高取山にハイキング!日本三大山城「高取城」へ歴史情緒あふれる山旅!

登山・トレッキング

2018年6月上旬に日本三大山城「高取城址」が見たくて高取山へハイキングに出かけました!

この時期は関西地方はすでに梅雨入り。降り続く雨でなかなか山に行くことができず、悶々とした日々を過ごしていました(´・ω・`)

梅雨に入ってしばらくして、天気予報を確認すると1日だけ天気が少し良さげな日があったので、短時間で登れて見どころが多い高取山へと向かいました!

高取山は奈良県高市郡高取町にある標高584mの山。山頂には日本三大山城の一つ「高取城址」があり、その規模は日本の山城の中でも有数の規模を誇ります!

比高(山頂と麓の高低差)が全国で最もある山城としても有名で、山城の入り口「黒門」から約390m、城下町(高取町)の中心地である「札の辻」からは約446mもの比高があります!

ハイキングコースの見どころは高取城址だけじゃなく、壺阪寺や城下町の佇まいを感じさせる高取町の街並みを楽しめる歴史情緒あふれるコースなので観光気分で楽しめる初心者にもオススメのコース!

時期としては紅葉の時期が一番人気ですね!高取城趾周辺が綺麗な紅葉で真っ赤に染まります。その他にも春はサクラもきれいなので一年を通して訪れる方が多い人気のハイキングスポットです!

奈良・飛鳥時代の歴史深い、明日香村は高取町の隣なので合わせて観光するとより楽しめるのでオススメです♪

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高取山へのハイキングコースと想定タイム!

高取山ハイキングコース!

今回は高取町を起点に登りは上子島公園、猿石を経て高取山山頂へと向かい、降りは五百羅漢遊歩道を通って壺阪寺から帰ってくるコースを歩きました!

  • 登り:高取町~上子島公園~猿石~高取山(高取城本丸)
  • 降り:高取山~五百羅漢~壺阪寺~高取町

想定タイム!

標準のコースタイムでは、

  • 登り:1時間30分
  • 降り:1時間30分

となっているので、休憩時間も含めて4時間と想定!

ハイキングコースには見どころが多いのでゆっくり歩きました♪

高取山へのアクセスと駐車場!

高取町へのアクセス!

高取町へのアクセスは京奈和自動車道「御所南I.C」から国道309号線経由で約15分!

奈良県はもちろん、和歌山、京都、大阪からもアクセスがいいですね!

公共機関を利用する場合は近鉄吉野線「壺阪山」駅からスタート!

電車を訪れる場合の最寄り駅は近鉄吉野線「壺阪山」です!

壺阪山駅から高取山山頂までは一本道で、高取城下の土佐街道を進み古い町並みを楽しみながらハイキングすることができます!

壺阪寺からは駅までバスも運行されているので帰りはバスを利用するのもオススメです!

マイカーなら「高取町観光駐車場」が便利!

マイカー利用の場合、駐車場は高取町の観光駐車場の利用が便利です!

観光用に無料で開放されている駐車場で、写真の第一観光駐車場の他にも少し離れた場所に第二観光駐車場もあるので十分な台数が利用できます!

また高取城址へは山頂付近まで直接車で向かうこともできるので、高取城址を見物するだけでも楽しめます。

壺阪寺まで車で行って山頂を目指すのもおすすめです!その場合は壺阪寺の有料駐車場を利用しましょう。

それでは高取山ハイキングの様子を紹介していきたいと思います!

高取山にハイキング

駐車場~上小島公園~猿石~高取山山頂(高取城址)

駐車場すぐにある高取町城下町の中心地「札の辻」からハイキングスタートです!

真正面にある道を進んでいきます!ここから高取城址のある高取山山頂までは一本道になっていてるので道はわかりやすいです!

帰りはこの交差点の右側からここへ帰ってくる予定。

札の辻にある「高取児童公園」です。

高取児童公園の入り口は高取城「松ノ門」を移設したものなのだとか。

札の辻から高取山方面へ向かいます。

この6月の梅雨時期は紫陽花のきれいな季節。民家の軒先にたくさんの紫陽花が咲いていました(*´∀`)

この道を渡って、ひたすら真っすぐ進みます!

高取城をCGで再現した写真が看板に紹介されていました!

これを見る限りかなりの規模がある山城だったことがわかります!

しばらく歩いて民家のある林道を登ると

水車がありました!

内部では水車の構造が紹介されていました!

上小島公園に到着!

ここから山頂までは2kmと少し。あまり距離はありませんね!

公園にある公衆トイレ。

ここからは山頂過ぎたあたりまでトイレがないので、ここで済ませてから山頂へ向かいましょう!

すこし急な林道を登ると

道が狭くなってきました。このあたりにはかつて黒門と呼ばれる高取城への入口があったそうです!

