、という強い危機感を抱きます。

そこで本居宣長を慕う人々によって保存会が結成され、1909年に安全な松坂城内に建物が丸ごと移築されました!

二ノ丸広場からの眺め!!この足元に広がる御城番屋敷の美しさよ!!

松坂城を後に、御城番屋敷へ!

御城番屋敷は、そのまま松坂城の警護をする紀州藩の「松坂御城番」とその家族が暮らすために建てられた武家長屋です!!

じつは当時の藩士の子孫の方々が、現在も実際にここで住まわれているという、全国的にも珍しい貴重な場所!

国の重要文化財にも指定されています!

一般公開されている屋敷もあるよ!!

御城番屋敷から眺める松坂城!!

それにしても最終日に天候に恵まれてよかったー!この美しい城・お屋敷を散策しながら伊勢神宮を目指せるってとっても贅沢ですよね♪

その後は、原田二郎旧宅にも立ち寄り、

〈6:36〉日野追分がある交差点に戻ってきましたー!

さすが伊勢街道内でも特に栄えた松坂宿!!見どころいっぱいですね!!

日野追分→神戸神社→櫛田宿

では、伊勢街道の終盤戦スタートです!!

日野追分から駅前の通りをそのまま進んでいきます!ここまでの伊勢街道はずーーっと四日市から南下してきましたが、この松坂宿からは東へと進み伊勢神宮を目指します!

通りを突き当りまで進んで右折!

次第に道が狭くなってきて、旧道へと入っていきます!

ここからは伊勢神宮手前の筋向橋までほぼこの旧道の1本道となります!

途中の川を渡る場面で橋へ迂回したり、宿場町での路地はありますが、松坂宿以降は道がかなり単純明快なので、どんどん進んでいきましょう!

〈6:54〉旧道に入ってしばらく進むと、左手にこんもりとした社叢が見えてきます!ここが神戸神社です!

神戸神社の境内!

祭神は加具土命!イザナミとイザナギの子供!

境内には内宮の遥拝所もありました!

通りの一本道を進んでいく!このあたりで西側を見ると、

伊勢三山「伊勢の三ツ星」の山並みが見えます!

位置関係が合ってるか自信はないんですが、スズキの看板裏にあるキレイな富士型の山が堀坂山で、その左奥の鉄塔と被ってる尖った山が局ヶ岳だと思う。

ということはその間にあるのが白猪山かな?

以前の熊野古道「伊勢路」で立ち寄った、田丸城跡からはこの三山がきれいに並ぶ姿が眺められたのを憶えています!

古くから伊勢湾を操業する漁師さんたちは、海上から三山の位置関係で船の現在位置を確かめていたそうです!

伊勢三山↓

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田丸城跡↓

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〈7:14〉山並みを眺めながら進んでいくと、徳和駅の駅前で踏切を通過!

常夜燈などが並ぶ通りを進みます!

すると国道42号と交差!

国道42号といえば、紀伊半島の海岸沿いに通っている国道!熊野古道に挑戦中はよく歩いた国道です!伊勢路もずっと新宮まで並走してて、めっちゃ景色がよい国道なんですよねー!

なんか42号と交差ってことで、いよいよ伊勢街道もゴールが近づいてきたっていう実感が湧きました!

国道を横断して旧道を進むと、このあたりから美しい格子戸がある旧家がみられるようになります。

すると道脇に外宮までの残り距離を示す一里塚があります!

外宮まであと4里!!1里=約4kmなので、いよいよ終盤戦ですね!

旧家が増えてくると、おもん茶屋跡があります!

ここはかつてお伊勢参りがブームの江戸時代に、名物の「へんば餅」を振る舞っていた茶屋があった場所!

このあと、次回の最終回で、へんば餅の「へんばや商店」さんの本店に立ち寄るので、お楽しみにー!!

で、その「おもん茶屋」あたりからが櫛田宿!!

この櫛田宿は主要宿場町ではありませんが、松坂宿と、伊勢街道最後の宿場・小俣宿のちょうど「間の宿」として賑わった場所です!

この後の、櫛田川の渡し場までの区間が櫛田宿となります!

民家の軒先に、というか玄関に櫛田橋の欄干が残されていてビックリ!!