黒門跡から少し進むとハイキングコースと「宗泉寺」との分岐があります!ハイキングコースはまっすぐ山道へと進みますが、宗泉寺に寄り道してきました。

宗泉寺へは分岐から5分ほど。

このときまだ朝早い時間だったので、境内には入らず外観だけ楽しませてもらいました♪

宗泉寺から再び分岐へと戻り、高取城址へと向かいます!ここからは山道らしい舗装されていない道を歩いていきます。

すこし荒れている沢沿いのコース。間違えて左へ進まないように注意!

コースが荒れてからかなり時間が経っているのか、流木の上には踏み跡がしっかりありました。

高取城址の石碑。それにしても「高取城址」なのか「高取城趾」なのかそれとも「高取城跡」なのか正確な呼び方がわからない(´・ω・`)

この石碑には「高取城阯」という文字が使われている。

ここからはしばらく登りです!七曲りというくねくねとした階段の広い登山道をあるいていきます!

途中には休憩用のベンチもあり歩きやすいコースです(*´∀`*)

一升坂という急な上りが七曲の途中にあります!

またジグザグに登って、七曲りを過ぎると

猿石に到着です!ここまではスタートから40分ぐらい。この猿石がある場所へは明日香村方面からも登ることができ、ここから合流して山頂方面へ進むことができます!

ひょうきんなお顔の猿石。くちびるの厚さがなんかかわいい(*´ω`*)表情は笑っているようにも見えますね♪

飛鳥の「猿石」と同じ地域で掘り出されたようですね。高取城が築城されたときに運ばれてきたみたい!

飛鳥時代に作られたものなのだとか。それにしても誰が何のために作ったんだろう?

猿石を過ぎると、ここからは高取城の名残である石垣が所々に見られます。

こちらは二の門跡。

途中にある池。独特の雰囲気がある池ですね。

このあたりは飛鳥も含めて神話がたくさんある地域なので、神聖な雰囲気が漂います!

二の門跡を過ぎる「国見櫓」への分岐があります!

国見櫓はその名の通り、展望が良いスポットなので寄り道していきましょう!

分岐からは100mほどなのですぐ到着!

奈良盆地が一望できます!正面に見える山脈の2コブの山が「二上山」ですね!

この日は梅雨真っ只中の時期なのであいにくの曇り。

天気はあまり良くありませんでしたが、大阪の街並みが確認できました(*´ω`*)

大阪と奈良では建物の高さが全然違いますね!

奈良県では景観を守るため建物の建築には高さ制限があるようです。

景観を楽しんだあと、一度分岐へと戻り山頂へ。

ここからは門跡の立て看板がたくさんあります。

松の門跡です。ここにあった門が札の辻の児童公園へと移設されたみたいですね!

それにしてもたくさんの門がかつて高取城にはあったようですね!

くねくねと入り組んだ城内は敵の侵入を防ぐ目的だったんじゃないかな?高取城に攻め入るには山を登り複雑な城内を攻略しなければならなかったはずなので、かなり困難なはずです。

歴史に思いを馳せながら城内に入っていくのも楽しいですね(・∀・)

大手門に到着です!

ここはかつて三の丸があったあたりでしょうか。

本格的に城内に入ってきたって感じがしますね!

ハイキングコースのマップ。

帰りに向かう「壺阪寺」へもここからコースが続いています!

大手門の石垣。石垣を苔が緑に染め上げます!

帰りはこちらへと進んで壺阪寺へと向かいます!

明治20年頃に取り壊される直前に、この大手門から撮影した高取城当時の様子です!

当時の写真が残ってるとはすごい貴重ですね。

ここから本格的に本丸へと足を踏み入れます!

くねくねと城の石垣の中を進むと

開けた場所へと出ました。ここは二の丸があった場所。

高取城は美濃岩村城、備中松山城のならんで「日本三大山城」の一つに数えられています!

二の丸があった場所は現在は広場になっています!

太鼓櫓跡と新櫓跡です。

天気が良ければここからの展望がいいみたいですが、この日はあまり良くなかった…。

太鼓櫓の向かい側には

本丸のあるひときわ高い石垣。高取城址の一番の撮影スポットですね!

それにしても結構高さがありますね!

本丸はこの石垣の上です。

石垣の脇をグルっと回っていくと

木彫りのくまさんが道案内してくれます(*´ω`*)

結構可愛い顔してるね(*´∀`)

さあ、いよいよ本丸へ!

石垣の間を登り切ると、本丸のある高取山山頂に到着です!

スタートから1時間と少しでここまでこれました♪

本丸も緑の多いきれいな広場になっていました!

先程の石垣から下を見下ろす。結構高い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

高所恐怖症のブログ主には十分足がすくむ高さです…。

本丸からの景色。

やっぱり天気が良くないですね。こればっかりはしょうがない(´・ω・`)

高取山山頂~五百羅漢~壺阪寺

本丸でしばらくのんびり休憩したあと、一度大手門まで戻って壺阪寺を目指します!

壺阪寺中門跡を通って、

急な階段を下ります。少し濡れてて滑りやすかった。

雨の後など路面が濡れているときは注意!

降りてくると簡易トイレがあります。

ブログ主は使いませんでしたが、多分使用できるはず…。

ここで一旦、車道と合流。

ここには高取城の全体図が紹介されていて、歩いてきた城内がわかりやすい。

車道を降るとすぐに、八幡神社と壺阪寺方面へのハイキングコースの入り口があります。

八幡神社へは階段を登り、壺阪寺へはその奥の道へと入ります。

八幡神社からは再度、合流できるので八幡神社に立ち寄りました。

長い石の階段を登って

八幡神社に到着!

落ち葉が床一面に落ちていました。

狛犬さんの脇から、壺阪寺方面へのコースへと合流できます!

この下りが少し急で落ち葉があり滑りやすいので注意が必要です!

合流するとすぐに、林道とコースが合流。

壺阪寺方面へと向かいます。

林道からすぐに、またハイキングコースに入ります。

しばらく進むと

五百羅漢遊歩道との分岐です!左へ降ると壺阪寺方面へと進みますが、ここは右の五百羅漢遊歩道に入りました!

この五百羅漢遊歩道も後に再度合流するのでどちらに進んでも大丈夫ですよ!

五百羅漢遊歩道には道中にたくさんの磨崖仏(まがいぶつ)があります!

この遊歩道はアップダウンが続く崖にあるので注意して歩きましょう!

所々にフィックスロープがはられています!

それにしてもすごい数の磨崖仏です!

五百羅漢っていうぐらいだから500体ぐらいあるんでしょうか?

すごくバチあたりな考えですが、磨崖仏をみているとベビーカステラを思い浮かべてしまった^^;

五百羅漢を過ぎて、ここを降りると再度、先程の道と合流します!

合流してからはなだらかな下りを進みます。

すると

景色が開けてきて、

ハイキングコースの入り口へとたどり着きます!

ここからは車道と合流!

壺阪寺までは車道を歩いて向かいます。

この辺から高取山へと向かわれる方々何人かとすれ違いました。

車道を降っていると、壺阪寺が見えてきました!

壺阪寺参道の入り口。

参道から境内がよく見えます!

入山料(拝観料)がかかるみたいですね!

大人600円、高校生以下は100円。団体割引があるようです。

壺阪寺に到着!

山頂からは40分ほどで降りてくることができました!

壺阪寺は西国三十三所第六番札所で元興寺の弁基上人により開かれたとされています。

長谷寺とともに古くから観音霊場として栄てきました!

壺阪寺詳細

所在地:奈良県高市郡高取町壺阪 高市郡高取町壺阪3

拝観日:年中無休

拝観時間:8:30~17:00

入山料:個人 大人600円 高校生以下100円 幼児無料

※団体割引があります

駐車場:有料 普通車500円 バス2000円 バイク200円

公式HP:http://www.tsubosaka1300.or.jp/index.html

壺阪寺の駐車場は一日の料金なのでここから高取城址へと向かうのもオススメです!

壺阪寺~高取町街並み(土佐街道)

壺阪寺のバス停脇に、ハイキングコースの入り口があります!

こちらから高取町城下町の中心にある札の辻へと帰っていきます!

しばらく降ると

沢沿いに道が続いていきます!

沢沿いのなだらかな道を進むと

車道と合流!

車道を歩いて土佐街道へ向かいます。

晴れてきちゃった…。

この山から降りたら晴れる現象はなんなんだよ!笑

少しだけ青空も見えてきました!

ここからは高取の城下町を感じる街並みを見ながら戻っていきます!

歴史情緒あふれる街並み。

こういう狭い道がブログ主は大好きです!めっちゃワクワクする(*´ω`*)

町並みを楽しんでいると

札の辻に到着です!

ちょうど一周するコースでした!タイムはここまで2時間30分ほど。思っていたよりも早く回ってくることができました!

駐車場に荷物をおいて、高取城まで続く「土佐街道」をお散歩します!

土佐街道は高取の城下町の真ん中を通って高取城までの一本道になっていて、「土佐」という名前は「高取」の旧名です!

城下町の中にある観光案内所「夢創館」。こちらでは観光マップを手に入れることができます!

道の駅「城跡」。

車1台ぐらいの幅の道に、城下町らしい佇まいの町並みが残ります!

ここから壺阪山駅まではこの道を15分ほどなので高取城趾を満喫するなら電車で訪れるのが一番楽しいかもですね(*´∀`)

のんびりと土佐街道を散歩して帰路につきました~♪

まとめ

高取山までの道のりは、城下町から始まり、高取城、壺阪寺と本当に見どころの多い楽しいハイキングコースでした!

歴史情緒あふれるコースを楽しみながら歩け、よく整備されているので初心者でも道に迷う心配がなく、短時間で歩けるので日帰りで観光も楽しむことができます!

高取山までのアクセスが良く、壺坂山駅から一本道で高取山に登ることができ、駐車場も豊富なので電車、車どちらの交通手段でも訪れることができるオススメのハイキングスポットという印象でした!

梅雨のじめじめした気分を吹き飛ばしてくれる大満足の山旅になりました!

ではまた~

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