通りは一旦、県道37号「鳥羽松坂線」と交差!そのまま正面へ横断歩道を渡ります。

この県道37号は伊勢神宮周辺のメインストリートです!ここからほぼ並走しながら伊勢神宮まで進みます。

交差点から旧道を進む!甘味処の「對島屋」さんがあります。

その先の櫛田川に接するクランクに石道標!!

「右 けかうみち」「左 さんくうみち」と書かれています。

「さんくうみち」はそのまま参宮道のこと。「けかうみち」は下向道のことで”伊勢神宮から帰る道”という意味になります!

帰る道を示す石道標は非常に珍しい!!

なおも宿場のクランクを道なりに進むと、

櫛田川への出口!ここには里程標と、

「櫛田の渡し」の解説板があります!

〈7:53〉その櫛田川を渡りましょう!かつては渡し場から船で渡りましたが、現代は県道37号の橋へ迂回します!

祓川→斎宮駅・斎宮跡

櫛田川をわたったら左へ折れて、

川沿いから右手の旧道へ復帰します!

あとは斎宮駅まで一本道!

並走する近鉄線を眺めながら進んでいきます!

〈8:13〉しばらく進むと祓川に架かる橋があります。

その手前の喫茶店がある交差点で左へ進むと漕代駅があります。

祓川!!

この祓川は伊勢街道の重要な場所で、ここから斎宮や伊勢神宮の神域となるため、この場で「お祓い」をして渡ったとされています!

祓川を渡るとすぐに外宮まであと3里の一里塚があります!

このまま斎宮駅までは旧道を進んでいくのですが、田んぼの真ん中に線路を潜る道があります!

この道は、斎宮跡に繋がっていて、

ここにあるマップを確認すると、

このような順路で、斎宮跡を巡ることができます!

今回はそのまま伊勢街道を進みましたが、斎宮駅まで特に見どころとかはなかったので、こっちに進むほうが楽しいかもです!!

特に斎宮歴史博物館に立ち寄るならこっちの道を進むほうが断然おすすめ!

斎宮跡内に繋がっている”古代伊勢道”を通っていけるし、見どころはこっちのほうが多いと思います!

マップの少し先にあるT字路。ここを左へ曲がると車道での博物館までの道です。

その交差点の民家の塀の中にも石道標がありました!!

ということで通りを進み「←斎宮駅」の看板で左折!

〈8:32〉とりあえず一旦、斎宮駅にゴールです!

そのまま駅の北口へ出ると、目の前に広がる斎宮跡!!

斎宮は斎王の宮殿があった場所です!

天皇が即位すると、天皇の名代として未婚の皇女が「斎王」となり、伊勢神宮に派遣されて巫女として奉仕しました!

平安時代から約660年もの間、この慣例は執り行われ、延べ60人以上もの斎王が代々いたと伝わっています!

その斎宮のミニチュアで当時の姿が再現されていました!

斎宮跡にある「歴史体験館」などで、斎宮が最も栄えた平安時代の歴史や文化、技術などを体験することができます!

「さいくう平安の杜」では、当時の正殿などを復元した建物が並んでいました!!

斎王に仕える官人たちが勤めた役所や饗宴が行われた建物!

発掘調査で発見された柱跡にそのまま復元された建物なんだそうですよ!!

ちなみに斎王の慣例は、後醍醐天皇の時代に途絶えたそうです!あの南北朝時代のゴタゴタで途絶えたのかな?

斎宮跡でしっかり休憩して、いよいよ最終回へ!!

最終回・第6回へ続く!

ということで伊勢街道パート⑤「松阪駅→櫛田宿→斎宮駅・斎宮跡」でした!

前回立ち寄れなかった松坂宿や松坂城をじっくり散策し、伊勢神宮の重要スポット”斎宮跡”にも立ち寄れる非常に見どころの多い区間でした!伊勢商人の屋敷跡や、御城番屋敷も本当に美しかったです♪

いよいよ次は伊勢街道の最終回!!長かった旅路もついに伊勢神宮へ到達です!!

では最終回パート⑥「斎宮駅→離宮院跡・小俣宿→伊勢神宮」へ続きます!!

『伊勢街道(参宮街道)』を歩いてお伊勢参り!⑥斎宮駅→小俣宿・離宮院跡→伊勢神宮 外宮・内宮
2026年10月下旬、今回はお伊勢参りのメインルート「伊勢街道」に挑戦です!この記事はそのパート⑥、…
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